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第4章
37.ユニット名
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~司side~
明里が千夏を送ると出ていった。
リビングには僕と忍と遥が残り、遥はテレビを見ながらソファでお茶を飲んでいた。
忍は椅子に座り携帯をいじっている。
「忍」
「ん?何ー?」
いつも通りの顔に見えるけど、少し空気が違う。
だけど、今はそういう事を気にするんじゃなくて、ユニットの事を話さなきゃ。
「ユニ…「ユニット名どうする?」
僕の言葉に重ねるように忍が口を開く。
「え?」
「俺、昨日は明里ちゃんにフラれたのもあってカッとなってたけど、素直に司くんと組めるのは楽しみかな」
「いきなりどうした?」
コレと言って携帯の画面を見せてきた忍。
そこには、僕と初めて事務所に入所したときの忍との写真だった。
「この写真…」
「年齢近くて今の事務所に入所した司くんと仲良くなれて楽しかったなーって思い出した」
「僕も!嬉しかった…」
父親に縁を切られて、行き場のなかった僕の心に明かりを灯してくれた。
「忍…」
君にとても感謝している。
「なんか、照れるな」
「そうだね」
2人して笑うと、近くで聞いていた遥さんが僕たちの所に来る。
「2人はライバルだけど、親友なんだね」
「ライバル?」
「親友?」
僕たちはお互い顔を見合わせる。
「今、何となくユニット名浮かんだ」
「俺も…」
「じゃあ…」
2人でユニット名を決めて、明里の帰りを待つ。
「ただいま…」
買い物袋を持ってきた明里に僕達は駆け寄る。
「「おかえり!」」
「うわっ!!ビックリした」
「ユニット名、決めたよ」
「2人で考えた」
「本当に?」
昨日の僕たちを見ていて不安そうにしていた明里はキラキラした目で見てくる。
「「Rivate」」
「Rivate?」
「ライバルで」
「仲間の意味を掛け合わせたもの」
「素敵ですね!私も2人に合う曲を作ります!!」
Rivate始動します!
明里が千夏を送ると出ていった。
リビングには僕と忍と遥が残り、遥はテレビを見ながらソファでお茶を飲んでいた。
忍は椅子に座り携帯をいじっている。
「忍」
「ん?何ー?」
いつも通りの顔に見えるけど、少し空気が違う。
だけど、今はそういう事を気にするんじゃなくて、ユニットの事を話さなきゃ。
「ユニ…「ユニット名どうする?」
僕の言葉に重ねるように忍が口を開く。
「え?」
「俺、昨日は明里ちゃんにフラれたのもあってカッとなってたけど、素直に司くんと組めるのは楽しみかな」
「いきなりどうした?」
コレと言って携帯の画面を見せてきた忍。
そこには、僕と初めて事務所に入所したときの忍との写真だった。
「この写真…」
「年齢近くて今の事務所に入所した司くんと仲良くなれて楽しかったなーって思い出した」
「僕も!嬉しかった…」
父親に縁を切られて、行き場のなかった僕の心に明かりを灯してくれた。
「忍…」
君にとても感謝している。
「なんか、照れるな」
「そうだね」
2人して笑うと、近くで聞いていた遥さんが僕たちの所に来る。
「2人はライバルだけど、親友なんだね」
「ライバル?」
「親友?」
僕たちはお互い顔を見合わせる。
「今、何となくユニット名浮かんだ」
「俺も…」
「じゃあ…」
2人でユニット名を決めて、明里の帰りを待つ。
「ただいま…」
買い物袋を持ってきた明里に僕達は駆け寄る。
「「おかえり!」」
「うわっ!!ビックリした」
「ユニット名、決めたよ」
「2人で考えた」
「本当に?」
昨日の僕たちを見ていて不安そうにしていた明里はキラキラした目で見てくる。
「「Rivate」」
「Rivate?」
「ライバルで」
「仲間の意味を掛け合わせたもの」
「素敵ですね!私も2人に合う曲を作ります!!」
Rivate始動します!
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