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第六十八話
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「英樹殿、よくおいで下さいました。どうぞ、楽になさってください」
今日の女王は厳かでもないしざっくばらんでもない。
これは何を意味しているのかな?
冷静を装いながら、相手の出方を探ってみる。
「そんなに警戒なさらなくても大丈夫です。そんなに悪い話ではないですから」
女王は笑いながらそんなことを言うけど、先日騙されているからな。
「サナ、屋敷での新しい暮らしは如何ですか?」
話をすり替える気なのか、サナに話を振る。
「はい、陛下。楽しく暮らしておりますし、最近ではダーリンの世界の文字を学びながら彼方のレシピの研究を進めております」
サナも嬉しそうに説明している。
「英樹殿、レイナや騎士隊、メイドの皆は息災ですか?」
なんか唐突に俺に聞いて来るな。そんな事、サナとの世間話の中で聞きゃ良いよな。
「ええ。皆、仕事に励んでくれておりますよ」
当たり障りのない応えをしておく。
「それは何よりです。レイナとはもう伽は済まされたのですか?」
そう来たか。
「陛下、その様な無粋は申されないでください。ですが、真面目に答えるのなら『まだ』です。彼女たちにも心の準備が必要でしょうから」
なんで女王にセックス事情まで話さなきゃならんのだ?
「そうですか。レイナたち騎士隊も其方との結婚を望んで志願したのですから、いつでも誰にでも手を出して構わないのですよ?私としては、子を儲けることを推奨して送り出しておりますから」
この女王、とんでもねぇな!
「時期を見て、然るべきタイミングでそうなれるよう配慮します。ですが、最初の子供は妻であるサナにお願いしたいと考えています」
それは間違いなく、本当にそう思ってる。
俺の最初の子供を産んでくれるのはサナ以外には有り得ない。
「なるほど。サナ、精霊の子を産むことは誰にでも出来ることではありません。正に女の誉です。励みなさい」
「はい、陛下。必ずダーリンの良いお子を産んで御覧に入れます」
まぁ、今は避妊魔法のおかげでサナとのセックスライフを満喫してるけど、結婚式が済んで落ち着いたら本格的に子作りに励もうと思う。
「陛下、今日お呼びになられたのは、まさか子作りの奨励ではありませんよね?」
絶対にそれで呼ばれたわけではないはずだ。
「そうでした。英樹殿、貴方を元老院外務大臣に任命します」
「は?」
「聞こえませんでしたか?貴方を外務大臣に任命します」
やっぱりかよ!
「私は魔王討伐隊指揮官を拝命しています。その上外務大臣では荷が重すぎます!」
いや、本当に勘弁してください!
「何を仰いますやら。英樹殿ほどの器量が有れば何も問題は無いでしょう」
いくら素敵な笑顔を向けられても、俺には無理だ。
「申し訳ありませんが、お断りいたします」
「安田伯爵、これは王命ですよ?」
セリカが横から権力を振り翳して来るけど、無理なもんは無理!
「その真意は敢えてお聞きしませんが、そもそも私は異世界人で、この国の臣民ではありません。強制されるのであれば、私にも考えがあることをお忘れなきよう」
こうなりゃ、王国と一戦交えることになろうと断ってやる。
「セリカ、その様に英樹殿を縛り付ける発言をするのは控えるよう命じたはずです。英樹殿、申し訳ありません。ちゃんと事情を説明致します故、私に免じて怒りをお鎮め願えませんか?」
女王に下手に出られてしまうと、こっちも拳を下ろさざるを得ない。
「事情というのをお伺い出来ますか?」
話の内容によっては受けざるを得ないかも知れないけど、出来るだけ断りたい。
女王に代わってセリカが話した内容によると
「先日、ダミアス達に取引を持ち掛けていたバルバスの間者を捕らえたことはお話した通りですが、その間者が戻らない事に業を煮やしたバルバス王が新たな間者を送り込んで来ました。またその間者を捕らえたのですが、その話に寄ると、バルバスは近日中にも我が国に宣戦を布告し、攻め込んで来る手筈を整えていると言うのです」
つまりは、そうなる前に外務大臣として俺にどうにかしろと?
「その間者はどうしたのです?」
「まだ両名とも地下牢で生きていますよ」
生かさず殺さずの拷問でも続けているってことかね?
まぁ、生きているなら交渉の材料にはなるわな。
「で、私にバルバスと何を交渉しろと仰るのです?」
「それはまだ決めておりませんが、戦争は互いの利益にはなりませんので無かったことにしていただきたいのです」
どういう意味だ?ちょっと話が見えて来ない。
「よく解りませんが、まずはその間者と話をさせていただけますか?」
サナと二人、王城の別棟にある地下牢に案内される。
サナにはそんな場所は見せたくないんだけどね…。
手前の牢屋に一人、離れた奥の牢屋にも一人入っていると聞いているが
どちらを覗いても、全裸に剥かれた女が鎖に繋がれていた。
間者って言うから勝手に男だと思ってたけど、女だったのね。
情報を引き出すために拷問をすることを許可されている。
男なら口を割らせるのは簡単だ。銃で撃つだけでカタが付く。
でも、女はなぁ…。
ここは一つ、『快楽攻め』を試してみちゃおうか。
ポケットに忍ばせて来ておいた髑髏のネックレスを使って、電動木馬や鞭を錬成してみた。
俺はSMの素養は無いんだけどなぁ。
取り敢えず、電動木馬はシーツを掛けて隠しておこう。
あと、屋敷に保管しておいた『大人のおもちゃ』を呼び出す。
かなり凶悪な見た目と大きさのディルドとリモコンバイブだ。
多分、市販の品でこれほど巨大なバイブは存在しないだろうと思えるほどデカイ。
でも、俺の異世界補正されたチンポよりは小さい。
サナに見せたら
「こんなに大きな張り型はこの世界には存在しませんね。でも、ダーリンのおちんぽに比べたら…小さい…と言うか…、その…可愛いらしい…?ですよね?」
だそうだ…。
俺のチンポはそんなに凶悪な大きさなのかよ。
その間者を二人とも連れて来てもらう。
当然と言えば当然かもしれないけど、全裸にされている。
でも、このレムリアの女性に比べたら貧相なカラダだ。
「俺はこの国の伯爵にして、勇者に召喚された精霊だ。これから君たちにいくつか質問させてもらう。話すか話さないかは自由だが、拒否権は無い。解かったか?解ったら返事をしろ。解らなくても返事をしろ」
いきなり無茶なことを言っちゃう。
「貴様の質問になど…ぐふぅっ」
女の一人を蹴り飛ばす。
どんな状況でも女性に暴力を振るうのは気分悪いなぁ。
「誰が喋れと言った。俺は返事を求めただけだ」
「黙れ!この卑怯…ひゃんっ!」
もう一人も蹴り飛ばす。
「お前が黙れ」
そう言って、置いておいたSM用の鞭で後者の女をシバキ倒す。
サナを見ると澄ました顔で黙っている。
「お前たちは誰に言われて此処に来た?」
最初に蹴り倒した女の髪を掴んで顔を上に向かせて問う。
「お前の…お前の母親だ!」
この時点で喋ったところでまた嘘を言うのは解ってた。
「サナ、聞いたか?俺の母ちゃんに言われたそうだよ」
パシン!
「そのようですね」
「母ちゃん、最近会ってないなぁ。元気かなぁ?」
パシン!パシーン!
「きっとお母上様もダーリンにお会いになりたいでしょうね」
「俺も母ちゃんに会いたいなぁ」
パシーン!
