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第9章 温泉街リリーシア
第109話 強い
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「はあ、はあ、はあ、」
「どうしましたか、この程度ですか?」
まずい、実力差が出はじめてきた。
「はあ!」
「またこれですか、レパートリーが少ないですね。せや!」
「がは、」
DDTをするために首を掴んだ瞬間近くの大木に投げつけられた。一度通用した技でもすぐにカウンターされる。
パシン!
「な、」
「うーーん、鋭さはありますがスピードがいまいちですね。」
膝蹴りやラリアットのような打撃技も相手のほうが速いせいでなかなか決まらない。
「あのヒドラを倒したと言うのに意外と強くないのですね。」
「はあ、はあ、ま、まだまだこれからだよ。」
「ではもっと見せてくださいよ。」
強くは言うけど解決策がまったく思いつかない。今までなら意表をついたプロレス技が通用したけどこいつはやばい。使うほどおれが劣勢になっていく。
「ほらほらこんなもんですか?」
「く、」
パン!パン!
力をこめてパンチを繰り出すがそれでもすべていなされる。これが幹部クラス。しかも驚きつつも決して隙は逃さないし新しい技にもすぐに対策する。
かえって俺はここに来てまだ3ヶ月、しかも日本にいた頃は格闘技なんかやったことはない。ここまでこれたのもスキルのおかげがほとんど。この世界に来てからも別に訓練したわけじゃない。
「やばいな、」
「あなたから来ないなら私から行きましょうかね。」
パン!
「がは、」
「し、シンジ様!?」「キュー!」
「う、シル、アクア、危ない。早くここから離れないと。」
「なにを言ってるんですか!?私も戦います!」「キュー」
シルとアクアがフリースのほうに向かっていった。
「ほう、なかなか強そうな天使にレジェンダリースライムですか。」
シュン!
「きゃあ!」「キュー」
「これで終わりですか。意外と退屈な戦闘でしたね。仕方ない、ここ一辺を破壊しますか。」
アクア、シル!?
「や、やめろ。」
「ふふ、そうは行きません。この世界は弱肉強食、反論するには力を見せないと。」
フリースは手を高く上げ、その先から大きな魔法の塊を作り出す。まずい、
「さて、と。これでさようなら。」
パリン!!
「...これはどうゆうことで....なるほど。」
「シンジ、様?」
「まだ、終わってねー。」
俺が魔法の塊に魔法を撃ちかき消した。
「君にはまだ面白みがありそうですね。さて、まだ踊れますかね。」
「さあな、ただ今はお前を倒すことだけしか考えてない。」
「そうですか、では見せてください。」
パン!ガシ!
「がは、な、どういうことですか!?」
「まだまだだ!!」
俺はとにかく魔力をこめて走り蹴った。そしてフリースは受けきれず吹っ飛ばされた。急に力がわいて来る。
「はあ!」
「く、ここまで強くなってるなんて。」
かなり衝撃的だったようで、フリースは目を疑うような顔をしている。もう一度拳を入れると、それも受け切れずに吹っ飛ぶ。
「ふー、こんなもんか?」
「ふふ、まだまだですよー!」
フリースはさらに魔力を高め始める。俺もそれに合わせて魔力を高める。
パシン!ピシン!ヒュン!
この後の攻防はほぼ互角に近かった。攻撃のほとんどは躱すかいなすかして、受けた時でもすぐにやり返したりと明確な攻撃がなかなか出てこない。
「(ここまで魔力を上げてもまだ全然だなんて。)」
やばい、背中では冷や汗も出始めてる。これで倒せなかったらここで終わってしまう。
-----------------------------------------------
今回だいぶ短めで申し訳ありません。戦闘シーンの考案にかなり時間がかかってしまいました。次回も遅くなったりする可能性があります。本当に申し訳ありません。
「どうしましたか、この程度ですか?」
まずい、実力差が出はじめてきた。
「はあ!」
「またこれですか、レパートリーが少ないですね。せや!」
「がは、」
DDTをするために首を掴んだ瞬間近くの大木に投げつけられた。一度通用した技でもすぐにカウンターされる。
パシン!
「な、」
「うーーん、鋭さはありますがスピードがいまいちですね。」
膝蹴りやラリアットのような打撃技も相手のほうが速いせいでなかなか決まらない。
「あのヒドラを倒したと言うのに意外と強くないのですね。」
「はあ、はあ、ま、まだまだこれからだよ。」
「ではもっと見せてくださいよ。」
強くは言うけど解決策がまったく思いつかない。今までなら意表をついたプロレス技が通用したけどこいつはやばい。使うほどおれが劣勢になっていく。
「ほらほらこんなもんですか?」
「く、」
パン!パン!
力をこめてパンチを繰り出すがそれでもすべていなされる。これが幹部クラス。しかも驚きつつも決して隙は逃さないし新しい技にもすぐに対策する。
かえって俺はここに来てまだ3ヶ月、しかも日本にいた頃は格闘技なんかやったことはない。ここまでこれたのもスキルのおかげがほとんど。この世界に来てからも別に訓練したわけじゃない。
「やばいな、」
「あなたから来ないなら私から行きましょうかね。」
パン!
「がは、」
「し、シンジ様!?」「キュー!」
「う、シル、アクア、危ない。早くここから離れないと。」
「なにを言ってるんですか!?私も戦います!」「キュー」
シルとアクアがフリースのほうに向かっていった。
「ほう、なかなか強そうな天使にレジェンダリースライムですか。」
シュン!
「きゃあ!」「キュー」
「これで終わりですか。意外と退屈な戦闘でしたね。仕方ない、ここ一辺を破壊しますか。」
アクア、シル!?
「や、やめろ。」
「ふふ、そうは行きません。この世界は弱肉強食、反論するには力を見せないと。」
フリースは手を高く上げ、その先から大きな魔法の塊を作り出す。まずい、
「さて、と。これでさようなら。」
パリン!!
「...これはどうゆうことで....なるほど。」
「シンジ、様?」
「まだ、終わってねー。」
俺が魔法の塊に魔法を撃ちかき消した。
「君にはまだ面白みがありそうですね。さて、まだ踊れますかね。」
「さあな、ただ今はお前を倒すことだけしか考えてない。」
「そうですか、では見せてください。」
パン!ガシ!
「がは、な、どういうことですか!?」
「まだまだだ!!」
俺はとにかく魔力をこめて走り蹴った。そしてフリースは受けきれず吹っ飛ばされた。急に力がわいて来る。
「はあ!」
「く、ここまで強くなってるなんて。」
かなり衝撃的だったようで、フリースは目を疑うような顔をしている。もう一度拳を入れると、それも受け切れずに吹っ飛ぶ。
「ふー、こんなもんか?」
「ふふ、まだまだですよー!」
フリースはさらに魔力を高め始める。俺もそれに合わせて魔力を高める。
パシン!ピシン!ヒュン!
この後の攻防はほぼ互角に近かった。攻撃のほとんどは躱すかいなすかして、受けた時でもすぐにやり返したりと明確な攻撃がなかなか出てこない。
「(ここまで魔力を上げてもまだ全然だなんて。)」
やばい、背中では冷や汗も出始めてる。これで倒せなかったらここで終わってしまう。
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今回だいぶ短めで申し訳ありません。戦闘シーンの考案にかなり時間がかかってしまいました。次回も遅くなったりする可能性があります。本当に申し訳ありません。
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