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第6章 キエハナ編
第66話 激闘!!モンスターハウス
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ダンジョン探索2日目。いつもだったらフライパンや鍋を使って料理をするが、ここはダンジョン。匂いが出てしまうと遠くのモンスターがその匂いにつられるため、干し肉と水、あとパンになった。アクア達やミニスライム達は了承してくれたが、マロはあんまり機嫌が良くない。まだまだ子供だなと思いながら仕方なくアクアに水を出してもらいそれを飲んでもらった。
「それじゃあ今日も進めていこうか。」
みんなやる気に満ち溢れており、俺の言葉に合わせて腕を伸ばして応えた。
~~~~~~~~
しばらく歩くと、広いスペースに入った。
「やけに広いな。何かあるのか?」
そう考えながら歩くと、周りから一気にモンスターの群れが現れてきた。
「ってことはここモンスターハウスかよ!!」
モンスターハウス、ダンジョン内で現れる現象の1つで魔力がより高まり、またある程度のスペースが確保されてる場合に起こる。そのスペースに踏み込めば瞬く間に無数のモンスターが出現し、探索者の行方を阻む。
流石にここまでの大群とは思ってなかった。100はゆうに超えている。
「ミニスライム達にも手伝ってもらいたいから、装備から戻ってくれ。」
多数相手にプロレス技、特に投げ技は隙が大きいから使えない。なので投げ技のために装備になってもらってるミニスライム達にいつもの姿で戦ってもらう。戦闘能力は申し分ない。
「よし!それじゃあ行くぞ!マロはしっかりつかまっててくれよ。」
魔剣を抜き、頭のマロに離れないように言う。マロも見た目は子スライムだが能力は高い。多分戦えるかもしれないけど、まだこれだけ多い数と戦わせるのは心配だ。
「ギギーーー!」
早速ゴブリンが現れる。このエリアのモンスターは数だけでなく種類も多い。それ以外にもコボルトにサーペント3種、オークなどが待ち構えてる。とりあえず飛び出してきたゴブリンを一閃する。
走り込み、オークの首を素早く落とす。そして着地したところでゴブリンの顎をトラースキックで捉え、一気に囲んできたモンスター達を回転斬りで一掃する。魔剣の切れ味がものすごくいいからか、まったく淀みなく斬れる。
周りの様子を見てみる。アクアは溶解液をモンスターの顔面に当てて一撃必殺で倒していってる。リーンも風魔法と溶解液を使い分けながら倒している。テイロは土魔法で飛ばした岩を主体にして倒している。ミニスライム達は火、水、土、風など個人の得意の魔法で倒している。
「『フェニックスフレイム』!」
数が多くキリがないため、大型魔法で一気に倒す。この魔法1つでおそらく50~60は倒せた。その後も打撃と剣、ときおり魔法を使ってこのモンスターの大群を倒していった。
~~~~~~~~
「ハアハア、あとはこいつだけだな。」
最後に残ったのは、このモンスターハウスのボス。[ギガントデーモン]だ。悪魔系の上位種族で魔法に長けている。特に水魔法と氷魔法を得意にしており、非常に厄介な存在だ。
「うお!」
相手が挨拶代わりに『アイシクルニードル』を飛ばして来た。従来の『アイシクルニードル』よりも速かったあたり、魔法の能力はだいぶ高い。
「!?」
「遅えよ!」
またしても放ってきた『アイシクルニードル』を今度は前に避けながら進み、瞬時に懐に入った。そして顎下に膝蹴りを食らわす。
「グギギ、」
「うーん、やっぱりまだ耐えるか。」
流石にBランク推奨のダンジョンの中ボスだ、そう簡単には倒れないか。
「ギギ!」
一旦距離を取るために下がると、今度は『ウォータースプラッシュ』を放ってきた。やばい流される!!
「キュー♪」
「お、おい、、アクア?」
水が出た瞬間、後ろで待機していたアクアがぴょんと飛び出して魔法で出てきた水を全て吸い取ってる。おそらく風呂が5つはできそうな水の量なんだが、アクアは全て吸い取ってしまった。
「キュー♪」
しかも本人は全く苦労してない様子。こんなにも飲むなんて、今度からもう少し増やしたほうがいいかな?とかなんとか考えていると、呆気にとられていたギガントデーモンがまたも魔法を唱え始めめるがそれを止めるために魔剣を投げつけ、腕に刺す。
「ギギャ!」
魔剣が腕を貫通したからか、ギガントデーモンは魔剣の切れ味に驚いているが、そんな隙を見逃すほど俺もお人好しではない。すぐさまスピアタックルで吹っ飛ばし、仰向けになったギガントデーモンの腹部を大きくジャンプして思いっきり踏んづける。
「グガーークギャーー!」
「ふぅーこれで終わりかな?」
ギガントデーモンも素材だけが残り消えてしまった。周りを見回すとすでに回収を始めているミニスライム達の姿が見えた。俺も急いで手伝い、魔石やいろんな素材を回収する。
「魔石の合計が890個って、、、」
つまり俺らは約900体を相手にしたのか。スライム達は溶解液も使っていたからかあんまり魔力切れがなさそうで特に疲れている様子を見せない。それにミニスライムでさえ大抵1発で倒してたし、ここのダンジョンのモンスターでもあまり相手にならないのか?
