異世界召喚されて神様貴族生活

シロイイヌZ

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第四十九話

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 なんだかよく解らない流れになったが、三人の好意はよく理解した。
でも、それがサナがいない日本でのことであろうと、やはりサナとの約束は破れない。
明後日から四人で雑貨屋の商売を再開して新たに原石販売の商売を開始することにしたんだが、それでも三人の期待に応えてあげることは出来ない。
 三人に紹介していた再就職先には、各々が辞退の連絡をしてくれるそうだが、俺も折を見て連絡するとしよう。
「じゃ、未希は買い取り業者に同行してもらうからスーツで出勤してくれ。あずさと陽菜は店の掃除とディスプレイの再検討を頼むよ」
「了解です」
「解りました」
「再始動だね!楽しみ!」
 明後日の出勤時間を決めて解散しようとしていた時に、頭の中にユキの声が響く。
『ご主人様!助けてください!!』
切羽詰まった叫びにも似た声だった。
 
 これは非常事態かも知れない。急いであちらの世界に行かなくては。
「悪いがあちらの世界で助けを求められてる。俺は急いであっちに戻るから、戸締りはやっといてくれ」
未希に店の扉とシャッターのカギを投げて渡す。
「え!?何が有ったの!?」
「説明してる暇は無い!」
言いながら三人の目の前で『異界渡航』の窓をユキの居場所に開くと、そのまま飛び込んだ。
「ユキ、大丈夫か!?」
目の前にM11イングラムを構えて蹲るユキがいて、その横には大怪我をした女性と少女が横たわっている。ユキはその女性たちに治癒魔法を懸命に施していた。
「ご主人様…!申し訳ありません…」
「構わない。三人とも無事か?」
タタタタン!タタタン!タタタタン!!タタタン!!
数歩離れた場所でエリスとミクが小銃M4短機関銃MPXの発砲を続けている。
すぐに屋敷に置いてある俺の小銃などの装備を呼び出して装備する。
俺の姿を認めて、エリスとミクが駆け足でこちらに戻って来る。
「英樹様、ヘルハウンドの群れと交戦中です」
小銃を構えたままエリスが報告をしてくれる。
ミクは三連発バーストで発砲を続けている。
「戦力では圧倒しているんですが、数が多すぎて…」
三人も戦闘服に施した能力のおかげか、エリスが顔に擦り傷を負っている以外は大した怪我はしていない。
戦闘服には体力の自動回復は出来ても、自動治癒の能力は持たせていない。
なのでエリスの傷を治療しながら、周辺に目を凝らす。
少し離れて大きくて真っ黒な犬みたいな生物が多数、此方の様子を窺っている。
あのクソ犬どもが俺の可愛いエリスの顔に傷を負わせたのか…。滅する。
「何が有ったんだ?」
「はい…実は」
俺と別れた後、三人は徒歩でキオトの街に向かって歩いていた。
街道を進む途中、悲鳴が聞こえたので街道を外れてその方向に向かって走った。
それがこの場所だったようだが、三人が目にしたのはヘルハウンドの群れに襲われている馬車だった。
「このお二人だけは何とか助け出せたんですが…あとお一人、助けないと…」
エリスが指さした先に、巨大な犬に咥えられた人が見える。
男か女かは解らない。それほどズタボロにされてしまっている。
それに、ユキが懸命に精霊術で治療を続けている二人も…
女性は腹が裂けて内臓が零れだしている上に、両腕の肘から先が無い。
もう一人の少女は左腕の肩から下が無くなり、右足の膝下と左の足首が無い。
「何とか出血は止めたんですが…私だけでは力が及ばなくて…」
「この状況で止血できただけでも上出来だよ。よく頑張ったね」
ユキの頭を撫でて、宣言する。
「三人ともここまでよく戦った!ここからは俺が引き継ぐ!」

 ユキには怪我人の治療に専念してもらい、ミクにはそのバックアップをしてもらう。
「エリスは俺と一緒に要救助者の救助ならびに敵を掃討する。いいか!」
「「「畏まりました!」」」
小銃と拳銃に弾丸を装填して、背嚢に括り付けていたショットガンをミクに渡す。
「強化魔法を駆使すれば、君なら使えるはずだ」
「英樹様の武器だ…。ゼッタイ使いこなして見せます!」
ミクは魔導戦士としての才能がどんどん開花しているようだな。成長が楽しみだ。
エリスには予備のマガジンと弾丸を渡す。
「英樹様、そちらの方々もお守りすれば良いんですか?」
ミクが聞いて来る。
振り返えると、そこに未希、あずさ、陽菜の三人が立ち尽くしていた。

 「こんな所で何をしてるんだ!」
思わず声を荒げてしまった。
「だって…突然どこかに行こうとするから…」
言おうとする未希の言葉を無言で手振りだけで制する。
今はこいつと議論してる暇は無い。
未希は本当に空気を読むのが苦手のようだし、無鉄砲と言うか無計画と言うか、向こう見ずと言うか…。きっとあずさや陽菜のことも未希が巻き込んだんだろう。自衛官時代にも何度も注意したが、こいつのこの性格は本当に何とかしてもらいたい。
 まぁいい。今は未希たちの相手をしてられない。
拳銃P365を錬成して、未希に渡す。
「見て判ると思うが、ここは戦場だ。何もせず立ち尽くしてる者まで守ってやる暇は無い。それに君たちは勝手に付いて来たんだし君も元は自衛官なんだから、自分の身は自分で守ってくれ。あと、あずさと陽菜も守ってやるんだ」
「あのあたし…元看護士だし、応急処置のお手伝いをするよ!」
「そうだな。手伝ってやってくれ」
それだけ言って、エリスたちに向き直る。
「ミク、負担を掛けて申し訳ないけどこの三人も頼む。エリス、行くぞ!」
「「はい!!」」

 ヘルハウンドの群れに突進して、意表を突かれたであろう最初の一頭の首元に小銃の先に取り付けた銃剣をぶっ刺して、捩じ斬る様に払う。
一気に首を斬り落として返り血が飛び散るが、そんなことは一切気にしない。
足元に牙を剥いて来た一頭を力任せに蹴り飛ばす。胴が千切れて飛んで行く。
続けざまに小銃をセミオートで発砲して、三頭撃破。
フルオートに切り替えて五頭を倒して道を開くと、エリスと一緒に人を咥えた個体に突撃する。
よく見ると見た目が違う。ステータスを見ると『デスハウンド』と書かれている。
なるほど、ヘルハウンドの進化版か。群れを束ねているのはこの個体と思って間違いなさそうだな。
人が咥えられた状態では銃撃できない。
残った二頭のヘルハウンドを倒したエリスが俺の後ろに来て、肩に手を置いて合図をくれる。
「英樹様、お待たせしました」
「大丈夫だ。エリス、銃での戦闘にも慣れたようだね」
デスハウンドから目を離さず、エリスを褒める。
「ありがとうございます。英樹様の指導の賜物です」
嬉しいことを言ってくれる。抱きしめたくなるが、今はしない。
「エリス、この状況で銃を使って攻撃するのは得策か?」
「あの人に流れ弾が当たる可能性を考えると、それは得策ではないと判断します」
「正解だ。俺があのクソ犬の注意を引いてあの人から引き離すから、その隙に撃て」
「了解しました。英樹様のタイミングで、何時でもどうぞ」
 小銃を置いて立ち上がり拳銃をすぐに撃てるようにスタンバイする。
 その時だった。
パーン パーン
静まり返った周辺に二発の銃声が周囲に響き、デスハウンドがそちらに首を向けた。
銃を撃ったのは、未希だった。
 デスハウンドは咥えていた人を放し、そちらに走り始める。
「なにやってんだ!あのバカ…!」
エリスも慌てて照準を合わせようとするが、射線の先にユキたちがいる。
「…くっ!英樹様!!」
ダッシュでデスハウンドに向かって走る。追いつけるか!?
まさか犬にダッシュで勝てるとは思っていなかったけど、何とかギリギリで追いついた。
そのままの勢いで飛び掛かり、ヘッドロックの形で首を締め上げる。
ギリ…ギリギリギリ…
デスハウンドが暴れて抵抗する上に、俺も体勢が悪い。
「このクソがぁ!」
デスハウンドを捻じ伏せると、上に跨って『キャメルクラッチ』をキメる。
「うおりゃぁぁぁっ!!」
この馬鹿デカイ魔獣を手懐けようなんて気は無い。魔獣なんて倒すべき相手だからな。
なので遠慮なんてしない。目一杯の力で首を捻り上げた腕を引き上げる。
グギグギグギ ミシミシミシ グチャァ
そのままデスハウンドの首を力任せに引き千切った。
周辺にデスハウンドの血が飛び散り、未希たちやミクたちに雨のように降り注ぐ。
まさに血で血を洗う死闘は終焉を迎えた。

 エリスが一人、歩いて戻って来た。
「あの人はどうだった?」
「残念です…」
エリスはゆっくりと小さく首を振った。
エリスが駆け寄った時には、既に亡くなっていたそうだ。
「そうか…。無念だな…」
亡くなったのは女性で、身なりからして旅の者か冒険者だろうと言っていた。
『神の力』で何とかできないかと思ったのだが、ステータス画面の注釈には
『死に至った者を蘇らせることは禁忌につき不可能』
と記載されていた。
尊い命を救えなかった時、巨大な喪失感と無力感に襲われる。
それは自衛隊の災害派遣での救助活動で何度も体験した。
これは何度味わっても慣れるものではない。
「ご主人様、こちらのお二人はまだ息があります!早く王都の教会で治療を受けさせないと!」

 急いで担架を三つ錬成して女性たちをレムリアの教会に運ぶ。
亡くなった女性の亡骸も、同様に担架に乗せて教会に運んで弔ってあげることにした。
ユキが治癒魔法を続ける中、ミクの転移魔法で教会に運んでもらう。
「シスター!怪我人です!!」
エリスが教会に駆け込み、シスターを呼ぶ。
すぐに先日の司教とシスター二人が飛び出してきて、全員で担架を教会の中に運び込む。
「ユキ、俺が変わろう」
 応急処置のつもりで治療魔法を施すことにした。
せめて破れてしまった腹だけでも何とかしてやりたかったんだ。
零れた内臓は陽菜とユキが協力してほとんど戻してくれていたが、大きく裂けた腹部は無残なことになっていた。
瘢痕きずあとは残ってしまうかも知れないけど、せめて塞いであげよう』
そう思って患部に手を当てて治癒魔法を施す。
確認するために手を放すと…
傷が無くなってるじゃん!
裂けた腹は瘢痕が残るどころか、完全に何事もなかったように消えている。
「え?どうして?お腹が元に戻ってる…?」
司教が声を上げる。
どういうことかと考えてみるが、俺にもよく解らない。
そう言えば、エリスたちの怪我なんかもよく治すけど、瘢痕が残った事は皆無だ。
俺のスキルをよく思い出してみる。
そうだ、俺の治癒能力は『完全治癒』だった。
試しに、もう一人の少女の欠損した足首を治療してみることにした。
失われた足首の部分に手を当てて治癒魔法を施すと、みるみるうちに足首が復元されていくじゃないか!
マジか!!スゲェぞ!俺の治癒能力!!
これが出来るのなら話は早い。
この女性たちは服装などから冒険者ではなく、一般の市民だと思われる。
ならば、欠損した身体を元に戻してあげるべきだ。
せっかく生き残っても身体の一部が無くなっていると、その先が大変だからな。
「安田殿…この治癒魔法は一体…」
司教が言葉を発するのを手で制し、治療に専念する。

 女性の右腕も、少女の左腕や右足も、完全に元に戻ったと思われる状態になった。
けれど身体は戻ったが、意識はまだ戻らない。
いきなりあんなデカイ魔獣どもに襲われて、身体の一部を食われたんだ。
精神的にもかなりダメージを受けたと思われるし、無理もないだろうな。
「安田殿…先ほどのお力は、精霊様としてのお力ですか?」
「そうですよ」
すっトボけて答える。
「それにしても、すごいお力です!そのお力をぜひ…」
また司教の言葉を手で制する。
「司教様、さっき見たことは他言無用でお願いします」
その言葉に司教は愕然とした顔をする。
「なぜです!?それほどのお力が有れば、どれだけ多くの冒険者や兵が救われることか!」
「それですよ。司教様」
つまり俺が言いたいのは、戦闘服に付与した能力と同じことだ。
「冒険者は金品や名声のために『身体の一部、或いは命を失う』という危険があることを承知で、冒険者という道を選んだのでしょう?兵である騎士や衛兵にしても、彼らは税金を徴収することにより、命を懸けその身を賭してこの国や民を守ることを承知しているはずですよね?」
「それは…その通りです」
「その冒険者や兵が『いくら手足を失っても元に戻してもらえるから大丈夫』と命を失いかねないような無茶なことをしないと、貴女には言い切れますか?」
「……」
「私の能力では傷や欠損は治せても、失った命を元に戻すことは出来ません。本当にこの国や民、冒険者や兵のことを思うのなら、こんな中途半端な能力のことは黙っておくのが一番なんですよ」
「なるほど…。よくお考えなのですね…」
「今回のように一般の市民が魔物や魔獣に襲われて負傷したのなら、その時はお声掛けください」
「一般の民はお救いいただけると?」
「その怪我の理由にもよります。喧嘩やふざけた遊びの結果での負傷まで面倒は見られませんが、本人に防ぎようのない事故によるものなら、やぶさかではありません」
「そう言う事でしたら、解りました…」
「シスターたちも含め、秘密はお守りいただけますね?」
「はい。この秘密は一切他言しません。ご安心ください」
 俺の考えや放った言葉は冷酷に聞こえたかも知れないが、普通ではない仕事を選んで普通ではない名声や金品、或いは名誉や地位が欲しいのなら、それなりの覚悟をして臨むべきだろう。それがイヤならそんな仕事は辞めちまった方が本人の為だ。

 女性たちが目を醒ますまでの間は教会で身柄を預かってもらうことになった。
彼女たちがどこの何者でどこへ向かっていたのか解らないし、回復させたとは言え精神的なショックも受けているであろうから、教会でケアしてもらうことにしたんだ。
 また亡くなった女性も教会で手厚く弔い、女性たちが目覚めた後でその身元を確認して遺族を探すということだった。
 彼女たちが目を醒ましたら話を聞きたいので屋敷に知らせを寄越してもらう約束をして、俺たちも屋敷に戻ることにした。
せっかく助けたんだ。彼女たちの未来が幸多からんことを祈るばかりだ。
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