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第一章
9 6Sランクフロッグエッグ
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「こいつは俺様の獲物だ!」
ドーン、と宣言するのはティール。
張り紙をパッと奪い取る。
しかし……
「この依頼、別に一件だけじゃないだろ」
一人に対する依頼ではなく、何度でも、何人でも受けられるものだ。
リベルもまた、何枚も張られているうち、別の一枚を取ると、ティールが噛み付いてくる。
「うるせえ! 一番乗りだから意味があるんだよ!」
「いや、その前にも別の人が取っていった形跡があるが……」
「細けえやつだなおい!」
「なんでそこまでこだわるんだ……?」
「そりゃあ、SSランクの俺様に相応しいのは一番だろ!」
ティールが胸を張ったところで、別の転生者が声を上げた。
「ねえティールまだなの?」
「おっと、すまねえ! 今から行くぜ!」
慌てて戻っていったティール。
(あれはもはや、SSランクパシリだな)
リベルがそんなことを考えていると、ティールのところにいたガイルが睨んでくる。
が、そんなのも束の間、彼らは冒険者ギルドを出ていった。
そしてちょうど、アマネがやってきた。
「お待たせ! なにかあったの?」
「ティールも同じ依頼を受けていったようだ」
「ふーん。それ、お勧めなの?」
「ああ。手軽に上位ランクの魔物を狩れる場所があるらしい」
「……ホントにお勧めなの?」
「6Sランクの魔物が多いそうだ。倒しやすい相手らしく、ランクを上げるのにちょうどいいそうだ」
「そうね、慣れてきた冒険者ならそう思うよね」
「ふむ。不満か……?」
「でも、ティールに遅れるのはなんかむかつくから、それでいいんじゃない」
「了解した」
「で、どんな依頼?」
「沼地にいるフロッグエッグ――丸っこいカエルの魔物を仕留めるそうだ。ごく稀に残す皮が素材として使えるらしい。珍しい種類の個体もたまにいるそうだ」
「うげー。カエルかあ……あたし、グロイの苦手なんだよね」
「それなら諦めて帰るか?」
「やるってば」
「そうこなくてはな」
早速、受け付けに行くと、二人は討伐用のカードをもらう。魔物を倒すと、魔力の変化が記録される仕組みになっているとのことだ。
リベルはアマネとともに、冒険者ギルドを出て街を通り過ぎ、市壁の外に出る。
それから北に向かって歩き出した。
山の中に足を踏み入れ、道なりに進んでいくと沼があるとのこと。
その間も、のんびり歩いてはいられない。
「……ゴブリンか」
木々の合間からひょっこり顔を覗かせると、棍棒を振り上げて襲いかかってくる。
「グゲエエ!」
最初、この世界に来たときには驚いたものだ。
しかし――
「もう見切った」
リベルは剣を抜くと一閃。
ゴブリンの首が落ちたときには、刃は鞘に収まっていた。
彼の手の甲には、血の粒が浮かんでいた。ほんの一瞬使うだけでも、吸血の呪いは発動するらしい。
「……大丈夫?」
「ああ。とはいえ、雑魚相手には無用の強さだな」
リベルは視線をゴブリンに向ける。
首の断面はあまりにも見事に切れている。そこまでの必要はなかろう。
「安物の剣でも買っておけばよかったか」
「そのお金すらなかったじゃない」
「……この依頼を終えれば、安物一振りくらいならなんとかなるだろう」
そう願いながら、リベルは進んでいく。
アマネと二人、魔物を倒しながら。
いかに魔物が強力とはいえ、技術には差がある。手こずることもなく、やがて沼地が見えてきた。
「あれか」
よどんだ沼の中には、緑色のカエルがいる。体型は非常に丸っこく、卵を思わせるシルエットだ。
移動は飛び跳ねずに転がることで行っていた。
「どうするの? まさか、沼の中に入って狩るとか言わないよね?」
「水に足を取られるのは避けたい。魔法でなんとかおよび寄せられないか?」
「たぶん、全部がこっちに気づくと思うけど」
ゲロゲロと鳴いているフロッグエッグは数頭見える。
あれが全部迫ってくる可能性があるということだ。
「問題あるか?」
「とりあえず、試してみようか」
アマネは剣の切っ先を一番近いところにいるフロッグエッグへと向ける。
そして魔力を高めていくと、ボッと音を立てて炎が生じ、勢いよく放たれた。
敵目がけて進んでいき――
ボゥ!
フロッグエッグに命中。その姿を炎の中に捉えた。
「よしっ! ヒット!」
「あまり効いてないぞ」
カエルはゴロゴロと転がると、あっさりと火を消してしまう。
「表面がぬるぬるしているからかな」
「だめか。ほかに方法は――いや、このままやればいい」
リベルは剣に手をかける。
こちらに向かってくる個体が三つあったから。
水しぶきを上げながら、ゴロゴロと転がってくるフロッグエッグは、そのまま押し潰してしまおうという魂胆だろう。
どんどん距離が近くなってくる。
そして――
「飛んだ!?」
勢いよく跳躍。彼らを上から潰そうとしているのか。
リベルが警戒する一方、アマネはパッと剣を向ける。
「狙い撃ち!」
炎が撃ち出されると、空中で爆発する。
フロッグエッグは吹き飛ばされ、狙いを逸れて二人の頭上を通り過ぎ、背後の木にぶち当たる。
そこで身動きが取れなくなっている間に、リベルは距離を詰めていた。
「行くぞ!」
剣を鞘から抜くと同時に、魔力が迸る。
腕を振るのに合わせて血が散らされ、赤い刃が加速する。
ザンッ!
赤い軌跡が描かれた後には、リベルのものならざる血が舞い上がっていた。
「まずは一頭!」
素早く剣を鞘に収めると、リベルは別の個体に狙いを定める。
二つのフロッグエッグがアマネに迫っていた。
援護に行こうとすると、
「こっちは大丈夫!」
彼女は一振りの剣を片手に持つと同時に、懐から取り出した短剣に炎を纏わせ投擲。
それが一頭のフロッグエッグに命中して怯むとともに、素早くさらに一振りの剣を持つ。
二振りの剣を構えた彼女は、先行してきた一頭に狙いを定めると、勢いよく剣を振るった。
「やぁ!」
放たれた剣は敵に当たるも、ほとんど切り裂くこともなく弾かれてしまう。
だが、それも予想どおり。狙いは切ることではなかった。
うまく敵の攻撃を利用して体勢を変えた彼女は、もう一頭のフロッグエッグに狙いを定めていた。
「狙いはこっち!」
くるりと尻尾を動かしてバランスを取りながら、先ほどとは反対の手を動かす。
迫ってくる敵目がけて、勢いよく一撃を解き放った。
「ゲロッ!?」
カエルの胴体が断ち切られ、絶息する。
そしてリベルもそのときには、彼女が仕留め損ねた個体に剣を突き立てている。
一瞬だ。ほんの一瞬の攻防であった。
「さすがだな。……これならいくらでも倒せそうだ」
「ランクを上げるのにちょうどいい、というのも嘘じゃないみたいね。ちょっと、汚いのが難点だけど」
アマネは水しぶきで汚れた衣服を手で払う。
余裕が見て取れた。
「ランクが高いと言っても、ここまで動きが単純なら、苦戦もしないな」
「どんどん片づけていこう!」
アマネは炎を撃ち出し、フロッグエッグを引きつけていく。
近づけばリベルが切り裂き、あとは単純作業と化した。
倒れた魔物は、時間が経過するとともに肉体が消えていく。魔力となって、世界に吸収されていた。
この魔力変化が記録され、討伐の証拠となるのだとか。
「たまに素材が残るって聞いたけど、ほとんどないね」
「ボーナス、もらえそうにないな」
「うーん、残念」
そんな話をしていると、沼の奥から大きな音が聞こえてくる。
近づいてくるなにかがあった。
アマネは狐耳をピンと立てて、音を拾っていく。
「……追われてる。なにか大きな魔物に」
「俺たち同様、フロッグエッグを倒しに来たんだろうな。さて、なにに出くわしたのか」
迫ってくるほうを睨んでいると、飛び出す者があった。
ドーン、と宣言するのはティール。
張り紙をパッと奪い取る。
しかし……
「この依頼、別に一件だけじゃないだろ」
一人に対する依頼ではなく、何度でも、何人でも受けられるものだ。
リベルもまた、何枚も張られているうち、別の一枚を取ると、ティールが噛み付いてくる。
