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始まりの予感
合宿の夜は眠くなりません
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「今日はアキちゃんの部屋でお泊まりだ~」
酔っ払ったルーカス君は俺を俵担ぎしてズンズン歩く。
助けて~と思ったら、目の前に氷の貴公子登場。
「嫌がってる。降ろせ」
喋った~しかも助けてくれてるっぽい。
「え、嫌だ」
ルーカス君またまた歩き出す。
貴公子無言でついてくる。
ルーカス君をペシペシ叩く。
「降ろせ、あとお泊まり駄目!」
「え~ケチ、俺酔ったかも…アキちゃんの部屋で休みたいな」
「アキ、せっかくだから皆でアキの部屋に行かないか?ルーカスとカイにもあの部屋をみせたい」
クラウス来るの遅い!
降ろしてくれたらいいよ…
って言ったらすんなり降ろしてくれた。
お前酔ってないだろ!
「うわっなんだコレ、面白い部屋だな~えっベッド狭すぎない?」
はしゃぐルーカス君と無言の貴公子。
「え、部屋で料理できるんだ?アキちゃんの手料理食べた~い」
「アキの料理は絶品だぞ」
得意気にマウントを取るクラウス…
「え、ズルいクラウス…アキちゃん俺も食べたい~お腹すいた~」
さっきまで肉食べてたじゃん。
でもちょっとお腹すいたかも…
「アキあれがいい、ふわふわの」
オムライスね、いいよ。
俺こっちきてからオムライスしか作ってないけど、ふわとろ食感がこちらの人には衝撃らしい。
皆がオムライスばっかりリクエストするからチキンライスはおひつもどきに入ってるんだ。保温魔法って美味しさそのままキープできるんだよ、すごいよね。
「わかった。作るから適当に座ってて」
もはや自分の部屋のように寛ぐクラウスと、固まってる氷の貴公子とお部屋探検を続けるルーカス君。
なんか面白いね。
「カイ様も食べますか?」
返事はないけど頷いたから食べるんだね。大きめオムライスを作ってみんなでシェアしよう。あとじゃがいも揚げてポテトだ!酒はないから烏龍茶か果実水だけどいいよね?
「ねぇアキちゃんこれ絵じゃないよね、何?」
「それは写真と言って異世界の記録用紙だ。アキの小さい頃からずっとあるぞ」
クラウスもう完全に自分の部屋だな…
「見せてくれ…」
喋った…写真に興味津々か?いいよ。
「クラウスアルバム持ってきて」
二人はアルバムに大興奮。
オムライスできたよ。
「アキちゃん天才なの?旨すぎる。毎日食べたいから結婚しよう」
「無理です、カイ様美味しいですか?」
首を縦にふってるから美味しいんだね、一心不乱に食べてる。
きっとお腹がすいてたんだ、ワインばっかり飲んでたし…
「写真じゃなくて動いてる俺が見れるのもあるけど見る?」
パソコンでDVDを見せてみた。
こっちは魔法で通信はできるけど録画的な技術はないんだよね。
「凄い…」
あっ、また喋った。ドラゴア魔道具の国だもんね、興味あると思ったんだよ。
「アキちゃん、こいつ誰?さっきの写真にもやたら写ってた。彼氏?」
「春斗は幼なじみ、ずっと一緒だったんだ」
春斗元気かな…ちょっと泣きたくなった俺をカイ様が見てる。
無表情だと思ったけど、これって心配してくれてる?
優しい人のかもしれない。
「俺もアキちゃんとずっと一緒にいたかった~ハルト羨ましい。クラウスだけめっちゃ仲良しなのもズルい!俺の事もルーカスって呼んで!」
ルーカス…バカだな。
ちょっと春斗に似てる。
「カイと…」
え?カイ様も?
