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第百十八話
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朝から騎士隊執務室の前には長蛇の列が出来ている。
何事かと思えば、原因は前夜の俺の発言だった。
「希望者には明朝から『婚約証』を発行する」
と言ったもんだから、その婚約証を求める列だった。
どうやら妻になってくれたアリシア以外の全員が希望してくれているそうだ。
嬉しいのは嬉しいが、これでは仕事にならないので整理券を配布して昼休憩時と夕方以降に組み分けして発行することにした。
婚約証には決まった書式が有るわけではないので、一枚の原本を手書きして人数分の婚約証を店のプリンターでコピーすることで対応することにした。
当然だが、エリスたちも欲しそうだったので人数に入れてある。
擦りあがった婚約証に俺が署名して、サナが対象者の氏名を記入してくれて完成だ。
レムリア王国には三十五の騎士隊が有る。
それを七人の騎士団長が統括し、その下の騎士隊長が各隊を束ねている。
この屋敷に住んでいるレイナは七人の騎士団長の一人であり、屋敷に駐在している第一騎士隊と第二騎士隊の他にも、王宮に駐在している三つの騎士隊を受け持っている。
なので、訓練に参加していない日は屋敷と王宮を行ったり来たりしているし、珍しく屋敷で仕事をしているかと思えば、王宮から訪ねて来る騎士がいたりと忙しそうに働いている。
だからというわけではないけれど、たまに仕事中にレイナをセックスに誘ったりして息抜きの手伝いをしたりしていたりもするが、邪魔になりそうなら二言三言だけ話してサッサと退散するようにしている。
如何に俺がエロの権化と言え、それくらいの空気は読む。
そんなレイナが
「第三騎士隊を編入できないか」
と提案して来た。
以前から別の騎士隊に多目的誘導弾か榴弾砲を任せられないか検討はしていた。
その任務を担ってくれる部隊が有れば、第一と第二騎士隊はもっと有効に運用できるはずだ。
しかし…
正直に言ってしまうと、屋敷に駐在する部隊をもう増やしたくない。
ただでさえ二十一人もの騎士が妻や婚約者として屋敷に同居している。
メイドや魔王討伐隊、サナやミコト、日本の三人も含めると
総勢三十七名だ。
これ以上増えてしまうと、今でさえ十分ではないケアが、余計に疎かになる。
「レイナ、王宮で陛下やセリカ殿から『もっと屋敷に受け入れる人員を増やすように仕向けろ』とか言われてきたんだろ?」
「はい…。流石は英樹様です。やはりお解りになられますよね…」
そんなことだろうと思った。
「悪いけど『居住者を増やすことは全力で拒否された』と伝えておいて。納得しないようなら『俺が出向いて直接話しても構わない』と怒ってたと言ってみてよ」
と言い含めておく。
騎士隊に近代装備を与えて訓練を施すことは構わないが、妻や婚約者、妾はもういい。
最悪の場合『住んでも良いけど、敷地の中に別棟を設けてそこに住んでもらい、生活空間は分けてもらう。扱いは使用人と同じ』と言うつもりでいる。
夕方からサナを実家に送って行く。
明日は教会で俺とサナの結婚式なので、今夜は娘として最後の親孝行をするために実家に泊り、朝に俺が迎えに行くことになっている。
実際はもう既に結婚してサナの姓も変わっているし、親孝行をする機会も最後ではないんだけれども、そういう時間をサナに過ごして貰いたいと考えていたんだ。
どうやってサナを送り出すか悩んだけれど、未希たちとも話し合って日本ではそうするのが普通のことだと口裏を合わせてサナに説明してもらった。
「結婚式の前夜は実家で家族と昔の思い出を語って、産んで育ててくれた両親に感謝するために時間を共に過ごすのが、俺の国の仕来りなんだよ」
嘘ではあるけれど、完全な嘘でもない。
そうでもしないと、サナは結婚式の前夜でも普段通り仕事してそうなんだもん。
最初は遠慮していたサナも、俺がそう言うと納得してくれた。
「ダーリンの世界は、本当に素敵な仕来りがたくさん有りますね」
と喜んでくれたし、エリスやメイドの皆も
「それは素晴らしい時間の使い方ですね!」
と言ってくれた。
この世界に日本と近いようで少し違う、新しい概念の結婚を根付かせたいと思っている。
大切なサナとの結婚式をお試しの場にしてしまうのは申し訳ないけれど、これを一つの試金石にしたい。
実家に到着すると、お母上とお祖母さんが出迎えてくれた。
事前に手紙で今日の事を報せてあったからだろう。
サナがこの実家で寝るのは、今日が最後になる。
お母上が授爵したことで領地と屋敷が与えられたので、そちらに家族全員が引っ越すことになるからだ。
「安田侯爵様、結婚のご挨拶にお越し下さったばかりでなく、この様な素敵な時間を与えて下さり、本当にありがとうございます」
お母上はそう言って俺に頭を下げる。
