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第3章
第6話
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第6話
まどろみの中ドアを激しくノックする音が聞こえて来た。
段々と意識が覚醒して来て、返事をするとシオンがノックをしていて、いつまで寝ているんだと怒られてしまった。
ベッドを見ると、やっぱりシーツが俺の血で点々と付いていたから、清潔する想像魔法で綺麗にして、ついでに部屋もピカピカになる様に魔法で綺麗にして、部屋を出るとシオンと姐さんが部屋の前にいた。
「ミーツちゃん、昨夜はどこに行ってたの?
宿から出ようとしたみたいだけど、出られないで部屋に戻ったわよね?」
どうやら、姐さんには俺が夜中に外に出たのがバレていたようだ。
「そうなのか?ダンク?それでどこに行ってたんだ?娼館か?この王都には限られた場所にしかない筈だぞ?」
「違うよ、街をブラついただけだよ。
少しトラブルにあったけど。直ぐに帰ってきて寝たよ」
「ミーツちゃんは直ぐトラブルに会っちゃうんだから、気を付けなきゃダメよ?
さぁ、今日はギルドマスターに会うけどミーツちゃんも来る?」
姐さんは俺をトラブルメーカーみたいな事を言うけど、そんな事無いと思うんだけどな。
でもって、昨日ギルド内に居ないと思っていたギルドマスターに会えるなら、会って見たいと思った。
「行く、昨日ロイスの妹がギルドに勤めていたから、ギルドの内部に入ったんだけど、ギルマスが居ないっぽかったから、どんな人か見てみたい」
「何でミーツちゃんが、ロイスちゃんの妹さんと出会う事になったのかが、気になるけれど、まぁ良いわ、じゃあ行きましょうか」
姐さんが先導する形で歩いて行くと、昨日俺が寄ったギルドには向かわずギルド近くのスラムの方に入って行った。
スラムの中の一際汚い建物に入って行き、後ろから付いて来ていた俺も、少し戸惑いながらも中に入ると、そこは外見とは違って綺麗な内部だった。
建物内の床はレンガで敷き詰められていて、多少のこびり付いた汚れはあるけど、キチンと掃除が出来ていている。
ここは、何だ?ギルドっぽいけど何時もの役所っぽくない。
「ミーツちゃん、ここは裏ギルドよ。
ここにギルマスがいるの」
そう姐さんが言って、受付で何かボソボソ喋ると壁の方に歩いて行き、姐さんが何か持っているのか、手を翳すと壁が横にスライドして行った。所謂、隠し扉という物だ。
シオンも驚いた表情をしている所を見ると、シオンも初めて見るんだな。
姐さんは何の説明もなく、先に歩いて行くと一つの扉があって、それをノックすると女性の声が聞こえて扉を開けて中に入って行った。
俺とシオンも続いて中に入ると、部屋内はグレンさんの部屋と大差ないくらいの広さだ。
でも、部屋内にいる女性は見た事ある人だ。
向こうも俺の存在に気がついた様で、座っていた女性が急に立ち上がった。
そう、昨夜の女性だ。
「貴方は、昨夜の!」
「え?シルビアさん?ミーツちゃんの事知ってるの?」
「え?ダンクさんのお知り合いですか?」
「ミーツちゃん?聞かせてくれるわよね?
シルビアさんと何処で会ったかを」
姐さんは俺の顔ギリギリまで近づき、この女性と何処で会って、どうしたのかを至近距離で質問してきた。
仕方なく、昨夜の事を話す事にして、一部始終話すと姐さんは何故か頷いている。
「分かったわ、ミーツちゃん。
シルビアさん、先ず自己紹介するわ。
昨夜に貴女と会った人がミーツちゃんで、もう一人の男性がシオンちゃんよ。
で、逆にこちらの女性がこの王都のギルドマスターの『シルビア』さんよ。
それで、シルビアさん、昨夜ミーツちゃんが倒して癒した若い子達はどうしたのかしら?」
「介抱して逃したわ」
「じゃあ、何かしらの罰は与えたのかしら?」
「与えてないわ。与える必要なんてあるの?
ないでしょう?」
「ハー、何考えてるの?貴女は!
