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こんにちは異世界
三本の矢は強いのです
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お昼を食べたら午後は教会内の見学。
といっても今日はまだ皆さんの前に出る訳にはいかないので、そっと見て回ることに…
教会は日本の役場と保健所と病院を全部足したみたいな場所。
治癒魔法を使える人は診療所的な所にいて、教会の中には入院施設もあるんだって。
今日はそちら側には行かずに、裏方の方を見学する。
「こちらが浄化石とポーションを作っている部屋です」
アハトに案内された部屋は、研究室みたいな部屋だった。
ポーション知ってるよ、飲むと全回復するあれだよね…と思ったらちょっと違った。
どちらかと言うと栄養ドリンクみたいな感じかな?薬草の成分を抽出して泉の水と合わせる事で滋養強壮の効果があるんだって。
誰でも作れるけど光属性の人が作る事で更に効果が上がるから、どこの教会でも作ってるらしい。
もう1つの浄化石、これが母さんの言ってた俺に手伝って欲しい事の一つだった。
魔王を倒して平和になったけど、地方の人々は貧しく、魔獣に怯えながら暮らしていたらしい。
最初は地方の教会に行って母さんが泉を浄化してたけど、一人で広い国内をカバーすることは出来ない。
で、母さんは仲間達と協力して聖女の力がなくても浄化できるシステムを作ったんだって。
「それがこの浄化石、これには癒しの力を貯める事が出来るのよ。中央で力を注入して地方に配ることで、泉に入れて浄化が出来るようにしたの。魔力がなくなって色が変わったら新しい石を入れれば光属性がいなくても浄化ができる」
見せられた浄化石は多分魔石なんだろうけどかなり大きい。
魔道具に着いてるのはビー玉くらいのサイズだけど、これはテニスボールくらいの大きさだ。魔石は魔獣一匹から一つしか取れないって聞いたから、かなり貴重なはず…
「サファのカミラ夫婦とアルトが魔の森に隣接した領地に移って、魔の森で魔獣狩りをして」
確かに父さんの説明で魔の森沿いがうちの領地だった。
「取れた魔石をレオの所で加工して」
ドラゴア魔道具の生産が盛んだったな、しおりに書いてた。
「それに私達が癒しの力を注いで地方に配るの」
なるほど、三本の矢だ。
みんなで協力して国を守ってるんだね。
浄化が進めば魔獣は減るから、浄化石の数はそんなに増えない。
今は上手く機能してるけど、流行病や災害に備えてもう少し浄化石の数を増やして人々が安心して暮らせるようにしたいんだって。
俺と母さんが手分けして地方の泉の水に力を注げば、小さな町や村にも浄化石を多めに渡せるのか…
「聖女の力があれば浄化はできるけど、私と有紀の体は一つしかないでしょ、それじゃ駄目なのよ…」
「凄いね、母さん…」
「困ってる人がいたら助ける。当然よ」
ばあちゃんがいつも言ってた。
うん、そうだよね。
俺も手伝うよ…
といっても今日はまだ皆さんの前に出る訳にはいかないので、そっと見て回ることに…
教会は日本の役場と保健所と病院を全部足したみたいな場所。
治癒魔法を使える人は診療所的な所にいて、教会の中には入院施設もあるんだって。
今日はそちら側には行かずに、裏方の方を見学する。
「こちらが浄化石とポーションを作っている部屋です」
アハトに案内された部屋は、研究室みたいな部屋だった。
ポーション知ってるよ、飲むと全回復するあれだよね…と思ったらちょっと違った。
どちらかと言うと栄養ドリンクみたいな感じかな?薬草の成分を抽出して泉の水と合わせる事で滋養強壮の効果があるんだって。
誰でも作れるけど光属性の人が作る事で更に効果が上がるから、どこの教会でも作ってるらしい。
もう1つの浄化石、これが母さんの言ってた俺に手伝って欲しい事の一つだった。
魔王を倒して平和になったけど、地方の人々は貧しく、魔獣に怯えながら暮らしていたらしい。
最初は地方の教会に行って母さんが泉を浄化してたけど、一人で広い国内をカバーすることは出来ない。
で、母さんは仲間達と協力して聖女の力がなくても浄化できるシステムを作ったんだって。
「それがこの浄化石、これには癒しの力を貯める事が出来るのよ。中央で力を注入して地方に配ることで、泉に入れて浄化が出来るようにしたの。魔力がなくなって色が変わったら新しい石を入れれば光属性がいなくても浄化ができる」
見せられた浄化石は多分魔石なんだろうけどかなり大きい。
魔道具に着いてるのはビー玉くらいのサイズだけど、これはテニスボールくらいの大きさだ。魔石は魔獣一匹から一つしか取れないって聞いたから、かなり貴重なはず…
「サファのカミラ夫婦とアルトが魔の森に隣接した領地に移って、魔の森で魔獣狩りをして」
確かに父さんの説明で魔の森沿いがうちの領地だった。
「取れた魔石をレオの所で加工して」
ドラゴア魔道具の生産が盛んだったな、しおりに書いてた。
「それに私達が癒しの力を注いで地方に配るの」
なるほど、三本の矢だ。
みんなで協力して国を守ってるんだね。
浄化が進めば魔獣は減るから、浄化石の数はそんなに増えない。
今は上手く機能してるけど、流行病や災害に備えてもう少し浄化石の数を増やして人々が安心して暮らせるようにしたいんだって。
俺と母さんが手分けして地方の泉の水に力を注げば、小さな町や村にも浄化石を多めに渡せるのか…
「聖女の力があれば浄化はできるけど、私と有紀の体は一つしかないでしょ、それじゃ駄目なのよ…」
「凄いね、母さん…」
「困ってる人がいたら助ける。当然よ」
ばあちゃんがいつも言ってた。
うん、そうだよね。
俺も手伝うよ…
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