36 / 195
第4章 北の鉱山街バーム
第35話 鉱山探索
しおりを挟む
「はぁ、なんでこいつがいるんだ。」
「まぁ、シンジ、そう言うな。これも仕事の一つなんだからな。」
俺は洞窟の中で一つため息をつき、今回のクエストパーティーのミラノさんと話していた。
~~~~~~~~
「今日は何かいい仕事があるかなー、」
ふむふむ、森の仕事はやはり少ないな。鉱山街なだけあって、運搬業や発掘作業の方が多いかな。
「お、シンジじゃねえか。」
「あ、ジーさん。おはようございます。どうかしたんですか?」
「いや、実はこのクエストお前にぴったりじゃないかと思ってな。」
ジーさんが渡してきたクエストは[鉱石採集]だった。内容は魔金鉱石の発掘だった。
「魔金鉱石なら、それなりの場所でも見つけられるし、武器も新しく作るんだろ?ならこの探索はきっといいものになるはずだ。」
「成る程、みんなはそれでいいかな?」
アクア達に聞くと、OKと肯定するように震えた。特にテイロはかなりやる気に満ちてる。テイロの能力は建築が得意だと言ってたし、鉱石系もいけるのかな?まぁ、ミニスライムがこの場合強いか。
「それじゃあ、これ受けますね。」
「了解だ。あと、このクエストはお前以外にもう一組のパーティーがいるから、ちょっと呼んでくるから顔合わせしといてな。」
そう言ってジーさんは一旦離れる。しばらくすると、3人ほどの男の人を連れてやってきた。
「こいつらがお前と一緒にクエストをこなす[紅蓮の星]だ。こっちはシンジだ……って知ってるな。」
「はい、まさかドラゴンスレイヤーのシンジだとは思わなかったけど。よろしく。俺はリーダーのミラノだ。」
「ヒデロだ。」
「レイトだ。」
「俺はシンジ、こちらはうちのスライムです。」
俺とアクア、リーン、テイロ、そしてファイ達を筆頭に装備から元に戻ったミニスライム達は挨拶をした。
「本当にすげえな。こんなスライム見たことねえぜ。」
「例の話は本当だったんだな。」
「例の話?」
「ああ、シンジが宿屋で飯を作ったって話だよ。その時にスライム達が配膳しているって聞いたからにわかには信じられなかったが今のを見れば信じるしかないな。」
料理っていうと昨日のやつか。確かにだいぶ人が多かったからな。でも、スライム達が評価されてるってことだよな。アクア達も今の話を聞いて『どうどう?凄いでしょー!』と言わんばかりに跳ねてくるし。
「それなら話は早いです。うちのスライムをそこら辺のスライムと一緒にしないでくださいね。多分行動一つとっても驚くと思うんで。」
「ああ、今まさに驚いてるよ。なんでスライムに感情があるんだ。」
スライム達が俺にすり寄っている様子を見てすでにミラノさん達は驚いていた。
「それじゃあ、早速鉱山の方に行こ……」
ドシーーーン!
突然ドアが開いた。あ、このパターンは、
「ふはははははは、シャルケ参上だ。おい、だれか私の護衛をするものはいないか。」
やっぱり、現れたのはシャルケだ。でもあいつは一応皇子なんだろ?なんでここに来るんだ?
「お、ギルドマスターじゃないかー。実はなうちの父上が領主になるための修行だと言って私を鉱山に行かせるんだ。だから安全のためにもだれか私に護衛として派遣しろ。」
ここのトップのジーさんにあの口調。もうバカとかではすまなさそうだ。
「はーー、うーん、誰かいるかな………あ、」
ジーさんは一旦悩んだあと、突然気づいたように手を叩く。すると俺たちに向かって顔を向ける。ああ、そういうことですか。
~~~~~~~~
「しかし、ギルドマスターも見る目が落ちたものだ。崇高なる私のための護衛がまさかスライムテイマーだとは、ドラゴンを倒したというのも怪しい。」
そんなわけで、楽しく鉱山探索しようとしたらこうなってしまった。ジーさんもめんどくさい仕事を押し付けてくれたもんだ。ミラノさん達も嫌々やってるように見えるし。
「お、コボルトか、シンジ早速見せ…」
「ここは私が行こう、偉大なる皇子の第一歩だ。」
ミラノさんが言うのを防ぐようにシャルケが勝手にモンスターの方に飛びかかる。
「ふん!雑魚どもはこうなるのが一番だ。」
シャルケの剣技は酷いものだった。まず、剣の振り方が、闇雲に振ってるようにしか見えなかった。コボルトはそこまで頭が良くないモンスターだから倒せれたのだが。それに、普通なら解体や素材回収の為に貴重な部位はなるべく傷つけずに倒すのが鉄板なのだが、シャルケはストレス発散のようにコボルトを切りまくった。
「これじゃあ回収のしようがないじゃねえか。」
ミラノさんは無残な姿になってしまったコボルトを見て悩んでいる。それもそのはず、顔以外はぐちゃぐちゃになってる。内臓も一部飛び出て見える。
「ああ、うちのスライムが多分してくれるので少し待っててください。」
アクアに頼む「キュー♪」と言ってぴょんぴょん跳ねて死体の方に駆け寄る。ミニスラが増えてからはこの光景を見なかったから久々だな。ミラノさん達はその光景に目を点にして見ている。
「ほう、」
シャルケはシンジにバレないように不敵な笑いを一つとる。
アクアが完全に終わるとコボルトの素材を出してくれる。あんな姿からよく取れたなと思うぐらい素晴らしい解体をしてくれた。
「すげえ、こんな綺麗になるんだな、しかも魔石まで取れてるし。」
アクアはミラノさん達に褒められて嬉しそうに飛び跳ね、ドヤ顔しながら戻ってくる。
「こいつはもらっとくぜ。」
「あ!何を」
シャルケが突然やってきて、コボルトの魔石やほかの素材全てを取っていった。
「まぁ、シンジ、そう言うな。これも仕事の一つなんだからな。」
俺は洞窟の中で一つため息をつき、今回のクエストパーティーのミラノさんと話していた。
~~~~~~~~
「今日は何かいい仕事があるかなー、」
ふむふむ、森の仕事はやはり少ないな。鉱山街なだけあって、運搬業や発掘作業の方が多いかな。
「お、シンジじゃねえか。」
「あ、ジーさん。おはようございます。どうかしたんですか?」
「いや、実はこのクエストお前にぴったりじゃないかと思ってな。」
ジーさんが渡してきたクエストは[鉱石採集]だった。内容は魔金鉱石の発掘だった。
「魔金鉱石なら、それなりの場所でも見つけられるし、武器も新しく作るんだろ?ならこの探索はきっといいものになるはずだ。」
「成る程、みんなはそれでいいかな?」
アクア達に聞くと、OKと肯定するように震えた。特にテイロはかなりやる気に満ちてる。テイロの能力は建築が得意だと言ってたし、鉱石系もいけるのかな?まぁ、ミニスライムがこの場合強いか。
「それじゃあ、これ受けますね。」
「了解だ。あと、このクエストはお前以外にもう一組のパーティーがいるから、ちょっと呼んでくるから顔合わせしといてな。」
そう言ってジーさんは一旦離れる。しばらくすると、3人ほどの男の人を連れてやってきた。
「こいつらがお前と一緒にクエストをこなす[紅蓮の星]だ。こっちはシンジだ……って知ってるな。」
「はい、まさかドラゴンスレイヤーのシンジだとは思わなかったけど。よろしく。俺はリーダーのミラノだ。」
「ヒデロだ。」
「レイトだ。」
「俺はシンジ、こちらはうちのスライムです。」
俺とアクア、リーン、テイロ、そしてファイ達を筆頭に装備から元に戻ったミニスライム達は挨拶をした。
「本当にすげえな。こんなスライム見たことねえぜ。」
「例の話は本当だったんだな。」
「例の話?」
「ああ、シンジが宿屋で飯を作ったって話だよ。その時にスライム達が配膳しているって聞いたからにわかには信じられなかったが今のを見れば信じるしかないな。」
料理っていうと昨日のやつか。確かにだいぶ人が多かったからな。でも、スライム達が評価されてるってことだよな。アクア達も今の話を聞いて『どうどう?凄いでしょー!』と言わんばかりに跳ねてくるし。
「それなら話は早いです。うちのスライムをそこら辺のスライムと一緒にしないでくださいね。多分行動一つとっても驚くと思うんで。」
「ああ、今まさに驚いてるよ。なんでスライムに感情があるんだ。」
スライム達が俺にすり寄っている様子を見てすでにミラノさん達は驚いていた。
「それじゃあ、早速鉱山の方に行こ……」
ドシーーーン!
