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2 企業秘密です
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街中の人々は、異世界情緒に溢れている。
獣の耳や尻尾がついている者もいれば、二足歩行の犬に近いような男もいる。
(オークは魔物だったからよかったけれど、もしや、勘違いで人を倒してしまった可能性もあったのでは……)
そう思うと、ますます投擲術の恐ろしさを実感し、ぶるりと身を震わせる。
やっぱり、俺のスローライフには不要のものだ、などと思っている伊吹の耳に、追撃が加わる。
「おい、さっきの爆発、なんでも邪教がやったらしいぞ!?」
「そいつはデマだ! 新種の魔物の力だってよ!」
「我らが神が降臨されたのです! 民よ、崇め称えなさい!」
「そりゃ隣国の情報操作だ! やつら、本当はあんな兵器を隠してやがったんだ」
などなど。
とても耳を疑うような出来事ばかり。
(……俺がやりましたって、言える雰囲気じゃないな)
中には、恐ろしくなってこの街を飛び出していく者もいる。
彼らには悪いことをした。けれど、伊吹とて我が身が可愛いのである。厄介事は御免だった。
とりあえず、彼は街中を歩いていく。
(俺、無一文なんだよなあ……)
冷静になってみると、このままではスローライフどころか、劣悪な環境で酷使されかねない。
「あの尻尾の子に、情報料として金もらっておけばよかったかな」
そこまで考えるも、あの性格じゃ、くれそうもないと思い直す。
いや、馬鹿にした挙げ句、小銭だけを投げつけてくるかもしれない。
(俺とて、そこまで落ちぶれて……いや、落ちぶれたんだよなあ)
異世界で無一文。
あるのは、あまりにも凶暴すぎる投擲術。
これでどうやって、のんびり生活を送れるというのか。そもそも、スローライフというものは、まともな収入があって成り立つものだ。
金銭的な余裕がなければ、心の余裕は優先しようがない。
伊吹はとぼとぼと歩いていると、ふと気がつく。看板には見覚えがない文字が書かれているのだが、自分が読めることに。
そして自分が話している言語もまた、日本語ではなかった。
これは異世界行きのおまけらしい。
(ああ、よかった。異世界で言葉も通じないんじゃ、目も当てられない)
とはいえ、常識などはないため、まだマシ、という程度でしかないのだが。
ふらふらと街中を眺めているうちに、冒険者組合と書かれた看板が目に入る。
「『来たれ未来の冒険者!』ね……」
この世界は魔物で溢れているらしく、常備軍だけでは治安維持が難しいようだ。そこで日雇いの傭兵を集めている。
冒険者組合は、かつて旅した冒険者たちが、各地で食うに困らないよう、どこでも仕事にありつけるようにするため、設立したものだとか。
今では形骸化して、ただの派遣社員みたいなものになってしまったようだが。
(うーん。怪しい。怪しいんだが……)
入っていく者たちは、あまり綺麗な格好をしていない。中には浮浪者みたいな者もいる。もっとも、実情は彼も浮浪者とさほど違いがないのだが。
「これは魅力だよなあ」
資格不問。望ましいのは、健康であることくらいだ。
とはいえ、伊吹は日本――すなわちここではない異世界で生活してきたこともあって、この世界での健康がどの程度を表しているのかは不明だ。
「うーん……」
「おい」
「どうしようかなあ」
「あんちゃん、入り口に突っ立ってると邪魔なんだが。早く入れよ」
「あ、はい、すみません」
いつの間にかがたいのいいおっさんが立っていて急かすので、彼は流されるがままに冒険者組合に足を踏み入れた。
中は案外綺麗な作りになっており、受付の前に並んでいる者たちや、番号札を手に待機している者たちがいる。
伊吹は案内を見てから、加入手続きの窓口に並ぶ。
そわそわしながら待っていると、やがて彼の番になった。
受付の女性は、ふわふわした獣の垂れ耳が印象的だ。おっとりした容貌で、つい見とれてしまう。
彼女が「今日はどのようなご用件でいらっしゃいましたか?」と尋ねると、彼は慌てて返事をする。
「えっと、冒険者組合は初めてで……」
「ご加入ということでよろしいでしょうか?」
「その前に、詳細を教えていただけると嬉しいです」
「かしこまりました。当組合では、冒険者として登録していただいた皆様に、仕事の斡旋を行っています。給与の支払いは、派遣先の条件によります」
「なるほど」
要するに、派遣社員である。
それからいろいろあって、彼は契約することになる。
「では、こちらの水晶に手を置いてください」
「これは?」
「あなたの魔力の波長を記録し、個人を照合できるようにします。また、レベルも登録させていただくことになります」
「めちゃくちゃハイテクですね。どんな原理なんですか?」
「企業秘密です♪」
「はあ、企業秘密なんですね」
少しくらい秘密があったほうが人は魅力的に映るものだ。
伊吹は特に深く考えずに納得した。というか、獣耳の女性の笑顔が可愛かったので、そちらばかりを見ていた。
彼は謎水晶に手を触れると、途端に輝きが増した。
「こ、これは……!?」
受付嬢の言葉に期待が高まる。
(たくさん魔物を倒したからな。レベルもたくさん上がってすごいはずだ!)
「とても普通ですね」
「……え?」
「平均的な魔力です」
「……平均的」
「はい。これですと、魔物と戦うより農作業などをしていただくほうが無難かと思います」
「えっと……レベル高いとか、ありませんか?」
「はい、確かにレベルが高いですが……おかしいですね」
「どういうことです?」
「レベルの割りに、魔力が成長していません」
彼はしばし考える。
(うーん。もしや期待外れだったのでは)
レベルが上がれば、魔物を倒せるくらい強くなるのでは、という考えは甘かったようだ。
となると、この投擲術だけで生きていかなければならないことになる。
「そ、そんなに気落ちしないでください! 街中でもいい仕事はありますから!」
「例えば……?」
「今あるものですと……皿洗いがありますが」
「皿洗い」
「はい」
「それって、お皿を洗うってことですか」
「ほかになにかありました?」
首を傾げる女性に、伊吹はうなだれるしかなかった。
スローライフどころではない。最初からいきなり、明日の寝食にも困るハードモードである。
とはいえ、まだ生きていけるだけマシか。
「……わかりました。お皿を洗ってきます」
「では手続きのほうを進めますので、こちらの番号札をお持ちになってお待ちください」
彼はそれから、流されるがままに皿洗いに向かっていく。
スローライフの始まり……はまだ遠そうだ。
◇
そんな彼の姿を見ている者が一人いた。
狐耳と尻尾が可愛らしい少女である。垂れ耳の受付嬢とは既知の仲らしく、軽く挨拶を済ませていた。
「あら、クルル様。組合に来られるのは珍しいですね」
「少し用がありまして。……先ほどの男について聞きたいのですが」
「あら、伊吹さんでしたっけ。気になります? お年頃ですね」
「そ、そんなんじゃないです! あなたこそ、もうそんな年じゃ――」
「あ”?」
「すみませんでした」
少女は頭を下げる。
垂れ耳の女性は引きつった笑顔のままであったが、クルルはそれよりも、と話を続ける。
「件の爆発について調べていたのですが、一つ気になることがありまして。他言無用でお願いしたいのですが」
「はい。なんなりと」
「先ほどの水晶を見せてもらえますか?」
「本来は個人情報もありまして、お目にかけられないものなのですが……」
「そこをなんとか」
「仕方ありませんね」
取り出した水晶には、先ほどからこれといった変化はない。
輝きはまだ残っているが、なにも特別なことではなかった。
「これがなにか……?」
「この水晶に映る魔力は、本人だけのものではありません」
「直前に倒した魔物の魔力も混じるとは聞いていますが……」
「私はそこから、魔物の種類、数まで推測できます」
「うわ、クルル様、無駄に器用ですね」
「ともかく、そこですべてが判別するのです」
「はあ。よくわかりませんが……どうぞ」
差し出された水晶にクルルは触れる。
「これは……!」
その表情が驚きに染まった。
獣の耳や尻尾がついている者もいれば、二足歩行の犬に近いような男もいる。
(オークは魔物だったからよかったけれど、もしや、勘違いで人を倒してしまった可能性もあったのでは……)
そう思うと、ますます投擲術の恐ろしさを実感し、ぶるりと身を震わせる。
やっぱり、俺のスローライフには不要のものだ、などと思っている伊吹の耳に、追撃が加わる。
「おい、さっきの爆発、なんでも邪教がやったらしいぞ!?」
「そいつはデマだ! 新種の魔物の力だってよ!」
「我らが神が降臨されたのです! 民よ、崇め称えなさい!」
「そりゃ隣国の情報操作だ! やつら、本当はあんな兵器を隠してやがったんだ」
などなど。
とても耳を疑うような出来事ばかり。
(……俺がやりましたって、言える雰囲気じゃないな)
中には、恐ろしくなってこの街を飛び出していく者もいる。
彼らには悪いことをした。けれど、伊吹とて我が身が可愛いのである。厄介事は御免だった。
とりあえず、彼は街中を歩いていく。
(俺、無一文なんだよなあ……)
冷静になってみると、このままではスローライフどころか、劣悪な環境で酷使されかねない。
「あの尻尾の子に、情報料として金もらっておけばよかったかな」
そこまで考えるも、あの性格じゃ、くれそうもないと思い直す。
いや、馬鹿にした挙げ句、小銭だけを投げつけてくるかもしれない。
(俺とて、そこまで落ちぶれて……いや、落ちぶれたんだよなあ)
異世界で無一文。
あるのは、あまりにも凶暴すぎる投擲術。
これでどうやって、のんびり生活を送れるというのか。そもそも、スローライフというものは、まともな収入があって成り立つものだ。
金銭的な余裕がなければ、心の余裕は優先しようがない。
伊吹はとぼとぼと歩いていると、ふと気がつく。看板には見覚えがない文字が書かれているのだが、自分が読めることに。
そして自分が話している言語もまた、日本語ではなかった。
これは異世界行きのおまけらしい。
(ああ、よかった。異世界で言葉も通じないんじゃ、目も当てられない)
とはいえ、常識などはないため、まだマシ、という程度でしかないのだが。
ふらふらと街中を眺めているうちに、冒険者組合と書かれた看板が目に入る。
「『来たれ未来の冒険者!』ね……」
この世界は魔物で溢れているらしく、常備軍だけでは治安維持が難しいようだ。そこで日雇いの傭兵を集めている。
冒険者組合は、かつて旅した冒険者たちが、各地で食うに困らないよう、どこでも仕事にありつけるようにするため、設立したものだとか。
今では形骸化して、ただの派遣社員みたいなものになってしまったようだが。
(うーん。怪しい。怪しいんだが……)
入っていく者たちは、あまり綺麗な格好をしていない。中には浮浪者みたいな者もいる。もっとも、実情は彼も浮浪者とさほど違いがないのだが。
「これは魅力だよなあ」
資格不問。望ましいのは、健康であることくらいだ。
とはいえ、伊吹は日本――すなわちここではない異世界で生活してきたこともあって、この世界での健康がどの程度を表しているのかは不明だ。
「うーん……」
「おい」
「どうしようかなあ」
「あんちゃん、入り口に突っ立ってると邪魔なんだが。早く入れよ」
「あ、はい、すみません」
いつの間にかがたいのいいおっさんが立っていて急かすので、彼は流されるがままに冒険者組合に足を踏み入れた。
中は案外綺麗な作りになっており、受付の前に並んでいる者たちや、番号札を手に待機している者たちがいる。
伊吹は案内を見てから、加入手続きの窓口に並ぶ。
そわそわしながら待っていると、やがて彼の番になった。
受付の女性は、ふわふわした獣の垂れ耳が印象的だ。おっとりした容貌で、つい見とれてしまう。
彼女が「今日はどのようなご用件でいらっしゃいましたか?」と尋ねると、彼は慌てて返事をする。
「えっと、冒険者組合は初めてで……」
