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第3章
第19話
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第19話
「これは本当にヤバイかも知れないな」
そう呟く程、倒す手段が思い付かない!
ゴーレムがまだ、上半身だけで動かずにゴーレムの範囲内に入った奴しか反応しないのが唯一の救いだ。
「ミ、ミーツさん、あんなデカイ奴、どうやって倒すんだよ~。今度こそオレ達死ぬのかな」
ガメニの言う事も、もっともだ。
打つ手がない現状で、この場を後にして、まだ回ってない所を先に回るか?
もしかしたら、遠回りすればあの建造物の中に入られるかも知れない。
「なぁ、ガメニ、あのゴーレムは後回しにして他に回ってない所を探索しないか?
幸いにもあのゴーレムは動けない様だしな」
ガメニに提案した途端、ゴーレムはゆっくりだが、上半身のままで俺達のいる場所に近寄って来た。
「ミーツさん?無理っぽいよ。
段々と近寄って来てないか?アイツ」
「やっぱりガメニにも、そう見えるか?
倒すしかないか」
でも、どうやって?先ずは出来る事をやって行くしかないか!
「クソ!ガメニは遠くで他に魔物が居ないか警戒しながら、アイツとは距離をとっておけ!」
ガメニに指示を出して、ゴーレムに対して高温度の炎を再度出したが、これではまだ弱いと感じて、ガスバーナーの想像をして巨大な炎の柱をゴーレムに当てて見ると、先程の炎の玉が当たった時と同様な結果になっただけになった。
次に王水を考えたが無理だった。
アレも金が溶けるけど、熱と同様に時間が掛かるだろうからな。
そもそも王水を出すのが無理だ。
魔法では無理なのか?そう思って刀と槍を取り出すが、駄目元で攻撃をすると槍はもう使い物にならない程、槍の先端はグニャグニャに潰れてしまった。
刀で斬り付けるも、薄っすらと傷が付いただけだ。
俺が近づいて攻撃をした事により、ゴーレムの範囲内に入った事になってゴーレムのパンチが迫って来た。
ゴーレムにとっては普通のパンチでも、俺にとっては分厚い金の塊に殴られるのと変わらない、まだ動きが遅いから余裕で避けられるが、最初にゴーレムを視認した時より早くなってる気がする。
ガメニがちゃんと退避しているか辺りを見回すと、ガメニはゴーレムの背後から建物に入ろうとしていた。
ゴーレムはそんなガメニに反応したのか、物凄いスピードで建物の前まで移動した。まるで賢の瞬間移動でもしたかの様に、元の位置に戻るとガメニは、かなりヤバめの位置にいた。
「ガメニー!逃げろー!」
ガメニは目の前のゴーレムに対して硬直して、ゴーレムの攻撃を受けようとしていた。
その時、ゴーレムの上から天井からだが、何やら長い物体が落ちて来てゴーレムに絡み付き出した。
俺はすぐさまガメニの側に行き、ガメニを脇に抱えて距離を取った。
明かりをゴーレムと戦っているナニカに向けると、ただ長いナニカってだけで見ても分からない。
「あ、ああ、デスワームだ。
ビッグデスワームだ。もう無理だミーツさん。もしアレがゴーレムに勝ってもオレ達死ぬよ」
「デスワームだって~?俺の知ってるデスワームはミミズより、少し大きい程度であんな大きさじゃなかったぞ?
それにアレが勝ったらどうなるんだ?」
「デスワームは砂地だと無類の強さを発揮するんだぜ。
標的を地中に引きずり込んで、地中で弱った標的を地中内でゆっくりと食すんだ。
ただし、普通のはな。
ただあの大きさだ。きっとデスワームの身体の周りにも、小さいサイズのが沢山付いていると思うぜ」
そうガメニが言った途端、ガメニが地面に下半身が埋まった。
俺は慌ててガメニの脇に手を入れて、上に抱き上げるとガメニの足に、ピチピチと魚が餌に食いついたみたいにデスワームがくっついていた。
すぐさま、ガメニから手を離して刀でブツ切りにしてゴーレム達の戦いを見上げると、上から沢山のデスワームが降って来た。
何処か岩地は無いものかと探すと、俺の足も何かに絡み付いて片足が地面に引きずり込まれた。
先程の流砂の時に感じた物と似ている所から、コイツが絡み付いていたんだな。
俺はもう片方の足で踏ん張って、沈んだ片足を地上に出すと、沈んだ片足に5匹もデスワームがくっついていた。
小さいミミズは見るだけでも気持ちが悪いのに、これだけ大きいと余計に気持ちが悪い。
とりあえず、俺の足に絡み付いているデスワームを切り裂いて、ガメニを脇に抱えて宙に浮いた。
「な、なんだ?ミーツさん、アンタが飛んでるのか?」
ガメニは慌てているが、宙に浮いてるだけで何慌てているんだ?
