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鏡の中へ····[5]
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わたしの目の前に、突然友人からの小包!! わたしは友人に電話を掛け、打ち合わせをする。この友人ならば、きっと妖精アプサラの話を知っているに違いないからだ。でも、焦って虻蜂取らずになるのは避けなければならない。差し詰め今日は、アブサン酒で乾杯というところだろうか····。 ·····················································································································································································································································································································································································································································································································································································································さて、わたしは妖精アプサラを求めて世界を旅する事を夢見ていた····。が、実際の行動に移すには至らなかった。従ってこの現し世にあって、妖精アプサラに関する物件に巡り合う機会は殆ど皆無に等しいも同然だった。しかしわたしは、妖精が世界中の神話や伝説、絵画、文学の中に登場する事は良く知っていた。まさに、世界中の妖精、セイレーン、マーメイド、女神ビーナス····等の存在を····。然るに、驚くほど鮮やかな蜃気楼の街を行くと、わたしはパラレル·ワールドに迷い込むのだ。 わたしは夜の天使になり、甘美な幻想を持ち運ぶ天使となる。神秘の楽園へ翼を広げるのだ····。 わたしが奏でるピアノに合わせて、夜明け前にここで躍ろう。·····················································································································································································································································································································································································································································································································································································································わたしが奏でるギターに合わせて、夜明け前にここで躍ろう。 ·····················································································································································································································································································································································································································································································································································································································
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