「うるせえ! 一番乗りだから意味があるんだよ!」
「いや、その前にも別の人が取っていった形跡があるが……」
「細けえやつだなおい!」
「なんでそこまでこだわるんだ……?」
「そりゃあ、SSランクの俺様に相応しいのは一番だろ!」
ティールが胸を張ったところで、別の転生者が声を上げた。
「ねえティールまだなの?」
「おっと、すまねえ! 今から行くぜ!」
慌てて戻っていったティール。
(あれはもはや、SSランクパシリだな)
リベルがそんなことを考えていると、ティールのところにいたガイルが睨んでくる。
が、そんなのも束の間、彼らは冒険者ギルドを出ていった。
そしてちょうど、アマネがやってきた。
「お待たせ! なにかあったの?」
「ティールも同じ依頼を受けていったようだ」
「ふーん。それ、お勧めなの?」
「ああ。手軽に上位ランクの魔物を狩れる場所があるらしい」
「……ホントにお勧めなの?」
「6Sランクの魔物が多いそうだ。倒しやすい相手らしく、ランクを上げるのにちょうどいいそうだ」
「そうね、慣れてきた冒険者ならそう思うよね」
「ふむ。不満か……?」
「でも、ティールに遅れるのはなんかむかつくから、それでいいんじゃない」
「了解した」
「で、どんな依頼?」
「沼地にいるフロッグエッグ――丸っこいカエルの魔物を仕留めるそうだ。ごく稀に残す皮が素材として使えるらしい。珍しい種類の個体もたまにいるそうだ」
「うげー。カエルかあ……あたし、グロイの苦手なんだよね」
「それなら諦めて帰るか?」
「やるってば」
「そうこなくてはな」
早速、受け付けに行くと、二人は討伐用のカードをもらう。魔物を倒すと、魔力の変化が記録される仕組みになっているとのことだ。
リベルはアマネとともに、冒険者ギルドを出て街を通り過ぎ、市壁の外に出る。
それから北に向かって歩き出した。
山の中に足を踏み入れ、道なりに進んでいくと沼があるとのこと。
その間も、のんびり歩いてはいられない。
「……ゴブリンか」
木々の合間からひょっこり顔を覗かせると、棍棒を振り上げて襲いかかってくる。
「グゲエエ!」
最初、この世界に来たときには驚いたものだ。
しかし――
「もう見切った」
リベルは剣を抜くと一閃。
ゴブリンの首が落ちたときには、刃は鞘に収まっていた。
彼の手の甲には、血の粒が浮かんでいた。ほんの一瞬使うだけでも、吸血の呪いは発動するらしい。
「……大丈夫?」
「ああ。とはいえ、雑魚相手には無用の強さだな」
リベルは視線をゴブリンに向ける。
首の断面はあまりにも見事に切れている。そこまでの必要はなかろう。
「安物の剣でも買っておけばよかったか」
「そのお金すらなかったじゃない」
「……この依頼を終えれば、安物一振りくらいならなんとかなるだろう」
そう願いながら、リベルは進んでいく。
アマネと二人、魔物を倒しながら。
いかに魔物が強力とはいえ、技術には差がある。手こずることもなく、やがて沼地が見えてきた。
「あれか」
よどんだ沼の中には、緑色のカエルがいる。体型は非常に丸っこく、卵を思わせるシルエットだ。
移動は飛び跳ねずに転がることで行っていた。
「どうするの? まさか、沼の中に入って狩るとか言わないよね?」
「水に足を取られるのは避けたい。魔法でなんとかおよび寄せられないか?」
「たぶん、全部がこっちに気づくと思うけど」
ゲロゲロと鳴いているフロッグエッグは数頭見える。
あれが全部迫ってくる可能性があるということだ。
「問題あるか?」
「とりあえず、試してみようか」
アマネは剣の切っ先を一番近いところにいるフロッグエッグへと向ける。
そして魔力を高めていくと、ボッと音を立てて炎が生じ、勢いよく放たれた。
敵目がけて進んでいき――
ボゥ!
