この恋に殉ずる

冷暖房完備

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ラブラブちゅ

No.5 禁酒です!!誰が?私が~!?

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う~頭いたい……。
 
「そりゃそうだろ」
暖かな塊に すり寄る。
見上げると新垣さんがいた。
 
ん?なんで一緒に寝てるの?

確か動物園の帰りに居酒屋に行って、美味しい料理を食べて、夏樹たちにプレゼントあげて……。
なのに気づいたら自分の部屋で、隣には新垣さんがいるの……。
「あ!!デザート食べてない!?」
「思い出すとこ、そこじゃねぇよ」
新垣さんは呆れたように笑って私の鼻をつまむ。
「ふへ?」
「……お前、酒よわすぎ」
「え!?飲んじゃったんですか!?」
「飲ませてねぇよ」
 
ええ!?
 
「まぁいいや。とりあえず俺のいないとこで居酒屋 行くの禁止な」
「ええ!?何が何やら分かりませ~ん」
「歓迎会は仕方ないかな…でも酒の席には なるべく行くな」
「り、理由を~!!」
「お友達にでも聞けば?」
そう言って背中を向けると
「少し寝るから起こすなよ」
 
え、えーーー!?(泣)
 
『新垣さんが言わないならアタシからも言えないわ(笑)』
ソッコー送ったメールの返事は(笑)で締めくくられていた。
『教えてよ~(泣)』
『頑張って新垣さんから聞きな~(笑)(笑)』
 
(笑)が2つついた~(泣)
 
新垣さんは死んだみたいに寝てるし、夏樹は教えてくれないし、頭はガンガンするし……
「なにがあったんだーーー!!」
と叫んでみた。
が、木霊もなにも返ってくる訳もなく……。
「……なんか食べよ」
脱力しながらゴハンの準備に とりかかる。
 
 
 
 
 
イイ匂いで起きるかな?と思ってた新垣さんは昼過ぎても起きない。
「よっぽど疲れてたのかな」
 
それか昨夜かなりのことを やらかして疲れさせちゃったのかな?
 
まぁでも覚えてないことを謝れないし、教える気もないみたいだから、もう忘れることにした。
「ふぁぁ」
1つ大きなアクビをすると、もそもそと新垣さんの横に潜り込む。
 
 
 
二人で まったり眠るのも悪くない、よね……。
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