まあそんな疑問も持ちながら下のフロアに進んでいった。
「それじゃあ今日も進めていこうか。」
みんなやる気に満ち溢れており、俺の言葉に合わせて腕を伸ばして応えた。
~~~~~~~~
しばらく歩くと、広いスペースに入った。
「やけに広いな。何かあるのか?」
そう考えながら歩くと、周りから一気にモンスターの群れが現れてきた。
「ってことはここモンスターハウスかよ!!」
モンスターハウス、ダンジョン内で現れる現象の1つで魔力がより高まり、またある程度のスペースが確保されてる場合に起こる。そのスペースに踏み込めば瞬く間に無数のモンスターが出現し、探索者の行方を阻む。
流石にここまでの大群とは思ってなかった。100はゆうに超えている。
「ミニスライム達にも手伝ってもらいたいから、装備から戻ってくれ。」
多数相手にプロレス技、特に投げ技は隙が大きいから使えない。なので投げ技のために装備になってもらってるミニスライム達にいつもの姿で戦ってもらう。戦闘能力は申し分ない。
「よし!それじゃあ行くぞ!マロはしっかりつかまっててくれよ。」
魔剣を抜き、頭のマロに離れないように言う。マロも見た目は子スライムだが能力は高い。多分戦えるかもしれないけど、まだこれだけ多い数と戦わせるのは心配だ。
「ギギーーー!」
早速ゴブリンが現れる。このエリアのモンスターは数だけでなく種類も多い。それ以外にもコボルトにサーペント3種、オークなどが待ち構えてる。とりあえず飛び出してきたゴブリンを一閃する。
走り込み、オークの首を素早く落とす。そして着地したところでゴブリンの顎をトラースキックで捉え、一気に囲んできたモンスター達を回転斬りで一掃する。魔剣の切れ味がものすごくいいからか、まったく淀みなく斬れる。
周りの様子を見てみる。アクアは溶解液をモンスターの顔面に当てて一撃必殺で倒していってる。リーンも風魔法と溶解液を使い分けながら倒している。テイロは土魔法で飛ばした岩を主体にして倒している。ミニスライム達は火、水、土、風など個人の得意の魔法で倒している。
「『フェニックスフレイム』!」
数が多くキリがないため、大型魔法で一気に倒す。この魔法1つでおそらく50~60は倒せた。その後も打撃と剣、ときおり魔法を使ってこのモンスターの大群を倒していった。
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「ハアハア、あとはこいつだけだな。」
最後に残ったのは、このモンスターハウスのボス。[ギガントデーモン]だ。悪魔系の上位種族で魔法に長けている。特に水魔法と氷魔法を得意にしており、非常に厄介な存在だ。
「うお!」
相手が挨拶代わりに『アイシクルニードル』を飛ばして来た。従来の『アイシクルニードル』よりも速かったあたり、魔法の能力はだいぶ高い。
「!?」
「遅えよ!」
またしても放ってきた『アイシクルニードル』を今度は前に避けながら進み、瞬時に懐に入った。そして顎下に膝蹴りを食らわす。
「グギギ、」
「うーん、やっぱりまだ耐えるか。」
流石にBランク推奨のダンジョンの中ボスだ、そう簡単には倒れないか。
「ギギ!」
一旦距離を取るために下がると、今度は『ウォータースプラッシュ』を放ってきた。やばい流される!!
「キュー♪」
「お、おい、、アクア?」
水が出た瞬間、後ろで待機していたアクアがぴょんと飛び出して魔法で出てきた水を全て吸い取ってる。おそらく風呂が5つはできそうな水の量なんだが、アクアは全て吸い取ってしまった。
「キュー♪」
しかも本人は全く苦労してない様子。こんなにも飲むなんて、今度からもう少し増やしたほうがいいかな?とかなんとか考えていると、呆気にとられていたギガントデーモンがまたも魔法を唱え始めめるがそれを止めるために魔剣を投げつけ、腕に刺す。
「ギギャ!」
魔剣が腕を貫通したからか、ギガントデーモンは魔剣の切れ味に驚いているが、そんな隙を見逃すほど俺もお人好しではない。すぐさまスピアタックルで吹っ飛ばし、仰向けになったギガントデーモンの腹部を大きくジャンプして思いっきり踏んづける。
「グガーークギャーー!」
「ふぅーこれで終わりかな?」
ギガントデーモンも素材だけが残り消えてしまった。周りを見回すとすでに回収を始めているミニスライム達の姿が見えた。俺も急いで手伝い、魔石やいろんな素材を回収する。
「魔石の合計が890個って、、、」
つまり俺らは約900体を相手にしたのか。スライム達は溶解液も使っていたからかあんまり魔力切れがなさそうで特に疲れている様子を見せない。それにミニスライムでさえ大抵1発で倒してたし、ここのダンジョンのモンスターでもあまり相手にならないのか?
まあそんな疑問も持ちながら下のフロアに進んでいった。
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