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第9章 温泉街リリーシア
第105話 楽しく進む一行と醜い男
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カーーンカーーン!
「まもなくー緊急クエストが開始されます!参加予定の冒険者は門まで速やかに移動してクエストに移行してください!」
「それじゃあ行くか。」
ヨーグさんの声にパーティーメンバー全員が頷き、目的地に向かう。昨日行った森が今回の目的地だ。
「昨日のヒドラと何か関係があるんですかね。」
「まあ、可能性としてはあるかもな。」
モンスターの大量出現の理由は2つある。
1つは魔力が高まり過ぎてダンジョンに似た現象が起きて大量に出現する。
もう1つは普段は現れることのない強大なモンスターが縄張りを支配して弱いモンスターを追い出したのちに何かの理由にそのモンスターがいなくなり追い出されたモンスターが戻ってくるため。この2つが主な理由らしい。
今回はこの2つ目に該当すると踏んでいる。それだけヒドラが強かったということだ。これに関しては俺たちしかわからないけど。(他の冒険者はヒドラの出現を知らない。)
「お、早速モンスターのお出ましだな。」
「ここは一度スライムたちに任せてもらってもいいですか?」
恐らく戦闘能力に関しては未知数に思ってるだろう。特に異議も出なかったしアクアたちに任せてみる。
「キュー」『ミニちゃん達で陣営組んで頑張って倒してね。』
レッドサーペントが20体ほどの群れだ。アクアが気楽な感じで腕を揺らすが、ミニスライム達はやる気に満ち溢れてる。
ぴよーん、プニン、ビュッ!
うん、そんな可愛らしい効果音が鳴るけどそんな効果音が鳴る光景じゃない。ぴょーんと砲弾並みのスピードと威力でぶつかり、プニンと乗ると一気に燃え上がりレッドサーペントが燃え尽きる。ビュッ!と溶解液が水鉄砲のように飛ばされるが当たると瞬時に煙を上げレッドサーペントを溶かし始める。
「うそ、だろ。」
「1匹あたりレッドサーペントが1体でも余裕なんて。しかも無傷。」
「さらに言えばこれでも小型版、元のスライムはこれ以上、ていうことなのか。」
ほほう、なにやらうちのスライムのことを噂しているようですな。そうそう、癒し要因であると同時に戦闘員な訳ですよ全員が。それはスライムだけにとどまらない。
「ルー、そっちに2体いる。風魔法で上にあげて。」
「ピイー!」
「ギシャーー!」
別の組のレッドサーペントがいたが、すぐにシルに見つかりルーと倒してた。まだ弓が無いため戦闘は指揮や魔法を使っていたが、ルーの成長のためあまり表には出てなかった。
そして戦闘が終わったのかミニスライム達がぴょんぴょんと跳ねて戻ってきて『頑張りました!』と言いたげに腕を揺らし始める。
~~~~~~~~
「さてと、ここかなー。」
シンジ達が微笑ましい空間を作る中、森の一部では不穏な空気が流れていた。
「本当にやるのか、ブート。」
「当たり前だろ。あの新人に恥をかかされちまったからな。」
ブート達だった。彼らもまた緊急クエストで森に来ていたが、少し違う理由の元動いていた。
「リョーキ、奴らはこのルートに入ってるんだな?」
「ああ、ここから3km離れたところにいるが恐らくここを通ることになる。」
「そうか、それじゃあ罠を仕掛けておくか。」
ブートはシンジにいともたやすく投げつけた瓶をキャッチされたのが腹立たしくなり、腹いせに罠を仕掛けて鬱憤を晴らそうとしていた。
彼の仲間であるリョーキは探査スキルを持っており範囲が広いがブートは明らかに違う使い方をさせている。
~~~~~~~~
そんなことが起きているとも知らないシンジ達。
「そろそろ休憩にしてご飯にするか。」
ヨーグさんの声に全員が頷く。特にルーがブンブンと首を縦に降る。相変わらずの大食いぶりで戦うたびにパンを食べ続けていた。
「ヨーグさん達はご飯はどうするんですか?」
「俺たちは事前に買っていたパンとスープを食べるつもりだ。もしかしてないのか?」
「いえ、もしよければ俺たちが作る料理いっしょに食べませんか?」
「作るのか!?森で?」
「はい、まあ凝ったものは作れませんが。」
始めるよーと声をかけると装備になっていたミニスライム達は一斉に元の姿に戻りご飯作りの準備に入る。
森の中ではリーンは料理をしない。そういうこだわりがある。なので基本指示役に回る。アクアはこの間魔力のこもった水を出す。と、同時につまみ食いもする。俺は黙認するがリーンは見つけるたびにペシンと叩いて追い出す。
今日はグレートオークの肉を使った料理らしい。ルビ率いる火属性ミニスライム達がお肉をどんどん焼いていく。お風呂の温度調整もできるくらい今は器用になってきてる。
そして頼みにスライムは机や皿の用意、サラダ作りにジュース作りと頑張っていた。毎日なため日本ならストライキが起こってもおかしくない仕事量だがこの子達はそんなことは一切ない。そして1匹のミニスライムが近づいてきて『ご飯の準備が完了しました。』と腕を上げた。
「ヨーグさん、できたそうです。ありがとね。」
「あ、ああ。それじゃあお前ら、感謝して食べるぞ。」
全員が椅子に座り食事を楽しむ。
「うん!?これ美味しいですね!!」
「ああ、恐らくオーク、しかもかなりいい肉を使ってる。これを平気で出せるなんて。」
「このサラダもむちゃくちゃ美味しいですよ。こんなにみずみずしい野菜久しぶりですよ。」
ミニスライム達が焼いてくれた肉はレアとヴェルダンで焼いたステーキや串焼きがあり、好評だった。サラダに使われている野菜はアクアの魔力水とリーンの研究した肥料、また魔力のこもった土で作り上げた野菜で普通に売られてるものとは全く違うものだった。
「まもなくー緊急クエストが開始されます!参加予定の冒険者は門まで速やかに移動してクエストに移行してください!」
「それじゃあ行くか。」
ヨーグさんの声にパーティーメンバー全員が頷き、目的地に向かう。昨日行った森が今回の目的地だ。
「昨日のヒドラと何か関係があるんですかね。」
「まあ、可能性としてはあるかもな。」
モンスターの大量出現の理由は2つある。
1つは魔力が高まり過ぎてダンジョンに似た現象が起きて大量に出現する。
もう1つは普段は現れることのない強大なモンスターが縄張りを支配して弱いモンスターを追い出したのちに何かの理由にそのモンスターがいなくなり追い出されたモンスターが戻ってくるため。この2つが主な理由らしい。
今回はこの2つ目に該当すると踏んでいる。それだけヒドラが強かったということだ。これに関しては俺たちしかわからないけど。(他の冒険者はヒドラの出現を知らない。)
「お、早速モンスターのお出ましだな。」
「ここは一度スライムたちに任せてもらってもいいですか?」
恐らく戦闘能力に関しては未知数に思ってるだろう。特に異議も出なかったしアクアたちに任せてみる。
「キュー」『ミニちゃん達で陣営組んで頑張って倒してね。』
レッドサーペントが20体ほどの群れだ。アクアが気楽な感じで腕を揺らすが、ミニスライム達はやる気に満ち溢れてる。
ぴよーん、プニン、ビュッ!
