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第一章
角袋
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〇
月が最も高いところに昇ると同時に、レオンを乗せたケタリングが霊堂跡に帰ってきた。
ケタリングはレオンと荷箱をその背から降ろすと、空高く舞い上がった。
月明りを受けて銀色に輝く巨躯は、瞬く間に星空の影に消える。
レオンはケタリングの消えた方角をしばらく眺めていたが、やがて深く息を吐いた。
その顔には疲労の色が濃く浮かんでいる。
レオンは十数個ある荷箱のうち、酒瓶が入ったものだけを担ぐと、残りをその場に捨て置き、寝床である小屋に向かった。
足取りは重い。
彼が小屋に戻るのは、実に五日ぶりのことだった。
「……ふ」
レオンは小屋に近づくと、思わず笑みをこぼした。
家主のいない小屋には灯りがともり、芳ばしい香りを漂わせている。
レオンは勢いよく小屋の扉を開けた。
「おかえり!」
自分の半身ほどもある大きな鹿の角を抱えたカイが、満面の笑みで出迎える。
「おう」
レオンは荷箱をぞんざいに降ろし、カイの手から角を取り上げる。
「ずいぶんでかい。相当な年寄りだろ」
真珠色の角を持つこの世界の鹿は落角することがない。一度生えた角は生涯をかけてゆっくりと伸びていく。
そのため年老いた鹿の角は不格好なほど大きく、真珠色も黄ばんでくすみ、枯れ枝のようになってしまっていることがほとんどだった。
「そうなんだよ」
カイははにかみ、頷いた。
「肉も固くて臭くて不味かった。内臓も割っちゃったし、ダメダメだったよ」
言いながら、机に置いた椀を差し出す。
中にはよく煮込まれた鹿の肉が入っている。
レオンはとりわけ大きいものをつまみあげ、口の中に放りこんだ。
「――――は、ひでえな」
カイは笑う。
「だよな!」
レオンは肉を酒で流しこみ、酒瓶をカイに手渡す。
カイはそれを受け取ると、レオンと同じ量だけ、勢いよく飲む。途中むせそうになるが、どうにか堪え、口を拭った。
「ダメダメだったけど、それでも、おれの獲物だ。初の獲物!」
レオンは鼻を鳴らし、カイの背中を強く叩く。
「よくやった」
カイは破顔して、同じくらい強く、レオンの背を叩き返した。
レオンは固い肉を休まず口にし続けた。カイはその横で、鹿をどう仕留めたか、はしゃぎながら語って聞かせた。
「――――それでさ、仕方ないからその場で皮を剥いで、内臓も出して、全部捨ててきたんだ。足も一本ダメにしたし、いろいろもったいないことしちゃったよ」
「野鳥の一匹捌くのにも真っ青になってたやつが、よく成長したもんだ」
「う……あれはだってほら、はじめてだったしさ。女の子が……アフィーが手際よくやんってんの見たら、甘えたこと言ってらんないなって……。まあ今回も、バラすの難しいとこはほとんどアフィーにやってもらっちゃったんだけどね。あいつほんとすごいよなあ。帰りも、おれとアフィーは歩いて帰ったんだけど、オーガンジーに獲った鹿乗せてくれてさ。ここまで平気な顔して戻ってきたんだ。ほんと、バケモンみたいな霊力だよ」
霊操でオーガンジーを動かすこと自体は難しくない。
柔らかい布地は霊操が容易で、細かい動きにも適している。
ただ物の運搬などには不向きだった。
まず物を乗せられるように強度を与え、浮遊させなければならない。それだけでもかなりの霊力を必要とするのだが、さらに物を乗せて動かすとなると、至難の業だ。
三百キロの鹿を乗せた荷車を引いて歩くようなものだ。尋常ではない。
しかしアフィーは汗の一つもかかずにそれをやってのけるのだった。
「ばか力が取り柄の女だからな。けど霊力に関しては、お前の言えた話じゃねえだろ」
「おれのはただのチートだからなあ。……お?」
カイはレオンが肉をほとんど食べきってしまっていることに気づき、顔をますます破顔させる。
「へへへへ」
「なんだよ、気持ちわりいな。すっげえ不細工なつらになってんぞ」
カイは笑顔のまま、怒ったふりをしてレオンの脛を蹴る。
「よく見ろ!この顔でどんな表情したって不細工になるわけねえだろ!」
レオンは鼻で笑うと、カイの顎をつかみあげ、目を細めた。
「たしかにこれほどの器量のもんはなかなかお目にかかれねえが、どうだろうな?どんな女も不細工になる瞬間ってのはあるからな」
カイは口をすぼめ、脂汗をかく。
「レオン……さん?」
「狐野郎ほどじゃねえけどな、おれもそれなりにならしてたんだ。……試してみるか」
カイはのどを鳴らす。
数日間野外を駆けまわっていたレオンからは、汗と土草の混ざった、独特の体臭がする。
まるで獣だと、カイは思う。
疲労困憊した身体に肉と酒を入れたからか、あごに触れる手は熱い。
普段は朝焼けの美しい橙色に染まる瞳が、夕日のように濃く色を変え、肉体と同じように燃え滾っている。
(め、雌にされる……)
(色気がすごい……)
(マジでかっこよすぎるだろこの人……)
(シェルティがこの手の迫り方してくるとこそばゆい感じがするのに、レオンのはなんか……ガチというか……)
(おれふつうに女として生まれ育ってたら絶対間違いなくこの人に抱かれたいと思うだろうな……)
(……)
(……ハッ!)
(いやいやいや、おれ!どうしたしっかりしろ!飲まれるな!)
カイはレオンの手を振りほどいて、残り半分ほどになった酒瓶の中身をさらに半分に減らす。
「げほっ!」
勢いが良すぎたため、むせ返り、鼻から逆流した酒が垂れる。
「おい、平気か」
「おれは!かわいい!」
「鼻たれた顔で言われてもな」
「うっ……」
カイはあわてて鼻を拭う。レオンは呆れた顔で、しかし楽しそうに、声をあげて笑った。
(くっそ、なんだよレオンのやつ、シェルティみたいなノリ、いつもは絶対やんないくせに……!)
カイはレオンを睨みながら皮肉を言う。
「おれを口説くなんて、今日はえらいご機嫌じゃん」
「そりゃあそうだろ。久々に帰ったら、お前がでけえ獲物抱えて待ってたんだ。機嫌も良くなる」
「……おう」
突然褒められたので、カイはまた照れて、そっぽを向いた。
「肉、まだあるけど、もってこようか?食う?」
「そうだな、頼む」
「まかせろ!」
カイは椀を抱え、小屋の外、炊事場のある方向へ駆けていった。
レオンは扉にもたれかかり、遠のいていく背中を見送る。
カイは若い駿馬のように、長い髪を靡かせながら、あっという間に遠ざかる。
眩しそうに目を細めながら、レオンはカイの背中を、いつまでも見つめた。
月が最も高いところに昇ると同時に、レオンを乗せたケタリングが霊堂跡に帰ってきた。
ケタリングはレオンと荷箱をその背から降ろすと、空高く舞い上がった。
月明りを受けて銀色に輝く巨躯は、瞬く間に星空の影に消える。
レオンはケタリングの消えた方角をしばらく眺めていたが、やがて深く息を吐いた。
その顔には疲労の色が濃く浮かんでいる。
レオンは十数個ある荷箱のうち、酒瓶が入ったものだけを担ぐと、残りをその場に捨て置き、寝床である小屋に向かった。
足取りは重い。
彼が小屋に戻るのは、実に五日ぶりのことだった。
「……ふ」
レオンは小屋に近づくと、思わず笑みをこぼした。
家主のいない小屋には灯りがともり、芳ばしい香りを漂わせている。
レオンは勢いよく小屋の扉を開けた。
「おかえり!」
自分の半身ほどもある大きな鹿の角を抱えたカイが、満面の笑みで出迎える。
「おう」
レオンは荷箱をぞんざいに降ろし、カイの手から角を取り上げる。
「ずいぶんでかい。相当な年寄りだろ」
真珠色の角を持つこの世界の鹿は落角することがない。一度生えた角は生涯をかけてゆっくりと伸びていく。
そのため年老いた鹿の角は不格好なほど大きく、真珠色も黄ばんでくすみ、枯れ枝のようになってしまっていることがほとんどだった。
「そうなんだよ」
カイははにかみ、頷いた。
「肉も固くて臭くて不味かった。内臓も割っちゃったし、ダメダメだったよ」
言いながら、机に置いた椀を差し出す。
中にはよく煮込まれた鹿の肉が入っている。
レオンはとりわけ大きいものをつまみあげ、口の中に放りこんだ。
「――――は、ひでえな」
カイは笑う。
「だよな!」
レオンは肉を酒で流しこみ、酒瓶をカイに手渡す。
カイはそれを受け取ると、レオンと同じ量だけ、勢いよく飲む。途中むせそうになるが、どうにか堪え、口を拭った。
「ダメダメだったけど、それでも、おれの獲物だ。初の獲物!」
レオンは鼻を鳴らし、カイの背中を強く叩く。
「よくやった」
カイは破顔して、同じくらい強く、レオンの背を叩き返した。
レオンは固い肉を休まず口にし続けた。カイはその横で、鹿をどう仕留めたか、はしゃぎながら語って聞かせた。
「――――それでさ、仕方ないからその場で皮を剥いで、内臓も出して、全部捨ててきたんだ。足も一本ダメにしたし、いろいろもったいないことしちゃったよ」
「野鳥の一匹捌くのにも真っ青になってたやつが、よく成長したもんだ」
「う……あれはだってほら、はじめてだったしさ。女の子が……アフィーが手際よくやんってんの見たら、甘えたこと言ってらんないなって……。まあ今回も、バラすの難しいとこはほとんどアフィーにやってもらっちゃったんだけどね。あいつほんとすごいよなあ。帰りも、おれとアフィーは歩いて帰ったんだけど、オーガンジーに獲った鹿乗せてくれてさ。ここまで平気な顔して戻ってきたんだ。ほんと、バケモンみたいな霊力だよ」
霊操でオーガンジーを動かすこと自体は難しくない。
柔らかい布地は霊操が容易で、細かい動きにも適している。
ただ物の運搬などには不向きだった。
まず物を乗せられるように強度を与え、浮遊させなければならない。それだけでもかなりの霊力を必要とするのだが、さらに物を乗せて動かすとなると、至難の業だ。
三百キロの鹿を乗せた荷車を引いて歩くようなものだ。尋常ではない。
しかしアフィーは汗の一つもかかずにそれをやってのけるのだった。
「ばか力が取り柄の女だからな。けど霊力に関しては、お前の言えた話じゃねえだろ」
「おれのはただのチートだからなあ。……お?」
カイはレオンが肉をほとんど食べきってしまっていることに気づき、顔をますます破顔させる。
「へへへへ」
「なんだよ、気持ちわりいな。すっげえ不細工なつらになってんぞ」
カイは笑顔のまま、怒ったふりをしてレオンの脛を蹴る。
「よく見ろ!この顔でどんな表情したって不細工になるわけねえだろ!」
レオンは鼻で笑うと、カイの顎をつかみあげ、目を細めた。
「たしかにこれほどの器量のもんはなかなかお目にかかれねえが、どうだろうな?どんな女も不細工になる瞬間ってのはあるからな」
カイは口をすぼめ、脂汗をかく。
「レオン……さん?」
「狐野郎ほどじゃねえけどな、おれもそれなりにならしてたんだ。……試してみるか」
カイはのどを鳴らす。
数日間野外を駆けまわっていたレオンからは、汗と土草の混ざった、独特の体臭がする。
まるで獣だと、カイは思う。
疲労困憊した身体に肉と酒を入れたからか、あごに触れる手は熱い。
普段は朝焼けの美しい橙色に染まる瞳が、夕日のように濃く色を変え、肉体と同じように燃え滾っている。
(め、雌にされる……)
(色気がすごい……)
(マジでかっこよすぎるだろこの人……)
(シェルティがこの手の迫り方してくるとこそばゆい感じがするのに、レオンのはなんか……ガチというか……)
(おれふつうに女として生まれ育ってたら絶対間違いなくこの人に抱かれたいと思うだろうな……)
(……)
(……ハッ!)
(いやいやいや、おれ!どうしたしっかりしろ!飲まれるな!)
カイはレオンの手を振りほどいて、残り半分ほどになった酒瓶の中身をさらに半分に減らす。
「げほっ!」
勢いが良すぎたため、むせ返り、鼻から逆流した酒が垂れる。
「おい、平気か」
「おれは!かわいい!」
「鼻たれた顔で言われてもな」
「うっ……」
カイはあわてて鼻を拭う。レオンは呆れた顔で、しかし楽しそうに、声をあげて笑った。
(くっそ、なんだよレオンのやつ、シェルティみたいなノリ、いつもは絶対やんないくせに……!)
カイはレオンを睨みながら皮肉を言う。
「おれを口説くなんて、今日はえらいご機嫌じゃん」
「そりゃあそうだろ。久々に帰ったら、お前がでけえ獲物抱えて待ってたんだ。機嫌も良くなる」
「……おう」
突然褒められたので、カイはまた照れて、そっぽを向いた。
「肉、まだあるけど、もってこようか?食う?」
「そうだな、頼む」
「まかせろ!」
カイは椀を抱え、小屋の外、炊事場のある方向へ駆けていった。
レオンは扉にもたれかかり、遠のいていく背中を見送る。
カイは若い駿馬のように、長い髪を靡かせながら、あっという間に遠ざかる。
眩しそうに目を細めながら、レオンはカイの背中を、いつまでも見つめた。
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