12 / 15
二度とそんなこと言わないで。r18
2
しおりを挟む
楓は俺の耳を好き放題くちゅくちゅと音をたてながら舐め、それと同時に胸の突起の周りを擦って焦らしてくる。
「いや、!だぁ···!ぁっ、じらさないでぇ···、むり···おれもぅっ、たえれない···、あッ、!」
身を捩って動こうとしても、体はガッチリと楓に拘束され、身動きが取れない。
不意に、楓が手を止めた。体を起こし、俺の上に乗りながら、顔を近づける。反射的に目を閉じると、後頭部を軽く持ち上げられ、そっと口づけをした。
「んふっ···、んん······」
狭い隙間から舌が入ってくる。歯列をなぞられ、ぬるっとした、暖かくも冷たくもある舌が口内を蹂躙する。
深い口づけ。息もできない。俺の全てを奪っていくような。
でも、優しい。
「ふぅっ···んんっ······」
気が遠くなった時、楓はようやく離れていった。俺の潤んだ目には透明に結ばれた糸が引いているのが映り、名残惜しそうにぷつんと切れる。
「······やっぱり苦しい···よね···ごめん。」
「···ううん······するなら最後までして、···?俺ずっと身体熱いままはいやだ···楓が·········」
「ん···?···俺がどうしたの···?」
楓が欲しい。ずっと側にいて、俺だけを愛してほしい。そうやって言いたい。
でも、それは叶わない。
「······楓···して···?お願い···」
俺は手を伸ばし、楓の頬に触れながらそう言った。
「······うん···、たくさんしてあげる。何も考えられなくなるぐらい、愛してあげる。」
優しい声で、全てを包み込むように言われた。
ーーーーーーーー
短くてすいません。そしてお久しぶりです。出せる時に出すので、気長にお待ちいただけると幸いです。完結はさせます。よろしくお願いします。
「いや、!だぁ···!ぁっ、じらさないでぇ···、むり···おれもぅっ、たえれない···、あッ、!」
身を捩って動こうとしても、体はガッチリと楓に拘束され、身動きが取れない。
不意に、楓が手を止めた。体を起こし、俺の上に乗りながら、顔を近づける。反射的に目を閉じると、後頭部を軽く持ち上げられ、そっと口づけをした。
「んふっ···、んん······」
狭い隙間から舌が入ってくる。歯列をなぞられ、ぬるっとした、暖かくも冷たくもある舌が口内を蹂躙する。
深い口づけ。息もできない。俺の全てを奪っていくような。
でも、優しい。
「ふぅっ···んんっ······」
気が遠くなった時、楓はようやく離れていった。俺の潤んだ目には透明に結ばれた糸が引いているのが映り、名残惜しそうにぷつんと切れる。
「······やっぱり苦しい···よね···ごめん。」
「···ううん······するなら最後までして、···?俺ずっと身体熱いままはいやだ···楓が·········」
「ん···?···俺がどうしたの···?」
楓が欲しい。ずっと側にいて、俺だけを愛してほしい。そうやって言いたい。
でも、それは叶わない。
「······楓···して···?お願い···」
俺は手を伸ばし、楓の頬に触れながらそう言った。
「······うん···、たくさんしてあげる。何も考えられなくなるぐらい、愛してあげる。」
優しい声で、全てを包み込むように言われた。
ーーーーーーーー
短くてすいません。そしてお久しぶりです。出せる時に出すので、気長にお待ちいただけると幸いです。完結はさせます。よろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)

林檎を並べても、
ロウバイ
BL
―――彼は思い出さない。
二人で過ごした日々を忘れてしまった攻めと、そんな彼の行く先を見守る受けです。
ソウが目を覚ますと、そこは消毒の香りが充満した病室だった。自分の記憶を辿ろうとして、はたり。その手がかりとなる記憶がまったくないことに気付く。そんな時、林檎を片手にカーテンを引いてとある人物が入ってきた。
彼―――トキと名乗るその黒髪の男は、ソウが事故で記憶喪失になったことと、自身がソウの親友であると告げるが…。

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。


目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる