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第一部 サークルポリス襲撃編
元転移転生魔術師、蹴散らす 後編
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「ボスと知り合い? テメェが? からかってんじゃねぇぞ……本気で言ってんなら、なおさら許せねぇ……」
オーガのキレっぷりは半端ないらしい。顔中に血管が浮いておる。
「ど、どうしたんじゃ? こんな幼女の言葉ごときに、何をムキになっておるんじゃ……?」
「どうしたもこうしたも、……オレたちゃ鬱憤が溜まってんだよ!」
尋常じゃない怒りじゃ。
よく見ると、他のモンスターたちも怒りの形相を見せておる。
「オレたちゃ、ここら一帯で静かに暮らしてたんだ! ソレをあのドラゴンがやってきてからもうメチャクチャだ! 二十四時間飲まず食わずで攻めにいかされ、作戦も何もねぇ、無闇に突撃させて捨て石のように扱ってきやがる! 【外壁がジャマなら、自分らの死体を積み上げて登ればいい】なんて言いやがったんだ! 信じられるか!」
オーガが吠えてきよる。
ソレにつられたのか、他のモンスターまで騒いでくる。
「おいコイツたっぷり痛めつけようぜ! それからボスに引渡そうぜ!」
「いや先に殺しちまおう! んで死体をボスに渡すんだよ!」
「なぁ殺すんだったらよぉ、犯してからでよくね? 裸にひん剥いていじり回してからでもよぉ」
「ブヒッ、見た目幼女だけどペロペロ舐めるくらいいいよね……女の子だから大丈夫だよね……見るだけでも楽しいよね」
モンスターたちが殺せムードに包まれている。いや、犯せムードもやや混じっておるか。
「マリー様いけません! 下がって下さい!」
「しーっ!」
後ろの岩陰から、ラスティアの心配する声が届いてきた。
ワシはすぐに後ろを向き、人差し指を立て、くちびるに当てる。幸いモンスターの声にかき消され、ラスティアに気づいた者はいなかった。
何にせよこヤツら、ワシでストレス発散をしたいらしい。相当鬱憤が溜まっておるようじゃの……。
「まぁいいじゃねぇか。そのおかげでオレら、好き放題暴れられる訳だし」
ワシがモンスター共に憐れみを覚え始めた瞬間じゃった。
リザードマンが、ワシに見せつけてきたのじゃ。
血がべったりついた、破れたぬいぐるみを。
「おい、それ、何じゃ?」
「戦利品。奪ってきたのさ人間から」
リザードマンがニヤニヤ笑っている。
「サークルポリスだっけ? あの街襲う道中に村があってよ、その時に頂戴したんだわ。子供が返して! って泣き叫んだり母親が抱いて庇っている様子がよぉ、阿鼻叫喚で滑稽だったぜ」
「そうか……それで、その子供たちをどうしたんじゃ?」
「子供? ……ああ、コレと同じようになったぜ」
リザードマンがケタケタと笑い始める。そしてワシに、血塗れの人形を見せつけてきた。
ワシはため息を吐いた。レッドドラゴンの能力で無理やり従えさせられているなら同情の余地はあったが、所詮はモンスターという事か。
そう思ったワシは、手を天に掲げる。
「あん? 何やってんだそりゃ?」
「転移魔法、発動――」
目を丸めるリザードマンに構わず、ワシは転移魔法を発動した。
「いでよ! 絶対延々☆コマ回し!」
手に取った物は、太いヒモと手のひらサイズのコマ。
すかさずヒモをコマに巻きつけ、回す体勢を整えていく。
「何って、処刑の準備じゃよ」
「はぁ?」
リザードマンが呆けた声を出す。何言ってんだコイツ? とでも言うように。
仕方ない、説明でもしてやろう。
「この絶対延々☆コマ回し……一度コマが回りだすとの、ワシでも止められんのじゃ」
「……はぁ?」
「もし止めようとして迂闊に指で触れれば、粉々に砕けてしまうじゃろう。」
「へぇ……?」
「万が一足に当たれば最後。……良くて粉砕、それかコマの回転に持っていかれ、ミンチにされてしまうじゃろう」
「ほぉ……?」
「じゃからワシは警告する。誰一人、コマに近づいてはならぬ。回転が終わるまで、離れる事じゃ。……この警告を守らなければ、たちまちその身を粉砕する事となるじゃろう……」
ワシは神妙な面持ちで説明を終えた。伝わる事を祈るという感じで。
しかし……。
「ハッ、バカじゃねぇの? そんなオモチャみたいなもんでどうやってオレたちの身体を砕くんだよ? オレたちゃC級だぞ? そこらの冒険者だって簡単に殺せるんだ。やってみろよ、え、やってみろよ? 粉砕ってヤツをよ?」
どうやら、リザードマンに分かってもらえんかったらしい。
そして他のモンスターも同様の反応を示しておる。
ワシは再び、ため息を吐いた。
「警告はしたぞ」
ワシはそれだけ言って、コマを投げた。
地面に接地した瞬間、ソレは激しく回転し始める。
――ギュルルルルルルルルルルルルルル……!!
「ハッ、……だから何だよ、こんな物!」
リザードマンが鼻で笑い、蹴りを入れた。
激しく回転するコマに当たった瞬間。
――グチャ!
飛び散る青い血。
モンスターの血。コマではない。
そう、砕けたのはリザードマンの足じゃった。
「え……」
リザードマンはきょとん、としていた。
無理もない。さっきまであった片足が、突然消えてしまったのだから。
さらに足が砕けた反動か、体がバランスを崩す。
「お……お……」
うつ伏せに倒れていく。コマの方向に……。
――グチャァァ……!
そして、リザードマンの全身が粉々に砕けたのじゃった。
「……え?」
モンスターがみんな、呆気にとられておる。何が起きたのか、分からないといった風に。
そう思って、ワシが説明してやった。
「リザードマンはの、死んだんじゃ。コマの回転に巻き込まれての」
「え……」
「さっきも言った通り、絶対延々☆コマ回しは止められん。しかも回転は弱っておらん。……しかも、お主らの方に近づいているのが分かるか?」
――ギュルルル……! と回転しながら、コマはモンスターたちと距離を縮めていく。
モンスターたちの表情が、青ざめていた。
ワシはニカッ、と笑った。
「さあお前たち! 逃げるなら今のうちじゃぞ! 死にたくなかったら急ぐがよい! もっとも、その狭い道を通り抜けられればの話じゃがな、……な!」
コマが近づいてくる。
モンスターたちが後ろへ下がっていく。
しかし巨大な岩のせいで道が詰まり、逃げられない!
コマがモンスターに密着した瞬間。
モンスターたちの、阿鼻叫喚が始まった。
************************
【サージャ】≪『第十五話をお読みいただき、ありがとうございます』
【サージャ】≪『マスターの活躍によって、蹴散らされるモンスターたち』
【サージャ】≪『記録では、千年前も同じように倒し続けていたとの事』
【サージャ】≪『C級モンスター集団に全く引けをとらないマスター。その実力を、どこまで発揮してくれるのでしょうか』
【サージャ】≪『それでは、次回をお楽しみに』
オーガのキレっぷりは半端ないらしい。顔中に血管が浮いておる。
「ど、どうしたんじゃ? こんな幼女の言葉ごときに、何をムキになっておるんじゃ……?」
「どうしたもこうしたも、……オレたちゃ鬱憤が溜まってんだよ!」
尋常じゃない怒りじゃ。
よく見ると、他のモンスターたちも怒りの形相を見せておる。
「オレたちゃ、ここら一帯で静かに暮らしてたんだ! ソレをあのドラゴンがやってきてからもうメチャクチャだ! 二十四時間飲まず食わずで攻めにいかされ、作戦も何もねぇ、無闇に突撃させて捨て石のように扱ってきやがる! 【外壁がジャマなら、自分らの死体を積み上げて登ればいい】なんて言いやがったんだ! 信じられるか!」
オーガが吠えてきよる。
ソレにつられたのか、他のモンスターまで騒いでくる。
「おいコイツたっぷり痛めつけようぜ! それからボスに引渡そうぜ!」
「いや先に殺しちまおう! んで死体をボスに渡すんだよ!」
「なぁ殺すんだったらよぉ、犯してからでよくね? 裸にひん剥いていじり回してからでもよぉ」
「ブヒッ、見た目幼女だけどペロペロ舐めるくらいいいよね……女の子だから大丈夫だよね……見るだけでも楽しいよね」
モンスターたちが殺せムードに包まれている。いや、犯せムードもやや混じっておるか。
「マリー様いけません! 下がって下さい!」
「しーっ!」
後ろの岩陰から、ラスティアの心配する声が届いてきた。
ワシはすぐに後ろを向き、人差し指を立て、くちびるに当てる。幸いモンスターの声にかき消され、ラスティアに気づいた者はいなかった。
何にせよこヤツら、ワシでストレス発散をしたいらしい。相当鬱憤が溜まっておるようじゃの……。
「まぁいいじゃねぇか。そのおかげでオレら、好き放題暴れられる訳だし」
ワシがモンスター共に憐れみを覚え始めた瞬間じゃった。
リザードマンが、ワシに見せつけてきたのじゃ。
血がべったりついた、破れたぬいぐるみを。
「おい、それ、何じゃ?」
「戦利品。奪ってきたのさ人間から」
リザードマンがニヤニヤ笑っている。
「サークルポリスだっけ? あの街襲う道中に村があってよ、その時に頂戴したんだわ。子供が返して! って泣き叫んだり母親が抱いて庇っている様子がよぉ、阿鼻叫喚で滑稽だったぜ」