「母上様、侯爵はお止めください。今は義理の息子の英樹ですので」
そう言うと、お母上もお祖母さんも笑ってくれた。
お母上やサナと話し合って、王宮以外の場所で顔を合わせた時は『娘とその夫』として接してもらうように決めたんだ。
「サナはいつも仕事に私の世話にと頑張ってくれています。ですので、時にはこういう時間を過ごしてもらいたいと思っていたんです」
「そうでしたか。本当にサナは素晴らしいお方と結婚することが出来て良かったです」
そう言ってまた深々と頭を下げられる。
「これからは私もセットでお会いする機会が増えるでしょうし、子が生まれればサナが一人でご家族と過ごせることは無くなってしまうでしょう。そうなると、どうしても妻の顔や母親の顔で皆さんと接することになってしまいますから、そうなる前に『娘の顔』で皆さんと一緒に過ごして欲しかったんです。それが私の世界の嫁入り前の仕来りですので」
また嘘を吐いたが、お母上たちは頻りに感心してくれる。
それから少しだけ世間話をして、俺は屋敷に戻る。
愛車に乗り込むと、サナが運転席の窓に近寄って来る。
「どうしたんだい?」
「ダーリン…。本当にありがとうございます」
そう言って改めて深々と頭を下げる。
「お礼を言うのは俺だよ。サナはいつも頑張ってくれてるからね」
「そんな…。私がダーリンのお世話をするのは妻として当たり前ですから…」
サナの瞳は今にも涙が零れ落ちんばかりに潤んでいる。
「当たり前なんかじゃないよ。俺はいつも感謝してるよ」
サナの頭を撫でて、目尻の涙を拭ってあげる。
「ダーリンは本当に素敵で、優しいお方ですね♡」
「惚れ直したかい?」
「毎日惚れ直してますけど、いつもの一万倍惚れ直しました♡」
そう言って笑ってくれる。
「毎日たくさん話してるけど、いつまででも話していたくなっちゃうから、もうお家の中にお入り」
「明日の朝までお会いできないのが淋しいですけど、折角ダーリンが与えて下さった時間なので、家族とたくさんお話させていただきますね」
「俺もサナと一緒に寝られないのは淋しいよ。でも、そんなことは気にしないでたくさん甘えて、たくさん親孝行しておいで」
「はい!」
「じゃ、また明日。愛してるよ、サナ」
サナの額にキスをする。
「私も心から愛してますよ♡」
そのお礼とばかりに、サナは背伸びをして頬にキスをしてくれる。
俺のお嫁さんはカワイイなぁ。
「ではダーリン、おやすみなさい♡また明日お会いするのを楽しみにしてます♡」
と元気な声で言って、投げキッスをして手を振って家に入って行った。
その姿を俺も投げキッスを返して見送ってから、愛車を静かにスタートさせた。
何事かと思えば、原因は前夜の俺の発言だった。
「希望者には明朝から『婚約証』を発行する」
と言ったもんだから、その婚約証を求める列だった。
どうやら妻になってくれたアリシア以外の全員が希望してくれているそうだ。
嬉しいのは嬉しいが、これでは仕事にならないので整理券を配布して昼休憩時と夕方以降に組み分けして発行することにした。
婚約証には決まった書式が有るわけではないので、一枚の原本を手書きして人数分の婚約証を店のプリンターでコピーすることで対応することにした。
当然だが、エリスたちも欲しそうだったので人数に入れてある。
擦りあがった婚約証に俺が署名して、サナが対象者の氏名を記入してくれて完成だ。
レムリア王国には三十五の騎士隊が有る。
それを七人の騎士団長が統括し、その下の騎士隊長が各隊を束ねている。
この屋敷に住んでいるレイナは七人の騎士団長の一人であり、屋敷に駐在している第一騎士隊と第二騎士隊の他にも、王宮に駐在している三つの騎士隊を受け持っている。
なので、訓練に参加していない日は屋敷と王宮を行ったり来たりしているし、珍しく屋敷で仕事をしているかと思えば、王宮から訪ねて来る騎士がいたりと忙しそうに働いている。
だからというわけではないけれど、たまに仕事中にレイナをセックスに誘ったりして息抜きの手伝いをしたりしていたりもするが、邪魔になりそうなら二言三言だけ話してサッサと退散するようにしている。
如何に俺がエロの権化と言え、それくらいの空気は読む。
そんなレイナが
「第三騎士隊を編入できないか」
と提案して来た。
以前から別の騎士隊に多目的誘導弾か榴弾砲を任せられないか検討はしていた。
その任務を担ってくれる部隊が有れば、第一と第二騎士隊はもっと有効に運用できるはずだ。
しかし…
正直に言ってしまうと、屋敷に駐在する部隊をもう増やしたくない。
ただでさえ二十一人もの騎士が妻や婚約者として屋敷に同居している。
メイドや魔王討伐隊、サナやミコト、日本の三人も含めると
総勢三十七名だ。
これ以上増えてしまうと、今でさえ十分ではないケアが、余計に疎かになる。
「レイナ、王宮で陛下やセリカ殿から『もっと屋敷に受け入れる人員を増やすように仕向けろ』とか言われてきたんだろ?」
「はい…。流石は英樹様です。やはりお解りになられますよね…」
