終わりの街の喫茶店

 上月沙夜は『終わりの街』へと迷い込む。
 この街で、その生涯や、役目を終えたモノたちが、各々好きな〝願い〟を手にして、次の生涯を夢見て眠るための旅に出る。沙夜は〝願いを叶えてくれる〟と噂の喫茶店で、店主のヨミの協力のもと、もといた世界に帰るための方法を探し始める。
 ――なぜか手にした、古びた手紙とともに。
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