うん、そんな可愛らしい効果音が鳴るけどそんな効果音が鳴る光景じゃない。ぴょーんと砲弾並みのスピードと威力でぶつかり、プニンと乗ると一気に燃え上がりレッドサーペントが燃え尽きる。ビュッ!と溶解液が水鉄砲のように飛ばされるが当たると瞬時に煙を上げレッドサーペントを溶かし始める。
「うそ、だろ。」
「1匹あたりレッドサーペントが1体でも余裕なんて。しかも無傷。」
「さらに言えばこれでも小型版、元のスライムはこれ以上、ていうことなのか。」
ほほう、なにやらうちのスライムのことを噂しているようですな。そうそう、癒し要因であると同時に戦闘員な訳ですよ全員が。それはスライムだけにとどまらない。
「ルー、そっちに2体いる。風魔法で上にあげて。」
「ピイー!」
「ギシャーー!」
別の組のレッドサーペントがいたが、すぐにシルに見つかりルーと倒してた。まだ弓が無いため戦闘は指揮や魔法を使っていたが、ルーの成長のためあまり表には出てなかった。
そして戦闘が終わったのかミニスライム達がぴょんぴょんと跳ねて戻ってきて『頑張りました!』と言いたげに腕を揺らし始める。
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「さてと、ここかなー。」
シンジ達が微笑ましい空間を作る中、森の一部では不穏な空気が流れていた。
「本当にやるのか、ブート。」
「当たり前だろ。あの新人に恥をかかされちまったからな。」
ブート達だった。彼らもまた緊急クエストで森に来ていたが、少し違う理由の元動いていた。
「リョーキ、奴らはこのルートに入ってるんだな?」
「ああ、ここから3km離れたところにいるが恐らくここを通ることになる。」
「そうか、それじゃあ罠を仕掛けておくか。」
ブートはシンジにいともたやすく投げつけた瓶をキャッチされたのが腹立たしくなり、腹いせに罠を仕掛けて鬱憤を晴らそうとしていた。
彼の仲間であるリョーキは探査スキルを持っており範囲が広いがブートは明らかに違う使い方をさせている。
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そんなことが起きているとも知らないシンジ達。
「そろそろ休憩にしてご飯にするか。」
ヨーグさんの声に全員が頷く。特にルーがブンブンと首を縦に降る。相変わらずの大食いぶりで戦うたびにパンを食べ続けていた。
「ヨーグさん達はご飯はどうするんですか?」
「俺たちは事前に買っていたパンとスープを食べるつもりだ。もしかしてないのか?」
「いえ、もしよければ俺たちが作る料理いっしょに食べませんか?」
「作るのか!?森で?」
「はい、まあ凝ったものは作れませんが。」
始めるよーと声をかけると装備になっていたミニスライム達は一斉に元の姿に戻りご飯作りの準備に入る。
森の中ではリーンは料理をしない。そういうこだわりがある。なので基本指示役に回る。アクアはこの間魔力のこもった水を出す。と、同時につまみ食いもする。俺は黙認するがリーンは見つけるたびにペシンと叩いて追い出す。
今日はグレートオークの肉を使った料理らしい。ルビ率いる火属性ミニスライム達がお肉をどんどん焼いていく。お風呂の温度調整もできるくらい今は器用になってきてる。
そして頼みにスライムは机や皿の用意、サラダ作りにジュース作りと頑張っていた。毎日なため日本ならストライキが起こってもおかしくない仕事量だがこの子達はそんなことは一切ない。そして1匹のミニスライムが近づいてきて『ご飯の準備が完了しました。』と腕を上げた。
「ヨーグさん、できたそうです。ありがとね。」
「あ、ああ。それじゃあお前ら、感謝して食べるぞ。」
全員が椅子に座り食事を楽しむ。
「うん!?これ美味しいですね!!」
「ああ、恐らくオーク、しかもかなりいい肉を使ってる。これを平気で出せるなんて。」
「このサラダもむちゃくちゃ美味しいですよ。こんなにみずみずしい野菜久しぶりですよ。」
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