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Ririsu◡̈*♡.°⑅

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第3章

24.妹?

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「あのー、そろそろ何処に行くか教えてくれても良くない?」

「うるさい。黙って」

何故か少し不機嫌な司さんの後ろについて歩く。

「あの、何か私したの?
バカだから全然気づかなくて…」

そう言うと、ピタッと足を止める司さん。

「明里は悪くないから」

「でも…」

「ごめん。これは多分…
ただの嫉妬」

「なんだ嫉妬か…えっ!?」

下向いていた顔を上げて、司さんを見る。

「何?」

「いえ、今…嫉妬って」

「は…!?」

自分が何を言ったのか思い出したのか、司さんの顔が真っ赤になる。

「何言ってるの?聞き間違いでしょ
ほら行くよ」

「は、はい!」

連れてきてもらった場所は着物レンタルの祇園。

「着物着たいの?」

「いいから」

司さんに言われるまま一緒にお店に入る。

「おいでやす!?」

「天海司さん!?」

「予約の天海はんって俳優の!?」

店内のスタッフさんが少しザワつく。

「後ろの子は?」

「女優はん?」

その中を堂々と入っていく司さん。

「すみません。予約していたんですが」

「あの、俳優の天海司はんどすか?」

「はい」

キラキラと爽やかな笑顔。
胡散臭い…
営業スマイルか。

「僕の…妹がどうしても京都で思い出作りしたいと撮影の合間に来たんですが…よろしいでしょうか?」

「もちろんどす!!」

「天海はんって妹いたんどすなぁー」

嘘ついたー!!

「あ。僕が妹いることはここだけの秘密でお願いします」

「「はいー」」

司さんの洋服の裾を掴んで、小声でつぶやく。

「誰が妹なんですか?」

「これで堂々としていられるだろ」

「まぁ、そうですけど」

文句を言いつつも、司さんと離されて店内を案内され着物がいっぱいある場所に来る。

「うわー!可愛い…」

「どちらになさいます?」

「えっと…じゃあ」

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