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第4章
第1話
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第1話
「ミーツちゃん、いつまで寝てるの!
いい加減、代わって頂戴よ」
「んあ、ああ、ソルトにやらせて良いよ。
ソルトに教えなよ」
「ミーツちゃん?またお仕置きが必要なのかしら?」
「いや、ああ分かったよ。起きるよ」
俺達はあの王都を出て移動する事、約一ヶ月間ひたすら馬車に乗って移動していた。
途中途中に村はあったが、どこも同じような感じで未だに、あの金の国の領土から出られてない状況だ。
今は姐さんと代わり交代で、馬車の御者をやっているが、最初は喜んでやっていた事だが一ヶ月も経てば嫌気が差すというものだ。
今までソルトに教えて無かったのが悔やまれる。面倒だけど仕方ない、俺が覚えた事を教えよう。
ソルトならきっと直ぐに覚えてくれるだろうからな。
、、、、、
そういう訳で御者を教え様と思っていたけど、普通にソルトは御者が出来ていた。
「え?何でソルトは御者出来てるの?
俺教えてないよな?姐さんも教えてない筈だけどなんでだ?」
「回答、私は前の主に教えて貰いました」
「それなら出来る事を何で言わなかった?」
「今まで聞かれなかったので言いませんでした」
ソルトはシレッとそう言ったが、まぁソルトができるならと、再度寝直そうと馬車内を覗くと座って寝ているシオンを横にして腕枕をしようとしている姐さんの姿を見て、馬車内で寝るのを断念した。
もう諦めたらいいのにと思ったのも、シオンがウトウトとしている時や熟睡している時に決まって、姐さんはシオンに姐さんの腕で腕枕をしようとするのだ。
逆にシオンの腕を使って腕枕をしようとした時もあったが、シオンの腕を掴んだ瞬間必ず起きるからシオンの腕枕は諦めて、姐さん自ら腕枕をしようと奮闘している。
だけど、毎回失敗して成功した事がなく諦めればいいのにと思っている。
俺がそんな姐さんの状況の近くで寝ようものなら、近寄れないくらいの殺気をはなつ感じるから近寄る事も出来ない。
そんな日々ばかり過ぎていくものだから、暇で暇で仕方ない。
馬車の中に入る事も許されず、御者をしている場所はまあ、二人並んで座る事も出来るけど、ソルトが御者やれているんだから俺が座る必要もないだろう。
俺は手持ち無沙汰になり、やる事がなくなって暇だ。
瞬間転移でグレンさんを驚かしに行こうかとも思ったけど、ここにこの馬車に戻って来られる自信がない為に諦めた。
不謹慎ながらに魔物でも襲って来てくれれば良いのにと思っていると、俺の背中にモゾモゾと違和感があり、背中に手を伸ばすとロップが俺の頭に登ろうとしていた。
そんなロップ掴んで、ソルトの膝の上に置き、浮遊していつまでも馬車が見える様に飛び上がると、そう遠くない所に関所?国境らしき物が見えだした。
大声出して姐さんを呼びかけようとも思ったが、先程の姐さんを見ていた為に一度降りて馬車内の様子を見るべく覗くと、姐さんはシオンと揉みくちゃな、なんとも言えない状態になっていた。
「あ、ちょっと報告があるけど、また後での方がいいみたいだね」
「いや、ミーツ助けろ!
いつも見てるなら分かるだろ!」
シオンは叫んだが、姐さんは無言でシオンの両手を押さえて、無理矢理シオンにヘッドロックを掛けて腕枕をしている様に見える。
「いや~、今回の姐さんは積極的だし邪魔しちゃ悪いかな?って思ってさ」
「いや、俺が嫌がってるの分かるだろうが!
良いから助けろ」
「え~、もう腕枕くらいしてあげたら良いのに」
「絶対にお断りだ!」
俺は、ため息をして助けてあげる事にした。
姐さんに睨まれたが、このやり取りも何時もの事で、姐さんを羽交い締めして落ち着かせた。
「ちょっと、ミーツちゃん!
もうシオンちゃんに腕枕してあげられるのは、今日くらいしかないのよ!」
「ん?今日しかないって、どういう事だい?
