煽りスキルMAXのメスガキ、異世界で無双するも時々敗北する件

八戸三春

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第一章

20話 メスガキ VS 騎士長セシル、開戦!!

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「はぁ……はぁ……」

私は息を整えながら、目の前の騎士を見据えた。

王都最強の騎士団を煽りスキルで半壊させることに成功
《集団煽動(イグナイト・カオス)》で、騎士たちの士気を崩壊させる
だが、唯一、煽りが通じない相手がいた──騎士長セシル

「貴様……よくも我が騎士団を愚弄したな……!!」

セシルは静かに剣を構える。

金髪長髪のクール系騎士
無駄のない完璧な剣技を持つ戦士
精神力が強すぎて煽りが効かない、レイナタイプの厄介な相手

「貴様のような小娘一人に、我らが振り回されるとは……だが、ここで終わらせる!!」

「……っ!!」

私は冷や汗をかく。

──やべぇ。

騎士団には煽りが通じたけど、この女は別格だ……!!

「なら……やるしかねぇか……!!!」

私は拳を握りしめ、戦闘態勢に入った。

──メスガキ VS 王都最強の騎士長、決戦開始!!!

◇ 騎士長の圧倒的な剣技◇
「行くぞ……!!!」

セシルが地面を蹴る。

──ズバァン!!!

「速っ……!!?」

私は反射的に横に飛ぶ。

次の瞬間──

ドゴォォォン!!!!

私が立っていた場所の地面が一瞬で粉砕された。

「ちょおおおお!?!? 何その攻撃!!??」

「貴様を捕らえるための全力だ」

「普通に〇す気じゃねぇかあああ!!!!」

セシルの剣が再び迫る。

「ぐっ……!!」

私は回避に専念するが、彼女の剣速は異常。

──スピード、パワー、技術、すべてが桁違い。

このままじゃマジで負ける……!!

◇ 煽りが通じない相手◇
「お前さぁ……そんなに全力で戦っちゃってさ……」

私はニヤリと笑いながら、言葉を紡ぐ。

「ねぇねぇ、悔しい?www」

──しかし。

「無駄だ」

セシルは全く動揺しない。

「貴様の“煽り”の力は、心を乱すことで発動する。だが、私は揺るがん。」

「ぐぬぬ……!!」

煽りが完全無効!?!?

「この女……本当に私の煽りが効かない……!!?」

──なら、どうする!?

正面から戦うしかねぇのか!?

◇ メスガキ、初めての剣技◇
「仕方ねぇ……!」

私は地面に落ちていた木剣を拾う。

「ふっ……私の剣さばきを見せてやるぜ……!!」

「……貴様、剣が使えるのか?」

「いや、全然!!」

「なら、なぜ構える?」

「だって……剣士っぽくてカッコよくね?」

「貴様……本当にふざけた奴だな!!」

──次の瞬間、セシルの剣がこちらに迫る。

「っ!!」

私は反射的に木剣で受け止める。

──ズバァン!!!!

「……お、おお!? 受け止めた!?」

──いや、正確には受け止めてない。

私は剣を握る瞬間に、微妙にタイミングをずらして剣を滑らせたのだ。

「……ふぅ、剣技なんて適当でいいんだよ」

「適当な戦い方で勝てると思うな!!」

セシルが再び突撃してくる。

「くっ……!!」

私は何とかかわしながら、考えた。

──このままじゃ勝てない。

どうする!?!?

◇ メスガキ、本気の戦い◇
「……仕方ねぇ」

私は一歩後ろに下がる。

──これが最後の賭けだ。

私はゆっくりと剣を構え、目を閉じた。

「……貴様、何を企んでいる?」

「……」

私は静かに言った。

「《煽りの言霊・最終式》──発動。」

「何……?」

次の瞬間──

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

周囲の空気が歪む。

──私の煽りは、相手の感情を揺さぶることで発動する。

──なら、相手の感情を直接支配できればどうなる?

「セシル、お前さ……」

私はゆっくりと口を開く。

「本当は、私を斬りたくないんじゃねぇの?」

「っ!?」

セシルの動きが止まる。

「お前は正義感が強い。だから、相手が本当に悪人かどうか見極めずにはいられない」

「……な……に……」

「ねぇ、私ってさ……本当に捕まえるべき相手?」

「……っ!!!」

──煽りの力が、セシルの心に直接響く。

「馬鹿な……!! 私は……私は……!!」

セシルの剣が、止まった。

──メスガキ、ついに煽りで感情を操作する領域へ。

◇ 決着◇
私は剣を下ろし、ゆっくりと前に進む。

「……これで、終わりだな?」

セシルの手が震えている。

そして──

「……私の……負けだ……」

騎士長セシル、敗北宣言。

「お、おおおおお!? 勝った!?」

──ついに。

煽りの力が、戦闘すら超える領域へと到達した。
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