51 / 108
6.4 飲ザー
しおりを挟む
ゾクゾクゾクッ…!
ヤバい…
自然と口角が持ち上がる。
まったくもって優しくない。
肉食獣のようなハルの表情。
いつもの優しいやり方より、何十倍も興奮した。
「んゔッ…ンゔ…んンンッ!」
口を、離そうとするロンを、ハルはぐぐぐっと後頭部を抑えつける。
「ん!んーー!」
怒ったような、鳴き声がした。
ハルはニヤリと笑った。
◇
ロンは「ゴホッゴホッ!」と咳き込む。
ハルはロンの顎を掴んだ。
ロンは下を向いているのに、ハルはグイッと上を向かせた。
「飲んで」
間髪入れずに言う。
「ひっふ!ひっふほっへ!!」
必死に言う。
「だめだよ」と言うハルに、ロンはみるみる泣き顔に染まった。
上を向かせられているロンは、怒りながらグズり泣く。
「ゔ~~ゔ~」
「赤ちゃんみたい」と思いながら、ポロポロと流れるロンの涙を、ハルは優しく拭く。
「本当にロンはかわいいよね。」
ゾゾッと背筋が凍る。
涙が一瞬止まった。
見たこともない表情に、逃げてしまいたい気持ちが膨らむ。
残酷なハルの表情。
涙がまた、ホロリと落ちた。
クソッ…泣き顔なんか、見せたくないのに
…!
「うんうん、悲しいね」
ハルはニコニコと、笑いながら涙を拭いてくれる…
ロンは苦しそうに、ハルの肩を掴んでいた。
「助けて」と懇願する表情に、ハルは冷たい表情を向けた。
ロンはまたもや、絶望的な表情になった。
(いつもは優しいから、結局助けてくれると思ってたのに…)
視界がどんどん霞む。
その表情はさらに、ハルの興奮を誘った。
◇
「飲めばいい」
「んううゔーー!!」
ブンブンと首を振る。
最高に嫌そうに、ロンはハルから逃れようとする。
それを、ハルは強引に上を向かす。
「だめだよ。ちゃんと飲んでね」
ハルの綺麗な声が響いた。
ハルの命令に、ロンは激しく嫌そうに睨んだ。
そして、困惑と不快の混ざりあった、ハルより濃い色の瞳を向ける。
そしてそれは、ガラリと嫌悪に変わった。
◇
ゴクンッ…
「の、んだ…」
今にも泣き叫びそうなロン。
震え、ハルの足首を掴みながら言う。
今したことが受け入れられないようだ。
ハルはもっとロンを蹴落とす。
「吸い出して」
ロンは、処刑を言い渡されたような、表情をした。
怖くてガタガタと震えている。
頭を、なでてあげる。
「できるよね?」
ニコッと優しく笑っている。
この顔だけなら天使のようだ…
頬に手を、ハルにそっと添えられた。
震えながら、ロンはハルのチンコに顔を近づける。
プニッと、ハルのチンコが口に付いた。
ヤバい…
自然と口角が持ち上がる。
まったくもって優しくない。
肉食獣のようなハルの表情。
いつもの優しいやり方より、何十倍も興奮した。
「んゔッ…ンゔ…んンンッ!」
口を、離そうとするロンを、ハルはぐぐぐっと後頭部を抑えつける。
「ん!んーー!」
怒ったような、鳴き声がした。
ハルはニヤリと笑った。
◇
ロンは「ゴホッゴホッ!」と咳き込む。
ハルはロンの顎を掴んだ。
ロンは下を向いているのに、ハルはグイッと上を向かせた。
「飲んで」
間髪入れずに言う。
「ひっふ!ひっふほっへ!!」
必死に言う。
「だめだよ」と言うハルに、ロンはみるみる泣き顔に染まった。
上を向かせられているロンは、怒りながらグズり泣く。
「ゔ~~ゔ~」
「赤ちゃんみたい」と思いながら、ポロポロと流れるロンの涙を、ハルは優しく拭く。
「本当にロンはかわいいよね。」
ゾゾッと背筋が凍る。
涙が一瞬止まった。
見たこともない表情に、逃げてしまいたい気持ちが膨らむ。
残酷なハルの表情。
涙がまた、ホロリと落ちた。
クソッ…泣き顔なんか、見せたくないのに
…!
「うんうん、悲しいね」
ハルはニコニコと、笑いながら涙を拭いてくれる…
ロンは苦しそうに、ハルの肩を掴んでいた。
「助けて」と懇願する表情に、ハルは冷たい表情を向けた。
ロンはまたもや、絶望的な表情になった。
(いつもは優しいから、結局助けてくれると思ってたのに…)
視界がどんどん霞む。
その表情はさらに、ハルの興奮を誘った。
◇
「飲めばいい」
「んううゔーー!!」
ブンブンと首を振る。
最高に嫌そうに、ロンはハルから逃れようとする。
それを、ハルは強引に上を向かす。
「だめだよ。ちゃんと飲んでね」
ハルの綺麗な声が響いた。
ハルの命令に、ロンは激しく嫌そうに睨んだ。
そして、困惑と不快の混ざりあった、ハルより濃い色の瞳を向ける。
そしてそれは、ガラリと嫌悪に変わった。
◇
ゴクンッ…
「の、んだ…」
今にも泣き叫びそうなロン。
震え、ハルの足首を掴みながら言う。
今したことが受け入れられないようだ。
ハルはもっとロンを蹴落とす。
「吸い出して」
ロンは、処刑を言い渡されたような、表情をした。
怖くてガタガタと震えている。
頭を、なでてあげる。
「できるよね?」
ニコッと優しく笑っている。
この顔だけなら天使のようだ…
頬に手を、ハルにそっと添えられた。
震えながら、ロンはハルのチンコに顔を近づける。
プニッと、ハルのチンコが口に付いた。
0
お気に入りに追加
1,140
あなたにおすすめの小説



こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。


別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる