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第6章

46.似たもの同士

プラチナスタープロダクションは、10年目になり本日から半年間、期間限定ユニット活動スタートです。

「ねー！Rivateの½—聞いた？？」

「超いい曲だよね！」

「司くんと忍くんを組ませるって神だよね」

「Ha-noyu,もいいよねー」

街ゆく女の子たちが楽しそうに話しているのが歩いていると聞こえる。

「～♪」

思わず嬉しくて笑がこぼれる。

私は、CDショップに行き予約してた2枚のCDを購入。

もちろん、RivateとHa-noyu,のを。

「すみません、予約してたCDを取りに来たんですけど」

聞き覚えのある声がしてレジを見ると、千夏ちゃんが立っていた。

千夏ちゃんも私に気づき、支払いを終えると駆け寄ってきた。

「明里ちゃん！明里ちゃんもここで予約してたんだねー」

「うん」

「時間ある？お茶しようー」

千夏ちゃんを見る男の人たちがデレデレしている。

私は予約の引取りをしてから、千夏ちゃんと近くのカフェに入る。

「そういえば、明里ちゃんのRivateの楽曲作ったんでしょ？楽しみー聞くの」

「千夏ちゃん、お兄ちゃんから貰ったりしないの？CD」

「お兄ちゃんが出てる雑誌とか写真集とか、ちゃんと予約して購入してますよー！
その方が何か楽しいというか、新鮮な気持ちっていうか」

「わかる！こないだ、尚くんに言われたんだよねー」

「椎葉尚くんですか？splashの」

「うん。私も皆が出てるCDとかBluRayとか雑誌とか本人から貰うとかじゃなくて、予約したほうが楽しみが増える気がして」

「気が合いますねー！私たち」

アイスティーのコップをストローでくるくる回して楽しそうに話す千夏ちゃんにつられて私も笑う。

「そうだね」