7 / 196
第1章 異世界召喚
第6話 アクア戦闘
しおりを挟む
この後の説明はまず、ランクからだった。
「冒険者は下からG~Sまであります。上がる条件はクエストの依頼数、質、また討伐してきたモンスターで判断します。またC以降は昇格テストがあります。ここまで大丈夫ですか。」
「はい、大丈夫です。」
「それでは、あとはクエストについてですが、自身のランクから上1つまでなら受けることが可能です。失敗した場合罰金もありますのでご注意ください、このあとはどうされますか?」
「とりあえずクエスト一つ受けてみます。」
「わかりました。」
俺はゴブリンの討伐のクエストを選んだ。まぁすでに何回も倒したことあるから大丈夫だろう。
準備しようと街中を見てみる。前は急ぎだったから食べ物もあまり買えなかったが、今は時間あるからゆっくり見物できる。アクアも特に問題ないようだ。
まずは武器屋で身なりを少し整える。ショートソードだと少し物足りないので、普通の剣を買う。あと、少し小さめのローブを着ておく。これで魔法の通りも良くなるし、いざとなれば顔も隠せる。
あと、魔導コンロというものも買った。アクアのおかげで肉が手に入ったが、調理しなければ特に意味がないので、鍋とかも買って道中は作ることにする。そうそう、オーク肉をこの前カバンから出したら綺麗なままだった。おそらくこのカバンは時間が止まる仕組みになっている。生肉が入るのはなかなか大きい。
他にもパンや水も買う。水はアクアも良く飲むから大量に買っておく。そしていよいよ門から出る。
昨日も通った草原。そこには何人かの冒険者もいた。だが冒険者は基本相互不干渉主義なのだ。これはモラルでもあり、法律でもある。もし、モンスターを押し付ければ即刻ムショ行きになる。俺はアクアとのんびりと旅していくからいいけど。
「キュ!」
「ゴブリンだな。5体か。アクアやるか?」
「キュ♪」
肩からアクアを下ろす。アクアもやる気満々なようだ。
「キュー!」
一気にゴブリンの方へ駆け出す。ゴブリンもアクアに合わせて棍棒を振る。
「危ない!」
ゴブリンがアクア攻撃した。心配したがそれは杞憂だった。
「キューー」
体に当たったはずの棍棒が、ポヨンと弾き返される。アクアにけがは無さそうだ。そしてそのまま体当たりして倒す。
「キュー」
いつもの鳴き声だが、普通に水魔法を使ってる。ゴブリンたちを余裕で屠る。全て倒すとそのまま吸収する。レベルが上がったのか、昨日よりも速い。そして終わると俺の方に駆け寄って、足元をまわる。
「おつかれ、良くやったな。」
「キュ♪キュ♪」
褒めて撫でると喜んでるのか、元気よくポヨンと跳ねる。
この後もひたすらモンスターを倒していった。レベルもどんどん上がってった。
名前:シンジ=タダ
種族:人間
年齢:17
レベル:21
HP320/320
MP210/240
職業:テイマー
魔法:生活魔法、火魔法5、水魔法2、風魔法1、土魔法1、光魔法1
スキル:成長(神)、テイム(神)、剣術(中)、魔力上昇
武闘(中)
称号:異世界召喚者
従魔:アクア(スライム)
名前:アクア
種族:スライム
年齢:6日
HP:185/185
MP105/120
レベル:15
魔法:水魔法6、
スキル:体当たり、高濃度溶解液、解体術、洗浄、消化(強)、
称号:シンジの従魔
うんうん。いい感じに強くなってきてるかな。アクアも溶解液が強化されて、ゴブリンたちの解体もすごい簡単にやってる。
「ご飯にしようか。」
「キュー♪」
今日は昨日アクアが解体してくれたオーク肉を使う。買ってきた魔導コンロと鍋を用意して、調味料もいくつか用意して。アクアも待ちきれないのかクルクル回っている。
うん。いい匂いもしてきた。そろそろ頃合いだな。
「アクア、皿を頂戴。」
アクアに頼んで皿を持ってきてもらいそこに乗せる。そしてナイフで切って、あと、パンも用意して完成だ。
「いただきます。」
「キュー♪」
うん!?うまい。調味料をほとんど入れてないのにこのうまさか。オーク自体が美味しいのか。そういや前に食べた串焼きも美味しかったな。ここの肉は日本よりも美味いのかな。
パンをちぎったり、ステーキを切り分けて、アクアに食べさせる。
「美味いか?」
「キュー!」
美味しいらしい。すごいプルプルしている。食べる量がそこまでいらないからいい子だな。ただ水だけはとんでもなく飲む。多分俺より飲んでいる。ん?だから水魔法があんなに高いのか?分からんが。
「ふー、美味しかったな。」
「キュ♪」
後片付けをするが、皿に残った油とかをどうしようかと思ったが、うちにはアクアがいるじゃん。
「この汚れを落とせる?」
「キュ!」
任せろと、言うように跳ね、皿の方へ寄る。するとあっという間になくなり、皿も綺麗になった。鍋とかもついでに綺麗にしてもらった。アクア自身も満足してる。
「それじゃあ、この後もゴブリン討伐頑張るか。」
「キュー!キュ!?」
うん。どうした?いつもと少し反応が違う。すると向こうから傷を負った冒険者がいる。慌てて駆け寄る。
「大丈夫ですか!」
「討伐中にこいつが怪我しちまった。あいにくポーションは無いし、光魔法も使える奴がいない。あんたも見たところ使え無さそうだな。すまないな。」
光魔法?確かステータスにあったな。
「俺なら光魔法使えます。」
「え?」
