27 / 27
第27話 オーク蹂躙
しおりを挟む
オークの群れに移動している間にその他の情報をスーちゃんはミニスーちゃんから聞いており「オークのほとんどが槍を持っており、中には盾を持っているものもいます」とのことだった。
そして先遣隊が観察している場所にスーちゃんたちが到着した。先遣隊の情報通りでオークは総勢38体いた。普段はせいぜい数体でしか行動をしないオークがこれだけの数、まして装備をすることもまれであるため何かがあったように感じる。
そしてスーちゃんは作戦を考え、「ミニスーちゃんたちは木々の上に隠れて魔法攻撃をするものと特攻するものに、エレルさんたちエルフは突撃をするミニスーちゃんたちの後方支援をお願いします」と触手で伝える全員が首をうなづき配置に着く。
そしてスーちゃんは全員が配置に着いたことを感じると、1匹オーク総勢38体の前にぴょんぴょんと跳ねる。
「グルル!!」
オークたちはスーちゃんを発見するとなめたような態度になる。一見スライムがオークに殺されに来たようにしか見えない。しかし、スーちゃんの作戦の1つでスーちゃんは自身の魔力を極限にまで隠して単なるスライムに見せていた。
そしてスーちゃんが触手を振った瞬間にそれぞれの位置から攻撃が始まる。スーちゃんの後ろからぴょんぴょんと突撃するミニスーちゃんたち。それに油断しているオークたちに背後から魔法攻撃を始めるミニスーちゃんたち。
オークは背後からの奇襲に焦り陣形を大きく崩してしまう。氷や火、水に土と様々な魔法攻撃が飛び交い、それぞれに対処することは大変困難であり次々に倒れていく。
魔法をなんとか掻い潜るオークはスーちゃんと共に突撃したミニスーちゃんに足止めを喰らい、エレルたちエルフの弓攻撃でたおされている。
「グル…グルルルーーア!!」
オークの群の中心に一際大きな個体がおり、そいつがこの群れのリーダー格である。なんとか逃れようとするもスーちゃんはそれを許さずに近寄る。
リーダー格のオークは群れの中では比較的いい装備をしており、盾も木材ではなく金属製に見える。しかしスーちゃんはそのすべてを嘲笑うかのように自慢の盾をいともたやすく溶解液でボロボロにしてしまう。
そして槍で突こうとするもただでさえ小さく当てづらい上にスーちゃんのスピードは目にも止まらないほどで当てられるはずもなかった。スーちゃんはオークの背後を取ると触手を硬化させオークの心臓部を一閃、オークは完全に沈黙した。
その後オークの群れを全て撃破したのを確認し、エルへの報告にエルフたちを行かせた。
そしてオークの返り血や氷や火など魔法攻撃で壊れ汚れている箇所の修復をミニスーちゃん達に任せ、スーちゃんはオークの解体と収納を始めた。
槍自体は粗末であったが解体して先についている石を再利用可能の状態に戻したりと使えるものをなるべく回収していく。
そしてすべての作業が完了したのを確認するとスーちゃんはミニスーちゃんに再び先遣隊として先に行ってもらいミニスーちゃんが触手を上げて移動したのを確認するとエルの元に戻った。
そして先遣隊が観察している場所にスーちゃんたちが到着した。先遣隊の情報通りでオークは総勢38体いた。普段はせいぜい数体でしか行動をしないオークがこれだけの数、まして装備をすることもまれであるため何かがあったように感じる。
そしてスーちゃんは作戦を考え、「ミニスーちゃんたちは木々の上に隠れて魔法攻撃をするものと特攻するものに、エレルさんたちエルフは突撃をするミニスーちゃんたちの後方支援をお願いします」と触手で伝える全員が首をうなづき配置に着く。
そしてスーちゃんは全員が配置に着いたことを感じると、1匹オーク総勢38体の前にぴょんぴょんと跳ねる。
「グルル!!」
オークたちはスーちゃんを発見するとなめたような態度になる。一見スライムがオークに殺されに来たようにしか見えない。しかし、スーちゃんの作戦の1つでスーちゃんは自身の魔力を極限にまで隠して単なるスライムに見せていた。
そしてスーちゃんが触手を振った瞬間にそれぞれの位置から攻撃が始まる。スーちゃんの後ろからぴょんぴょんと突撃するミニスーちゃんたち。それに油断しているオークたちに背後から魔法攻撃を始めるミニスーちゃんたち。
オークは背後からの奇襲に焦り陣形を大きく崩してしまう。氷や火、水に土と様々な魔法攻撃が飛び交い、それぞれに対処することは大変困難であり次々に倒れていく。
魔法をなんとか掻い潜るオークはスーちゃんと共に突撃したミニスーちゃんに足止めを喰らい、エレルたちエルフの弓攻撃でたおされている。
「グル…グルルルーーア!!」
オークの群の中心に一際大きな個体がおり、そいつがこの群れのリーダー格である。なんとか逃れようとするもスーちゃんはそれを許さずに近寄る。
リーダー格のオークは群れの中では比較的いい装備をしており、盾も木材ではなく金属製に見える。しかしスーちゃんはそのすべてを嘲笑うかのように自慢の盾をいともたやすく溶解液でボロボロにしてしまう。
そして槍で突こうとするもただでさえ小さく当てづらい上にスーちゃんのスピードは目にも止まらないほどで当てられるはずもなかった。スーちゃんはオークの背後を取ると触手を硬化させオークの心臓部を一閃、オークは完全に沈黙した。
その後オークの群れを全て撃破したのを確認し、エルへの報告にエルフたちを行かせた。
そしてオークの返り血や氷や火など魔法攻撃で壊れ汚れている箇所の修復をミニスーちゃん達に任せ、スーちゃんはオークの解体と収納を始めた。
槍自体は粗末であったが解体して先についている石を再利用可能の状態に戻したりと使えるものをなるべく回収していく。
そしてすべての作業が完了したのを確認するとスーちゃんはミニスーちゃんに再び先遣隊として先に行ってもらいミニスーちゃんが触手を上げて移動したのを確認するとエルの元に戻った。
0
お気に入りに追加
2,040
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(17件)
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
結婚した次の日に同盟国の人質にされました!
だるま
恋愛
公爵令嬢のジル・フォン・シュタウフェンベルクは自国の大公と結婚式を上げ、正妃として迎えられる。
しかしその結婚は罠で、式の次の日に同盟国に人質として差し出される事になってしまった。
ジルを追い払った後、女遊びを楽しむ大公の様子を伝え聞き、屈辱に耐える彼女の身にさらなる災厄が降りかかる。
同盟国ブラウベルクが、大公との離縁と、サイコパス気味のブラウベルク皇子との再婚を求めてきたのだ。
ジルは拒絶しつつも、彼がただの性格地雷ではないと気づき、交流を深めていく。
小説家になろう実績
2019/3/17 異世界恋愛 日間ランキング6位になりました。
2019/3/17 総合 日間ランキング26位になりました。皆様本当にありがとうございます。
本作の無断転載・加工は固く禁じております。
Reproduction is prohibited.
禁止私自轉載、加工
복제 금지.


