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第3章
第37話
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第37話
「ミーツさん!せめて足場が砂場じゃない所にしてくれないか?
それに、オレ一人じゃ無理だよ!」
最下層に転移して、ガメニに苦魔と戦わせようとしたら、足場が砂地じゃ無理で一人じゃ倒せないと言うガメニに、俺はとりあえずどういった行動をとるか見たかったから、一人で戦わせる事にした。
「殺されそうになったり、危なくなったら助けてやるから、とりあえずやってみろよ。
倒せなくても戦えば、美味い物を後で食べさせてやるからさ」
俺がそう言うと、ガメニも気合いが入ったのか、剣と盾を構えて苦魔に突撃しに行った。
突撃したが、苦魔の振り上げた一撃で吹っ飛んだ。
「ミ、ミーツさ~ん、やっぱ、無理だよ~」
そんなガメニを俺は無視して苦魔の行動を見ていると、倒れているガメニを足蹴して、両手の爪で引っ掻いたりして、死なない程度に遊び出した。
「ミ、ミーツさ、ん、し、死ぬ!」
ガメニを見ていると、まだまだ大丈夫そうだしもう少し見ていると、苦魔はガメニに飽きたのかガメニの顔面に小便をかけ出して、大便までやりだした所で俺は苦魔を適当な階層に転移させた。
「ミーツさん、酷いよ!助けてくれるって言ったじゃん!」
「助けただろ?小便は仕方ないけど、大便までかけられなかっただろ?
本当に小便かけるか見たかったんだよ」
「酷え、あんまりだ」
流石に悪いと思った俺は、ガメニに綺麗に汚れが取れる想像魔法を使って、身綺麗にしたが匂いが獣の小便の匂いで堪らなく臭い。
「臭いし、最後のセーフティゾーンで風呂入って来いよ。待っててやるからさ」
それだけ言ってセーフティゾーンに転移した。
「はー、こんな力があったらこのダンジョンの金が取り放題じゃないか!」
「そうだな、多分取り放題だな。魔物もコアに俺が魔力を込めれば早く復活するしな。
でも、俺が二階層で倒したビッグゴールドスコーピオンは復活出来ないな。
ダンジョンの難易度も凄く厳しくも出来るし、簡単にする事もできるな。
それより、風呂入れよ。ガメニ臭いぞ」
「ミーツさんの所為じゃねぇか!」
ガメニは怒りながら風呂に入って行った。
ずっと黙っているスカルブを見ると、スカルブは無表情で俺の行動を見守っていた。
スカルブは触れない方が良いと考えた俺は、ガメニが風呂から上がるまでの間、ダンジョンの様子を見ることにしたが、ダンジョンの二階層に俺がここに来た時に眠っていた冒険者達が小さなゴールドスコーピオンと戦っている状況が見える。
でも、何かを探している様子だ。
何度も来ている筈だから知ってる筈の、行き止まりである場所を覗いたり、ダンジョンの隅から隅まで行動している姿が見えるが、何を探しているのだろうか。
「はー、気持ち良かったー」
俺がダンジョンの様子を見ていると、ガメニが風呂から上がって、風呂の気持ち良さを言葉にしてやって来た。
そんな風呂上がりのガメニを見ると、一瞬ドキッとしたが、頭を振って俺はそっちの趣味はないと自分の頰を平手打ちした。
「なっ、大丈夫かよ。
ミーツさん、何やってんだよ」
ガメニが俺のとった行動を心配しだした所で、今まで黙っていたスカルブが俺に近づいて来た。
「ミーツ様、そろそろダンジョンから出てみませんか?」
そう提案してきた。
俺自身もそろそろ出ようと思っていたし、二階層の冒険者たちを連れて上がろうと思った。
「じゃあ、二階層の冒険者たちも連れて行くぞ」
「え?二階層って…」
ガメニは呆けた顔で聞いて来た。
あ、言ってなかったっけ?
