173 / 247
第4章
第54話
しおりを挟む
第54話
ドームを作り、いつものように食事を終わらせた辺りでグレムが俯いて暗い事に気が付いた。
食事が終わったばかりで腹も一杯のはずだが、何かを思い詰めているのか表情が暗い。
「グレムどうした?食い過ぎて腹でも痛いのか?」
「おっさんか、いやなに。そろそろ奥さんにあの事を言わなきゃだなって思ってな。あ、そうだ。おっさんから話してくれよ」
「グレム、なに言ってんだ?俺がグレムの所為で奥さんの家族が死んだ事を伝えても、グレムが責められるのは変わらないんだぞ。俺が伝える事で余計に状況が悪化するかも知れない」
「そ、そうだよな。よし!決めた。ちょっと行ってくる」
グレムは自身の頰を両手でビンタして、食事後の食材の後片付けをしている女性陣の元に向かった。それで一言二言、何かを話したのち一人の女性を連れ出してドーム内の隅の方に向かった。
隅の方に向かったグレムを見てると、グレムは女性に何かを言ったのち頭を下げた。その時、女性はドーム内に響くくらいの大声で泣き叫びグレムを殴りだした所で、何も知らないシーバスとグレムの仲間達が女性を取り押さえた。
女性は地面に押さえて付けられながら、グレムを睨み殺してやると泣き叫ぶと、シーバスは木の枝を女性に噛ませて身動きが出来ないように縛り付けた。
そんな状況でグレムは、この場にいる皆んなに聞こえるように自分の軽率な行動により、女性の旦那と子供を死なせてしまった事を言うと、シーバスは女性の拘束を解いた。
女性の拘束が解かれた瞬間、女性はグレムの首を絞めだした所で俺は動き、女性の手を両手で掴んでグレムから無理矢理引き剥がすと女性は掴んだ俺の手を思いっきり噛み、手の肉が抉れ血がドクドクと流れた。それでも女性の手を掴んだまま少し力を込めると悲痛な声を上げて、その場で崩れ座り込んで再び大泣きしだした。
大泣きしだした事で手を離すと、女性は泣きながらも掴まれていた手をさすっているとシーバスが動いて女性を無言で抱き締めた。
女性は一瞬驚いた表情になるも、そのままシーバスの胸の中で泣き続け、この場はシーバスに任せても大丈夫だと判断したのち、シーバスと女性を除いた全員をこの場から離れさせた。
俺は一応何か問題起きたらいけないと思い、少し離れた所で泣き続ける女性とひたすら黙って抱き締めるシーバスをしばらく見守っていると、突然女性はシーバスの胸から顔を離してシーバスにキスしだした。
シーバスはそれに驚き、女性から身を離すが、女性はシーバスを追いかけて再び唇にキスをするとシーバスは諦めたようにキスを受け入れて、しばらく卑猥な音を立てながら二人のキスをしているのを見守っていると背後からアマに肩を軽く叩かれた。
「おじさん、いつまで見てるの?
うちの兄ちゃんに任せなよ」
確かにアマの言う通りだと思い、アマと一緒に離れると背後から女性の怒鳴り声が聞こえ、先程の所に向かうと女性がシーバスを見下ろして罵倒していた。
「シーバス、何したんだよ」
罵倒されているシーバスに近寄ってシーバスに話しかけた。
「いや、俺は何も…」
「この男、何もしてくれないのよ!
あれだけ口づけしたのに!」
「いや、だってこんな場所でおっ始める訳にはいかないだろうがよ。ミーツさんからも言ってくれよ。この女こんな所で抱けって言ってくるんだ。
頭がイカれてるとしか思えない」
「私は旦那も子供もあの男の所為で失って何も残ってないの!だから滅茶苦茶に抱かれたいの!
抱かれて嫌な事を忘れたいの!」
「だ、ダメだ。この女滅茶苦茶だ。
ミ、ミーツさん、俺には手に負えない」
シーバスは後退りしながら助けを求めるように俺を見つめた。だが、こんな場所で俺がシーバスの代わりに抱く訳にもいかず、どうしたものかとしばし顎を撫でながら考え、この女性を落ち着かせるには物理的に落ち着かせてはダメだなと思い、I.Bに入れていた女性の家族である亡くなった旦那と子供の遺体を目の前に出して横たわらせた。
女性はシーバスを罵倒しながら掴みかかって暴力を振るっていたが、横たわって動かない旦那と子供の遺体を見ると、シーバスへの罵倒と暴力を止め横たわっている遺体にヨロヨロと近寄り子供の遺体に抱き付き、声は出さずに無言でひたすら涙だけを流していた。
「ミーツさん、あの遺体は?」
「兵士の手によって無残に殺されたあの人の家族だよ。後でキチンと埋葬しようと思って持っていたんだよ」
シーバスは女性から解放されて俺の横に立ち子供の遺体を抱き涙を流している女性を見ながら、遺体と女性の関係性を聞いてきた。
「そうか、それならしばらく、ソッとしておいたら良いだろうな」
シーバスはそれだけを言うと女性を気にしながら自分の仲間達の元に戻って行った。
そして俺の隣にはシーバスに代わりグレムが立ち、女性を見つめながら話しかけてきた。
「おっさん、あの死体は旦那さんと子供だよな?」
「そうだよ。あの女性を鎮めるには遺体を見せるしかないと思ったんだよ。
後でシーバスにお礼を言っておきなよ」
「あぁ、分かってるよ。
しかし、おっさんも悪かったな」
「まぁ、仕方ないさ」
グレムは俺にも頭を下げて謝った。
女性はシーバスの言う通り、しばらくソッとしておいた方が良いだろうと判断して、風呂にお湯を張るべく先程穴を開けた場所に向かうとシーバス達が地面に穴が空いただけの所を見ていた。
「なぁ、ミーツさん。コレが風呂だと言うのか?
大きなを穴を開けただけじゃないか」
「兄様、きっとミーツさんには考えがあるんですよ」
「そうかな~、おじさんは池でも作ろうとしてるんじゃない?」
「オークゴッドさんはやっぱり魔物だから風呂というものが分かってないのでしょう。ただの水浴びと勘違いしているのでしょうね」
それぞれが酷い事を言ってきたが、気にせずに穴にツルツルとした綺麗な大理石を想像魔法で敷き詰めて、ぬるめの湯を張って火を湯に落として温度調節をして風呂は完成した。
後は身体の洗い場用の石鹸や洗面器を適当に複数個、出して洗い場も大理石を敷き詰めて完全に外から見えないように四方を壁で囲って男用と女用とで風呂の中央に少し浮かせた仕切りの壁を作り、簡単な脱衣所も作って、あっという間にほぼ完成した。
そこまでやって後ろにいるシーバス達の反応を見るべく振り向くと、全員が目を見開いて口をあんぐりと開けて固まっていた。
「お、お、おじさん。す、凄いすご~い。
何何何?おじさん、どんな魔法使ったの?
アミ、おじさんどんな魔法使ったか分かった?」
「アマ、これって魔法なの?火の魔法と水の魔法と土の魔法までは分かったけど後が分からない。
お湯は多分、火と水の魔法の融合魔法でしょ…」
ようやく口にしたのがアマとアミだが、シーバスとガガモは未だに口を出せないでいた。
アマは興奮していて、アミは俺が使った魔法について考察してブツブツと呟いていた。
「さっ、後は入るだけだから、皆んなで入ろっかね。あ、もしシーバス達が一人で入りたかったら一人用の風呂も作ってやるからね」
俺はそれだけを言うと、グレム達を呼びに行こうと歩きだしたが、シーバスに肩を掴まれてしまった。
「待て待て待て、いや本当に待ってくれ!
ミーツさん、風呂についてどういった。いやどのくらい知ってる?」
「どのくらいっていっても普通だよ。本当はこのくらいの風呂だったら温泉が良いけど、俺はまだ温泉は出せないしね。あ、やっぱり一人用で一人でゆっくりと浸かりたい?
だったら、ここから別に離して作ってやるよ」
シーバスに肩を掴まれているが、構わずに少し歩いた所で先に四方の壁を出して、浴槽として日本でも馴染みのあるバスタブを一つ、ドンと置いて先程と同じ手順で湯を張って、後は同じ石鹸と洗面器に洗う為の風呂椅子を出して簡単な脱衣所と仕切りを作って扉を取り付けて完成した。
「いや、俺が言いたかったのは、こんな事じゃなかったんだけど。でも、折角作ってくれたんだ。有り難く入らせて貰うよ」
「ちょ、シーバス、ズルイです!
私もそっちの一人用に入りたいです!
オークゴッドさん、私も一人用が良いです」
一緒に付いて来ていたガガモがシーバスと俺に同じ一人用が良いと抗議して来た事で面倒だと思いつつ、ガガモ用に先程想像魔法で作った一人用の風呂を少し離れた場所に作ると、ガガモは満面の笑顔で俺に頭を下げて風呂の方に走って行った。
「ミーツさん、どんな魔法を使ったかは詮索しないが、ウチのガガモがわがままを言って申し訳なかった」
シーバスは俺に頭を下げた後、先程作った一人用の風呂にガガモと同様に嬉しそうに向かい入って行った。
俺は風呂の出来上がりをグレム達に伝えようと馬車に向かった。
ドームを作り、いつものように食事を終わらせた辺りでグレムが俯いて暗い事に気が付いた。
食事が終わったばかりで腹も一杯のはずだが、何かを思い詰めているのか表情が暗い。
「グレムどうした?食い過ぎて腹でも痛いのか?」
「おっさんか、いやなに。そろそろ奥さんにあの事を言わなきゃだなって思ってな。あ、そうだ。おっさんから話してくれよ」
「グレム、なに言ってんだ?俺がグレムの所為で奥さんの家族が死んだ事を伝えても、グレムが責められるのは変わらないんだぞ。俺が伝える事で余計に状況が悪化するかも知れない」
「そ、そうだよな。よし!決めた。ちょっと行ってくる」
グレムは自身の頰を両手でビンタして、食事後の食材の後片付けをしている女性陣の元に向かった。それで一言二言、何かを話したのち一人の女性を連れ出してドーム内の隅の方に向かった。
隅の方に向かったグレムを見てると、グレムは女性に何かを言ったのち頭を下げた。その時、女性はドーム内に響くくらいの大声で泣き叫びグレムを殴りだした所で、何も知らないシーバスとグレムの仲間達が女性を取り押さえた。
女性は地面に押さえて付けられながら、グレムを睨み殺してやると泣き叫ぶと、シーバスは木の枝を女性に噛ませて身動きが出来ないように縛り付けた。
そんな状況でグレムは、この場にいる皆んなに聞こえるように自分の軽率な行動により、女性の旦那と子供を死なせてしまった事を言うと、シーバスは女性の拘束を解いた。
女性の拘束が解かれた瞬間、女性はグレムの首を絞めだした所で俺は動き、女性の手を両手で掴んでグレムから無理矢理引き剥がすと女性は掴んだ俺の手を思いっきり噛み、手の肉が抉れ血がドクドクと流れた。それでも女性の手を掴んだまま少し力を込めると悲痛な声を上げて、その場で崩れ座り込んで再び大泣きしだした。
大泣きしだした事で手を離すと、女性は泣きながらも掴まれていた手をさすっているとシーバスが動いて女性を無言で抱き締めた。
女性は一瞬驚いた表情になるも、そのままシーバスの胸の中で泣き続け、この場はシーバスに任せても大丈夫だと判断したのち、シーバスと女性を除いた全員をこの場から離れさせた。
俺は一応何か問題起きたらいけないと思い、少し離れた所で泣き続ける女性とひたすら黙って抱き締めるシーバスをしばらく見守っていると、突然女性はシーバスの胸から顔を離してシーバスにキスしだした。
シーバスはそれに驚き、女性から身を離すが、女性はシーバスを追いかけて再び唇にキスをするとシーバスは諦めたようにキスを受け入れて、しばらく卑猥な音を立てながら二人のキスをしているのを見守っていると背後からアマに肩を軽く叩かれた。
「おじさん、いつまで見てるの?
うちの兄ちゃんに任せなよ」
確かにアマの言う通りだと思い、アマと一緒に離れると背後から女性の怒鳴り声が聞こえ、先程の所に向かうと女性がシーバスを見下ろして罵倒していた。
「シーバス、何したんだよ」
罵倒されているシーバスに近寄ってシーバスに話しかけた。
「いや、俺は何も…」
「この男、何もしてくれないのよ!
あれだけ口づけしたのに!」
「いや、だってこんな場所でおっ始める訳にはいかないだろうがよ。ミーツさんからも言ってくれよ。この女こんな所で抱けって言ってくるんだ。
頭がイカれてるとしか思えない」
「私は旦那も子供もあの男の所為で失って何も残ってないの!だから滅茶苦茶に抱かれたいの!
