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第6章 キエハナ編
第71話 色々と問題は続きそうです
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「まじですか...」
「ああ、マジだ。リヴァイアサンが出た上に平均よりも強いのならな。」
はーー、Aランクのダンジョンか。またなんかすごいくじ引いちまった気がする。一応勝てたから俺としてはあんまり問題ないかもしれないけど。あるとすれば、噂になってまたなにかしら絡んでくるかもしれないことだな。まだC ランクの分際でとか言われそうだな。冒険者は基本気性が荒いと思うからな。現にさっきギルド入った時、声はかけられてないがそれでもいやな視線で見られていたからな。
「とりあえずこのダンジョンはAランク推奨に書き換えるとして、発覚理由は不明にしておく。もし君がやったとなればドラゴン討伐に引き続き、また噂になるからな。」
「ありがとうございます。」
リリアさんは俺の気持ちを汲んでくれてたようだ。こんな2月程度の冒険者がいきなりリヴァイアサンを倒したとなれば、不満はさらに高まるだろう。
「まあ、これを隠したところで君にはもうすでにドラゴンを倒したという実績があるからな。実はすでに君にパーティー加入を申し込んでいるものがいるぐらいだからな。」
「え!?なんですかそれ!?」
「何でと言われても、君のような、ルーキーにもかかわらずドラゴンを倒す人材を欲しがらないパーティーはいないだろう。」
う、確かにそういわれると納得できる部分もあるな。俺だって逆の立場になったら欲しがるだろう。
「もし頼まれたらそのときは頑張ってくれ。今回の報酬や素材の査定は時間かかるから、明日に取りに来てくれ。ゼラ、案内してくれ。」
「わかりました。それではカウンターに戻ってカード更新を行います。」
「ああ、わかりました。」
~~~~~~~~~~~
「これでカード更新完了です。お疲れ様でした。」
「はい、お疲れ様でした。」
家に帰ろうと後ろを向くと、
「ちょっとそこのあなた待ちなさい!」
俺の前には、女性リーダーとその他数人がいた。
「あなた、シンジって言うスライムテイマーよね?」
「はい、そうですけど。」
「あなた、私のパーティーに入りなさいよ!!」
これか、リリアさんが言っていたパーティーの勧誘っていうのは。
「えっと、なんていうかパーティーですか?」
「ふふん、よく聞いてくれたわね。私たちは最近急上昇してきた新生[パーティーエリーネデトロ]よ。」
「ええと、ゼラさん本当なんですか?」
「はい、たしかに最近できたパーティーですね。この間Cランクに昇格したパーティーです。」
「そういうことなのよ。というわけであなたはパーティーに入ってないでしょ?ならなんも問題ないわよね。それにパーティーにいれば自身のランクよりも高いクエストが受けれるし、私たちなら加入してくれたらその報酬金も出すわよ。」
「なるほど、高ランクのクエストを受けられる。」
「そう。」
「人が多いから楽しい。」
「うんうん。」
「おまけにお金まで手に入ると。たしかにこれなら断る理由が見つかりませんね。」
「そういうことなのよ!だから私たちのパーティーには……」
「だが断る!!」
決まった!!一度この世界で言ってみたかったセリフ。ただ入りたくないのは本当だ。
「な、なんで断るの!?おかしいでしょ、今の文脈からして。」
「いや、俺は大前提にパーティーに入る気が無いですから。」
「くっ、なんなのよこいつ。いいわ、だったらあなたに対戦を申し込むわ。」
おいおい、勝手がすぎないか。だけど他のパーティーメンバーも止める気は無いようだし。
「はあ、わかりました。戦えばいいんですよね。」
「シンジさん!!いいんですか?こんな対戦受けても!?別に拒否できますよ。」
「いいんですよゼラさん。多分ここで叩き潰さないとまた勧誘がくると思うんです。」
「決戦は明日の朝ね。条件は従魔は無しだからね。こっちにはテイマーは一人もいないから。」
「わかりました。それで結構です。それじゃあゼラさん明日に申し込みをお願いします。」
ゼラさんが専用の紙を取り出し、そこに対戦内容、条件、対戦日時を書いていく。
「それでは代表の両者はここに名前を書いてください。」
俺と相手リーダー、エルー=ロズは記名欄に自身の名前を書き込む。
「これでOKね。明日はせいぜい足掻きなさいよ。」
一応受理されたけど、やつはなんで対戦を申し込んだんだ。正直な話、俺と同ランク、さらにリリアさんの予想だとドラゴン討伐が主な理由のはず。なのにあの口調や自信に満ちた態度。少し気になるな。
エルー達がこの場から立ち去ると、ゼラさんが俺に問いかけてきた。
「やっぱりギルドマスターの思ってた通りになりましたね。でも本当に良かったんですか?それに従魔禁止なんてテイマーからすれば無力化されてるのと同義ですよ。」
「まあ、そこは俺も考えたんですがむしろそんな限定された条件下で俺に打ち負かされたあいつらのことを考えてるとちょっと面白いかなと。」
「面白いって、まあシンジさんなら万が一にも負けないとは思いますが。」
「それでは失礼します。」
~~~~~~~~
ゼラさんの心の声
シンジさん本当に大丈夫かしら。あのレジェンダリースライムだけで倒したとは思ってませんが、この紙を見る限り一人のみとは書いてませんからね。そういう意味でも本当にパーティー加入のための対戦は禁止にして欲しいんですけどね。