フロッグエッグに命中。その姿を炎の中に捉えた。
「よしっ! ヒット!」
「あまり効いてないぞ」
カエルはゴロゴロと転がると、あっさりと火を消してしまう。
「表面がぬるぬるしているからかな」
「だめか。ほかに方法は――いや、このままやればいい」
リベルは剣に手をかける。
こちらに向かってくる個体が三つあったから。
水しぶきを上げながら、ゴロゴロと転がってくるフロッグエッグは、そのまま押し潰してしまおうという魂胆だろう。
どんどん距離が近くなってくる。
そして――
「飛んだ!?」
勢いよく跳躍。彼らを上から潰そうとしているのか。
リベルが警戒する一方、アマネはパッと剣を向ける。
「狙い撃ち!」
炎が撃ち出されると、空中で爆発する。
フロッグエッグは吹き飛ばされ、狙いを逸れて二人の頭上を通り過ぎ、背後の木にぶち当たる。
そこで身動きが取れなくなっている間に、リベルは距離を詰めていた。
「行くぞ!」
剣を鞘から抜くと同時に、魔力が迸る。
腕を振るのに合わせて血が散らされ、赤い刃が加速する。
ザンッ!
赤い軌跡が描かれた後には、リベルのものならざる血が舞い上がっていた。
「まずは一頭!」
素早く剣を鞘に収めると、リベルは別の個体に狙いを定める。
二つのフロッグエッグがアマネに迫っていた。
援護に行こうとすると、
「こっちは大丈夫!」
彼女は一振りの剣を片手に持つと同時に、懐から取り出した短剣に炎を纏わせ投擲。
それが一頭のフロッグエッグに命中して怯むとともに、素早くさらに一振りの剣を持つ。
二振りの剣を構えた彼女は、先行してきた一頭に狙いを定めると、勢いよく剣を振るった。
「やぁ!」
放たれた剣は敵に当たるも、ほとんど切り裂くこともなく弾かれてしまう。
だが、それも予想どおり。狙いは切ることではなかった。
うまく敵の攻撃を利用して体勢を変えた彼女は、もう一頭のフロッグエッグに狙いを定めていた。
「狙いはこっち!」
くるりと尻尾を動かしてバランスを取りながら、先ほどとは反対の手を動かす。
迫ってくる敵目がけて、勢いよく一撃を解き放った。
「ゲロッ!?」
カエルの胴体が断ち切られ、絶息する。
そしてリベルもそのときには、彼女が仕留め損ねた個体に剣を突き立てている。
一瞬だ。ほんの一瞬の攻防であった。
「さすがだな。……これならいくらでも倒せそうだ」
「ランクを上げるのにちょうどいい、というのも嘘じゃないみたいね。ちょっと、汚いのが難点だけど」
アマネは水しぶきで汚れた衣服を手で払う。
余裕が見て取れた。
「ランクが高いと言っても、ここまで動きが単純なら、苦戦もしないな」
「どんどん片づけていこう!」
アマネは炎を撃ち出し、フロッグエッグを引きつけていく。
近づけばリベルが切り裂き、あとは単純作業と化した。
倒れた魔物は、時間が経過するとともに肉体が消えていく。魔力となって、世界に吸収されていた。
この魔力変化が記録され、討伐の証拠となるのだとか。
「たまに素材が残るって聞いたけど、ほとんどないね」
「ボーナス、もらえそうにないな」
「うーん、残念」
そんな話をしていると、沼の奥から大きな音が聞こえてくる。
近づいてくるなにかがあった。
アマネは狐耳をピンと立てて、音を拾っていく。
「……追われてる。なにか大きな魔物に」
「俺たち同様、フロッグエッグを倒しに来たんだろうな。さて、なにに出くわしたのか」
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