「そうか……それで、その子供たちをどうしたんじゃ?」
「子供? ……ああ、コレと同じようになったぜ」
リザードマンがケタケタと笑い始める。そしてワシに、血塗れの人形を見せつけてきた。
ワシはため息を吐いた。レッドドラゴンの能力で無理やり従えさせられているなら同情の余地はあったが、所詮はモンスターという事か。
そう思ったワシは、手を天に掲げる。
「あん? 何やってんだそりゃ?」
「転移魔法、発動――」
目を丸めるリザードマンに構わず、ワシは転移魔法を発動した。
「いでよ! 絶対延々☆コマ回し!」
手に取った物は、太いヒモと手のひらサイズのコマ。
すかさずヒモをコマに巻きつけ、回す体勢を整えていく。
「何って、処刑の準備じゃよ」
「はぁ?」
リザードマンが呆けた声を出す。何言ってんだコイツ? とでも言うように。
仕方ない、説明でもしてやろう。
「この絶対延々☆コマ回し……一度コマが回りだすとの、ワシでも止められんのじゃ」
「……はぁ?」
「もし止めようとして迂闊に指で触れれば、粉々に砕けてしまうじゃろう。」
「へぇ……?」
「万が一足に当たれば最後。……良くて粉砕、それかコマの回転に持っていかれ、ミンチにされてしまうじゃろう」
「ほぉ……?」
「じゃからワシは警告する。誰一人、コマに近づいてはならぬ。回転が終わるまで、離れる事じゃ。……この警告を守らなければ、たちまちその身を粉砕する事となるじゃろう……」
ワシは神妙な面持ちで説明を終えた。伝わる事を祈るという感じで。
しかし……。
「ハッ、バカじゃねぇの? そんなオモチャみたいなもんでどうやってオレたちの身体を砕くんだよ? オレたちゃC級だぞ? そこらの冒険者だって簡単に殺せるんだ。やってみろよ、え、やってみろよ? 粉砕ってヤツをよ?」
どうやら、リザードマンに分かってもらえんかったらしい。
そして他のモンスターも同様の反応を示しておる。
ワシは再び、ため息を吐いた。
「警告はしたぞ」
ワシはそれだけ言って、コマを投げた。
地面に接地した瞬間、ソレは激しく回転し始める。
――ギュルルルルルルルルルルルルルル……!!
「ハッ、……だから何だよ、こんな物!」
リザードマンが鼻で笑い、蹴りを入れた。
激しく回転するコマに当たった瞬間。
――グチャ!
飛び散る青い血。
モンスターの血。コマではない。
そう、砕けたのはリザードマンの足じゃった。
「え……」
リザードマンはきょとん、としていた。
無理もない。さっきまであった片足が、突然消えてしまったのだから。
さらに足が砕けた反動か、体がバランスを崩す。
「お……お……」
うつ伏せに倒れていく。コマの方向に……。
――グチャァァ……!
そして、リザードマンの全身が粉々に砕けたのじゃった。
「……え?」
モンスターがみんな、呆気にとられておる。何が起きたのか、分からないといった風に。
そう思って、ワシが説明してやった。
「リザードマンはの、死んだんじゃ。コマの回転に巻き込まれての」
「え……」
「さっきも言った通り、絶対延々☆コマ回しは止められん。しかも回転は弱っておらん。……しかも、お主らの方に近づいているのが分かるか?」
――ギュルルル……! と回転しながら、コマはモンスターたちと距離を縮めていく。
モンスターたちの表情が、青ざめていた。
ワシはニカッ、と笑った。
「さあお前たち! 逃げるなら今のうちじゃぞ! 死にたくなかったら急ぐがよい! もっとも、その狭い道を通り抜けられればの話じゃがな、……な!」
コマが近づいてくる。
モンスターたちが後ろへ下がっていく。
しかし巨大な岩のせいで道が詰まり、逃げられない!
コマがモンスターに密着した瞬間。
モンスターたちの、阿鼻叫喚が始まった。
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【サージャ】≪『第十五話をお読みいただき、ありがとうございます』
【サージャ】≪『マスターの活躍によって、蹴散らされるモンスターたち』
【サージャ】≪『記録では、千年前も同じように倒し続けていたとの事』
【サージャ】≪『C級モンスター集団に全く引けをとらないマスター。その実力を、どこまで発揮してくれるのでしょうか』
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