「ああ、マジだ。リヴァイアサンが出た上に平均よりも強いのならな。」
はーー、Aランクのダンジョンか。またなんかすごいくじ引いちまった気がする。一応勝てたから俺としてはあんまり問題ないかもしれないけど。あるとすれば、噂になってまたなにかしら絡んでくるかもしれないことだな。まだC ランクの分際でとか言われそうだな。冒険者は基本気性が荒いと思うからな。現にさっきギルド入った時、声はかけられてないがそれでもいやな視線で見られていたからな。
「とりあえずこのダンジョンはAランク推奨に書き換えるとして、発覚理由は不明にしておく。もし君がやったとなればドラゴン討伐に引き続き、また噂になるからな。」
「ありがとうございます。」
リリアさんは俺の気持ちを汲んでくれてたようだ。こんな2月程度の冒険者がいきなりリヴァイアサンを倒したとなれば、不満はさらに高まるだろう。
「まあ、これを隠したところで君にはもうすでにドラゴンを倒したという実績があるからな。実はすでに君にパーティー加入を申し込んでいるものがいるぐらいだからな。」
「え!?なんですかそれ!?」
「何でと言われても、君のような、ルーキーにもかかわらずドラゴンを倒す人材を欲しがらないパーティーはいないだろう。」
う、確かにそういわれると納得できる部分もあるな。俺だって逆の立場になったら欲しがるだろう。
「もし頼まれたらそのときは頑張ってくれ。今回の報酬や素材の査定は時間かかるから、明日に取りに来てくれ。ゼラ、案内してくれ。」
「わかりました。それではカウンターに戻ってカード更新を行います。」
「ああ、わかりました。」
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「これでカード更新完了です。お疲れ様でした。」
「はい、お疲れ様でした。」
家に帰ろうと後ろを向くと、
「ちょっとそこのあなた待ちなさい!」
俺の前には、女性リーダーとその他数人がいた。
「あなた、シンジって言うスライムテイマーよね?」
「はい、そうですけど。」
「あなた、私のパーティーに入りなさいよ!!」
これか、リリアさんが言っていたパーティーの勧誘っていうのは。
「えっと、なんていうかパーティーですか?」
「ふふん、よく聞いてくれたわね。私たちは最近急上昇してきた新生[パーティーエリーネデトロ]よ。」
「ええと、ゼラさん本当なんですか?」
「はい、たしかに最近できたパーティーですね。この間Cランクに昇格したパーティーです。」
「そういうことなのよ。というわけであなたはパーティーに入ってないでしょ?ならなんも問題ないわよね。それにパーティーにいれば自身のランクよりも高いクエストが受けれるし、私たちなら加入してくれたらその報酬金も出すわよ。」
「なるほど、高ランクのクエストを受けられる。」
「そう。」
「人が多いから楽しい。」
「うんうん。」
「おまけにお金まで手に入ると。たしかにこれなら断る理由が見つかりませんね。」
「そういうことなのよ!だから私たちのパーティーには……」
「だが断る!!」
決まった!!一度この世界で言ってみたかったセリフ。ただ入りたくないのは本当だ。
「な、なんで断るの!?おかしいでしょ、今の文脈からして。」
「いや、俺は大前提にパーティーに入る気が無いですから。」
「くっ、なんなのよこいつ。いいわ、だったらあなたに対戦を申し込むわ。」
おいおい、勝手がすぎないか。だけど他のパーティーメンバーも止める気は無いようだし。
「はあ、わかりました。戦えばいいんですよね。」
「シンジさん!!いいんですか?こんな対戦受けても!?別に拒否できますよ。」
「いいんですよゼラさん。多分ここで叩き潰さないとまた勧誘がくると思うんです。」
「決戦は明日の朝ね。条件は従魔は無しだからね。こっちにはテイマーは一人もいないから。」
「わかりました。それで結構です。それじゃあゼラさん明日に申し込みをお願いします。」
ゼラさんが専用の紙を取り出し、そこに対戦内容、条件、対戦日時を書いていく。
「それでは代表の両者はここに名前を書いてください。」
俺と相手リーダー、エルー=ロズは記名欄に自身の名前を書き込む。
「これでOKね。明日はせいぜい足掻きなさいよ。」
一応受理されたけど、やつはなんで対戦を申し込んだんだ。正直な話、俺と同ランク、さらにリリアさんの予想だとドラゴン討伐が主な理由のはず。なのにあの口調や自信に満ちた態度。少し気になるな。
エルー達がこの場から立ち去ると、ゼラさんが俺に問いかけてきた。
「やっぱりギルドマスターの思ってた通りになりましたね。でも本当に良かったんですか?それに従魔禁止なんてテイマーからすれば無力化されてるのと同義ですよ。」
「まあ、そこは俺も考えたんですがむしろそんな限定された条件下で俺に打ち負かされたあいつらのことを考えてるとちょっと面白いかなと。」
「面白いって、まあシンジさんなら万が一にも負けないとは思いますが。」
「それでは失礼します。」
~~~~~~~~
ゼラさんの心の声
シンジさん本当に大丈夫かしら。あのレジェンダリースライムだけで倒したとは思ってませんが、この紙を見る限り一人のみとは書いてませんからね。そういう意味でも本当にパーティー加入のための対戦は禁止にして欲しいんですけどね。
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