「ご加入ということでよろしいでしょうか?」
「その前に、詳細を教えていただけると嬉しいです」
「かしこまりました。当組合では、冒険者として登録していただいた皆様に、仕事の斡旋を行っています。給与の支払いは、派遣先の条件によります」
「なるほど」
要するに、派遣社員である。
それからいろいろあって、彼は契約することになる。
「では、こちらの水晶に手を置いてください」
「これは?」
「あなたの魔力の波長を記録し、個人を照合できるようにします。また、レベルも登録させていただくことになります」
「めちゃくちゃハイテクですね。どんな原理なんですか?」
「企業秘密です♪」
「はあ、企業秘密なんですね」
少しくらい秘密があったほうが人は魅力的に映るものだ。
伊吹は特に深く考えずに納得した。というか、獣耳の女性の笑顔が可愛かったので、そちらばかりを見ていた。
彼は謎水晶に手を触れると、途端に輝きが増した。
「こ、これは……!?」
受付嬢の言葉に期待が高まる。
(たくさん魔物を倒したからな。レベルもたくさん上がってすごいはずだ!)
「とても普通ですね」
「……え?」
「平均的な魔力です」
「……平均的」
「はい。これですと、魔物と戦うより農作業などをしていただくほうが無難かと思います」
「えっと……レベル高いとか、ありませんか?」
「はい、確かにレベルが高いですが……おかしいですね」
「どういうことです?」
「レベルの割りに、魔力が成長していません」
彼はしばし考える。
(うーん。もしや期待外れだったのでは)
レベルが上がれば、魔物を倒せるくらい強くなるのでは、という考えは甘かったようだ。
となると、この投擲術だけで生きていかなければならないことになる。
「そ、そんなに気落ちしないでください! 街中でもいい仕事はありますから!」
「例えば……?」
「今あるものですと……皿洗いがありますが」
「皿洗い」
「はい」
「それって、お皿を洗うってことですか」
「ほかになにかありました?」
首を傾げる女性に、伊吹はうなだれるしかなかった。
スローライフどころではない。最初からいきなり、明日の寝食にも困るハードモードである。
とはいえ、まだ生きていけるだけマシか。
「……わかりました。お皿を洗ってきます」
「では手続きのほうを進めますので、こちらの番号札をお持ちになってお待ちください」
彼はそれから、流されるがままに皿洗いに向かっていく。
スローライフの始まり……はまだ遠そうだ。
◇
そんな彼の姿を見ている者が一人いた。
狐耳と尻尾が可愛らしい少女である。垂れ耳の受付嬢とは既知の仲らしく、軽く挨拶を済ませていた。
「あら、クルル様。組合に来られるのは珍しいですね」
「少し用がありまして。……先ほどの男について聞きたいのですが」
「あら、伊吹さんでしたっけ。気になります? お年頃ですね」
「そ、そんなんじゃないです! あなたこそ、もうそんな年じゃ――」
「あ”?」
「すみませんでした」
少女は頭を下げる。
垂れ耳の女性は引きつった笑顔のままであったが、クルルはそれよりも、と話を続ける。
「件の爆発について調べていたのですが、一つ気になることがありまして。他言無用でお願いしたいのですが」
「はい。なんなりと」
「先ほどの水晶を見せてもらえますか?」
「本来は個人情報もありまして、お目にかけられないものなのですが……」
「そこをなんとか」
「仕方ありませんね」
取り出した水晶には、先ほどからこれといった変化はない。
輝きはまだ残っているが、なにも特別なことではなかった。
「これがなにか……?」
「この水晶に映る魔力は、本人だけのものではありません」
「直前に倒した魔物の魔力も混じるとは聞いていますが……」
「私はそこから、魔物の種類、数まで推測できます」
「うわ、クルル様、無駄に器用ですね」
「ともかく、そこですべてが判別するのです」
「はあ。よくわかりませんが……どうぞ」
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