仲間外れは嫌だもんね、呼ぶよ。
「ルーカス、カイ宜しくね。俺の事もアキって呼んでね」
春斗、俺友達出来たよ。
そっちも大学生活始まった頃だよね。
友達…きっと沢山できたんだろうな…
酔っ払ったルーカス君は俺を俵担ぎしてズンズン歩く。
助けて~と思ったら、目の前に氷の貴公子登場。
「嫌がってる。降ろせ」
喋った~しかも助けてくれてるっぽい。
「え、嫌だ」
ルーカス君またまた歩き出す。
貴公子無言でついてくる。
ルーカス君をペシペシ叩く。
「降ろせ、あとお泊まり駄目!」
「え~ケチ、俺酔ったかも…アキちゃんの部屋で休みたいな」
「アキ、せっかくだから皆でアキの部屋に行かないか?ルーカスとカイにもあの部屋をみせたい」
クラウス来るの遅い!
降ろしてくれたらいいよ…
って言ったらすんなり降ろしてくれた。
お前酔ってないだろ!
「うわっなんだコレ、面白い部屋だな~えっベッド狭すぎない?」
はしゃぐルーカス君と無言の貴公子。
「え、部屋で料理できるんだ?アキちゃんの手料理食べた~い」
「アキの料理は絶品だぞ」
得意気にマウントを取るクラウス…
「え、ズルいクラウス…アキちゃん俺も食べたい~お腹すいた~」
さっきまで肉食べてたじゃん。
でもちょっとお腹すいたかも…
「アキあれがいい、ふわふわの」
オムライスね、いいよ。
俺こっちきてからオムライスしか作ってないけど、ふわとろ食感がこちらの人には衝撃らしい。
皆がオムライスばっかりリクエストするからチキンライスはおひつもどきに入ってるんだ。保温魔法って美味しさそのままキープできるんだよ、すごいよね。
「わかった。作るから適当に座ってて」
もはや自分の部屋のように寛ぐクラウスと、固まってる氷の貴公子とお部屋探検を続けるルーカス君。
なんか面白いね。
「カイ様も食べますか?」
返事はないけど頷いたから食べるんだね。大きめオムライスを作ってみんなでシェアしよう。あとじゃがいも揚げてポテトだ!酒はないから烏龍茶か果実水だけどいいよね?
「ねぇアキちゃんこれ絵じゃないよね、何?」
「それは写真と言って異世界の記録用紙だ。アキの小さい頃からずっとあるぞ」
クラウスもう完全に自分の部屋だな…
「見せてくれ…」
喋った…写真に興味津々か?いいよ。
「クラウスアルバム持ってきて」
二人はアルバムに大興奮。
オムライスできたよ。
「アキちゃん天才なの?旨すぎる。毎日食べたいから結婚しよう」
「無理です、カイ様美味しいですか?」
首を縦にふってるから美味しいんだね、一心不乱に食べてる。
きっとお腹がすいてたんだ、ワインばっかり飲んでたし…
「写真じゃなくて動いてる俺が見れるのもあるけど見る?」
パソコンでDVDを見せてみた。
こっちは魔法で通信はできるけど録画的な技術はないんだよね。
「凄い…」
あっ、また喋った。ドラゴア魔道具の国だもんね、興味あると思ったんだよ。
「アキちゃん、こいつ誰?さっきの写真にもやたら写ってた。彼氏?」
「春斗は幼なじみ、ずっと一緒だったんだ」
春斗元気かな…ちょっと泣きたくなった俺をカイ様が見てる。
無表情だと思ったけど、これって心配してくれてる?
優しい人のかもしれない。
「俺もアキちゃんとずっと一緒にいたかった~ハルト羨ましい。クラウスだけめっちゃ仲良しなのもズルい!俺の事もルーカスって呼んで!」
ルーカス…バカだな。
ちょっと春斗に似てる。
「カイと…」
え?カイ様も?
仲間外れは嫌だもんね、呼ぶよ。
「ルーカス、カイ宜しくね。俺の事もアキって呼んでね」
春斗、俺友達出来たよ。
そっちも大学生活始まった頃だよね。
友達…きっと沢山できたんだろうな…
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