「冒険者は下からG~Sまであります。上がる条件はクエストの依頼数、質、また討伐してきたモンスターで判断します。またC以降は昇格テストがあります。ここまで大丈夫ですか。」
「はい、大丈夫です。」
「それでは、あとはクエストについてですが、自身のランクから上1つまでなら受けることが可能です。失敗した場合罰金もありますのでご注意ください、このあとはどうされますか?」
「とりあえずクエスト一つ受けてみます。」
「わかりました。」
俺はゴブリンの討伐のクエストを選んだ。まぁすでに何回も倒したことあるから大丈夫だろう。
準備しようと街中を見てみる。前は急ぎだったから食べ物もあまり買えなかったが、今は時間あるからゆっくり見物できる。アクアも特に問題ないようだ。
まずは武器屋で身なりを少し整える。ショートソードだと少し物足りないので、普通の剣を買う。あと、少し小さめのローブを着ておく。これで魔法の通りも良くなるし、いざとなれば顔も隠せる。
あと、魔導コンロというものも買った。アクアのおかげで肉が手に入ったが、調理しなければ特に意味がないので、鍋とかも買って道中は作ることにする。そうそう、オーク肉をこの前カバンから出したら綺麗なままだった。おそらくこのカバンは時間が止まる仕組みになっている。生肉が入るのはなかなか大きい。
他にもパンや水も買う。水はアクアも良く飲むから大量に買っておく。そしていよいよ門から出る。
昨日も通った草原。そこには何人かの冒険者もいた。だが冒険者は基本相互不干渉主義なのだ。これはモラルでもあり、法律でもある。もし、モンスターを押し付ければ即刻ムショ行きになる。俺はアクアとのんびりと旅していくからいいけど。
「キュ!」
「ゴブリンだな。5体か。アクアやるか?」
「キュ♪」
肩からアクアを下ろす。アクアもやる気満々なようだ。
「キュー!」
一気にゴブリンの方へ駆け出す。ゴブリンもアクアに合わせて棍棒を振る。
「危ない!」
ゴブリンがアクア攻撃した。心配したがそれは杞憂だった。
「キューー」
体に当たったはずの棍棒が、ポヨンと弾き返される。アクアにけがは無さそうだ。そしてそのまま体当たりして倒す。
「キュー」
いつもの鳴き声だが、普通に水魔法を使ってる。ゴブリンたちを余裕で屠る。全て倒すとそのまま吸収する。レベルが上がったのか、昨日よりも速い。そして終わると俺の方に駆け寄って、足元をまわる。
「おつかれ、良くやったな。」
「キュ♪キュ♪」
褒めて撫でると喜んでるのか、元気よくポヨンと跳ねる。
この後もひたすらモンスターを倒していった。レベルもどんどん上がってった。
名前:シンジ=タダ
種族:人間
年齢:17
レベル:21
HP320/320
MP210/240
職業:テイマー
魔法:生活魔法、火魔法5、水魔法2、風魔法1、土魔法1、光魔法1
スキル:成長(神)、テイム(神)、剣術(中)、魔力上昇
武闘(中)
称号:異世界召喚者
従魔:アクア(スライム)
名前:アクア
種族:スライム
年齢:6日
HP:185/185
MP105/120
レベル:15
魔法:水魔法6、
スキル:体当たり、高濃度溶解液、解体術、洗浄、消化(強)、
称号:シンジの従魔
うんうん。いい感じに強くなってきてるかな。アクアも溶解液が強化されて、ゴブリンたちの解体もすごい簡単にやってる。
「ご飯にしようか。」
「キュー♪」
今日は昨日アクアが解体してくれたオーク肉を使う。買ってきた魔導コンロと鍋を用意して、調味料もいくつか用意して。アクアも待ちきれないのかクルクル回っている。
うん。いい匂いもしてきた。そろそろ頃合いだな。
「アクア、皿を頂戴。」
アクアに頼んで皿を持ってきてもらいそこに乗せる。そしてナイフで切って、あと、パンも用意して完成だ。
「いただきます。」
「キュー♪」
うん!?うまい。調味料をほとんど入れてないのにこのうまさか。オーク自体が美味しいのか。そういや前に食べた串焼きも美味しかったな。ここの肉は日本よりも美味いのかな。
パンをちぎったり、ステーキを切り分けて、アクアに食べさせる。
「美味いか?」
「キュー!」
美味しいらしい。すごいプルプルしている。食べる量がそこまでいらないからいい子だな。ただ水だけはとんでもなく飲む。多分俺より飲んでいる。ん?だから水魔法があんなに高いのか?分からんが。
「ふー、美味しかったな。」
「キュ♪」
後片付けをするが、皿に残った油とかをどうしようかと思ったが、うちにはアクアがいるじゃん。
「この汚れを落とせる?」
「キュ!」
任せろと、言うように跳ね、皿の方へ寄る。するとあっという間になくなり、皿も綺麗になった。鍋とかもついでに綺麗にしてもらった。アクア自身も満足してる。
「それじゃあ、この後もゴブリン討伐頑張るか。」
「キュー!キュ!?」
うん。どうした?いつもと少し反応が違う。すると向こうから傷を負った冒険者がいる。慌てて駆け寄る。
「大丈夫ですか!」
「討伐中にこいつが怪我しちまった。あいにくポーションは無いし、光魔法も使える奴がいない。あんたも見たところ使え無さそうだな。すまないな。」
光魔法?確かステータスにあったな。
「俺なら光魔法使えます。」
「え?」
199
お気に入りに追加
11,484
あなたにおすすめの小説

スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる