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第二章
急転
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「あっ――――!」
ラウラは巻き込まれる形で、共に倒れこむ。
さほど勢いがついていたわけでもないのに、ラウラは倒れると同時に激痛に襲われる。
視界は白く染まり、耳鳴りが響く。
平衡感覚が狂い、溺れるように、手足をばたつかせる。
(いたい)
(いたい……)
(刺された?殴られた?)
ラウラは男たちに攻撃を受けたものと思い込み、おそるおそる胸元を見た。
(あれ……?)
しかし服はきれいなままで、どこにも暴行のあとはない。
隣で歯を食いしばって痛みに耐えているカイも、一見して無傷だった。
そもそも男たちはその場から一歩も動いていない。
悠々と煙管をふかし、座したまま。
ただこちらを眺めているだけだ。
(なにをしたの……?)
疑問を口に出そうとしたラウラの身体を、再び激痛が襲う。
それは錆びた刃物で身体を内側から皮膚を撫でられるような痛みだった。
ラウラはあまりの痛みに、悲鳴をあげることもできず、ただのたうち回る。
その横で震えるカイも同じような状態で、二人は正体のわからない痛みを前に、もはやものを考えることもできなくなる。
「切れてきたか。舌を噛ませないようにしろ」
族長の指示で、男たちはラウラとカイの口に布を詰めた。
「悪知恵の働くラサは寝かせておくほかなかったが、温室育ちの若造にはこれが一番効く」
族長は懐から少量の液体が入った小瓶を取り出し、中身をカイに嗅がせた。
空気に触れた液体は気化し、薬香と同じ、独特な甘い臭いを漂わせた。
カイは大きく咳き込み、口から布を吐き出した。
痛みは腹の奥に沈んでいき、やがて感じなくなった。
動悸ははやく、汗もとまらないが、激痛で錯乱していた頭も、瞬く間に晴れ渡った。
「一度切れてから吸うと、これはより効果を発揮する」
老人は小瓶を懐に戻し、煙管をカイの眼前につきつけた。
「逃げることなどできない。お前たちはもはや芙蓉がなければ生きていけない」
カイは驚きと恐怖に顔を歪めた。
「く、薬だって焚いてたの、毒だったのか……?」
「薬は、薬だ」
「くそ……」
カイはいまさら鼻と口を覆った。
麻薬のようなものを吸わされていたのだとようやく気付いたが、もはや手遅れだった。
「ほんとはもう数日浸ける予定だったが――――免疫のない身体では三日でも十分だったようだな」
カイはいますぐここから逃げようと決心し、ラウラとシェルティに手をのばした。
しかし族長の煙管がカイの腕を叩く。
「理解ができていないようだな。芙蓉が切れるとどうなるか、たった今経験したばかりだろう。死んだ方がましと思うような激痛だ。いま嗅がせてやった分はすぐに切れるぞ。それでどう逃げるというのだ」
族長の言葉にカイは怯む。
族長は煙管を咥え、中身を深く吸い込むと、カイに向かって吹きかけた。
芙蓉の甘いにおいとは対極の、涼やかな薄荷の香りをカイは大きく吸い込む。
途端に、それまで収まっていた痛みがぶり返してくる。
錆びた刃物が肺を突き破り、砕け、細かな破片となって全身に行き渡る。
カイはもんどり打って倒れる。
「苦しいだろう」
族長はもう一度カイの口に布を含ませた。
すでに舌を噛んでしまったらしく、白い布地は血交じりの唾液で桃色に染まる。
涙と鼻水を垂らしながら、カイは大きく痙攣する。
ラプソの男たちはそんなカイを見下ろしながら、悠々と煙管を蒸かす。
男たちの吹かす煙草には芙蓉の解毒効果があった。
しかし急性中毒患者であるカイとラウラにとってその解毒は逆効果だった。
急速な解毒に肉体が追いつかず、芙蓉の副作用である幻痛が増大するのだ。
族長は再びカイに芙蓉を嗅がせる。
「今すぐ縮地の準備に取り掛かれ」
咳き込むカイに、族長は命じた。
カイは半身を起こしたが、立ち上がることはできず、喘鳴を繰り返した。
「行動しなければ痛みは続くぞ」
族長の脅しに、カイは震える。
芙蓉によって引き起こされる幻痛は、カイがかつて体験したことのない、死んだ方がマシだと思えるような痛みだった。
意識を手放すことさえ許されないその痛みに、カイは心を折られかけていた。
「今すぐ動け。さもなければ次の痛みはもっと長く、激しいものになるぞ」
「できない」
カイは散大した瞳孔を族長に向けた。
「縮地に必要な術具がここにはない。おれたちをいくら痛めつけたって、それがなきゃ、山一つなんて広範囲に施術することは不可能だ。おれひとりで縮地できるのは、せいぜい一キロ。それ以上は標がないと、術具がないと、正確に捉えられない」
確実に失敗する、とカイは断言したが、族長は顔色ひとつ変えなかった。
「術具ならある」
「……は?」
カイは硬直する。
族長は幹部の男たちに術具を持ってくるよう命じる。
男たちはすぐさま、広範囲の縮地に必要な術具、『飛車』を別の幕屋から運び出してくる。
こうもり傘のような形をした飛車は、朝廷で製造されているものとまったく同じだった。
山一つを縮地するに足る、十数本の飛車を眼前に突きつけられて、カイはひくりと喉を鳴らした。
「――――だめだ」
それでもカイは首を振った。
恐怖を押し殺し、抗った。
「だめだ。おれはみんなを救うって約束したんだ。あんたたちのためだけに縮地を使うことは出来ない」
「見上げた心がけだな」
族長は杖でラウラとシェルティを小突いた。
「ではこやつらはどうなってもいいのだな」
カイははっとして、また首を振る。
「だ、だめだ。だめだ!それだけは……」
「命が惜しくば、行動を起こせ」
族長はカイの前に芙蓉の入った小瓶を投げる。
「縮地を使うには隣の女も必要なんだろう。その中にある分で、二人なら一時間は持つ。女を起こして、いますぐ取り掛かるんだ」
カイは震える手で小瓶を拾い、蓋を開け、ラウラの顔に近づける。
しかしラウラは顔を背けてそれを拒否する。
「ラ、ラウラ……」
ラウラは汗と涙で濡れそぼった顔をカイに向けた。
痛みのため手足は痙攣している。
顔は真っ赤に腫れあがっている。
何度も腹を割かれ続けているような激痛の中で、楽になりたい、いっそ殺してほしい、その思いに頭を支配されそうになりながらも、ラウラは懸命に耐えていた。
「無理だよ、見てらんないよ、おれ……」
ラウラは震える手でカイの手首をつかんだ。
(ダメです。カイさん)
(言いなりになってはだめです)
(私は、大丈夫ですから)
ラウラはそれらを言葉にできない分、精いっぱいの笑顔をつくって見せた。
カイは瓶を握りしめたまま、嘆く。
「どうすればいいんだよ……!」
「どうした。女が苦しんでいるのに、助けてやらないのか」
族長は煙管を咥えたまま、ラウラに近づく。
カイはますます狼狽するが、動くことも、選ぶこともできない。
「おれは……おれは――――」
そのとき、突然、外の狼狗が激しく吠えたてはじめた。
「大変です!」
武装したラプソの男たちが幕屋の中に駆けこんでくる。
「やつがきました!」
轟音が響き、幕屋が大きく揺れる。
屋根が梁ごと引きはがされ、夕焼けに染まる空が一同の上に広がる。
「――――っ!?」
誰もが呆気に取られている中、これもまた突如として、幕屋の中に閃光が走った。
それは直視した者の目を焼く強烈な光だった。
「うわああ!」
目を焼かれた男たちの悲鳴が響く。
「――――おい」
何者かがラウラ腕をつかみ、持ち上げる。
「おい、起きろ」
もとより激痛で視野が狭窄していたラウラは、光で目を潰されてはいなかった。
けれどなにも見えないことには、状況がわからないことには変わりない。
「ウルフ――――」
ラウラ同様、閃光の直視を免れたカイが声をあげた。
レオンはカイが握りしめる小瓶を奪い取り、中の匂いを嗅ぐと、大きく舌打ちをした。
「くそが」
レオンはカイに小瓶を押し付け、来い、と言った。
腰を抜かしたカイは、レオンを見上げたままただ茫然している。
「飛べるんだろ。なら追いかけてこい」
レオンは倒れたラウラを小脇に抱え、ケタリングの方へ向かって行く。
ラウラは抵抗しなければと思うが、幻痛に苛まれた状態では身じろぎのひとつできなかった。
レオンはラウラをケタリングの口内へ押し込んだ。
「待て!」
叫ぶカイをレオンは横目で見る。
誘うように顎をしゃくり、ケタリングの背に飛び乗る。
「ど、どこに行くんだよ!」
レオンは答えず、ケタリングを飛び立たせる。
逡巡する暇もなかった。
カイは地面を蹴り、レオンのあとを追うため、飛んだ。
ラウラは巻き込まれる形で、共に倒れこむ。
さほど勢いがついていたわけでもないのに、ラウラは倒れると同時に激痛に襲われる。
視界は白く染まり、耳鳴りが響く。
平衡感覚が狂い、溺れるように、手足をばたつかせる。
(いたい)
(いたい……)
(刺された?殴られた?)
ラウラは男たちに攻撃を受けたものと思い込み、おそるおそる胸元を見た。
(あれ……?)
しかし服はきれいなままで、どこにも暴行のあとはない。
隣で歯を食いしばって痛みに耐えているカイも、一見して無傷だった。
そもそも男たちはその場から一歩も動いていない。
悠々と煙管をふかし、座したまま。
ただこちらを眺めているだけだ。
(なにをしたの……?)
疑問を口に出そうとしたラウラの身体を、再び激痛が襲う。
それは錆びた刃物で身体を内側から皮膚を撫でられるような痛みだった。
ラウラはあまりの痛みに、悲鳴をあげることもできず、ただのたうち回る。
その横で震えるカイも同じような状態で、二人は正体のわからない痛みを前に、もはやものを考えることもできなくなる。
「切れてきたか。舌を噛ませないようにしろ」
族長の指示で、男たちはラウラとカイの口に布を詰めた。
「悪知恵の働くラサは寝かせておくほかなかったが、温室育ちの若造にはこれが一番効く」
族長は懐から少量の液体が入った小瓶を取り出し、中身をカイに嗅がせた。
空気に触れた液体は気化し、薬香と同じ、独特な甘い臭いを漂わせた。
カイは大きく咳き込み、口から布を吐き出した。
痛みは腹の奥に沈んでいき、やがて感じなくなった。
動悸ははやく、汗もとまらないが、激痛で錯乱していた頭も、瞬く間に晴れ渡った。
「一度切れてから吸うと、これはより効果を発揮する」
老人は小瓶を懐に戻し、煙管をカイの眼前につきつけた。
「逃げることなどできない。お前たちはもはや芙蓉がなければ生きていけない」
カイは驚きと恐怖に顔を歪めた。
「く、薬だって焚いてたの、毒だったのか……?」
「薬は、薬だ」
「くそ……」
カイはいまさら鼻と口を覆った。
麻薬のようなものを吸わされていたのだとようやく気付いたが、もはや手遅れだった。
「ほんとはもう数日浸ける予定だったが――――免疫のない身体では三日でも十分だったようだな」
カイはいますぐここから逃げようと決心し、ラウラとシェルティに手をのばした。
しかし族長の煙管がカイの腕を叩く。
「理解ができていないようだな。芙蓉が切れるとどうなるか、たった今経験したばかりだろう。死んだ方がましと思うような激痛だ。いま嗅がせてやった分はすぐに切れるぞ。それでどう逃げるというのだ」
族長の言葉にカイは怯む。
族長は煙管を咥え、中身を深く吸い込むと、カイに向かって吹きかけた。
芙蓉の甘いにおいとは対極の、涼やかな薄荷の香りをカイは大きく吸い込む。
途端に、それまで収まっていた痛みがぶり返してくる。
錆びた刃物が肺を突き破り、砕け、細かな破片となって全身に行き渡る。
カイはもんどり打って倒れる。
「苦しいだろう」
族長はもう一度カイの口に布を含ませた。
すでに舌を噛んでしまったらしく、白い布地は血交じりの唾液で桃色に染まる。
涙と鼻水を垂らしながら、カイは大きく痙攣する。
ラプソの男たちはそんなカイを見下ろしながら、悠々と煙管を蒸かす。
男たちの吹かす煙草には芙蓉の解毒効果があった。
しかし急性中毒患者であるカイとラウラにとってその解毒は逆効果だった。
急速な解毒に肉体が追いつかず、芙蓉の副作用である幻痛が増大するのだ。
族長は再びカイに芙蓉を嗅がせる。
「今すぐ縮地の準備に取り掛かれ」
咳き込むカイに、族長は命じた。
カイは半身を起こしたが、立ち上がることはできず、喘鳴を繰り返した。
「行動しなければ痛みは続くぞ」
族長の脅しに、カイは震える。
芙蓉によって引き起こされる幻痛は、カイがかつて体験したことのない、死んだ方がマシだと思えるような痛みだった。
意識を手放すことさえ許されないその痛みに、カイは心を折られかけていた。
「今すぐ動け。さもなければ次の痛みはもっと長く、激しいものになるぞ」
「できない」
カイは散大した瞳孔を族長に向けた。
「縮地に必要な術具がここにはない。おれたちをいくら痛めつけたって、それがなきゃ、山一つなんて広範囲に施術することは不可能だ。おれひとりで縮地できるのは、せいぜい一キロ。それ以上は標がないと、術具がないと、正確に捉えられない」
確実に失敗する、とカイは断言したが、族長は顔色ひとつ変えなかった。
「術具ならある」
「……は?」
カイは硬直する。
族長は幹部の男たちに術具を持ってくるよう命じる。
男たちはすぐさま、広範囲の縮地に必要な術具、『飛車』を別の幕屋から運び出してくる。
こうもり傘のような形をした飛車は、朝廷で製造されているものとまったく同じだった。
山一つを縮地するに足る、十数本の飛車を眼前に突きつけられて、カイはひくりと喉を鳴らした。
「――――だめだ」
それでもカイは首を振った。
恐怖を押し殺し、抗った。
「だめだ。おれはみんなを救うって約束したんだ。あんたたちのためだけに縮地を使うことは出来ない」
「見上げた心がけだな」
族長は杖でラウラとシェルティを小突いた。
「ではこやつらはどうなってもいいのだな」
カイははっとして、また首を振る。
「だ、だめだ。だめだ!それだけは……」
「命が惜しくば、行動を起こせ」
族長はカイの前に芙蓉の入った小瓶を投げる。
「縮地を使うには隣の女も必要なんだろう。その中にある分で、二人なら一時間は持つ。女を起こして、いますぐ取り掛かるんだ」
カイは震える手で小瓶を拾い、蓋を開け、ラウラの顔に近づける。
しかしラウラは顔を背けてそれを拒否する。
「ラ、ラウラ……」
ラウラは汗と涙で濡れそぼった顔をカイに向けた。
痛みのため手足は痙攣している。
顔は真っ赤に腫れあがっている。
何度も腹を割かれ続けているような激痛の中で、楽になりたい、いっそ殺してほしい、その思いに頭を支配されそうになりながらも、ラウラは懸命に耐えていた。
「無理だよ、見てらんないよ、おれ……」
ラウラは震える手でカイの手首をつかんだ。
(ダメです。カイさん)
(言いなりになってはだめです)
(私は、大丈夫ですから)
ラウラはそれらを言葉にできない分、精いっぱいの笑顔をつくって見せた。
カイは瓶を握りしめたまま、嘆く。
「どうすればいいんだよ……!」
「どうした。女が苦しんでいるのに、助けてやらないのか」
族長は煙管を咥えたまま、ラウラに近づく。
カイはますます狼狽するが、動くことも、選ぶこともできない。
「おれは……おれは――――」
そのとき、突然、外の狼狗が激しく吠えたてはじめた。
「大変です!」
武装したラプソの男たちが幕屋の中に駆けこんでくる。
「やつがきました!」
轟音が響き、幕屋が大きく揺れる。
屋根が梁ごと引きはがされ、夕焼けに染まる空が一同の上に広がる。
「――――っ!?」
誰もが呆気に取られている中、これもまた突如として、幕屋の中に閃光が走った。
それは直視した者の目を焼く強烈な光だった。
「うわああ!」
目を焼かれた男たちの悲鳴が響く。
「――――おい」
何者かがラウラ腕をつかみ、持ち上げる。
「おい、起きろ」
もとより激痛で視野が狭窄していたラウラは、光で目を潰されてはいなかった。
けれどなにも見えないことには、状況がわからないことには変わりない。
「ウルフ――――」
ラウラ同様、閃光の直視を免れたカイが声をあげた。
レオンはカイが握りしめる小瓶を奪い取り、中の匂いを嗅ぐと、大きく舌打ちをした。
「くそが」
レオンはカイに小瓶を押し付け、来い、と言った。
腰を抜かしたカイは、レオンを見上げたままただ茫然している。
「飛べるんだろ。なら追いかけてこい」
レオンは倒れたラウラを小脇に抱え、ケタリングの方へ向かって行く。
ラウラは抵抗しなければと思うが、幻痛に苛まれた状態では身じろぎのひとつできなかった。
レオンはラウラをケタリングの口内へ押し込んだ。
「待て!」
叫ぶカイをレオンは横目で見る。
誘うように顎をしゃくり、ケタリングの背に飛び乗る。
「ど、どこに行くんだよ!」
レオンは答えず、ケタリングを飛び立たせる。
逡巡する暇もなかった。
カイは地面を蹴り、レオンのあとを追うため、飛んだ。
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