異世界召喚されて神様貴族生活

シロイイヌZ

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第七十五話

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 「もう一回だけ、シテもらえませんか?」
あずさにおねだりされたので、たっぷり絶頂させてあげた。
あちらの世界の異世界補正と違って連射に限界は有るけれど、まだまだ俺も捨てたもんじゃないようで、日本でもちょっとフェラチオをしてもらったらすぐに復活できた。
 合計二発のセックスを二人で楽しんで、急いで自宅に戻る。
あずさは一応仕事中だからな。
「どこに行ってたの?」
戻って来ていた陽菜に聞かれたが、ラブホに行っていたことは言わない。
「車を買いに行ってたんだよ」
店用車を買ったことを簡潔に知らせておく。
中古車とはいえ現行車だ。お買い得ではないけど見栄えは悪くないはずだ。
「へぇ、車が来るんだ。なんか楽しみだね」
確かに、納車を待つのはいつもワクワクするな。
「あたしたちはどうしてお屋敷に行くことになったの?」
未希にも質問されるが、それを今から話そうと思っていた。
「屋敷に引っ越して来るのに当たって、皆に挨拶をして欲しいのと…、今日は抽選会が有るんだ」
「抽選会?なんか賞品でも貰えるの?」
陽菜はお気楽だな。
「いや、そう言う抽選ではなくて、その…順番を決めるんだ」
「順番?」
「俺とセックスする順番だよ。人数が多いから当番制にするんだ。俺とそういう関係になることを望まないなら抽選には参加しなくて良いけど、屋敷に住むのなら自己紹介はしておいてくれ」
と、ストレートに伝える。
「セックスの順番って…。なんでそんなの抽選にするのよ」
「私は参加しますよ」
「あたしもする!」
「屋敷の住人全員が俺に抱かれることを希望してるんだ。順番の当番制にしないと対応しきれない。俺は一人しか居ないからな」
「そうなんだ…。じゃぁ、あたしも参加するよ」
未希は渋々な感じだ。
「未希、別に参加しなくても構わないぞ」
「だって、抽選に参加しないと抱いてもらえないんでしょ?そんなのイヤだよ」
そうなんだ。未希って、軽いツンデレなのかな?
「そうか。まぁ、無理はするな」
「お兄ちゃんのお屋敷って、今何人で暮らしてるの?」
「俺も含めて四十五人だよ」
「は?」
「妻が一人、婚約者が六人、メイドが六人、騎士が二十一人、使用人が十人だ」
「それ、全員が女性なの?」
「そうだよ。俺以外は全員女性だ」
「なかなか順番が回って来そうにないね…」
陽菜が溜息を吐く。
「四十四人のうち十人は使用人だから、当番には含まれないよ」
「そう言う人もいるの?」
「うん。だから、イヤなら俺に抱かれる必要は無い」
「イヤじゃないです!」
「あたしもイヤじゃないよ!」
「あたしも別にイヤってわけじゃないよ」
なんか、未希を虐めたくなって来た。
「未希、そんなに周りの意見に合わせて流される必要は無いぞ。俺は『本当に抱いて欲しい』と思う相手しか抱きたいと思えない。セックスはノリと雰囲気が重要だからな。イヤイヤ服を脱がれても、雰囲気が悪くなるだけだし、俺もそんな相手を無理に抱きたいとは思わない」
「イヤじゃないって!あぁもう…!私だって隊長に抱いて欲しいよ…」
「俺は素直に愛情を表現してくれる女性が可愛いから好きだ。ツンデレはよく解らんし、振り回されるのも好きではないからな」
それは本当だ。俺は振り回されて喜べるMではない。
「わかりました…」
未希はシュンとするが、まぁ解ってくれただろう。

 もう少し今日やるべき仕事が残っていると言うので、俺は一足早く屋敷に戻る。
夕食時になったら再度迎えに行く。
屋敷に戻って、サナのお料理研究を覗く。
「サナ、今日は何の料理を研究してるんだい?」
サナを後ろから抱き締め、首筋にキスをしながら髪の香りを楽しむ。
「あん♡ 今日は卵料理の研究です。『だし巻き』を作ってみましたけど、味見をしていただけますか?」
そう言うサナの唇にキスをする。
「サナの手料理を食べられるのなら、ぜひ味見がしたいな」
そう言いながらも、サナの唇を貪り続ける。
サナも菜箸を投げ出して俺に抱き付き、俺の唇を舐め回している。
サナのおっぱいを揉み、お尻を撫で回す。
そのままパンツを脱がせて、秘裂に指を這わせる。
もうすっかり濡れて、いつでも指を入れられる状況だ。
でも、今は割れ目を指先で撫でるだけにしておく。
「ん…♡ ダーリン…♡ お指をくださらないんですか…?」
サナが切なげに腰をよじりながら聞いて来る。
「欲しいのかい?」
指の動きを速めながら、それでも挿入はしない。
「んはぁ…♡ 欲しいです…♡ サナはいつも…ダーリンが欲しいです…♡」
指を半分だけ挿入して、おまんこを掻き混ぜる。
「あぁん…♡ ダーリン…♡ 気持ちいい…♡」
おまんこのクチュクチュという水音が、二人きりのキッチンに響く。
「もっと欲しいかい?」
「もっと…欲しいです…♡ いっぱい…イっちゃうくらい…♡」
サナは腰を振って指を奥に迎え入れようとするから、中指を根元まで挿入てあげる。
「あっ…♡ ダーリンすごい…♡ んっくぅ…♡ はん♡ イイっ♡」
俺の首にしがみついたサナの右足を傍らの椅子に乗せて片足を上げさせる。
「はぁっ♡ はぁっ♡ ダーリン…ダーリン…♡ 愛してますっ♡ イくっ♡ イくぅっ♡」
腰を捩らせながらブシュッと潮を吹く。
「んっ♡ はぁっ♡ もうイっちゃいました…♡ ダーリンはスゴイです…♡」
サナは俺の胸に汗ばんだ額を押し付けて、そう囁いた。

 サナが口に咥えただし巻きを口移しで食べさせてもらう。
うん。かなり美味しい。俺の母ちゃんと同じくらい美味しいな。
「ダーリンが書いてくださった『お義母様のレシピ』で作ってみました。いかがですか?」
「すごく美味しいよ。サナは本当に天才的に料理上手だね」
そう言うとすごく嬉しそうな顔をしてくれるが、本当に美味い。
炊き立てご飯と味噌汁が有れば、十分に食事として通用する美味しさだ。
「そう仰っていただけると嬉しいです。それと、ダーリンがお好きだと仰っていた『ポーチドエッグ』も作ってみました」
言いながら、まな板に載せたポーチドエッグを半分に切ってくれる。
中から綺麗な半熟のゆで卵が姿を現す。
「ソースもダーリンのレシピ通りに作りました。これで大丈夫ですか?」
それは俺のオリジナルのオーロラソースと簡単デミグラスソースのレシピだ。
サナが自分の手の甲にちょっと付けて、舐めさせてくれる。
「美味い!素晴らしい出来だよ!!」
本当にお世辞抜きに美味しい。
「前回は少し酸味が残ってしまったので、加熱時間を少しだけ伸ばしてみました。それが良かったのかも知れませんね」
サナは俺が述べた感想をノートに書き込んでいる。本当に研究熱心だな。
それらを半分に切られたポーチドエッグに付けて食べてみる。
「これだよ!サナ!!」
お世辞抜きで本当に美味しい。
ポーチドエッグも前回は卵が固くなりすぎて失敗してしまったんだが、今回のは絶妙な出来具合だ。
サナを抱き締めて、その喜びを体で表現する。
「本当に良かったです!これで安心して次のお料理に取り組めます!」
サナも嬉しそうだ。
 サナを何とかして俺の母ちゃんに会わせてみたいなぁ。
母ちゃんをこっちの世界に連れて来たらパニックなるだろうし、そもそも連れて来られる保証も無いからな。
サナを『俺のお嫁さんだ』と紹介したら、驚きのあまりぶっ倒れる可能性も有るな。
まして、この屋敷の使用人以外の全員と子作りするなんて知ったら、どんな反応をするだろう。
でも、いつか会わせてみたいと思うし、子供が生まれたら見せてあげたい。