言いながら、女を何発も引っ叩く。
俺の母ちゃんを引き合いに出した罰だ。拷問とは関係ない。
騎士に頼んで一人に目隠しをして椅子にM字開脚で縛り付け、ギャグボールを噛ませる。
で、手足を縛って身動きが取れないもう一人が見ている前で、乱暴に手マンをしてやる。
「どうだ?気持ちいいか?」
縛られた女はGスポットを攻め立てられて、涎をダラダラと垂らしながらよがり狂う。
首を振って否定しようとするけど、潮を吹きまくるカラダは正直だ。
そんな女に極太巨大リモコンバイブを挿入してやる。
「んぎぃっ ふぐっ んっぐぅっ んンっ んんンっ んっ んっ んン~~っ」
椅子ごと蹴り倒し強引に仰向けにすると、バイブをピストンさせてやる。
「んンっ んっ んぐぅっ んっんっ んンっ んンっ ん~~~っ」
またもぶじゃぶじゃと汚い音と立てて潮を吹きまくる。
「なんだ。気持ちいいんじゃん。だったら、心行くまで味わえ」
そう言ってバイブを『中』の強さでうねらせる。
もう片方の女にはピンローを仕込んでガムテープでクリトリスに固定しておく。
で、もう一人が潮を吹きまくるのをたっぷりと見せつけられる位置に転がしておく。
「止めろぉ!止めてくれ! ひぎぃっ!イくぅっ!」
うるせぇな。こいつにもギャグボールを噛ませておこう。
「んごっ ンうぅっ んぐうっ んっ んンっ」
「んっ んっ んぅっ んっ んっ」
初めて体験するであろう『大人のおもちゃ』で存分に快感を味わうがいい。
「サナ、帰ってご飯にしよう」
「はい、ダーリン♡」
そのまま放置して牢屋を後にした。
屋敷に戻って昼食の冷やし中華を食べた後、再び王城の地下牢に戻る。
日本で買って来た麺とスープを使ったけど、サナが作る冷やし中華も絶品だ。
そう言えば、女性は何度も絶頂させられると相手のことが憎たらしくなったり、絶頂の限度を超えると死にたくなると聞いたことがある。
「サナも俺に何度もイかされると腹が立つの?」
と聞いてみる。
「私は別に腹を立てることは無いですけど、何度も何度も連続で絶頂したら、『ダーリンにならこのまま殺されても良いから、めちゃくちゃにされたい』と思ってますね」
顔を真っ赤にしてそう言ってくれた。これは後で何度もイかせてあげないとな。
牢屋の中に入ると、二人は涎と潮でベタベタになっている。
「んっ… んっぐ… んっ…」
と、未だ涎を垂らしながら喘いでいる。
ピンローをクリトリスに固定した方は白目を剥いているし、バイブ攻めにしてある方は目隠しをしてあるからよく解らんけど、全身を震わせている。
「おいおい。休んでんじゃねえぞ」
バイブのスイッチを最強にしてあげる。
「んぶぅぅっ んぐぅっ んン~っ」
また絶叫を上げるから、バイブが抜けないように足で押し込んであげる。
「んごっ んンンっ んっ んっ んほぉっ」
その絶叫を聞いて、ピンローの方が意識を取り戻したようだ。
「君には別のを用意してあるよ。ほら、これだ!」
電動木馬のシーツを外してお披露目する。
「んっ んんんンっ んんンっ んんンっ」
首を横にブンブン振りながら何か言いたげなので、ギャグボールを取ってやる。
「お願いです!何でも言いますからっ!もうこれ以上は!お願いですから!」
涙を流しながら言ってるけど、俺の知った事じゃない。
「遠慮するなって。こっちの彼女より数倍気持ちいいはずだから、期待すると良いぞ」
言いながら、巨大ディルドをおまんこに捻じ込む。
「んぎぃぃっ イヤだ…っ もうイくのイヤだっ」
こいつのおまんこにディルドを根元まで捻じ込んで、抜けないようにまたガムテープで貼ってやる。
「そんなに嫌うなって。まぁ楽しめ!存分にな!!」
またギャグボールを噛ませて、電動木馬に乗せる。
電動木馬から落ちて逃げられないように、天井から吊るしたロープで腕を縛る。
同時に両脚も電動木馬の柱に縛っておくのも忘れない。
「これがどうなるか、解かるかい?」
女は泣きながら首を横に振る。
「それはもう、めちゃくちゃ楽しいからな。楽しめよ」
電動木馬のスイッチを弱にセットする。
「んンンっ んぎぃぃっ んぎぃぃぃっ」
潮なのかおしっこなのか解らん物を吹き出すけれど、俺は一向に気にしない。
正直に言ってしまうと、こいつらがぶっ壊れようが俺は知らん。
「ん?そうか、刺激が弱いか。じゃ、強くしてやろう」
スイッチをランダムにセットして、また放置する。
「サナ、屋敷にお茶を飲みに帰ろうか」
「はい♡」
立ち去る時に後で何か言おうとしているのか
「はっへっ! ほへはいっ! ほへはいぃっっ!!」
って声が聞こえたけど、無視して屋敷に戻った。
一時間ほどサナとお茶を飲んだりイチャイチャして過ごした後、牢屋に戻る。
快楽攻めは長時間放置し過ぎるのは逆効果だと聞いたことがあるからだ。
牢屋に入るとグッタリしながらも
「んっぐっ んンっ んっ んっ」
と喘ぎながら粗相を続ける二人が目に入る。
目隠しを外すと、良い感じに目が死んでる。頃合いかな。
それからは簡単だった。
やはりバルバス王からの直接の命令で潜入し、工作活動を行っていた。
それだけではなく、バルバスと契約している魔族の名や、どのようにして戦争を仕掛けてこの国を乗っ取るつもりでいたのかも歌った。
さらに、その戦争を仕掛けようとしているのはバルバス王を含む一部の強硬派であり、以前は穏健派が多数を占めていたのだが、バルバス王が大規模な粛清を始めて穏健派を処刑してしまったために国勢が荒れていることまで歌ってくれた。
それを女王とセリカに報告すると
「そうですか。であるならば、やはり英樹殿にはバルバスに出向き、穏健派と話をしていただきたいのです」
「それはつまり、『あちらの国のクーデター片棒を担げ』と仰りたいわけですね?」
もう言葉を選ぶのさえ面倒くさい。
「流石は英樹殿です。ご聡明でいらっしゃいますね」
そんな言葉で褒められたって、何も嬉しくはない。
本当は全身全霊でお断りしたいのだが、クーデターなんてことを無傷で成し遂げられるのは俺しかいないだろう。
仕方が無いので、了承した。
ちなみに…
間者の二人はすっかりエクスタシージャンキーになってしまったようだ。
目を放せばオナニーに耽っていて、看守の騎士が困っているそうだ。
完全に壊れちゃったみたいだけど、ちょっとやりすぎたかな?
まぁ、いいか。俺には関係ないね。
今日の女王は厳かでもないしざっくばらんでもない。
これは何を意味しているのかな?
冷静を装いながら、相手の出方を探ってみる。
「そんなに警戒なさらなくても大丈夫です。そんなに悪い話ではないですから」
女王は笑いながらそんなことを言うけど、先日騙されているからな。
「サナ、屋敷での新しい暮らしは如何ですか?」
話をすり替える気なのか、サナに話を振る。
「はい、陛下。楽しく暮らしておりますし、最近ではダーリンの世界の文字を学びながら彼方のレシピの研究を進めております」
サナも嬉しそうに説明している。
「英樹殿、レイナや騎士隊、メイドの皆は息災ですか?」
なんか唐突に俺に聞いて来るな。そんな事、サナとの世間話の中で聞きゃ良いよな。
「ええ。皆、仕事に励んでくれておりますよ」
当たり障りのない応えをしておく。
「それは何よりです。レイナとはもう伽は済まされたのですか?」
そう来たか。
「陛下、その様な無粋は申されないでください。ですが、真面目に答えるのなら『まだ』です。彼女たちにも心の準備が必要でしょうから」
なんで女王にセックス事情まで話さなきゃならんのだ?
「そうですか。レイナたち騎士隊も其方との結婚を望んで志願したのですから、いつでも誰にでも手を出して構わないのですよ?私としては、子を儲けることを推奨して送り出しておりますから」
この女王、とんでもねぇな!
「時期を見て、然るべきタイミングでそうなれるよう配慮します。ですが、最初の子供は妻であるサナにお願いしたいと考えています」
それは間違いなく、本当にそう思ってる。
俺の最初の子供を産んでくれるのはサナ以外には有り得ない。
「なるほど。サナ、精霊の子を産むことは誰にでも出来ることではありません。正に女の誉です。励みなさい」
「はい、陛下。必ずダーリンの良いお子を産んで御覧に入れます」
まぁ、今は避妊魔法のおかげでサナとのセックスライフを満喫してるけど、結婚式が済んで落ち着いたら本格的に子作りに励もうと思う。
「陛下、今日お呼びになられたのは、まさか子作りの奨励ではありませんよね?」
絶対にそれで呼ばれたわけではないはずだ。
「そうでした。英樹殿、貴方を元老院外務大臣に任命します」
「は?」
「聞こえませんでしたか?貴方を外務大臣に任命します」
やっぱりかよ!
「私は魔王討伐隊指揮官を拝命しています。その上外務大臣では荷が重すぎます!」
いや、本当に勘弁してください!
「何を仰いますやら。英樹殿ほどの器量が有れば何も問題は無いでしょう」
いくら素敵な笑顔を向けられても、俺には無理だ。
「申し訳ありませんが、お断りいたします」
「安田伯爵、これは王命ですよ?」
セリカが横から権力を振り翳して来るけど、無理なもんは無理!
「その真意は敢えてお聞きしませんが、そもそも私は異世界人で、この国の臣民ではありません。強制されるのであれば、私にも考えがあることをお忘れなきよう」
こうなりゃ、王国と一戦交えることになろうと断ってやる。
「セリカ、その様に英樹殿を縛り付ける発言をするのは控えるよう命じたはずです。英樹殿、申し訳ありません。ちゃんと事情を説明致します故、私に免じて怒りをお鎮め願えませんか?」
女王に下手に出られてしまうと、こっちも拳を下ろさざるを得ない。
「事情というのをお伺い出来ますか?」
話の内容によっては受けざるを得ないかも知れないけど、出来るだけ断りたい。
女王に代わってセリカが話した内容によると
「先日、ダミアス達に取引を持ち掛けていたバルバスの間者を捕らえたことはお話した通りですが、その間者が戻らない事に業を煮やしたバルバス王が新たな間者を送り込んで来ました。またその間者を捕らえたのですが、その話に寄ると、バルバスは近日中にも我が国に宣戦を布告し、攻め込んで来る手筈を整えていると言うのです」
つまりは、そうなる前に外務大臣として俺にどうにかしろと?
「その間者はどうしたのです?」
「まだ両名とも地下牢で生きていますよ」
生かさず殺さずの拷問でも続けているってことかね?
まぁ、生きているなら交渉の材料にはなるわな。
「で、私にバルバスと何を交渉しろと仰るのです?」
「それはまだ決めておりませんが、戦争は互いの利益にはなりませんので無かったことにしていただきたいのです」
どういう意味だ?ちょっと話が見えて来ない。
「よく解りませんが、まずはその間者と話をさせていただけますか?」
サナと二人、王城の別棟にある地下牢に案内される。
サナにはそんな場所は見せたくないんだけどね…。
手前の牢屋に一人、離れた奥の牢屋にも一人入っていると聞いているが
どちらを覗いても、全裸に剥かれた女が鎖に繋がれていた。
間者って言うから勝手に男だと思ってたけど、女だったのね。
情報を引き出すために拷問をすることを許可されている。
男なら口を割らせるのは簡単だ。銃で撃つだけでカタが付く。
でも、女はなぁ…。
ここは一つ、『快楽攻め』を試してみちゃおうか。
ポケットに忍ばせて来ておいた髑髏のネックレスを使って、電動木馬や鞭を錬成してみた。
俺はSMの素養は無いんだけどなぁ。
取り敢えず、電動木馬はシーツを掛けて隠しておこう。
あと、屋敷に保管しておいた『大人のおもちゃ』を呼び出す。
かなり凶悪な見た目と大きさのディルドとリモコンバイブだ。
多分、市販の品でこれほど巨大なバイブは存在しないだろうと思えるほどデカイ。
でも、俺の異世界補正されたチンポよりは小さい。
サナに見せたら
「こんなに大きな張り型はこの世界には存在しませんね。でも、ダーリンのおちんぽに比べたら…小さい…と言うか…、その…可愛いらしい…?ですよね?」
だそうだ…。
俺のチンポはそんなに凶悪な大きさなのかよ。
その間者を二人とも連れて来てもらう。
当然と言えば当然かもしれないけど、全裸にされている。
でも、このレムリアの女性に比べたら貧相なカラダだ。
「俺はこの国の伯爵にして、勇者に召喚された精霊だ。これから君たちにいくつか質問させてもらう。話すか話さないかは自由だが、拒否権は無い。解かったか?解ったら返事をしろ。解らなくても返事をしろ」
いきなり無茶なことを言っちゃう。
「貴様の質問になど…ぐふぅっ」
女の一人を蹴り飛ばす。
どんな状況でも女性に暴力を振るうのは気分悪いなぁ。
「誰が喋れと言った。俺は返事を求めただけだ」
「黙れ!この卑怯…ひゃんっ!」
もう一人も蹴り飛ばす。
「お前が黙れ」
そう言って、置いておいたSM用の鞭で後者の女をシバキ倒す。
サナを見ると澄ました顔で黙っている。
「お前たちは誰に言われて此処に来た?」
最初に蹴り倒した女の髪を掴んで顔を上に向かせて問う。
「お前の…お前の母親だ!」
この時点で喋ったところでまた嘘を言うのは解ってた。
「サナ、聞いたか?俺の母ちゃんに言われたそうだよ」
パシン!
「そのようですね」
「母ちゃん、最近会ってないなぁ。元気かなぁ?」
パシン!パシーン!
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「俺も母ちゃんに会いたいなぁ」
パシーン!
言いながら、女を何発も引っ叩く。
俺の母ちゃんを引き合いに出した罰だ。拷問とは関係ない。
騎士に頼んで一人に目隠しをして椅子にM字開脚で縛り付け、ギャグボールを噛ませる。
で、手足を縛って身動きが取れないもう一人が見ている前で、乱暴に手マンをしてやる。
「どうだ?気持ちいいか?」
縛られた女はGスポットを攻め立てられて、涎をダラダラと垂らしながらよがり狂う。
首を振って否定しようとするけど、潮を吹きまくるカラダは正直だ。
そんな女に極太巨大リモコンバイブを挿入してやる。
「んぎぃっ ふぐっ んっぐぅっ んンっ んんンっ んっ んっ んン~~っ」
椅子ごと蹴り倒し強引に仰向けにすると、バイブをピストンさせてやる。
「んンっ んっ んぐぅっ んっんっ んンっ んンっ ん~~~っ」
またもぶじゃぶじゃと汚い音と立てて潮を吹きまくる。
「なんだ。気持ちいいんじゃん。だったら、心行くまで味わえ」
そう言ってバイブを『中』の強さでうねらせる。
もう片方の女にはピンローを仕込んでガムテープでクリトリスに固定しておく。
で、もう一人が潮を吹きまくるのをたっぷりと見せつけられる位置に転がしておく。
「止めろぉ!止めてくれ! ひぎぃっ!イくぅっ!」
うるせぇな。こいつにもギャグボールを噛ませておこう。
「んごっ ンうぅっ んぐうっ んっ んンっ」
「んっ んっ んぅっ んっ んっ」
初めて体験するであろう『大人のおもちゃ』で存分に快感を味わうがいい。
「サナ、帰ってご飯にしよう」
「はい、ダーリン♡」
そのまま放置して牢屋を後にした。
屋敷に戻って昼食の冷やし中華を食べた後、再び王城の地下牢に戻る。
日本で買って来た麺とスープを使ったけど、サナが作る冷やし中華も絶品だ。
そう言えば、女性は何度も絶頂させられると相手のことが憎たらしくなったり、絶頂の限度を超えると死にたくなると聞いたことがある。
「サナも俺に何度もイかされると腹が立つの?」
と聞いてみる。
「私は別に腹を立てることは無いですけど、何度も何度も連続で絶頂したら、『ダーリンにならこのまま殺されても良いから、めちゃくちゃにされたい』と思ってますね」
顔を真っ赤にしてそう言ってくれた。これは後で何度もイかせてあげないとな。
牢屋の中に入ると、二人は涎と潮でベタベタになっている。
「んっ… んっぐ… んっ…」
と、未だ涎を垂らしながら喘いでいる。
ピンローをクリトリスに固定した方は白目を剥いているし、バイブ攻めにしてある方は目隠しをしてあるからよく解らんけど、全身を震わせている。
「おいおい。休んでんじゃねえぞ」
バイブのスイッチを最強にしてあげる。
「んぶぅぅっ んぐぅっ んン~っ」
また絶叫を上げるから、バイブが抜けないように足で押し込んであげる。
「んごっ んンンっ んっ んっ んほぉっ」
その絶叫を聞いて、ピンローの方が意識を取り戻したようだ。
「君には別のを用意してあるよ。ほら、これだ!」
電動木馬のシーツを外してお披露目する。
「んっ んんんンっ んんンっ んんンっ」
首を横にブンブン振りながら何か言いたげなので、ギャグボールを取ってやる。
「お願いです!何でも言いますからっ!もうこれ以上は!お願いですから!」
涙を流しながら言ってるけど、俺の知った事じゃない。
「遠慮するなって。こっちの彼女より数倍気持ちいいはずだから、期待すると良いぞ」
言いながら、巨大ディルドをおまんこに捻じ込む。
「んぎぃぃっ イヤだ…っ もうイくのイヤだっ」
こいつのおまんこにディルドを根元まで捻じ込んで、抜けないようにまたガムテープで貼ってやる。
「そんなに嫌うなって。まぁ楽しめ!存分にな!!」
またギャグボールを噛ませて、電動木馬に乗せる。
電動木馬から落ちて逃げられないように、天井から吊るしたロープで腕を縛る。
同時に両脚も電動木馬の柱に縛っておくのも忘れない。
「これがどうなるか、解かるかい?」
女は泣きながら首を横に振る。
「それはもう、めちゃくちゃ楽しいからな。楽しめよ」