もう、転移をするし説明する暇がない。
「「「「「は?」」」」」
二階層にいる冒険者達の目の前に俺達が出現したものだから、冒険者達は揃って鳩が豆鉄砲食らったかの様に、目をパチクリさせていた。
「もしかしたら、アンタがミーツって言う冒険者か?」
冒険者達のリーダー格っぽい人が俺に話しかけて来た。
「そうだけど君は?」
「俺はこの臨時パーティのリーダー『キモ』だ。アンタを俺達は探していたんだ。
兵士長補佐に命令されて、3日前に潜ったアンタを探して二階層から探していたんだ」
さっきのモニターで何かを探している様子は、俺を探していたのか。
しかし、ダンジョンに潜って3日も経っていたんだ。
「そうだったんだ。じゃあ俺も見つかったし上に上がろっか」
キモの返事を聞かないままに、魔法陣を展開させると、ダンジョンの入口の金の鉄格子の所に出た。
「は?アンタ今、何やったんだ?」
キモは頭が混乱しているのか、他の仲間達とボソボソと話し合っていた。
「やっぱりそうだよな。それが普通の反応だよな!オレはミーツさんと一緒に居過ぎて麻痺してしまったんだよな。
普通あり得ないよな、ミーツさんが異常過ぎなだけなんだよな」
ガメニが何やら失礼な事を言っているが、気にせずに装備品の保管している場所に行くと、ガメニを含めた冒険者達が装備品を外しだした。
「なぁ、キモ、装備品をここで外さないで向こうに行ったらどうなるんだ?」
「問答無用で殺される、それ以前に、この場から装備したまま出られない」
ふむ、なら両側の檻を破壊すれば何とかなるかな?
試しに炎熱剣をI.Bから取り出して振ってみると、鉄格子はドロリと溶けて無くなった。
両側の鉄格子が無くなった途端、少し重苦しい空気が軽くなり、そのままの装備で最初の檻に行く事が出来るようになった。
キモ達冒険者達はとりあえず、此処に残って貰って、俺は最初の檻に向かうと、兵士が一人見張っていた。
「なっ、兵士長補佐の言う通り生きていたのか」
俺が姿を見せた事により兵士はとても驚き、一人で上に駆け上がってしまった。
「ミーツさん!せめて足場が砂場じゃない所にしてくれないか?
それに、オレ一人じゃ無理だよ!」
最下層に転移して、ガメニに苦魔と戦わせようとしたら、足場が砂地じゃ無理で一人じゃ倒せないと言うガメニに、俺はとりあえずどういった行動をとるか見たかったから、一人で戦わせる事にした。
「殺されそうになったり、危なくなったら助けてやるから、とりあえずやってみろよ。
倒せなくても戦えば、美味い物を後で食べさせてやるからさ」
俺がそう言うと、ガメニも気合いが入ったのか、剣と盾を構えて苦魔に突撃しに行った。
突撃したが、苦魔の振り上げた一撃で吹っ飛んだ。
「ミ、ミーツさ~ん、やっぱ、無理だよ~」
そんなガメニを俺は無視して苦魔の行動を見ていると、倒れているガメニを足蹴して、両手の爪で引っ掻いたりして、死なない程度に遊び出した。
「ミ、ミーツさ、ん、し、死ぬ!」
ガメニを見ていると、まだまだ大丈夫そうだしもう少し見ていると、苦魔はガメニに飽きたのかガメニの顔面に小便をかけ出して、大便までやりだした所で俺は苦魔を適当な階層に転移させた。
「ミーツさん、酷いよ!助けてくれるって言ったじゃん!」
「助けただろ?小便は仕方ないけど、大便までかけられなかっただろ?