別に、まだ大和には着かないだろ?」
「今日中に国境に辿り着くはずだから、しばらく出来ないじゃない」
あー、成る程、姐さんは、そろそろ国境辺りに来ている事が分かっていたのか。
でも、まだ大和には着かない筈だけど、何で今日しかないんだろうか。
「じゃあ、シオン、腕枕は無理でも膝枕をしたら?シオンがするんじゃなくて、姐さんの膝にシオンが頭を乗せるんだよ」
「はあ?何で俺が乗せるにしても、そんな事しなきゃならないんだ?絶対にお断りだ」
「シオン、姐さんの膝枕に頭を乗せるんなら、後でデスワームを食べさせてあげるよ」
「ミーツ、お前持っているのか?」
「少しデカイけど、持っているよ」
「なら、ダンク少しだけだぞ」
「シオンちゃん本当?でも高さが…」
「姐さん、足を伸ばせばシオンに膝枕できるんじゃない?」
「あ、そ、そうね」
姐さんは脚を伸ばすと、シオンは恐る恐る姐さんの太腿に頭を乗せた。
「シオンちゃんをあたしの膝枕で、横になってくれる日が来るなんて夢の様だわ」
姐さんは自分のM.Bから耳掻きを取り出して、そっとシオンの耳に挿し入れ、耳掻きをしだした。
「うお」
シオンも一瞬驚いたが、姐さんの優しい手つきの耳掻きによってリラックスした表情になっていき、姐さんの膝の上で再び寝出した。
姐さんも幸せそうな表情だった為に、俺はこの場を離れて、しばらく二人っきりにしてあげる事にした。
離れると言っても馬車内はそう広くないし、御者のソルトの隣に行く事くらいしか出来ないのだが、姐さんは幸せそうだ。
俺はソルトの隣に座る事にした。
「キュン」
急にロップが俺の膝に飛び乗って俺を見上げてきた。
「何だ?姐さんとシオンのを見て自分も乗りたくなったのか?」
俺がロップの頭を撫でなから、そう聞くとロップはコクコクと頷いている。
御者している隣のソルトも、俺とロップをジーッと凝視しているが、気づいてない振りを通した。
だって、御者してるソルトも膝枕とかしてあげるのも、して貰うのも面倒だし、魔導人形とはいえ、少女の姿をした相手にイチャイチャは俺には不必要だと思ったからだ。
「ミーツ様、私も…「やらないからな?」
「分かりました。でしたら急ぎめに、国境に向かいます」
魔導人形なのにソルトは拗ねてしまったようだ。まるで人間の少女みたいだけど、どうプログラムされているのだろうか?
まさかAIか?
「てか、急ぐなよ。国境が近いのを知っているなら、なるべくゆっくり行けよ」
「ダンク様には悪いですが、ミーツ様が暇そうにしていますので、なるべく早く国境に着き、向こう側の国に行くのがよろしいかと思いました」
ソルトと、そんなやり取りしているといつの間にか、馬車は止まり国境に着いたようだ。
関所と言っても兵士が左右に4人立っていて、人が住めるくらいの小さな家があるだけで、後は気持ち程度に柵があるだけだった。
特に検問とかする訳ではなく、俺達が通るのを見守っているだけで通過してくれた。
何の為にコイツらはいるのだろうか?
通過した後、馬車内を覗くと姐さんとシオンは完全に起きて、いつでも戦闘できる様に臨戦態勢をとって気を張っているみたいだ。
「ミーツちゃん、いつまで寝てるの!
いい加減、代わって頂戴よ」
「んあ、ああ、ソルトにやらせて良いよ。
ソルトに教えなよ」
「ミーツちゃん?またお仕置きが必要なのかしら?」
「いや、ああ分かったよ。起きるよ」
俺達はあの王都を出て移動する事、約一ヶ月間ひたすら馬車に乗って移動していた。
途中途中に村はあったが、どこも同じような感じで未だに、あの金の国の領土から出られてない状況だ。
今は姐さんと代わり交代で、馬車の御者をやっているが、最初は喜んでやっていた事だが一ヶ月も経てば嫌気が差すというものだ。
今までソルトに教えて無かったのが悔やまれる。面倒だけど仕方ない、俺が覚えた事を教えよう。
ソルトならきっと直ぐに覚えてくれるだろうからな。
、、、、、
そういう訳で御者を教え様と思っていたけど、普通にソルトは御者が出来ていた。
「え?何でソルトは御者出来てるの?
俺教えてないよな?姐さんも教えてない筈だけどなんでだ?」
「回答、私は前の主に教えて貰いました」
「それなら出来る事を何で言わなかった?」
「今まで聞かれなかったので言いませんでした」
ソルトはシレッとそう言ったが、まぁソルトができるならと、再度寝直そうと馬車内を覗くと座って寝ているシオンを横にして腕枕をしようとしている姐さんの姿を見て、馬車内で寝るのを断念した。
もう諦めたらいいのにと思ったのも、シオンがウトウトとしている時や熟睡している時に決まって、姐さんはシオンに姐さんの腕で腕枕をしようとするのだ。
逆にシオンの腕を使って腕枕をしようとした時もあったが、シオンの腕を掴んだ瞬間必ず起きるからシオンの腕枕は諦めて、姐さん自ら腕枕をしようと奮闘している。
だけど、毎回失敗して成功した事がなく諦めればいいのにと思っている。
俺がそんな姐さんの状況の近くで寝ようものなら、近寄れないくらいの殺気をはなつ感じるから近寄る事も出来ない。
そんな日々ばかり過ぎていくものだから、暇で暇で仕方ない。
馬車の中に入る事も許されず、御者をしている場所はまあ、二人並んで座る事も出来るけど、ソルトが御者やれているんだから俺が座る必要もないだろう。
俺は手持ち無沙汰になり、やる事がなくなって暇だ。
瞬間転移でグレンさんを驚かしに行こうかとも思ったけど、ここにこの馬車に戻って来られる自信がない為に諦めた。
不謹慎ながらに魔物でも襲って来てくれれば良いのにと思っていると、俺の背中にモゾモゾと違和感があり、背中に手を伸ばすとロップが俺の頭に登ろうとしていた。
そんなロップ掴んで、ソルトの膝の上に置き、浮遊していつまでも馬車が見える様に飛び上がると、そう遠くない所に関所?国境らしき物が見えだした。
大声出して姐さんを呼びかけようとも思ったが、先程の姐さんを見ていた為に一度降りて馬車内の様子を見るべく覗くと、姐さんはシオンと揉みくちゃな、なんとも言えない状態になっていた。
「あ、ちょっと報告があるけど、また後での方がいいみたいだね」
「いや、ミーツ助けろ!
いつも見てるなら分かるだろ!」
シオンは叫んだが、姐さんは無言でシオンの両手を押さえて、無理矢理シオンにヘッドロックを掛けて腕枕をしている様に見える。
「いや~、今回の姐さんは積極的だし邪魔しちゃ悪いかな?って思ってさ」
「いや、俺が嫌がってるの分かるだろうが!
良いから助けろ」
「え~、もう腕枕くらいしてあげたら良いのに」
「絶対にお断りだ!」
俺は、ため息をして助けてあげる事にした。
姐さんに睨まれたが、このやり取りも何時もの事で、姐さんを羽交い締めして落ち着かせた。
「ちょっと、ミーツちゃん!
もうシオンちゃんに腕枕してあげられるのは、今日くらいしかないのよ!」
「ん?今日しかないって、どういう事だい?
別に、まだ大和には着かないだろ?」
「今日中に国境に辿り着くはずだから、しばらく出来ないじゃない」
あー、成る程、姐さんは、そろそろ国境辺りに来ている事が分かっていたのか。
でも、まだ大和には着かない筈だけど、何で今日しかないんだろうか。
「じゃあ、シオン、腕枕は無理でも膝枕をしたら?シオンがするんじゃなくて、姐さんの膝にシオンが頭を乗せるんだよ」
「はあ?何で俺が乗せるにしても、そんな事しなきゃならないんだ?絶対にお断りだ」
「シオン、姐さんの膝枕に頭を乗せるんなら、後でデスワームを食べさせてあげるよ」
「ミーツ、お前持っているのか?」
「少しデカイけど、持っているよ」
「なら、ダンク少しだけだぞ」
「シオンちゃん本当?でも高さが…」
「姐さん、足を伸ばせばシオンに膝枕できるんじゃない?」
「あ、そ、そうね」
姐さんは脚を伸ばすと、シオンは恐る恐る姐さんの太腿に頭を乗せた。
「シオンちゃんをあたしの膝枕で、横になってくれる日が来るなんて夢の様だわ」
姐さんは自分のM.Bから耳掻きを取り出して、そっとシオンの耳に挿し入れ、耳掻きをしだした。
「うお」
シオンも一瞬驚いたが、姐さんの優しい手つきの耳掻きによってリラックスした表情になっていき、姐さんの膝の上で再び寝出した。
姐さんも幸せそうな表情だった為に、俺はこの場を離れて、しばらく二人っきりにしてあげる事にした。
離れると言っても馬車内はそう広くないし、御者のソルトの隣に行く事くらいしか出来ないのだが、姐さんは幸せそうだ。
俺はソルトの隣に座る事にした。
「キュン」
急にロップが俺の膝に飛び乗って俺を見上げてきた。
「何だ?姐さんとシオンのを見て自分も乗りたくなったのか?」
俺がロップの頭を撫でなから、そう聞くとロップはコクコクと頷いている。
御者している隣のソルトも、俺とロップをジーッと凝視しているが、気づいてない振りを通した。
だって、御者してるソルトも膝枕とかしてあげるのも、して貰うのも面倒だし、魔導人形とはいえ、少女の姿をした相手にイチャイチャは俺には不必要だと思ったからだ。
「ミーツ様、私も…「やらないからな?」
「分かりました。でしたら急ぎめに、国境に向かいます」
魔導人形なのにソルトは拗ねてしまったようだ。まるで人間の少女みたいだけど、どうプログラムされているのだろうか?
まさかAIか?
「てか、急ぐなよ。国境が近いのを知っているなら、なるべくゆっくり行けよ」
「ダンク様には悪いですが、ミーツ様が暇そうにしていますので、なるべく早く国境に着き、向こう側の国に行くのがよろしいかと思いました」
ソルトと、そんなやり取りしているといつの間にか、馬車は止まり国境に着いたようだ。
関所と言っても兵士が左右に4人立っていて、人が住めるくらいの小さな家があるだけで、後は気持ち程度に柵があるだけだった。
特に検問とかする訳ではなく、俺達が通るのを見守っているだけで通過してくれた。
何の為にコイツらはいるのだろうか?
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