 サナも夕食の準備の手伝いに行くと言うので、俺も日本に三人を迎えに行くとするか。
日本の自宅の冷蔵庫に冷やしてある缶コーヒーを四本持って、事務所に降りる。
「お疲れさん。ほい、コーヒーどうぞ」
三人の好みのコーヒーは知っているが、陽菜に纏めて渡すようにしている。
日によってはレッド〇ルなんかを差し入れることもあるけど、それは俺の気分だ。
「隊長、今日の夕食はあっちの世界で食べていいんですか?」
「あぁ、そのつもりだぞ。食べたくなければ来なくて良いけど、屋敷にも住めないぞ」
「未希ねえちゃん仲間外れになるよ~」
陽菜にまで揶揄われている。
「そうじゃなくて、あっちの世界のマナーとか知らないし、食事も合うか解らないから」
「元自衛官のくせに、何が『食事が合うかどうか…』だよ。まぁ、基本的にあっちの食事は三ツ星級に美味い。最近はサナがこっちの世界の料理を研究をしているし、今夜は刺身とチラシ寿司のバイキングだ。美味いぞ」
そう口にしたら、腹が減ってきた。
「隊長がそう言うなら、安心したよ。うん。楽しみになって来た」
そう言うけれど、気になるので言っておくとしよう。
「未希、君は神経質すぎるぞ。そんなことじゃ、これからやって行けないぞ」
「あぁ…、うん。そうかも知れない。気を付けます」
「あっちの世界の皆に失礼な態度を取るなよ。そんなことしたら、全員追い返すからな」
「解ってるよ。そんなことしないよ。」
本当かねぇ?俺が未希を一番信用していないのは事実だが、俺はこの言葉を全員に言っているつもりだ。
「言わなくても解るだろうけど、君たちは彼女たちよりも年上だ。でも、新入りなんだから一番低い立場であることも理解しておくように」
「それは具体的にどういうことに注意すれば良いですか?」
「そうだな。年下であっても呼び捨てや『〇〇ちゃん』呼びはご法度だな。使用人まで含めて全員を『さん』付けで呼ぶのは基本だぞ。例えば、サナは俺の妻で侯爵夫人だから、屋敷では『サナ様』って呼ばれてるくらいだ。サナを呼び捨てや『ちゃん』で呼ぶことが出来るのは、俺とエリスたち六人だけだ」
厳しいようだが、それくらいは社会の基本だと思う。
「わかりました。気を付けます」
あずさは本当に素直だな。
「あたしも気を付けるよ」
と未希は言うが、そうやって自衛隊を辞めてから俺に対してタメ口なところなんだよな。
こういうのは日ごろから気を付けていないと、すぐにボロが出るからな。
と、それも付け加えて言っておいた。
「はい。気を付けます…」
不満そうだが、いずれ俺が言いたいことも解ってくれるだろう。
「さぁ、腹が減った。そろそろあっちの世界に行こうか」
『異界渡航』の窓を呼び出して、異世界に三人を招待した。

 「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
三人を連れて屋敷の前に立つと、サナとメイド長のアイナが出迎えてくれる。
「お待たせしたね。さぁ、行こうか」
さっさと夕食にしたいところだが、まずは屋敷の中の三人に割り当てる部屋に案内する。
三人の部屋はダイニングなどが有る建物の三階に用意してある。
「この三部屋を君たちの部屋にするから、見ておくといいよ」
三人はそれぞれ部屋に入って、室内を見ている。
魔法が使えないから灯りは点けられないので、俺が点けてあげた。
『光石を光らせたり、お湯を出したりする魔法は三歳くらいで覚える基礎魔法です』
とサナが教えてくれたことがある。
この三人にどうにかして魔力を譲渡出来たら、楽になるんだけどな。
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