折角ミーツちゃんが貴女を助けて、その若い子達を叩きのめして癒したって言うのに、癒したらその場で逃したって馬鹿じゃないの?
普段からギルマス室を出ないから只でさえ世間知らずなのに悪化しちゃうのよ!」
「な、何でダンクさんに、そんな事を言われなきゃいけないのよ!
関係ないでしょ!私はこの王都を任されてるギルドマスターなのよ!大体何の用で来たの?」
「もういいわ、溜まってる依頼を消費してあげて、汚水掃除から魔物退治まで何でもこなすミーツちゃんを紹介してあげようと思っていたのに、もう辞めたわ。
シオンちゃん、ミーツちゃん行きましょう!
もうこんな所は出て違う街に行きましょう」
姐さんがこんなに感情的に怒るなんて珍しいな。シルビアさんとは前に何かあったのか?
怒ってる姐さんはシオンの腕を引っ張って、出て行った。
でも、俺は聞きたい事があった為に残った。
「貴方は行かないんですか?」
「俺は貴女に聞きたい事があったから残ったんですけど、一つ聞いても良いですか?」
「良いですけど、何ですか?」
あ、何か不審がっている。
「えっと、俺が昨夜の若者達を癒さないで放って置いて、あの場を放置したらどうされるつもりでした?」
「あぁ、その事ですか。
そうですね、昨夜のあの時はまだ貴方が冒険者だと分からなかったですから、後日にでも調べて貴方に懸賞金をかけて手配するつもりでしたね」
この人は、なんて危険な思想を持っているんだ!危なかったな。
もう関わらない方がいいかも知れない。
ロイスの妹のルイスさんには一言、言ってからこの国を出た方がいいな。
こんな、金をふんだんに使ってるところ、この国の王様辺りも、まともではない筈だ。
「聞きたい事はそれだけだったんで、俺も行きますね」
シルビアさんを見ると、まだ何か言いたそうにしていたが、気にせずに部屋を出て建物の外に出ると、姐さんが俺を待ってくれていた。
「ミーツちゃん、どうしたの?
少し出てくるのが遅かったみたいだけど、シルビアさんと話でもしてたの?」
「あぁそうだよ。姐さんにも聞きたいんだけどいいかな?」
「何かしら?」
「あの人って、人に懸賞金をかけられるだけの力があるのかい?
ギルドマスターってそこまでの権限があるのかい?俺が昨夜若者達を癒さなかったら、懸賞金をかけていたって言っていたんだけど」
「普通ギルマスにはそこまでの権限はないわ。でも、あの人なら可能ね。実はシルビアさんはね、この国の王妃の従姉妹なのよ。
シルビアさんのお父様は、前ギルマスで立派な人だったわ。
でも、娘のシルビアさんにギルマスを譲ってからは、ここの王都のギルドは廃れる一方になったわね。
現在のあの人の仕事は、書類にハンコを押すだけの仕事と、依頼の整理と確認だけね。
だから、どの依頼が溜まっているかとか分かる筈なのよ」
「ちょっと待った!色々ツッコミたい事はあるけど、ギルドマスターって世襲制なの?」
「普通の所は違うわよ。
でも、この国は比較的に歴史が浅い国で、ギルドが出来たのも100年程前だそうよ。
国によるけどギルド自体を国で管理してる所があるのよ。そんな所がこの国ね」
「そもそも、ギルドって何処が本部なんだい?
何処が発祥で誰が管理してるいるんだい?
本来ギルドは国とは別物なのか?」
「ギルドの発祥地や、ギルド自体の説明しちゃうと長くなっちゃうけどいい?」
「おい、ダンクにミーツ、こんな道端で話す内容じゃないぞ?一旦宿に帰らないか?」
シオンが俺と姐さんの間に、割って入って来て俺の背中を押しだして、姐さんの腕を掴んで引っ張りだした。
「シオンちゃん、あたしの腕を掴んでじゃなくて、絡めて頂戴!そしたら大人しく何処へでも付いて行くわ」
「ふー、仕方ないな」
シオンが大人しく姐さんの言う事を聞いて、姐さんと腕を組んで歩き出した。
歩き出したのは良いけど、直ぐに宿に到着してしまったから、姐さんは凄く残念そうにしている。
それから、姐さんが言っていたギルドの話は、俺が泊まっている部屋にて話す事になった。
まどろみの中ドアを激しくノックする音が聞こえて来た。
段々と意識が覚醒して来て、返事をするとシオンがノックをしていて、いつまで寝ているんだと怒られてしまった。
ベッドを見ると、やっぱりシーツが俺の血で点々と付いていたから、清潔する想像魔法で綺麗にして、ついでに部屋もピカピカになる様に魔法で綺麗にして、部屋を出るとシオンと姐さんが部屋の前にいた。
「ミーツちゃん、昨夜はどこに行ってたの?