「しっかし、ガメニは細いなぁ。
メシが碌な物を食べられてないってのもあるかも知れないけど、ガリガリだな?
運動不足でもあるんじゃないのか?腹回りも柔らかいぞ?俺が言える事でもないけどな」
「う、うるせえよ!それよりどうするんだよ!この状況はよ」
ガメニは俺に顔を向けて叫んでいるが、何故か赤くなっている。ガリガリだと言った事に怒っているのか?
でも、ガメニの言う通りで、下を見るとデスワームで溢れて返っている。
俺があのダンジョンで見たデスワームと比較にならない程、多くて気持ち悪くて吐きそうになる。
ゴーレムの戦いを見ると、いつの間にか巨大なデスワームは引きちぎられている状態で、ゴーレムも上半身だけだったのが、下半身まで出ている状態で、ゆっくりと宙に浮いた俺達に向かって来ている。
やっぱり思った通り、ゴーレムの全体像はとても大きい。
天井ギリギリに頭が届いている所を見ると、かなりの大きさだ。
俺はとりあえずの所ガメニを硬い地盤か、岩の上に置こうと思って飛び回ったが、見つからない為に、建造物の屋根に置きに行こうと思って行くとゴーレムにまたしても、立ち塞がれてしまった。
「ガメニ、男同志で正直キモイけど、俺の背中に身を預けていろ!
下に降ろしたいけど、あのデスワームの数はお前じゃ無理だろうからな!」
「あ、あぁ、分かった。
ただし、変な所は触るなよ?」
脇に抱えてたガメニを一度手放して、直ぐ様背中でキャッチした。
ゴーレムはもう姐さんばりに拳でケリをつけるしかないか?
そう思って拳に何か付ける物はないか、I.Bを見ると一本の剣があるのを発見した。
そう、ビッグゴールドスコーピオンを倒した時の剣だ。
ダメ元で手に取ると、剣は熱いのに持ってる手は熱く無くて、構えている俺の顔が熱い。
もしかしたら、これならイケるのでは無いだろうか?
そう思って試しにゴーレムに斬りつけてみると、手ごたえなしで、豆腐でも切ったかの様にスーッとゴーレムの腕が切れて地面にズズンと落ちた。
落ちた腕をゴーレムは拾うと、切られた部分に当てて元に戻した。
「これはイケる!今度は直せないくらいにバラバラにしてやるよ!」
俺は叫んでいた。自分でもビックリだけど、再度腕を切って、今度は直せない様に切った側からI.Bに入れていった。
先ずは両手、次に両足、頭と切ると残りは胴体だけで、胴体が地面に倒れこんだ。
最後に胴体をバラバラにしようと向かうと…
【止めて!】
頭の中に響く様な声が聞こえた。
辺りを見渡しても、ガメニ以外誰も見当たらない。どこから聞こえたんだろうか?
「ガメニ、今の聞こえたか?」
「え?何がだ?ミーツさん何か聞こえたのか?」
やっぱり幻聴だったのか?
それとも、俺がゴーレムをティムしてしまったとか?
あり得ないか、ゴーレムは魔導兵器とかってある小説や漫画で書いてあったし、普通の魔物とは違うだろうしな。
俺は剣をI.Bに入れてゴーレムの胴体に降り立つと、建造物の入口から一人の少女が出て来た。
「あ、危ないぞ!そこら中にデスワームが居るんだ」
俺はガメニをゴーレムの上に置いて、少女の元に飛び少女を抱き抱えた。
【ありがとう、でも必要ない】
「さっきの声はキミだったのか?」
俺は少女をゴーレムの上に立たせて話を続けようとしたが、少女に手で阻まれてしまった。
【話は後で、先にミミズを殲滅する】
少女はそう言うと、両手を前に向けた。
【召喚!魔土竜】
少女の手から魔法陣が浮き出て、宙に魔法陣が幾つも出てきた。魔法陣からモグラが数十匹と直径3m程の大きさのヤツが出てきてデスワームを食い散らかして行く。
それはアッと言う間に終わりを迎えて、モグラ達は少女の出した魔法陣に飛び消えていった。
少女はそのままゴーレムに手を着くと、ゴーレムが見る見る間に小さくなり、50cmサイズのゴーレムになってしまった。
【終わりました。話は中でしましょう】
少女は両手を広げて俺に再度抱っこしろみたいなポーズをした。
俺は頭をポリポリと掻き、無言で少女を抱き抱えて建物に入る事にした。
「これは本当にヤバイかも知れないな」
そう呟く程、倒す手段が思い付かない!
ゴーレムがまだ、上半身だけで動かずにゴーレムの範囲内に入った奴しか反応しないのが唯一の救いだ。
「ミ、ミーツさん、あんなデカイ奴、どうやって倒すんだよ~。今度こそオレ達死ぬのかな」
ガメニの言う事も、もっともだ。
打つ手がない現状で、この場を後にして、まだ回ってない所を先に回るか?
もしかしたら、遠回りすればあの建造物の中に入られるかも知れない。
「なぁ、ガメニ、あのゴーレムは後回しにして他に回ってない所を探索しないか?
幸いにもあのゴーレムは動けない様だしな」
ガメニに提案した途端、ゴーレムはゆっくりだが、上半身のままで俺達のいる場所に近寄って来た。
「ミーツさん?無理っぽいよ。
段々と近寄って来てないか?アイツ」
「やっぱりガメニにも、そう見えるか?
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でも、どうやって?先ずは出来る事をやって行くしかないか!
「クソ!ガメニは遠くで他に魔物が居ないか警戒しながら、アイツとは距離をとっておけ!」
ガメニに指示を出して、ゴーレムに対して高温度の炎を再度出したが、これではまだ弱いと感じて、ガスバーナーの想像をして巨大な炎の柱をゴーレムに当てて見ると、先程の炎の玉が当たった時と同様な結果になっただけになった。
次に王水を考えたが無理だった。
アレも金が溶けるけど、熱と同様に時間が掛かるだろうからな。
そもそも王水を出すのが無理だ。
魔法では無理なのか?そう思って刀と槍を取り出すが、駄目元で攻撃をすると槍はもう使い物にならない程、槍の先端はグニャグニャに潰れてしまった。
刀で斬り付けるも、薄っすらと傷が付いただけだ。
俺が近づいて攻撃をした事により、ゴーレムの範囲内に入った事になってゴーレムのパンチが迫って来た。
ゴーレムにとっては普通のパンチでも、俺にとっては分厚い金の塊に殴られるのと変わらない、まだ動きが遅いから余裕で避けられるが、最初にゴーレムを視認した時より早くなってる気がする。
ガメニがちゃんと退避しているか辺りを見回すと、ガメニはゴーレムの背後から建物に入ろうとしていた。
ゴーレムはそんなガメニに反応したのか、物凄いスピードで建物の前まで移動した。まるで賢の瞬間移動でもしたかの様に、元の位置に戻るとガメニは、かなりヤバめの位置にいた。
「ガメニー!逃げろー!」
ガメニは目の前のゴーレムに対して硬直して、ゴーレムの攻撃を受けようとしていた。
その時、ゴーレムの上から天井からだが、何やら長い物体が落ちて来てゴーレムに絡み付き出した。
俺はすぐさまガメニの側に行き、ガメニを脇に抱えて距離を取った。
明かりをゴーレムと戦っているナニカに向けると、ただ長いナニカってだけで見ても分からない。
「あ、ああ、デスワームだ。
ビッグデスワームだ。もう無理だミーツさん。もしアレがゴーレムに勝ってもオレ達死ぬよ」
「デスワームだって~?俺の知ってるデスワームはミミズより、少し大きい程度であんな大きさじゃなかったぞ?
それにアレが勝ったらどうなるんだ?」
「デスワームは砂地だと無類の強さを発揮するんだぜ。
標的を地中に引きずり込んで、地中で弱った標的を地中内でゆっくりと食すんだ。
ただし、普通のはな。
ただあの大きさだ。きっとデスワームの身体の周りにも、小さいサイズのが沢山付いていると思うぜ」
そうガメニが言った途端、ガメニが地面に下半身が埋まった。
俺は慌ててガメニの脇に手を入れて、上に抱き上げるとガメニの足に、ピチピチと魚が餌に食いついたみたいにデスワームがくっついていた。
すぐさま、ガメニから手を離して刀でブツ切りにしてゴーレム達の戦いを見上げると、上から沢山のデスワームが降って来た。
何処か岩地は無いものかと探すと、俺の足も何かに絡み付いて片足が地面に引きずり込まれた。
先程の流砂の時に感じた物と似ている所から、コイツが絡み付いていたんだな。
俺はもう片方の足で踏ん張って、沈んだ片足を地上に出すと、沈んだ片足に5匹もデスワームがくっついていた。
小さいミミズは見るだけでも気持ちが悪いのに、これだけ大きいと余計に気持ちが悪い。
とりあえず、俺の足に絡み付いているデスワームを切り裂いて、ガメニを脇に抱えて宙に浮いた。
「な、なんだ?ミーツさん、アンタが飛んでるのか?」
ガメニは慌てているが、宙に浮いてるだけで何慌てているんだ?
「しっかし、ガメニは細いなぁ。
メシが碌な物を食べられてないってのもあるかも知れないけど、ガリガリだな?
運動不足でもあるんじゃないのか?腹回りも柔らかいぞ?俺が言える事でもないけどな」
「う、うるせえよ!それよりどうするんだよ!この状況はよ」
ガメニは俺に顔を向けて叫んでいるが、何故か赤くなっている。ガリガリだと言った事に怒っているのか?
でも、ガメニの言う通りで、下を見るとデスワームで溢れて返っている。
俺があのダンジョンで見たデスワームと比較にならない程、多くて気持ち悪くて吐きそうになる。
ゴーレムの戦いを見ると、いつの間にか巨大なデスワームは引きちぎられている状態で、ゴーレムも上半身だけだったのが、下半身まで出ている状態で、ゆっくりと宙に浮いた俺達に向かって来ている。
やっぱり思った通り、ゴーレムの全体像はとても大きい。
天井ギリギリに頭が届いている所を見ると、かなりの大きさだ。
俺はとりあえずの所ガメニを硬い地盤か、岩の上に置こうと思って飛び回ったが、見つからない為に、建造物の屋根に置きに行こうと思って行くとゴーレムにまたしても、立ち塞がれてしまった。
「ガメニ、男同志で正直キモイけど、俺の背中に身を預けていろ!
下に降ろしたいけど、あのデスワームの数はお前じゃ無理だろうからな!」
「あ、あぁ、分かった。
ただし、変な所は触るなよ?」
脇に抱えてたガメニを一度手放して、直ぐ様背中でキャッチした。
ゴーレムはもう姐さんばりに拳でケリをつけるしかないか?
そう思って拳に何か付ける物はないか、I.Bを見ると一本の剣があるのを発見した。
そう、ビッグゴールドスコーピオンを倒した時の剣だ。
ダメ元で手に取ると、剣は熱いのに持ってる手は熱く無くて、構えている俺の顔が熱い。
もしかしたら、これならイケるのでは無いだろうか?
そう思って試しにゴーレムに斬りつけてみると、手ごたえなしで、豆腐でも切ったかの様にスーッとゴーレムの腕が切れて地面にズズンと落ちた。
落ちた腕をゴーレムは拾うと、切られた部分に当てて元に戻した。
「これはイケる!今度は直せないくらいにバラバラにしてやるよ!」
俺は叫んでいた。自分でもビックリだけど、再度腕を切って、今度は直せない様に切った側からI.Bに入れていった。
先ずは両手、次に両足、頭と切ると残りは胴体だけで、胴体が地面に倒れこんだ。
最後に胴体をバラバラにしようと向かうと…
【止めて!】
頭の中に響く様な声が聞こえた。
辺りを見渡しても、ガメニ以外誰も見当たらない。どこから聞こえたんだろうか?
「ガメニ、今の聞こえたか?」
「え?何がだ?ミーツさん何か聞こえたのか?」
やっぱり幻聴だったのか?
それとも、俺がゴーレムをティムしてしまったとか?
あり得ないか、ゴーレムは魔導兵器とかってある小説や漫画で書いてあったし、普通の魔物とは違うだろうしな。
俺は剣をI.Bに入れてゴーレムの胴体に降り立つと、建造物の入口から一人の少女が出て来た。
「あ、危ないぞ!そこら中にデスワームが居るんだ」
俺はガメニをゴーレムの上に置いて、少女の元に飛び少女を抱き抱えた。
【ありがとう、でも必要ない】
「さっきの声はキミだったのか?」
俺は少女をゴーレムの上に立たせて話を続けようとしたが、少女に手で阻まれてしまった。
【話は後で、先にミミズを殲滅する】
少女はそう言うと、両手を前に向けた。
【召喚!魔土竜】
少女の手から魔法陣が浮き出て、宙に魔法陣が幾つも出てきた。魔法陣からモグラが数十匹と直径3m程の大きさのヤツが出てきてデスワームを食い散らかして行く。
それはアッと言う間に終わりを迎えて、モグラ達は少女の出した魔法陣に飛び消えていった。
少女はそのままゴーレムに手を着くと、ゴーレムが見る見る間に小さくなり、50cmサイズのゴーレムになってしまった。
【終わりました。話は中でしましょう】
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