短編小説カレンダー

10月 あの人を忍んで

あの歌姫が引退した。
だからって全ての楽曲が引き上げられる訳ではなく、熱烈なファンではない私からすると「あれ、引退したんだっけ？」だ。
それでも彼女の名前が番組欄にあると見てしまう。
 
 
 
それがスターと言うものなんだろう。
 
 
 
ドンピシャ世代の私はロングコートにミニスカート、ブーツを履いてた。
いや、似合う似合わないに限らず女の子は皆そんな感じだった(笑)
今は見る影もない！！二度とミニなんて履けない(笑)
そう思うと、あの体型維持は さすが！！です。
 
ファンではないから、どんな人かも知らない。
ちょっと特番で聞きかじっただけで「知った」気になってるだけだとも思う。
テレビに映る彼女は思いのほか「普通の女の子」だった。
いや４０過ぎてて「女の子」と言わしめる姿は普通ではないんだけど(笑)
シャイで儚げ、人柄の忍ばれる優しい雰囲気。
体型維持や偉業よりも そんな風に年を重ねられることに驚いた。
普通に生きてたって色んな事がある。
信じてた人に裏切られたり「自分」というものを丸ごと信じられなくなるような出来事にだって出会う。
４０年も人間をやっていれば人生は甘くないと痛感する。
報道で垣間見るだけでも彼女は優しいだけの世界に居た訳じゃないことことが分かる。
 
 
彼女の強さは どこから来るんだろう。
 
芸能界にいるから？
 
好きなことを やってるから？
 
ファンがいるから？
 
子供がいるから？
 
辛い経験が そうさせるの？
 
 
投げかける言葉に答えはない。
全てをやりきって、清々しい気持ちで これからも人生を楽しんでほしいと思う。
ファンではなかったけど、大好きだった。
お疲れ様でした。
 
 


 
４０を過ぎると、なぜか人生を振りかえるような気がする。
いや、ただたんに私の周りに そんな人が多いだけなのかも知れないが(笑)
 
長年の友達と縁を切った。
↑
上から目線で すいません(笑)
子供の頃から、なんとな～く付き合っていて就職や結婚なんかで話が合わなくて しんどいなぁと思っていた人を全員 切った(一瞬 誰も居なくなった……)
 
ラインの既読スルーが できるようになった(笑)
挨拶をする、返事をする。
それを当たり前に教え込まれてた世代なのでスルーできなくてホントしんどかった(笑)
今は さらに未読スルーも できるようになった。
↑
これ悪いことのように感じるかもですが「いつでも既読」「いつでも会話できます」てのは依存型の人が寄ってくる！！
そういう人は既読にならないことを「忙しいと思うけど私なら既読して何も書かないなんて できないのに……」などと こっちの罪悪感を刺激してくる(笑)
今なら「うるせ～よ！！暇じゃねぇんだよ！！」と言える(いや、言えんけど)
 
自分に お金を使うようになった。
子供が育ちあがったってのもある(笑)
一人の時間が持てるようになって、趣味や健康管理に目が向くようになった。
良い服を買うようになった(私的にですが)
 
 
夢を叶えようと頑張っています。
ここで小説なんぞ書いてるから それか？と思われそうですが、それではなく(笑)
地に足のついた先の見通しのある事をしたいと思って、今までの人脈(一瞬 誰も居なくなったと書きましたが、そこには今の私に似合った価値観の同じ人達が居てくれます)、持ってる資格、これから取りたい資格、そして何より お金！！(笑)
まだまだ色んな物が足りないけど、それすら楽しみながら夢を叶えていこうと思います！！
 
夢を見るのは若い子の特権ではない！！
寝てる時に見るものでもない！！(笑)
それこそ、
夢なんて観るもんじゃない。
語るもんじゃない。
叶えるものだから。