突然ドアが開いた。あ、このパターンは、
「ふはははははは、シャルケ参上だ。おい、だれか私の護衛をするものはいないか。」
やっぱり、現れたのはシャルケだ。でもあいつは一応皇子なんだろ?なんでここに来るんだ?
「お、ギルドマスターじゃないかー。実はなうちの父上が領主になるための修行だと言って私を鉱山に行かせるんだ。だから安全のためにもだれか私に護衛として派遣しろ。」
ここのトップのジーさんにあの口調。もうバカとかではすまなさそうだ。
「はーー、うーん、誰かいるかな………あ、」
ジーさんは一旦悩んだあと、突然気づいたように手を叩く。すると俺たちに向かって顔を向ける。ああ、そういうことですか。
~~~~~~~~
「しかし、ギルドマスターも見る目が落ちたものだ。崇高なる私のための護衛がまさかスライムテイマーだとは、ドラゴンを倒したというのも怪しい。」
そんなわけで、楽しく鉱山探索しようとしたらこうなってしまった。ジーさんもめんどくさい仕事を押し付けてくれたもんだ。ミラノさん達も嫌々やってるように見えるし。
「お、コボルトか、シンジ早速見せ…」
「ここは私が行こう、偉大なる皇子の第一歩だ。」
ミラノさんが言うのを防ぐようにシャルケが勝手にモンスターの方に飛びかかる。
「ふん!雑魚どもはこうなるのが一番だ。」
シャルケの剣技は酷いものだった。まず、剣の振り方が、闇雲に振ってるようにしか見えなかった。コボルトはそこまで頭が良くないモンスターだから倒せれたのだが。それに、普通なら解体や素材回収の為に貴重な部位はなるべく傷つけずに倒すのが鉄板なのだが、シャルケはストレス発散のようにコボルトを切りまくった。
「これじゃあ回収のしようがないじゃねえか。」
ミラノさんは無残な姿になってしまったコボルトを見て悩んでいる。それもそのはず、顔以外はぐちゃぐちゃになってる。内臓も一部飛び出て見える。
「ああ、うちのスライムが多分してくれるので少し待っててください。」
アクアに頼む「キュー♪」と言ってぴょんぴょん跳ねて死体の方に駆け寄る。ミニスラが増えてからはこの光景を見なかったから久々だな。ミラノさん達はその光景に目を点にして見ている。
「ほう、」
シャルケはシンジにバレないように不敵な笑いを一つとる。
アクアが完全に終わるとコボルトの素材を出してくれる。あんな姿からよく取れたなと思うぐらい素晴らしい解体をしてくれた。
「すげえ、こんな綺麗になるんだな、しかも魔石まで取れてるし。」
アクアはミラノさん達に褒められて嬉しそうに飛び跳ね、ドヤ顔しながら戻ってくる。
「こいつはもらっとくぜ。」
「あ!何を」
シャルケが突然やってきて、コボルトの魔石やほかの素材全てを取っていった。
110
お気に入りに追加
11,468
あなたにおすすめの小説
おばあちゃん(28)は自由ですヨ
七瀬美緒
ファンタジー
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~
乃神レンガ
ファンタジー
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れることができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
現在毎日更新中。
※この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』にも投稿されています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる