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Ririsu◡̈*♡.°⑅

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第2章

14.司の秘密

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マンションに帰り、スーパーの袋の中身を片付けようとリビングに行くとソファに座りながら台本を読んでいる司さんがいた。

「ん?明里か。おかえり」

「ただいま。台本読んでたの?」

「そう。夕飯作るんでしょ?手伝うよ」

台本をテーブルに置き私のところに来るが私は司さんの額に手を置く。

「え?なに?」

「いや、熱でもあるのかと…」

「ないよ。料理したい気分なの」

「えぇー…」

司さんは私が落としたスーパーの袋を取って冷蔵庫に入れていく。

「あ、ごめん。やるよ私」

「いいよ。それで何作るの?」

「今日は魚が安かったから焼き魚と、お味噌汁とご飯と肉じゃがね」

「肉じゃがってどう作るの?」

「えっ!?そっから??」

私は驚きつつ、司さんと夕ご飯を作っていると由くんと椎葉くんが帰ってきた。

「「ただいまー」」

「おかえりー」

「あー!肉じゃがだ!俺好きなんだー」

椎葉くんが嬉しそうに私たちが作ってる肉じゃがを見て話す。

「珍しいね、司くんがご飯作ってるなんて」

「別に。由、手空いてるなら食器並べといて」

「う、うん」

由くんと椎葉くんは食器並べたり飲み物を用意すると、椎葉くんはテーブルの上に置いてある司さんの台本を目にする。

「あれ?この作品…歌あるじゃん。
司、大丈夫なの?」

椎葉くんがサラッと一言。その横であわあわしている由くん。

「プロなんだから。できるよ」

「ふーん。トラウマ克服できて良かったね」

「尚。うるさい」

私からしたら2人のやり取りは頭に?が浮かぶ。
ふと、司さんを見ると目が合うがすぐに逸らされる。
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