抱かれて嫌な事を忘れたいの!」
「だ、ダメだ。この女滅茶苦茶だ。
ミ、ミーツさん、俺には手に負えない」
シーバスは後退りしながら助けを求めるように俺を見つめた。だが、こんな場所で俺がシーバスの代わりに抱く訳にもいかず、どうしたものかとしばし顎を撫でながら考え、この女性を落ち着かせるには物理的に落ち着かせてはダメだなと思い、I.Bに入れていた女性の家族である亡くなった旦那と子供の遺体を目の前に出して横たわらせた。
女性はシーバスを罵倒しながら掴みかかって暴力を振るっていたが、横たわって動かない旦那と子供の遺体を見ると、シーバスへの罵倒と暴力を止め横たわっている遺体にヨロヨロと近寄り子供の遺体に抱き付き、声は出さずに無言でひたすら涙だけを流していた。
「ミーツさん、あの遺体は?」
「兵士の手によって無残に殺されたあの人の家族だよ。後でキチンと埋葬しようと思って持っていたんだよ」
シーバスは女性から解放されて俺の横に立ち子供の遺体を抱き涙を流している女性を見ながら、遺体と女性の関係性を聞いてきた。
「そうか、それならしばらく、ソッとしておいたら良いだろうな」
シーバスはそれだけを言うと女性を気にしながら自分の仲間達の元に戻って行った。
そして俺の隣にはシーバスに代わりグレムが立ち、女性を見つめながら話しかけてきた。
「おっさん、あの死体は旦那さんと子供だよな?」
「そうだよ。あの女性を鎮めるには遺体を見せるしかないと思ったんだよ。
後でシーバスにお礼を言っておきなよ」
「あぁ、分かってるよ。
しかし、おっさんも悪かったな」
「まぁ、仕方ないさ」
グレムは俺にも頭を下げて謝った。
女性はシーバスの言う通り、しばらくソッとしておいた方が良いだろうと判断して、風呂にお湯を張るべく先程穴を開けた場所に向かうとシーバス達が地面に穴が空いただけの所を見ていた。
「なぁ、ミーツさん。コレが風呂だと言うのか?
大きなを穴を開けただけじゃないか」
「兄様、きっとミーツさんには考えがあるんですよ」
「そうかな~、おじさんは池でも作ろうとしてるんじゃない?」
「オークゴッドさんはやっぱり魔物だから風呂というものが分かってないのでしょう。ただの水浴びと勘違いしているのでしょうね」
それぞれが酷い事を言ってきたが、気にせずに穴にツルツルとした綺麗な大理石を想像魔法で敷き詰めて、ぬるめの湯を張って火を湯に落として温度調節をして風呂は完成した。
後は身体の洗い場用の石鹸や洗面器を適当に複数個、出して洗い場も大理石を敷き詰めて完全に外から見えないように四方を壁で囲って男用と女用とで風呂の中央に少し浮かせた仕切りの壁を作り、簡単な脱衣所も作って、あっという間にほぼ完成した。
そこまでやって後ろにいるシーバス達の反応を見るべく振り向くと、全員が目を見開いて口をあんぐりと開けて固まっていた。
「お、お、おじさん。す、凄いすご~い。
何何何?おじさん、どんな魔法使ったの?
アミ、おじさんどんな魔法使ったか分かった?」
「アマ、これって魔法なの?火の魔法と水の魔法と土の魔法までは分かったけど後が分からない。
お湯は多分、火と水の魔法の融合魔法でしょ…」
ようやく口にしたのがアマとアミだが、シーバスとガガモは未だに口を出せないでいた。
アマは興奮していて、アミは俺が使った魔法について考察してブツブツと呟いていた。
「さっ、後は入るだけだから、皆んなで入ろっかね。あ、もしシーバス達が一人で入りたかったら一人用の風呂も作ってやるからね」
俺はそれだけを言うと、グレム達を呼びに行こうと歩きだしたが、シーバスに肩を掴まれてしまった。
「待て待て待て、いや本当に待ってくれ!
ミーツさん、風呂についてどういった。いやどのくらい知ってる?」
「どのくらいっていっても普通だよ。本当はこのくらいの風呂だったら温泉が良いけど、俺はまだ温泉は出せないしね。あ、やっぱり一人用で一人でゆっくりと浸かりたい?
だったら、ここから別に離して作ってやるよ」
シーバスに肩を掴まれているが、構わずに少し歩いた所で先に四方の壁を出して、浴槽として日本でも馴染みのあるバスタブを一つ、ドンと置いて先程と同じ手順で湯を張って、後は同じ石鹸と洗面器に洗う為の風呂椅子を出して簡単な脱衣所と仕切りを作って扉を取り付けて完成した。
「いや、俺が言いたかったのは、こんな事じゃなかったんだけど。でも、折角作ってくれたんだ。有り難く入らせて貰うよ」
「ちょ、シーバス、ズルイです!
私もそっちの一人用に入りたいです!
オークゴッドさん、私も一人用が良いです」
一緒に付いて来ていたガガモがシーバスと俺に同じ一人用が良いと抗議して来た事で面倒だと思いつつ、ガガモ用に先程想像魔法で作った一人用の風呂を少し離れた場所に作ると、ガガモは満面の笑顔で俺に頭を下げて風呂の方に走って行った。
「ミーツさん、どんな魔法を使ったかは詮索しないが、ウチのガガモがわがままを言って申し訳なかった」
シーバスは俺に頭を下げた後、先程作った一人用の風呂にガガモと同様に嬉しそうに向かい入って行った。
俺は風呂の出来上がりをグレム達に伝えようと馬車に向かった。
1
お気に入りに追加
7,123
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。