本当に小便かけるか見たかったんだよ」
「酷え、あんまりだ」
流石に悪いと思った俺は、ガメニに綺麗に汚れが取れる想像魔法を使って、身綺麗にしたが匂いが獣の小便の匂いで堪らなく臭い。
「臭いし、最後のセーフティゾーンで風呂入って来いよ。待っててやるからさ」
それだけ言ってセーフティゾーンに転移した。
「はー、こんな力があったらこのダンジョンの金が取り放題じゃないか!」
「そうだな、多分取り放題だな。魔物もコアに俺が魔力を込めれば早く復活するしな。
でも、俺が二階層で倒したビッグゴールドスコーピオンは復活出来ないな。
ダンジョンの難易度も凄く厳しくも出来るし、簡単にする事もできるな。
それより、風呂入れよ。ガメニ臭いぞ」
「ミーツさんの所為じゃねぇか!」
ガメニは怒りながら風呂に入って行った。
ずっと黙っているスカルブを見ると、スカルブは無表情で俺の行動を見守っていた。
スカルブは触れない方が良いと考えた俺は、ガメニが風呂から上がるまでの間、ダンジョンの様子を見ることにしたが、ダンジョンの二階層に俺がここに来た時に眠っていた冒険者達が小さなゴールドスコーピオンと戦っている状況が見える。
でも、何かを探している様子だ。
何度も来ている筈だから知ってる筈の、行き止まりである場所を覗いたり、ダンジョンの隅から隅まで行動している姿が見えるが、何を探しているのだろうか。
「はー、気持ち良かったー」
俺がダンジョンの様子を見ていると、ガメニが風呂から上がって、風呂の気持ち良さを言葉にしてやって来た。
そんな風呂上がりのガメニを見ると、一瞬ドキッとしたが、頭を振って俺はそっちの趣味はないと自分の頰を平手打ちした。
「なっ、大丈夫かよ。
ミーツさん、何やってんだよ」
ガメニが俺のとった行動を心配しだした所で、今まで黙っていたスカルブが俺に近づいて来た。
「ミーツ様、そろそろダンジョンから出てみませんか?」
そう提案してきた。
俺自身もそろそろ出ようと思っていたし、二階層の冒険者たちを連れて上がろうと思った。
「じゃあ、二階層の冒険者たちも連れて行くぞ」
「え?二階層って…」
ガメニは呆けた顔で聞いて来た。
あ、言ってなかったっけ?
もう、転移をするし説明する暇がない。
「「「「「は?」」」」」
二階層にいる冒険者達の目の前に俺達が出現したものだから、冒険者達は揃って鳩が豆鉄砲食らったかの様に、目をパチクリさせていた。
「もしかしたら、アンタがミーツって言う冒険者か?」
冒険者達のリーダー格っぽい人が俺に話しかけて来た。
「そうだけど君は?」
「俺はこの臨時パーティのリーダー『キモ』だ。アンタを俺達は探していたんだ。
兵士長補佐に命令されて、3日前に潜ったアンタを探して二階層から探していたんだ」
さっきのモニターで何かを探している様子は、俺を探していたのか。
しかし、ダンジョンに潜って3日も経っていたんだ。
「そうだったんだ。じゃあ俺も見つかったし上に上がろっか」
キモの返事を聞かないままに、魔法陣を展開させると、ダンジョンの入口の金の鉄格子の所に出た。
「は?アンタ今、何やったんだ?」
キモは頭が混乱しているのか、他の仲間達とボソボソと話し合っていた。
「やっぱりそうだよな。それが普通の反応だよな!オレはミーツさんと一緒に居過ぎて麻痺してしまったんだよな。
普通あり得ないよな、ミーツさんが異常過ぎなだけなんだよな」
ガメニが何やら失礼な事を言っているが、気にせずに装備品の保管している場所に行くと、ガメニを含めた冒険者達が装備品を外しだした。
「なぁ、キモ、装備品をここで外さないで向こうに行ったらどうなるんだ?」
「問答無用で殺される、それ以前に、この場から装備したまま出られない」
ふむ、なら両側の檻を破壊すれば何とかなるかな?
試しに炎熱剣をI.Bから取り出して振ってみると、鉄格子はドロリと溶けて無くなった。
両側の鉄格子が無くなった途端、少し重苦しい空気が軽くなり、そのままの装備で最初の檻に行く事が出来るようになった。
キモ達冒険者達はとりあえず、此処に残って貰って、俺は最初の檻に向かうと、兵士が一人見張っていた。
「なっ、兵士長補佐の言う通り生きていたのか」
俺が姿を見せた事により兵士はとても驚き、一人で上に駆け上がってしまった。
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