そんなことだろうと思った。
「悪いけど『居住者を増やすことは全力で拒否された』と伝えておいて。納得しないようなら『俺が出向いて直接話しても構わない』と怒ってたと言ってみてよ」
と言い含めておく。
騎士隊に近代装備を与えて訓練を施すことは構わないが、妻や婚約者、妾はもういい。
最悪の場合『住んでも良いけど、敷地の中に別棟を設けてそこに住んでもらい、生活空間は分けてもらう。扱いは使用人と同じ』と言うつもりでいる。
夕方からサナを実家に送って行く。
明日は教会で俺とサナの結婚式なので、今夜は娘として最後の親孝行をするために実家に泊り、朝に俺が迎えに行くことになっている。
実際はもう既に結婚してサナの姓も変わっているし、親孝行をする機会も最後ではないんだけれども、そういう時間をサナに過ごして貰いたいと考えていたんだ。
どうやってサナを送り出すか悩んだけれど、未希たちとも話し合って日本ではそうするのが普通のことだと口裏を合わせてサナに説明してもらった。
「結婚式の前夜は実家で家族と昔の思い出を語って、産んで育ててくれた両親に感謝するために時間を共に過ごすのが、俺の国の仕来りなんだよ」
嘘ではあるけれど、完全な嘘でもない。
そうでもしないと、サナは結婚式の前夜でも普段通り仕事してそうなんだもん。
最初は遠慮していたサナも、俺がそう言うと納得してくれた。
「ダーリンの世界は、本当に素敵な仕来りがたくさん有りますね」
と喜んでくれたし、エリスやメイドの皆も
「それは素晴らしい時間の使い方ですね!」
と言ってくれた。
この世界に日本と近いようで少し違う、新しい概念の結婚を根付かせたいと思っている。
大切なサナとの結婚式をお試しの場にしてしまうのは申し訳ないけれど、これを一つの試金石にしたい。
実家に到着すると、お母上とお祖母さんが出迎えてくれた。
事前に手紙で今日の事を報せてあったからだろう。
サナがこの実家で寝るのは、今日が最後になる。
お母上が授爵したことで領地と屋敷が与えられたので、そちらに家族全員が引っ越すことになるからだ。
「安田侯爵様、結婚のご挨拶にお越し下さったばかりでなく、この様な素敵な時間を与えて下さり、本当にありがとうございます」
お母上はそう言って俺に頭を下げる。
「母上様、侯爵はお止めください。今は義理の息子の英樹ですので」
そう言うと、お母上もお祖母さんも笑ってくれた。
お母上やサナと話し合って、王宮以外の場所で顔を合わせた時は『娘とその夫』として接してもらうように決めたんだ。
「サナはいつも仕事に私の世話にと頑張ってくれています。ですので、時にはこういう時間を過ごしてもらいたいと思っていたんです」
「そうでしたか。本当にサナは素晴らしいお方と結婚することが出来て良かったです」
そう言ってまた深々と頭を下げられる。
「これからは私もセットでお会いする機会が増えるでしょうし、子が生まれればサナが一人でご家族と過ごせることは無くなってしまうでしょう。そうなると、どうしても妻の顔や母親の顔で皆さんと接することになってしまいますから、そうなる前に『娘の顔』で皆さんと一緒に過ごして欲しかったんです。それが私の世界の嫁入り前の仕来りですので」
また嘘を吐いたが、お母上たちは頻りに感心してくれる。
それから少しだけ世間話をして、俺は屋敷に戻る。
愛車に乗り込むと、サナが運転席の窓に近寄って来る。
「どうしたんだい?」
「ダーリン…。本当にありがとうございます」
そう言って改めて深々と頭を下げる。
「お礼を言うのは俺だよ。サナはいつも頑張ってくれてるからね」
「そんな…。私がダーリンのお世話をするのは妻として当たり前ですから…」
サナの瞳は今にも涙が零れ落ちんばかりに潤んでいる。
「当たり前なんかじゃないよ。俺はいつも感謝してるよ」
サナの頭を撫でて、目尻の涙を拭ってあげる。
「ダーリンは本当に素敵で、優しいお方ですね♡」
「惚れ直したかい?」
「毎日惚れ直してますけど、いつもの一万倍惚れ直しました♡」
そう言って笑ってくれる。
「毎日たくさん話してるけど、いつまででも話していたくなっちゃうから、もうお家の中にお入り」
「明日の朝までお会いできないのが淋しいですけど、折角ダーリンが与えて下さった時間なので、家族とたくさんお話させていただきますね」
「俺もサナと一緒に寝られないのは淋しいよ。でも、そんなことは気にしないでたくさん甘えて、たくさん親孝行しておいで」
「はい!」
「じゃ、また明日。愛してるよ、サナ」
サナの額にキスをする。
「私も心から愛してますよ♡」
そのお礼とばかりに、サナは背伸びをして頬にキスをしてくれる。
俺のお嫁さんはカワイイなぁ。
「ではダーリン、おやすみなさい♡また明日お会いするのを楽しみにしてます♡」
と元気な声で言って、投げキッスをして手を振って家に入って行った。
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