1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

豊穣の巫女から追放されたただの村娘。しかし彼女の正体が予想外のものだったため、村は彼女が知らないうちに崩壊する。
下菊みこと
ファンタジー
豊穣の巫女に追い出された少女のお話。
豊穣の巫女に追い出された村娘、アンナ。彼女は村人達の善意で生かされていた孤児だったため、むしろお礼を言って笑顔で村を離れた。その感謝は本物だった。なにも持たない彼女は、果たしてどこに向かうのか…。
小説家になろう様でも投稿しています。

異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたサラリーマンが異世界でスローライフ。
女神からアイテム貰って意気揚々と行った先はまさかの雪山でした。
※当分主人公以外人は出てきません。3か月は確実に出てきません。
修行パートや縛りゲーが好きな方向けです。湿度や温度管理、土のphや連作、肥料までは加味しません。
雪山設定なので害虫も病気もありません。遺伝子組み換えなんかも出てきません。完璧にご都合主義です。魔法チート有りで本格的な農業ではありません。
更新も不定期になります。
※小説家になろうと同じ内容を公開してます。
週末にまとめて更新致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
25話の主人公のセリフの「久々な感じ」が「久々な漢字」になっていますよ!
とても面白く一気読みさせていただきました
これからの更新を楽しみに待っています
文章があまり上手くない様なので勉強した方がいいかと思います。