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第7章 王と再会編
第79話 兵士たちの実態
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「なんでこいつらこんなに弱いんだよ。」
この三日間俺は愕然とした。一応王国軍名乗ってるからにはそれなりの強さを持っているんだろうと思っていたけどそんなことはなかった。
料理に関してはいいさ。むしろ冒険者とかで料理するのが驚かれるぐらいだからな。盗みに関しては絶対許さないけど。
「おいそっちに行ったぞ!」
「あ、こっちもキツイんだよ!」
「誰か応援に来てくれ!」
戦闘がダメダメだった。本当に弱い。連携は簡単に崩れるし、力任せに剣を振っているせいで避けられた時に体がよろけて反撃を食らうし。あと、この編成で誰一人後衛、遠距離攻撃ができるやつがいなかった。
「こんな編成でやってけるのか?」
本当にすごい。よくキエハナまでこれたなと思うレベルだ。一応あの3人はまだまともに戦えてたから鍛え方に問題はないんだろうけど。
「うわ、馬車に行ったぞ!」
「こっちまで被害出すなよ。ちょっと待ってろ。」
コボルト10体程度の集団だが、それでもここにいる兵士4人にはきついようで1匹来てしまった。
馬車の中にいたアクア達に待っとくよう言うと、馬車から出てコボルトと目が合う。
「んりゃ!」
延髄に向かって強烈なハイキックを食らわした。
ガガガゴゴゴ!!
「あー、結構吹っ飛んだな。」
飛ばすように蹴ったわけではないが、それでもレベル差があったからかかなり遠くに吹っ飛んでしまった。
「ハァハァハァ、あれ?コボルトは?」
「あ、それはもう俺が倒しといた。」
「え!?1発で倒しのか?それじゃあ。」
「むしろなんであんなに手こずるのかわからん。」
「お前見かけによらず強いんだな。スライムテイマーだからわからんかった。」
レェェェェベェェルが違うんだよ!このやろう!!
とは言わなかったが、「とりあえず馬車に戻ろうぜ。」声をかけるだけにとどめた。
~~~~~~~~
とまあ、こんなわけで俺はうんざりとした2日間だった。オークの時なんかは酷すぎた。
オーク3体ぐらいの襲来だったが、一体も倒せず兵士全員がその場で倒されてた。このまま見逃すと馬車を扱えないからとりあえず倒したけど。
しかも、ポーションを持っていなかったようで俺のを使うしかなかった。向こう着いたら絶対請求してやる。(リーン特製なため費用は0)
「おい、着いたぞ。」
「ああ、わかってる。」
今でもまるで昨日のように覚えてる。あの時いきなり追い出された街だ。
雰囲気は特に変わっておらず、あの時そのままだった。スライム達は新しい街だから興奮しているが、俺はあまりそうはならなかった。
前に見える大きな宮殿に近づくにつれて俺の心が少し煮えたぎってきてる。ふつふつと、少しずつ。
「ただ今到着しました。!」
馬車を扱っていた兵士がそう王宮の門番に伝えると、俺たちは馬車から出るように指示される。促されるがままに出ると、門番と目が合う。
「あ、君は……。」
「え?」
なぜか俺を見るなり、1つつぶやきを発した。もしかしたらいい俺が追い出されていたのを見ていたのかもしれない。ということはここまで来た護衛的存在(実力は加味しない)の兵士は見まわり隊か新しく入ってきた兵士ということか?
「ほんとクソだな。」
俺はただ小さくそう呟いた。
~~~~~~~~
宮殿内にて、
「国王、どうやら着いたそうです。」
「おお、そうか。」
「それで勇者達はどうしましょうか?」
「うむ、一応同席させた方が良いな。」
「わかりました、それでは兵士、勇者達をここに呼んできてください。」
一人の兵士が勇者達のいる部屋に走っていった。
「とりあえず、他にも重鎮達を呼んだ方がいいですかね?」
「ああ、そうだな。これは国としての一大事とも言えるかもしれない。」
今この場にはいない大臣や貴族などにも声をかけるよう指示を出した王。
「本当に私たちを助けてくれるのでしょうか?」
「うーん、なんとも言えない。今はこの事態の元凶とも言えるリドがいない。そこを言えばまだわからんかもしれない。」
王は元々の原因のリドが今はいないことを伝え、連れ戻す作戦に出たが、このことはすでにシンジは勇者達に聞いているため、全く効果のない作戦だが、それを知らない王は良い作戦だと思い込んでいた。
「国王、連れてまいりました!」
「おお、来たな。」
「久しぶりだな。国王。」
国王とシンジの目があった。
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今回少し短めになってすいません!!ちょっと苦手なジャンルになってきていて少し厳しいですが、なんとか頑張ってきます。
この三日間俺は愕然とした。一応王国軍名乗ってるからにはそれなりの強さを持っているんだろうと思っていたけどそんなことはなかった。
料理に関してはいいさ。むしろ冒険者とかで料理するのが驚かれるぐらいだからな。盗みに関しては絶対許さないけど。
「おいそっちに行ったぞ!」
「あ、こっちもキツイんだよ!」
「誰か応援に来てくれ!」
戦闘がダメダメだった。本当に弱い。連携は簡単に崩れるし、力任せに剣を振っているせいで避けられた時に体がよろけて反撃を食らうし。あと、この編成で誰一人後衛、遠距離攻撃ができるやつがいなかった。
「こんな編成でやってけるのか?」
本当にすごい。よくキエハナまでこれたなと思うレベルだ。一応あの3人はまだまともに戦えてたから鍛え方に問題はないんだろうけど。
「うわ、馬車に行ったぞ!」
「こっちまで被害出すなよ。ちょっと待ってろ。」
コボルト10体程度の集団だが、それでもここにいる兵士4人にはきついようで1匹来てしまった。
馬車の中にいたアクア達に待っとくよう言うと、馬車から出てコボルトと目が合う。
「んりゃ!」
延髄に向かって強烈なハイキックを食らわした。
ガガガゴゴゴ!!
「あー、結構吹っ飛んだな。」
飛ばすように蹴ったわけではないが、それでもレベル差があったからかかなり遠くに吹っ飛んでしまった。
「ハァハァハァ、あれ?コボルトは?」
「あ、それはもう俺が倒しといた。」
「え!?1発で倒しのか?それじゃあ。」
「むしろなんであんなに手こずるのかわからん。」
「お前見かけによらず強いんだな。スライムテイマーだからわからんかった。」
レェェェェベェェルが違うんだよ!このやろう!!
とは言わなかったが、「とりあえず馬車に戻ろうぜ。」声をかけるだけにとどめた。
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とまあ、こんなわけで俺はうんざりとした2日間だった。オークの時なんかは酷すぎた。
オーク3体ぐらいの襲来だったが、一体も倒せず兵士全員がその場で倒されてた。このまま見逃すと馬車を扱えないからとりあえず倒したけど。
しかも、ポーションを持っていなかったようで俺のを使うしかなかった。向こう着いたら絶対請求してやる。(リーン特製なため費用は0)
「おい、着いたぞ。」
「ああ、わかってる。」
今でもまるで昨日のように覚えてる。あの時いきなり追い出された街だ。
雰囲気は特に変わっておらず、あの時そのままだった。スライム達は新しい街だから興奮しているが、俺はあまりそうはならなかった。
前に見える大きな宮殿に近づくにつれて俺の心が少し煮えたぎってきてる。ふつふつと、少しずつ。
「ただ今到着しました。!」
馬車を扱っていた兵士がそう王宮の門番に伝えると、俺たちは馬車から出るように指示される。促されるがままに出ると、門番と目が合う。
「あ、君は……。」
「え?」
なぜか俺を見るなり、1つつぶやきを発した。もしかしたらいい俺が追い出されていたのを見ていたのかもしれない。ということはここまで来た護衛的存在(実力は加味しない)の兵士は見まわり隊か新しく入ってきた兵士ということか?
「ほんとクソだな。」
俺はただ小さくそう呟いた。
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宮殿内にて、
「国王、どうやら着いたそうです。」
「おお、そうか。」
「それで勇者達はどうしましょうか?」
「うむ、一応同席させた方が良いな。」
「わかりました、それでは兵士、勇者達をここに呼んできてください。」
一人の兵士が勇者達のいる部屋に走っていった。
「とりあえず、他にも重鎮達を呼んだ方がいいですかね?」
「ああ、そうだな。これは国としての一大事とも言えるかもしれない。」
今この場にはいない大臣や貴族などにも声をかけるよう指示を出した王。
「本当に私たちを助けてくれるのでしょうか?」
「うーん、なんとも言えない。今はこの事態の元凶とも言えるリドがいない。そこを言えばまだわからんかもしれない。」
王は元々の原因のリドが今はいないことを伝え、連れ戻す作戦に出たが、このことはすでにシンジは勇者達に聞いているため、全く効果のない作戦だが、それを知らない王は良い作戦だと思い込んでいた。
「国王、連れてまいりました!」
「おお、来たな。」
「久しぶりだな。国王。」
国王とシンジの目があった。
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今回少し短めになってすいません!!ちょっと苦手なジャンルになってきていて少し厳しいですが、なんとか頑張ってきます。
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