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第3章
第34話
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第34話
セーフティゾーンの扉を開けた先は、長い通路になっていて、通路の先に又もや大きな扉がある。
俺は小走りで大きな扉まで行き、扉を開けると見覚えのある風景だった。
それは、見渡す限りの砂漠だったからだ。
三階層の隠し階層と一緒のフィールドだった為に、少し驚きと残念感がある。
仕方ないと思い、砂漠に足を踏み入れて数歩歩くと開けた扉は勝手に閉まり、扉自体が消えて無くなってしまった。
やっぱりダンジョンボスの部屋なのは間違いない様で、身構えると足元が揺れ出して、また流砂か?そう思い身構えながら宙に浮くと、少し遠くで長い物が見えた。
目を凝らしてもよく分からないが、とても長くて大きいみたいだ。
ダンジョンボスは地中のボスの様子だ。
ならば、下に降りて足踏みをすると近寄って来るかな?そう思って、足踏みをしていると段々と長い物が近づいて来ているが滅茶苦茶大きい。
再び宙に浮いて全体像を確認しようと思って、宙に浮いた。
すると、近づいて来ていた物体の正体はデスワームの様だけれど、大きさと長さが半端な大きさではなく、二階建ての一軒家くらいなら丸々飲み込めるくらい大きい。
長さは終わりが見えない所を見ると、何kmあるんだ?ってくらい長くてうねっている。
隠し階層でゴーレムのゴーちゃんと戦っていたのは、コイツの子供か?ってくらい大きさと長さがある。
「何なんだ?この大きさは!」
そう叫ばずには居られない程の大きさだ。デスワームは宙に浮いている俺の声に反応したのか、ミミズの魔物なのに大ジャンプして来た。
口を開きながら俺に迫って来たが、見た目も形もやっぱりミミズの様で、目や鼻が無いが、口の中は小さな牙の様な歯が沢山生えていた。
見た目ミミズだが、口の中に牙がある辺りやっぱり魔物なんだな。
コレを斬ったり焼き倒してはいけないって、無理があるだろ!
でも、スカルブの言う通りに従おうと思って、刀と炎熱剣は使えないと思い、I.Bに仕舞って素手で構えるがミミズを素手で触りたくない為に、手にボクサーがやってるバンテージみたいにグルグル巻きに手を保護した。
さて、準備は整ったし攻撃を開始するが、超弩級のデスワームは地中に潜って、姿を消していて何処にいるか分からなくなってしまっていた。
俺は魔法で雷の様な電撃を想像して地面に雷を落とす事にした。
雷を落として見ると、物凄い轟音と共にデスワームが地上にうねりながら這い上がって来た。
俺は空かさず地上に降りてデスワームを掴むが、体表のヌルヌルで滑って掴み損ねてしまった。
再度掴もうと試みるが、デスワームが体を振って掴ませてくれない。
それどころか、揺れるデスワームの胴体にぶつかってダンプカーに撥ねられた様な衝撃が発生した。
スカルブのシールドが切れている様だが、元々ボス戦では当てにはしてなかったし、良いかと思って俺は頭を振ってデスワームを見上げると、デスワームの口が目の前に迫って来ていた。
間一髪、素早く横に飛び転げて避ける事が出来たが、どうやって倒そう。
冷汗が出ていると同時に、色々な事を試せる事にワクワクもしている。
次に取り掛かったのは、手を魔力で包んで、巨人の手の様に大きく出来ないかを試みた。
すると、想像通り半透明の手の形した物体が出来上がった。
俺の手に魔力で作った、大きな手袋を装着した感じだ。
作っただけでは不安だから、ちゃんと俺の手の動作と連結出来ているかをグーチョキパーを何度もやって確かめたら、問題なく出来ていて安心した。
次に取り掛かったのは再度雷を落として、デスワームを地表に出させる事だが、果たして上手く出てくれるか……
結果、雷を落としただけでは出てくれなかった。流石ダンジョンボスなだけあって学習している。
ならばと、避雷針を地中深くに刺さる想像魔法を使い、長さ30m程の鉄柱を出して砂漠に突き刺して、その上に雷を落とした。
今度は上手く行った様で、先程と同じ様にうねりながら、地上に出て来た。
俺はその好機を見逃さず、魔力の塊のどデカイ手袋でデスワームの頭を掴んで、俺の頭上で振り回しだした。
デスワームの頭は俺の持ってる手に収まっているが、その頭を中心に巨大なデスワームの傘の様に頭上でトグロを巻いている。
振り回して分かったが、デスワームの長さは目視でだが大体5km程あった。
それを地面に叩きつけたいが、地面は砂漠の砂地だから叩きつけても大したダメージを与えられ無いと考えた俺は、デスワームを振り回しながらコンクリートの地面を想像した。
砂漠全部では無いが、全長5kmのデスワームを叩きつけられるくらいのコンクリートの地面を想像魔法で作って、上手く作れたかを確認すると振り回しているデスワームをコンクリートに思いっきり叩きつけた。
それを何度もだ。
叩きつけては頭上に振り回して、デスワームが頭上でトグロを巻いてはコンクリートに叩きつけるといった事をやっていると、張りのあったデスワームがグニャグニャになりだした所で、最後に後一回だけ叩きつけようと思って、かなり強めで叩きつけるとコンクリートが割れた。
割れたコンクリートの上にデスワームを置いて魔力の塊の手袋を解除した所で、俺の背後に扉が出現した。