電動木馬のスイッチを弱にセットする。
「んンンっ んぎぃぃっ んぎぃぃぃっ」
潮なのかおしっこなのか解らん物を吹き出すけれど、俺は一向に気にしない。
正直に言ってしまうと、こいつらがぶっ壊れようが俺は知らん。
「ん?そうか、刺激が弱いか。じゃ、強くしてやろう」
スイッチをランダムにセットして、また放置する。
「サナ、屋敷にお茶を飲みに帰ろうか」
「はい♡」
立ち去る時に後で何か言おうとしているのか
「はっへっ! ほへはいっ! ほへはいぃっっ!!」
って声が聞こえたけど、無視して屋敷に戻った。
一時間ほどサナとお茶を飲んだりイチャイチャして過ごした後、牢屋に戻る。
快楽攻めは長時間放置し過ぎるのは逆効果だと聞いたことがあるからだ。
牢屋に入るとグッタリしながらも
「んっぐっ んンっ んっ んっ」
と喘ぎながら粗相を続ける二人が目に入る。
目隠しを外すと、良い感じに目が死んでる。頃合いかな。
それからは簡単だった。
やはりバルバス王からの直接の命令で潜入し、工作活動を行っていた。
それだけではなく、バルバスと契約している魔族の名や、どのようにして戦争を仕掛けてこの国を乗っ取るつもりでいたのかも歌った。
さらに、その戦争を仕掛けようとしているのはバルバス王を含む一部の強硬派であり、以前は穏健派が多数を占めていたのだが、バルバス王が大規模な粛清を始めて穏健派を処刑してしまったために国勢が荒れていることまで歌ってくれた。
それを女王とセリカに報告すると
「そうですか。であるならば、やはり英樹殿にはバルバスに出向き、穏健派と話をしていただきたいのです」
「それはつまり、『あちらの国のクーデター片棒を担げ』と仰りたいわけですね?」
もう言葉を選ぶのさえ面倒くさい。
「流石は英樹殿です。ご聡明でいらっしゃいますね」
そんな言葉で褒められたって、何も嬉しくはない。
本当は全身全霊でお断りしたいのだが、クーデターなんてことを無傷で成し遂げられるのは俺しかいないだろう。
仕方が無いので、了承した。
ちなみに…
間者の二人はすっかりエクスタシージャンキーになってしまったようだ。
目を放せばオナニーに耽っていて、看守の騎士が困っているそうだ。
完全に壊れちゃったみたいだけど、ちょっとやりすぎたかな?
まぁ、いいか。俺には関係ないね。
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私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
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カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
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異世界エステ〜チートスキル『エステ』で美少女たちをマッサージしていたら、いつの間にか裏社会をも支配する異世界の帝王になっていた件〜
福寿草真@植物使いコミカライズ連載中!
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クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
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クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
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性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
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男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
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