宿から出ようとしたみたいだけど、出られないで部屋に戻ったわよね?」
どうやら、姐さんには俺が夜中に外に出たのがバレていたようだ。
「そうなのか?ダンク?それでどこに行ってたんだ?娼館か?この王都には限られた場所にしかない筈だぞ?」
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少しトラブルにあったけど。直ぐに帰ってきて寝たよ」
「ミーツちゃんは直ぐトラブルに会っちゃうんだから、気を付けなきゃダメよ?
さぁ、今日はギルドマスターに会うけどミーツちゃんも来る?」
姐さんは俺をトラブルメーカーみたいな事を言うけど、そんな事無いと思うんだけどな。
でもって、昨日ギルド内に居ないと思っていたギルドマスターに会えるなら、会って見たいと思った。
「行く、昨日ロイスの妹がギルドに勤めていたから、ギルドの内部に入ったんだけど、ギルマスが居ないっぽかったから、どんな人か見てみたい」
「何でミーツちゃんが、ロイスちゃんの妹さんと出会う事になったのかが、気になるけれど、まぁ良いわ、じゃあ行きましょうか」
姐さんが先導する形で歩いて行くと、昨日俺が寄ったギルドには向かわずギルド近くのスラムの方に入って行った。
スラムの中の一際汚い建物に入って行き、後ろから付いて来ていた俺も、少し戸惑いながらも中に入ると、そこは外見とは違って綺麗な内部だった。
建物内の床はレンガで敷き詰められていて、多少のこびり付いた汚れはあるけど、キチンと掃除が出来ていている。
ここは、何だ?ギルドっぽいけど何時もの役所っぽくない。
「ミーツちゃん、ここは裏ギルドよ。
ここにギルマスがいるの」
そう姐さんが言って、受付で何かボソボソ喋ると壁の方に歩いて行き、姐さんが何か持っているのか、手を翳すと壁が横にスライドして行った。所謂、隠し扉という物だ。
シオンも驚いた表情をしている所を見ると、シオンも初めて見るんだな。
姐さんは何の説明もなく、先に歩いて行くと一つの扉があって、それをノックすると女性の声が聞こえて扉を開けて中に入って行った。
俺とシオンも続いて中に入ると、部屋内はグレンさんの部屋と大差ないくらいの広さだ。
でも、部屋内にいる女性は見た事ある人だ。
向こうも俺の存在に気がついた様で、座っていた女性が急に立ち上がった。
そう、昨夜の女性だ。
「貴方は、昨夜の!」
「え?シルビアさん?ミーツちゃんの事知ってるの?」
「え?ダンクさんのお知り合いですか?」
「ミーツちゃん?聞かせてくれるわよね?
シルビアさんと何処で会ったかを」
姐さんは俺の顔ギリギリまで近づき、この女性と何処で会って、どうしたのかを至近距離で質問してきた。
仕方なく、昨夜の事を話す事にして、一部始終話すと姐さんは何故か頷いている。
「分かったわ、ミーツちゃん。
シルビアさん、先ず自己紹介するわ。
昨夜に貴女と会った人がミーツちゃんで、もう一人の男性がシオンちゃんよ。
で、逆にこちらの女性がこの王都のギルドマスターの『シルビア』さんよ。
それで、シルビアさん、昨夜ミーツちゃんが倒して癒した若い子達はどうしたのかしら?」
「介抱して逃したわ」
「じゃあ、何かしらの罰は与えたのかしら?」
「与えてないわ。与える必要なんてあるの?
ないでしょう?」
「ハー、何考えてるの?貴女は!
折角ミーツちゃんが貴女を助けて、その若い子達を叩きのめして癒したって言うのに、癒したらその場で逃したって馬鹿じゃないの?
普段からギルマス室を出ないから只でさえ世間知らずなのに悪化しちゃうのよ!」
「な、何でダンクさんに、そんな事を言われなきゃいけないのよ!
関係ないでしょ!私はこの王都を任されてるギルドマスターなのよ!大体何の用で来たの?」
「もういいわ、溜まってる依頼を消費してあげて、汚水掃除から魔物退治まで何でもこなすミーツちゃんを紹介してあげようと思っていたのに、もう辞めたわ。
シオンちゃん、ミーツちゃん行きましょう!
もうこんな所は出て違う街に行きましょう」
姐さんがこんなに感情的に怒るなんて珍しいな。シルビアさんとは前に何かあったのか?
怒ってる姐さんはシオンの腕を引っ張って、出て行った。
でも、俺は聞きたい事があった為に残った。
「貴方は行かないんですか?」
「俺は貴女に聞きたい事があったから残ったんですけど、一つ聞いても良いですか?」
「良いですけど、何ですか?」
あ、何か不審がっている。
「えっと、俺が昨夜の若者達を癒さないで放って置いて、あの場を放置したらどうされるつもりでした?」
「あぁ、その事ですか。
そうですね、昨夜のあの時はまだ貴方が冒険者だと分からなかったですから、後日にでも調べて貴方に懸賞金をかけて手配するつもりでしたね」
この人は、なんて危険な思想を持っているんだ!危なかったな。
もう関わらない方がいいかも知れない。
ロイスの妹のルイスさんには一言、言ってからこの国を出た方がいいな。
こんな、金をふんだんに使ってるところ、この国の王様辺りも、まともではない筈だ。
「聞きたい事はそれだけだったんで、俺も行きますね」
シルビアさんを見ると、まだ何か言いたそうにしていたが、気にせずに部屋を出て建物の外に出ると、姐さんが俺を待ってくれていた。
「ミーツちゃん、どうしたの?
少し出てくるのが遅かったみたいだけど、シルビアさんと話でもしてたの?」
「あぁそうだよ。姐さんにも聞きたいんだけどいいかな?」
「何かしら?」
「あの人って、人に懸賞金をかけられるだけの力があるのかい?
ギルドマスターってそこまでの権限があるのかい?俺が昨夜若者達を癒さなかったら、懸賞金をかけていたって言っていたんだけど」
「普通ギルマスにはそこまでの権限はないわ。でも、あの人なら可能ね。実はシルビアさんはね、この国の王妃の従姉妹なのよ。
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でも、娘のシルビアさんにギルマスを譲ってからは、ここの王都のギルドは廃れる一方になったわね。
現在のあの人の仕事は、書類にハンコを押すだけの仕事と、依頼の整理と確認だけね。
だから、どの依頼が溜まっているかとか分かる筈なのよ」
「ちょっと待った!色々ツッコミたい事はあるけど、ギルドマスターって世襲制なの?」
「普通の所は違うわよ。
でも、この国は比較的に歴史が浅い国で、ギルドが出来たのも100年程前だそうよ。
国によるけどギルド自体を国で管理してる所があるのよ。そんな所がこの国ね」
「そもそも、ギルドって何処が本部なんだい?
何処が発祥で誰が管理してるいるんだい?
本来ギルドは国とは別物なのか?」
「ギルドの発祥地や、ギルド自体の説明しちゃうと長くなっちゃうけどいい?」
「おい、ダンクにミーツ、こんな道端で話す内容じゃないぞ?一旦宿に帰らないか?」
シオンが俺と姐さんの間に、割って入って来て俺の背中を押しだして、姐さんの腕を掴んで引っ張りだした。
「シオンちゃん、あたしの腕を掴んでじゃなくて、絡めて頂戴!そしたら大人しく何処へでも付いて行くわ」
「ふー、仕方ないな」
シオンが大人しく姐さんの言う事を聞いて、姐さんと腕を組んで歩き出した。
歩き出したのは良いけど、直ぐに宿に到着してしまったから、姐さんは凄く残念そうにしている。
それから、姐さんが言っていたギルドの話は、俺が泊まっている部屋にて話す事になった。
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