これでデスワームを倒した事になったのか、扉が出現してスカルブとガメニが入って来た。
セーフティゾーンの扉を開けた先は、長い通路になっていて、通路の先に又もや大きな扉がある。
俺は小走りで大きな扉まで行き、扉を開けると見覚えのある風景だった。
それは、見渡す限りの砂漠だったからだ。
三階層の隠し階層と一緒のフィールドだった為に、少し驚きと残念感がある。
仕方ないと思い、砂漠に足を踏み入れて数歩歩くと開けた扉は勝手に閉まり、扉自体が消えて無くなってしまった。
やっぱりダンジョンボスの部屋なのは間違いない様で、身構えると足元が揺れ出して、また流砂か?そう思い身構えながら宙に浮くと、少し遠くで長い物が見えた。
目を凝らしてもよく分からないが、とても長くて大きいみたいだ。
ダンジョンボスは地中のボスの様子だ。
ならば、下に降りて足踏みをすると近寄って来るかな?そう思って、足踏みをしていると段々と長い物が近づいて来ているが滅茶苦茶大きい。
再び宙に浮いて全体像を確認しようと思って、宙に浮いた。
すると、近づいて来ていた物体の正体はデスワームの様だけれど、大きさと長さが半端な大きさではなく、二階建ての一軒家くらいなら丸々飲み込めるくらい大きい。
長さは終わりが見えない所を見ると、何kmあるんだ?ってくらい長くてうねっている。
隠し階層でゴーレムのゴーちゃんと戦っていたのは、コイツの子供か?ってくらい大きさと長さがある。
「何なんだ?この大きさは!」
そう叫ばずには居られない程の大きさだ。デスワームは宙に浮いている俺の声に反応したのか、ミミズの魔物なのに大ジャンプして来た。
口を開きながら俺に迫って来たが、見た目も形もやっぱりミミズの様で、目や鼻が無いが、口の中は小さな牙の様な歯が沢山生えていた。
見た目ミミズだが、口の中に牙がある辺りやっぱり魔物なんだな。
コレを斬ったり焼き倒してはいけないって、無理があるだろ!
でも、スカルブの言う通りに従おうと思って、刀と炎熱剣は使えないと思い、I.Bに仕舞って素手で構えるがミミズを素手で触りたくない為に、手にボクサーがやってるバンテージみたいにグルグル巻きに手を保護した。
さて、準備は整ったし攻撃を開始するが、超弩級のデスワームは地中に潜って、姿を消していて何処にいるか分からなくなってしまっていた。
俺は魔法で雷の様な電撃を想像して地面に雷を落とす事にした。
雷を落として見ると、物凄い轟音と共にデスワームが地上にうねりながら這い上がって来た。
俺は空かさず地上に降りてデスワームを掴むが、体表のヌルヌルで滑って掴み損ねてしまった。
再度掴もうと試みるが、デスワームが体を振って掴ませてくれない。
それどころか、揺れるデスワームの胴体にぶつかってダンプカーに撥ねられた様な衝撃が発生した。
スカルブのシールドが切れている様だが、元々ボス戦では当てにはしてなかったし、良いかと思って俺は頭を振ってデスワームを見上げると、デスワームの口が目の前に迫って来ていた。
間一髪、素早く横に飛び転げて避ける事が出来たが、どうやって倒そう。
冷汗が出ていると同時に、色々な事を試せる事にワクワクもしている。
次に取り掛かったのは、手を魔力で包んで、巨人の手の様に大きく出来ないかを試みた。
すると、想像通り半透明の手の形した物体が出来上がった。
俺の手に魔力で作った、大きな手袋を装着した感じだ。
作っただけでは不安だから、ちゃんと俺の手の動作と連結出来ているかをグーチョキパーを何度もやって確かめたら、問題なく出来ていて安心した。
次に取り掛かったのは再度雷を落として、デスワームを地表に出させる事だが、果たして上手く出てくれるか……
結果、雷を落としただけでは出てくれなかった。流石ダンジョンボスなだけあって学習している。
ならばと、避雷針を地中深くに刺さる想像魔法を使い、長さ30m程の鉄柱を出して砂漠に突き刺して、その上に雷を落とした。
今度は上手く行った様で、先程と同じ様にうねりながら、地上に出て来た。
俺はその好機を見逃さず、魔力の塊のどデカイ手袋でデスワームの頭を掴んで、俺の頭上で振り回しだした。
デスワームの頭は俺の持ってる手に収まっているが、その頭を中心に巨大なデスワームの傘の様に頭上でトグロを巻いている。
振り回して分かったが、デスワームの長さは目視でだが大体5km程あった。
それを地面に叩きつけたいが、地面は砂漠の砂地だから叩きつけても大したダメージを与えられ無いと考えた俺は、デスワームを振り回しながらコンクリートの地面を想像した。
砂漠全部では無いが、全長5kmのデスワームを叩きつけられるくらいのコンクリートの地面を想像魔法で作って、上手く作れたかを確認すると振り回しているデスワームをコンクリートに思いっきり叩きつけた。
それを何度もだ。
叩きつけては頭上に振り回して、デスワームが頭上でトグロを巻いてはコンクリートに叩きつけるといった事をやっていると、張りのあったデスワームがグニャグニャになりだした所で、最後に後一回だけ叩きつけようと思って、かなり強めで叩きつけるとコンクリートが割れた。
割れたコンクリートの上にデスワームを置いて魔力の塊の手袋を解除した所で、俺の背後に扉が出現した。
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