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第5章

第6話

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第6話

「はあ~~、美味かった満足満足。
おっさんはやっぱりウチのパーティに欲しいぞ。
戦わなくてもいいから、チンと日替わりで料理担当で来てくれないか?」

 あれからガーダンが起きて壁を壊したことにより、壁の中にいた冒険者全員に炒飯を作った。
 ガーダン達には俺自身が見えないように料理を作る姿を壁で囲って、魔法で作って食わせたから美味かったのだろう。
 それ以外の人たちは俺が自らの手で作ったのに、美味いと言ってくれたのだが、おそらく世辞だ。俺は自分自身で最初に作った物を温め直して食ったから、自分の味に慣れているというのもあって決して満足いく味ではないのは確認済みだ。

 しかしガーダンのパーティの加入については、戦闘面以外でも断ると残念そうに落ち込み、誰も使うことのなかった野営のテントの撤収と出発の準備を指示を出して行く。

 他の冒険者や商人たちは、俺の建てた小屋からゾロゾロと出て俺に一言礼を言って去って行き、それぞれ行く方向が違っていた。
 野営広場には四つの道があって、俺たちが来た関所の街方面の道や他に何処に行き着くのか分からない道が三本あって、関所の街に向かう者たちや、それぞれが向かう目的地に行く冒険者や商人たちが去って行く。
 俺たちを残して皆んなが居なくなった頃、ガーダンたちもテントの撤去が終わって、さあ出発しようかという時、ガーダンの仲間の一人が皆んなを呼ぶ声が聞こえてきた。

 なんだろうと思いながらガーダンと共に仲間の元に行ったら、人型のピンと立った耳のウサギの幼女の背中を蹴りながら広場に連れてきた。

「見ろよ。臭え獣人が隠れてやがったぜ。
アニキ、コレどうする?一思いに殺る?
それとも、他の街に持っていって売るか?」
「ふん、獣人の子供がいるってことは近くにコレの親がいるはずだ!痛めつけて親や仲間に助けを呼ばせろ」

 先程まで穏やかな表情をしていたガーダンは、ウサ耳の子を見ると態度が豹変して、仲間に幼女を痛め付けろと命令した。
 自身の耳を疑うほど、彼の言葉に驚いた。
 この子にどのような恨みがあるか分からないが、まだ小さな子供を痛めつける姿に目を疑いたくなるも現実に痛め付けている。
 我慢する必要自体ないのだが、彼らの許せない行動に堪忍袋の緒が切れて、蹴っているガーダンの仲間を思いっきり張り手で張り飛ばして幼女を抱きかかえた。

「ガーダン、自分が何を言ったのか分かっているのか!こんな子供を痛めつけるなんて正気とは思えない」
「ミーツ、僕たちには僕たちの事情があるんだ。
何も知らないキミはガーダンさんのする事に手も口も出してはいけない」
「おっさん、ジーラントの言う通りだ。
おっさんは関係ない。黙ってその獣人の子を返せ」


 抱きかかえている子は見た目通り獣人なのかと思っていたら、俺の背中に痛みが走って背後を見ると、俺の背中をチンがナイフを突き刺していた。そんな彼を俺の頭に乗っているロップが怒って、彼を耳ビンタしてボコボコにしだした。

 俺は背中に刺さっているナイフは、アッシュに溶かして貰って、背中の治療をしようと想像魔法を使うため目の前にいるガーダンやジーラントを見ながら一瞬意識を背中に向けると、抱きかかえていた幼女が奪われてしまった。

「へへへ、油断大敵ってね。
アニキやったぜ取り返してやったぜ」

 死角にいたガーダンの仲間が俺の腕から子供の両耳を持って奪っていた。
 奪ったガーダンの仲間はナイフで獣人の子の耳を根元から切って行く姿に人間のやることじゃないとショックを受けたものの、ナイフを持って切っている彼や周りの奴らの腹を殴って行き、先程腹一杯まで食った物を吐き散らしていき、幼女から意識が逸れたことで、幼女を取り戻して泣き叫ぶ彼女の耳の傷を想像魔法で治した。

「理由を教えて欲しい。なんでこの子を痛めつける必要がある?」
「ガーダンさん、あの事をもうミーツに言って良いですよね?」
「仲間になってからと思ってたが、良いだろう話してやれ」
「ミーツ、ファミリーSの加入条件として強さは勿論だけど、もう一つ必要なことがあるんだ。
それは獣人に強い憎しみを持っているかどうかなんだ。憎しみを持ってなくても、獣人を殺せるかどうかも含まれる。さっきキミが殴った仲間は後者だけど、強さ的にはAAランク並みの強さを持っている。でもガーダンさんはそんな条件を無視してでもミーツ、キミを欲しがっていたんだ」
「なんで獣人に恨みを持つんだ!
恨みがあったとしてもこの子は関係ないだろ」

 俺は幼女から殺気めいた気を感じ取って子供の顔を見ると、ガーダンらを親の仇のように睨んでいたものの、俺の服をギュッと握っていた。

「ほら、ミーツも見たままの姿を受け入れなよ。
この子供ながらに出す強い殺気にね。
僕たちはねミーツ、獣人に大切な人を殺された者の集まりなんだよ。だから獣人を根絶やしするために行動を共にしてるんだよ。
勿論、全てのファミリーがじゃないよ。ファミリーSだけさ、ファミリーだから仲間の大切な人が殺されれば、自分のことのように憎しみをもって獣人を殺すんだ。これを僕の兄さんは、未だに分かってくれない」
「ジーラント、お前も関係のない獣人を殺したからってあの子は帰って来ないのは分かっているだろう?だからこんなバカな事は辞めるんだ」

 シーバスはいつの間には近くに来ており、ジーラントに獣人を殺すことの馬鹿らしさを説いてジーラントを説得しようとするも、ジーラントはシーバスを蹴り倒してしまった。

「兄さんは大切な人を亡くす悲しみを知らないからそんな事を言えるんだよ!」
「今のジーラント兄ちゃん嫌い」
「ジーラント兄様、怖いです」
「ふふふ、お前たちも僕をそんな目で見るのかい?だったら、兄妹なんて要らない!」


 ジーラントによって、蹴られたシーバスに駆け寄ったアマとアミも手持ちの槍で斬り殺そうとしたが、ガーダンがジーラントの両手を掴んで落ち着けと一声かけた。

「ジーラント、流石に自分の家族は手にかけるな。俺はガガモにいくら止められようと、どんな目で見られようと憎まないぞ?」
「それはガーダンさんが弟大好きなブラコンだからですよ!」
「また意味の分からない言葉を使う。
俺はファミリーも大事だが、一番はガガモが大切だ!俺は親父が獣人に殺されたとき、親父に任されたんだ。ガガモとお袋を頼むと、だから決して家族を手にかけることをしないし、家族に危害を加える者は許さない」


 殺伐とした雰囲気の時ふと、あれ?そういえばファミリーは最初ガーダンとシーバスで作ったと聞いたけど、その頃からガーダンは獣人に憎しみを持っていたのかな?と思って、ジーラントと同様に獣人に憎しみを持っているガーダンに気になることを聞いた。

「ガーダンはファミリーをシーバスと一緒に作ったときから獣人を憎んでいたのか?」
「いや、あの頃はまだ親父も生きてたから、まだ憎んではいなかったが、親父が殺されてからというもの親父の仇を捜してる。しかしシーバスは獣人どもと仲の良いから俺に共感してくれなかった。だからファミリーを大きくして、俺に共感してくれる者達と強者達を集めたんだ」
「そっか、憎んでいるといっても、ちゃんと特定した獣人がいるんだね。だったらこの子供は関係ないよね?」
「ダメだ!俺は良くても、他の仲間が獣人自体に恨みを抱いてる。だから子供とはいえ、見逃すわけにはいかない。我らが野営している場にわざわざ近づいたんだ。寝込みを襲うつもりだったのかもしれない」


 ダメだ。ジーラントじゃ話にならないと思って、まだ冷静なガーダンに幼女を見逃すよう説得を試みようとしても、ガーダンもこの子を殺す気でいるみたいだ。

「分かった。それならもう俺はここでキミ達とも別れるとするよ。この子を仲間たちの元に連れて行って、ヤマトまでの行き方を知ってる人に聞きながらでも勝手に行くよ」
「やめてくれ、アンタを敵に回したくないし、敵として倒したくない。頼むからその獣人を俺に渡してくれ、そしたらヤマトまでの行き方だけではなく、連れて行ってやるだけの仲間を紹介してやる」


 ガーダンは懇願するように獣人を渡せと、手を差し出してきたものの、そんなことで罪のない子をわざわざ殺そうとする者の手に渡すものかと思い、彼の差し出した手を払い退けた。

「ふぅ、そうか、それならば仕方ない。
おい!お前ら!これからはミーツのおっさんも獣人同様に敵だ!おっさんから獣人を奪い取れ!」


 ガーダンはため息を一つ吐いたあと、諦めて声を張り上げた。彼の声は響いて広場全体にまで広がったと思うほど、彼の声はこだました。
彼の声により、先程まで俺の出した飯を美味い美味いと笑いながら食っていた者たちが、俺に向かって槍や剣を向けながらジリジリと囲いだしたその時、俺を中心にシーバスとアマとアミが冒険者たちに手持ちの武器を構えて立ち塞がった。


「シーバス、お前なんのつもりだ?」
「ミーツさんは俺たちにとって命の恩人であり、無償で依頼達成のための品もくれた人だ。
ここでミーツさんを何もしないで見殺しでもしたら、俺はお前たちと一緒の鬼畜野郎となるだろう」
「そ、そうです!シーバス兄様の言う通りです!
ミーツさんに危害を加えるというなら、私もジーラント兄様とガーダンさんとはいえ戦います」
「うんうん、さっすがあたしたちの兄ちゃん!
あたしも兄ちゃんとアミに何処までも付いて行くよ!」
「ふぅ、仕方ないですねぇ。
私もオーク…ミーツさんに助けられた身、シーバス兄妹を手伝います。兄さん、ここは引いて下さい」


 俺の前に立ち塞がったシーバスたちにガガモまでがシーバスの隣に立ち、兄であるガーダンに向かって説得をしだした。

「うおぉぉぉん。俺の、俺の弟がミーツのおっさんごときを庇うとは!許さんぞクソがぁぁ!
ガガモ、お前は馬車に戻ってろ!
シーバスも五体満足無事にいられると思うな!冒険者引退を覚悟するんだな!
アマにアミ、お前たちも俺たちと本気で立ち向かうつもりか?そんな余所者のおっさんなんかに肩入れしても何にもならないぞ?
後々のことを考えてみろ!お前たちもこの国では冒険者としてやっていけないことになるんだぞ」


 ガガモが俺を庇うとは思わなかったから驚いていると、ガーダンは真っ赤な顔をしてガガモに馬車に引っ込んでろと言いながら、仲間に手でサインを送った。 サインを見たガーダンの仲間達は、ガガモを取り押さえて無理矢理馬車に押し込んで行く。
 シーバス兄妹については脅迫ともいえる言葉を並べて怒鳴り散らして、自ら大きな斧を片手に前に出てきた。 その間、仲間たちには俺がシーバスにお仕置きをすると言って仲間たちが手出しできない状況を作ったものの、ジーラントは自分の兄妹だからと言ってガーダンの横に立ち、蒼いオーラを放つ槍を構えた。

「さあ、シーバスと妹たちは腕の骨の十本二十本は覚悟してろよ。そんでおっさんは俺のガガモを誑かした罪で死ね。今度は本気の本気で行くぞ!俺の装備よ来い!」
「ガーダンさんも完全に本気でするんですね。
だったら僕も本気で行くよ。
ミーツが死んだらその使い魔のウサちゃんは僕が貰って大切に育てるから安心しなよ」


 ガーダンが装備と言うと、馬車から彼の漆黒の鎧が宙を飛び出して彼の身体に勝手に装着されていった。
 ジーラントも本気で戦うと言いながらも槍を構えているだけで、鎧を身に付けないでいるも、ぶつぶつと何かを呟いた。
 そうすると、槍と同じ色の薄手の鎧が地面からせり上がり、ジーラントの身体中に装着されて行く。

【主様、あの気持ち悪いの私にちょうだい?
絶対に倒すから!】
【僕も僕も!僕はあの黒いのが良い】
「うーん、まぁいいか。でも危なくなったら引きなよ?そしたら俺が出るから」
【【はーい】】

 本気なガーダンとジーラントを見ても、特に怖いと思わなかった。彼らよりまだダンク姐さんの方が怖いと思ったときがあったからだ。
 そんな彼らとシーバス兄妹を戦わせないようにするにはどうすれば良いかなっと考えていると、頭に乗っているロップがジーラントを倒すと言い出した。
 ついでにアッシュもガーダンと戦いたそうにしていることから、戦うことを許可して、とりあえずの所は様子見で観戦しようとその場に座り込んだ。

「ちょっ、ミーツさん。ここで戦うの放棄するんですか!流石に俺たちだけでガーダンとジーラントは厳しすぎますって!」
「そうですそうです。ミーツさん諦めないで下さい」
「うーん、てかさぁガーダン兄ちゃん、腕の骨十本もないから」

 俺が座り込んだことで何かを察知したのか、アマは急に気を抜けた声を出して、キレて叫んだガーダンの言葉をツッコミつつ、俺の隣に座って俺の肩に頭を預けた。
 アマの行動にシーバスとアミは困惑するも、鎧を身に付けて槍を構えているジーラントが突撃してきたものの、急に現れた竜巻によって空高く舞い上げられた。
 そんなジーラントをガーダンはあんぐりと大口を開けて見上げると、空高く舞い飛んだジーラントを追うようにロップもパタパタと飛んで行った。


「は?おっさん、何したんだ?まさか使い魔にジーラントの相手をさせる気か?
それにあのトルネードはどこから?」


 怒りの表情はどこいったと思うほど、ポカーンとして俺に質問してきたが、ガーダンの漆黒の鎧がじわじわと溶けて肌が見えてきた所を見ると、ロップが動いたときアッシュもガーダンにそーっと、くっ付いてアッシュのスライムの酸によってガーダンの防具を溶かして行ったのだろう。

「ちょっ、アニキアニキ!
鎧が溶けていってるぜ」


 ガーダンの仲間の一人によってガーダンの防具が溶かされているのに気付いて、彼は自身の身体を手で叩きだしたところで、アッシュは払い落とされた。しかし、ガーダンが激しく動いたせいで中途半端に溶かされていった防具が音を立てながら地面に崩れ落ちていった。

「あぁぁぁぁぁ!俺の大切な伝説級の鎧がぁぁぁ!チクショウ!使い魔を使って卑怯な事をしやがって!もう怒った!完全に許さん!」
「既に殺すとか言って、さっきから怒ってたじゃん」

 アマのボソッと言った一言で更に怒りを露わにしたガーダンは、半裸のまま大きな斧を振り上げて突っ込んできたものの、シーバスがそんなガーダンを構えた剣で身体ごとぶつかって止めた。

「シーバス邪魔だぁぁ!」
「あの鎧がない状態なら俺にも勝機はある。
今回は俺が勝たせてもらう」

 シーバスはガーダンと武器での押し合いをしながらも、シーバスが隙をみて膝蹴りをガーダンの腹に入れた。蹲って武器を落としたガーダンにシーバスも自身の武器を放り落としてガーダンに殴りかかる。

「クソッ、ガーダン!何故そこまで獣人を憎んでいることを相談しなかった!お前の親父さんは盗賊に殺されたんじゃなかったのかよ!全ての獣人を憎むまでなる前にせめて、俺には相談するべきだろうが!それに、ファミリーは俺とお前で作った最初のパーティなんだ!先ず最初は仲間である俺に相談するべきだろうが」


 シーバスはポロポロと涙を流しながらガーダンを押し倒して殴っていたが、ガーダンも悪かったとシーバスに謝罪しながらただ殴られていく。
 俺には関係のないことなのだが、このままではシーバスの拳も悪くなるだろうし、ガーダンの顔も酷くなる一方なため、俺は立ち上がって殴り続けているシーバスの腕を掴んで止めた。

「もう決着は着いたんじゃないか?シーバスは拳が痛いだろ?ガーダンも顔中血だらけだし、後で凄く腫れそうだね。とりあえず、顔の傷とシーバスの拳を治すよ」

「あ、ああ、済まないミーツさん、ありがとう。
俺はファミリーの総リーダーであるガーダンを殴り倒したんだ。だから俺はパーティは違うが、ファミリーを抜けるよ。そしてこれからはミーツさん、あんたに付いて行く。ミーツさんはヤマトに行くための案内人が必要だろ?案内人については俺に心当たりがある」

「シーバスよ、お前に相談しなくて悪かった。何もファミリーを抜けることはない。
元々ファミリーは俺とお前の二人のときから始めたパーティだ。だからいつでも帰ってこい。
大きくなり過ぎたファミリーは一度解散し、もう一度再結成する。そして再結成されたファミリーをランク別や条件で分けることもしない。
これからは俺が率いるファミリー内だけでグループを分けをするだけにする」


 シーバスは立ち上がってガーダンを見下ろしつつ、パーティを抜けることを伝えると、ガーダンはシーバスを見上げながら抜けることはないと言った。
 ガーダンの顔以外の腹など傷付いた部分は仲間たちに起き上がらせてもらいながら、傷の手当てをして貰っている。そんなガーダンに俺と敵対したとしても関所で約束したことはどうなるか聞こうと思い、手当てをして貰っているガーダンに近づいた。

「ガーダン、俺と敵対しても関所の街でした約束はどうなるんだい?」

「おっさん、おっさんとはここで別れることになるが、関所の街での約束は守る。おっさんが連れてきたあの兄ちゃんたちの面倒は俺が責任を持って見ると約束しよう。しかし、ヤマトの案内についてはシーバスが心当たりがあるそうだし、俺のパーティは一度解散することにしたから、案内人については俺は手助けしてやることは出来なくなってしまってすまない」


 ガーダンは関所の街に残してきたグレムらの面倒を見るといった約束を守ってくれるみたいで安心した。
 こうして、俺はここで新たにシーバスという戦力的には当てにならないが、道案内としての仲間を加えることになった。
 ふと、そういえば何か忘れている気がすると思ったけど、大したことじゃないだろうと考え、思い出すのを止めた。

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