100 / 139
100 コハクと別行動③
しおりを挟む
─ヒナタ視点─
カレンとルークがゴブリンに向かっていく。
隣にいたシアンが不安そうな顔でルークを見ている。
「おりゃあぁぁぁ!」
ルークが私の短剣を使って、ゴブリンに剣を振るう。
ゴブリンも持っていた槌で応戦した。
「くっ……」
「ルーク!」
シアンがルークの名前を叫んだ。
力は拮抗している。
ルークは男ではあるが、身体が痩せ細っているため筋力はあまりなさそうだ。
そのせいか、ゴブリンにも苦戦している。
何度もルークの短剣とゴブリンの槌のぶつかり合う音が森に響いている。
しかし、少しだけゴブリンが優勢みたいだ。
そしてルークは握力がなくなったのか、ゴブリンの槌によって短剣が弾かれた。
あ、まずいかも……。
「ルーク!」
シアンが泣きながら叫んだ。
さすがに私も出し惜しみをしないで魔法を行使しようと右手を構えたが……。
「ゴギャアァァァ!」
後方からカレンがゴブリンの首を刎ねた。
いつの間にかカレンは2体のゴブリンを倒していた。
まぁカレンならゴブリンくらい楽勝だからね。
ルークに集中しすぎて見てなかったよ。
「大丈夫か? ルーク」
「あ、ああ。ありがとうございます。助かりました……」
「ルーク大丈夫?」
すぐさまシアンがルークに駆け寄って抱きしめた。
「ちょ、ちょっとシアン!」
ルークが照れている。
私たちの前でもお構いなしに抱きついたシアンに困惑しつつも頭を撫でて慰める。
「心配かけたな……」
「本当だよ……。ルークがいなくなったら私はもう……」
この2人は実は恋人同士なのかと思ってしまう。
違うよね? おじさんはこの年齢の子の恋愛には疎いんだよ。
「カレンもお疲れ様」
「あれくらいなんてことねーよ」
シャルもカレンを労う。
ちょっと魔物と遭遇するという予想外の展開ではあったけど、私たちが一緒で本当によかった。
もし、ルークとシアンの2人だけだったらと思うと……。
「カレンお姉ちゃん、助けてくれてありがとうございます」
「ありがとうございます!」
シアンがカレンに頭を下げてお礼を言う。
続いてルークも頭を下げた。
「気にすんなよ」
「カレン姉ちゃん……いや、カレン先生! 俺に剣術を教えてください!」
「はい?」
突然ルークがカレンに剣術の指南をして欲しいと懇願した。
これは予想外の展開。
カレンも私とシャルを見て困惑している。
「俺は孤児院でも最年長なんです。……だからもっと強くなって、お金を稼いで、孤児院の子供達にたらふく飯を食わせてあげたいんです!」
ルークが頭を下げてカレンにお願いする。
でもルークが強くなるのはいいことだよね。
強くなればさらに高額の報酬がもらえる依頼を受けられるようになる。
そうすれば稼ぎも良くなって、孤児院も苦しまなくて済む。
そんなルークの想いを蔑ろにしてはいけない。
私はカレンに向かって頷いた。
「まぁ、たまにならいいよ……」
「ありがとうございます!」
こうしてカレンに弟子ができました。
─サーシャ視点─
ヒナタお姉ちゃんには何が似合うでしょうか。
イヤリング? 髪留め? シュシュ? ネックレス?
悩みますね……。
ヒナタお姉ちゃんが普段身に付けていないからこそ好みも分かりません。
「コハクちゃんはヒナタお姉ちゃんには何が似合うと思いますか?」
「んー、ママは髪が短いから髪留めよりもこのイヤリング? とかいいかも!」
なるほど。
確かにヒナタお姉ちゃんの髪は銀色でとても綺麗ですが、短髪なので髪留めは不要かもしれません。
「でしたらこのイヤリングとかどうでしょうか?」
私は目の前にあった、花柄のイヤリングを手に取ってコハクちゃんにも見せます。
「可愛いと思うけど、ママはそれよりも少し格好いいものの方が好きかも……」
コハクちゃんはヒナタお姉ちゃんのことをよく分かっているんですね。
私の方が付き合いは長いはずなのに反省です。
やはり四六時中一緒のコハクちゃんの方が好みが分かるんですね。
でも確かに、ヒナタお姉ちゃんは可愛いものを身に付けていない気がします。
下着とかもシンプルな無地のものが多いですし……。
私服も可愛いとは思いますが、無地の服をよく着ています。
ヒナタお姉ちゃんはとても可愛らしいのに勿体無いと思います。
「これとかどうかな!」
そしてコハクちゃんは別の場所から竜をモチーフにしたイヤリングを手に取りました。
「いや、さすがにこれは……」
格好いいんでしょうか?
確かにコハクちゃんには格好良く見えるかもしれませんけど。
どちらかというと男性の方が身に付けるようなものかと……。
コハクちゃんが本当にヒナタお姉ちゃんの好みを知っているのか不安になってきました。
「これがいいんでしょうか?」
「だってママはコハクのことが大好きだから!」
確かにそうかもしれませんけど……。
それでもイヤリングとして身に付けるとは思えません。
でも、ヒナタお姉ちゃんならあり得るのでしょうか?
もう少し、ヒナタお姉ちゃんの好みとかを聞いておけばよかったです。
今までプレゼントは、お姉さまにしか差し上げたことがなかったので失念していました。
「これ綺麗!」
次にコハクちゃんは宝石が埋め込まれたイヤリングを見ていました。
ガラスのケースに入っていてとても厳重に保管されています。
「それはさすがに高価すぎて買えないです……」
「そうなんだ……」
値段を確認するとこのイヤリングは高すぎます。
私のお小遣いを何年も貯めないと買えません。
「そのイヤリングも素敵だと思いますけど……。せっかくですから私とヒナタお姉ちゃん、コハクちゃんでお揃いのイヤリングとかどうでしょう?」
「ママとお揃い!?」
「そうです。いいと思いませんか?」
「すっごくいいと思う!」
コハクちゃんもお揃いという言葉に喜んでいます。
女の子同士のお揃いは嬉しいですよね。
なんか絆で繋がっているって感じで。
私もヒナタお姉ちゃんとお揃いのイヤリングならとても嬉しいです。
私はすぐにヒナタお姉ちゃんに似合いそうなイヤリングを探します。
できればヒナタお姉ちゃんらしいものがいいですかね。
たくさんのイヤリングが並んでいるのですごく悩んでしまいます。
そして一つ一つ見ていってようやくいいものを見つけました。
「これなんかどうでしょう? ヒナタお姉ちゃんにも似合いそうなイヤリングじゃないですか?」
「これママに似合いそう!」
私はイヤリングを手に取ってコハクちゃんに見せます。
どうやらコハクちゃんも気に入ってくれたようです。
……でも少しお高いですね。
私が貯めたお小遣いでも少し足りないです。
「あ、でも、お金が足りないですね……」
「足りないの?」
コハクちゃんが私を見て心配しています。
でもどうしてもこのイヤリングを購入したいです。
どうしましょう……。
「これなら足りそう?」
私が悩んでいると、コハクちゃんが手に金貨を差し出してきました。
え、こんな大金どうしたんでしょう?
「この金貨はどうしたんですか?」
「ママがせっかくだからってお小遣いをくれたの!」
なんてことでしょう。
とても嬉しいのですが、なんか申し訳ないです。
私の計画性が無いばかりにヒナタお姉ちゃんのお金を使うわけには……。
「コハクの初めてのお小遣いでママにプレゼント買ってあげたい!」
コハクちゃんは笑顔で言ってきます。
そうですね。
コハクちゃんもヒナタお姉ちゃんのために何かをしたいんですよね。
私としては少し罪悪感がありますが、お言葉に甘えてコハクちゃんのお金を使わさせて頂きましょう。
「でしたらこれにしましょうか」
「うん! サーシャお姉ちゃん、これコハクにも似合うかな?」
コハクちゃんが不安そうな顔で聞いてきました。
なので私はコハクちゃんにイヤリングを付けてみます。
「とても似合っていますよ」
「本当! よかった!」
早くヒナタお姉ちゃんにお渡ししたいです。
どんな顔で喜んでくれるでしょうか。
今から楽しみで仕方ありません。
「では、コハクちゃん。ヒナタお姉ちゃんのお家に帰りましょうか」
「うん! 早くママに会いたい!」
私の用件も終わりましたので少し早いですが帰ることにします。
楽しい時間は経つのが早いですね。
ヒナタお姉ちゃんたちがいつ頃帰ってくるか分かりませんが、お家で待たせてもらいましょう。
私はコハクちゃんと手を繋いでヒナタお姉ちゃんのお家に向かいます。
カレンとルークがゴブリンに向かっていく。
隣にいたシアンが不安そうな顔でルークを見ている。
「おりゃあぁぁぁ!」
ルークが私の短剣を使って、ゴブリンに剣を振るう。
ゴブリンも持っていた槌で応戦した。
「くっ……」
「ルーク!」
シアンがルークの名前を叫んだ。
力は拮抗している。
ルークは男ではあるが、身体が痩せ細っているため筋力はあまりなさそうだ。
そのせいか、ゴブリンにも苦戦している。
何度もルークの短剣とゴブリンの槌のぶつかり合う音が森に響いている。
しかし、少しだけゴブリンが優勢みたいだ。
そしてルークは握力がなくなったのか、ゴブリンの槌によって短剣が弾かれた。
あ、まずいかも……。
「ルーク!」
シアンが泣きながら叫んだ。
さすがに私も出し惜しみをしないで魔法を行使しようと右手を構えたが……。
「ゴギャアァァァ!」
後方からカレンがゴブリンの首を刎ねた。
いつの間にかカレンは2体のゴブリンを倒していた。
まぁカレンならゴブリンくらい楽勝だからね。
ルークに集中しすぎて見てなかったよ。
「大丈夫か? ルーク」
「あ、ああ。ありがとうございます。助かりました……」
「ルーク大丈夫?」
すぐさまシアンがルークに駆け寄って抱きしめた。
「ちょ、ちょっとシアン!」
ルークが照れている。
私たちの前でもお構いなしに抱きついたシアンに困惑しつつも頭を撫でて慰める。
「心配かけたな……」
「本当だよ……。ルークがいなくなったら私はもう……」
この2人は実は恋人同士なのかと思ってしまう。
違うよね? おじさんはこの年齢の子の恋愛には疎いんだよ。
「カレンもお疲れ様」
「あれくらいなんてことねーよ」
シャルもカレンを労う。
ちょっと魔物と遭遇するという予想外の展開ではあったけど、私たちが一緒で本当によかった。
もし、ルークとシアンの2人だけだったらと思うと……。
「カレンお姉ちゃん、助けてくれてありがとうございます」
「ありがとうございます!」
シアンがカレンに頭を下げてお礼を言う。
続いてルークも頭を下げた。
「気にすんなよ」
「カレン姉ちゃん……いや、カレン先生! 俺に剣術を教えてください!」
「はい?」
突然ルークがカレンに剣術の指南をして欲しいと懇願した。
これは予想外の展開。
カレンも私とシャルを見て困惑している。
「俺は孤児院でも最年長なんです。……だからもっと強くなって、お金を稼いで、孤児院の子供達にたらふく飯を食わせてあげたいんです!」
ルークが頭を下げてカレンにお願いする。
でもルークが強くなるのはいいことだよね。
強くなればさらに高額の報酬がもらえる依頼を受けられるようになる。
そうすれば稼ぎも良くなって、孤児院も苦しまなくて済む。
そんなルークの想いを蔑ろにしてはいけない。
私はカレンに向かって頷いた。
「まぁ、たまにならいいよ……」
「ありがとうございます!」
こうしてカレンに弟子ができました。
─サーシャ視点─
ヒナタお姉ちゃんには何が似合うでしょうか。
イヤリング? 髪留め? シュシュ? ネックレス?
悩みますね……。
ヒナタお姉ちゃんが普段身に付けていないからこそ好みも分かりません。
「コハクちゃんはヒナタお姉ちゃんには何が似合うと思いますか?」
「んー、ママは髪が短いから髪留めよりもこのイヤリング? とかいいかも!」
なるほど。
確かにヒナタお姉ちゃんの髪は銀色でとても綺麗ですが、短髪なので髪留めは不要かもしれません。
「でしたらこのイヤリングとかどうでしょうか?」
私は目の前にあった、花柄のイヤリングを手に取ってコハクちゃんにも見せます。
「可愛いと思うけど、ママはそれよりも少し格好いいものの方が好きかも……」
コハクちゃんはヒナタお姉ちゃんのことをよく分かっているんですね。
私の方が付き合いは長いはずなのに反省です。
やはり四六時中一緒のコハクちゃんの方が好みが分かるんですね。
でも確かに、ヒナタお姉ちゃんは可愛いものを身に付けていない気がします。
下着とかもシンプルな無地のものが多いですし……。
私服も可愛いとは思いますが、無地の服をよく着ています。
ヒナタお姉ちゃんはとても可愛らしいのに勿体無いと思います。
「これとかどうかな!」
そしてコハクちゃんは別の場所から竜をモチーフにしたイヤリングを手に取りました。
「いや、さすがにこれは……」
格好いいんでしょうか?
確かにコハクちゃんには格好良く見えるかもしれませんけど。
どちらかというと男性の方が身に付けるようなものかと……。
コハクちゃんが本当にヒナタお姉ちゃんの好みを知っているのか不安になってきました。
「これがいいんでしょうか?」
「だってママはコハクのことが大好きだから!」
確かにそうかもしれませんけど……。
それでもイヤリングとして身に付けるとは思えません。
でも、ヒナタお姉ちゃんならあり得るのでしょうか?
もう少し、ヒナタお姉ちゃんの好みとかを聞いておけばよかったです。
今までプレゼントは、お姉さまにしか差し上げたことがなかったので失念していました。
「これ綺麗!」
次にコハクちゃんは宝石が埋め込まれたイヤリングを見ていました。
ガラスのケースに入っていてとても厳重に保管されています。
「それはさすがに高価すぎて買えないです……」
「そうなんだ……」
値段を確認するとこのイヤリングは高すぎます。
私のお小遣いを何年も貯めないと買えません。
「そのイヤリングも素敵だと思いますけど……。せっかくですから私とヒナタお姉ちゃん、コハクちゃんでお揃いのイヤリングとかどうでしょう?」
「ママとお揃い!?」
「そうです。いいと思いませんか?」
「すっごくいいと思う!」
コハクちゃんもお揃いという言葉に喜んでいます。
女の子同士のお揃いは嬉しいですよね。
なんか絆で繋がっているって感じで。
私もヒナタお姉ちゃんとお揃いのイヤリングならとても嬉しいです。
私はすぐにヒナタお姉ちゃんに似合いそうなイヤリングを探します。
できればヒナタお姉ちゃんらしいものがいいですかね。
たくさんのイヤリングが並んでいるのですごく悩んでしまいます。
そして一つ一つ見ていってようやくいいものを見つけました。
「これなんかどうでしょう? ヒナタお姉ちゃんにも似合いそうなイヤリングじゃないですか?」
「これママに似合いそう!」
私はイヤリングを手に取ってコハクちゃんに見せます。
どうやらコハクちゃんも気に入ってくれたようです。
……でも少しお高いですね。
私が貯めたお小遣いでも少し足りないです。
「あ、でも、お金が足りないですね……」
「足りないの?」
コハクちゃんが私を見て心配しています。
でもどうしてもこのイヤリングを購入したいです。
どうしましょう……。
「これなら足りそう?」
私が悩んでいると、コハクちゃんが手に金貨を差し出してきました。
え、こんな大金どうしたんでしょう?
「この金貨はどうしたんですか?」
「ママがせっかくだからってお小遣いをくれたの!」
なんてことでしょう。
とても嬉しいのですが、なんか申し訳ないです。
私の計画性が無いばかりにヒナタお姉ちゃんのお金を使うわけには……。
「コハクの初めてのお小遣いでママにプレゼント買ってあげたい!」
コハクちゃんは笑顔で言ってきます。
そうですね。
コハクちゃんもヒナタお姉ちゃんのために何かをしたいんですよね。
私としては少し罪悪感がありますが、お言葉に甘えてコハクちゃんのお金を使わさせて頂きましょう。
「でしたらこれにしましょうか」
「うん! サーシャお姉ちゃん、これコハクにも似合うかな?」
コハクちゃんが不安そうな顔で聞いてきました。
なので私はコハクちゃんにイヤリングを付けてみます。
「とても似合っていますよ」
「本当! よかった!」
早くヒナタお姉ちゃんにお渡ししたいです。
どんな顔で喜んでくれるでしょうか。
今から楽しみで仕方ありません。
「では、コハクちゃん。ヒナタお姉ちゃんのお家に帰りましょうか」
「うん! 早くママに会いたい!」
私の用件も終わりましたので少し早いですが帰ることにします。
楽しい時間は経つのが早いですね。
ヒナタお姉ちゃんたちがいつ頃帰ってくるか分かりませんが、お家で待たせてもらいましょう。
私はコハクちゃんと手を繋いでヒナタお姉ちゃんのお家に向かいます。
11
お気に入りに追加
1,413
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
異世界宿屋の住み込み従業員
熊ごろう
ファンタジー
なろう様でも投稿しています。
真夏の昼下がり歩道を歩いていた「加賀」と「八木」、気が付くと二人、見知らぬ空間にいた。
そこに居たのは神を名乗る一組の男女。
そこで告げられたのは現実世界での死であった。普通であればそのまま消える運命の二人だが、もう一度人生をやり直す事を報酬に、異世界へと行きそこで自らの持つ技術広めることに。
「転生先に危険な生き物はいないからー」そう聞かせれていたが……転生し森の中を歩いていると巨大な猪と即エンカウント!? 助けてくれたのは通りすがりの宿の主人。
二人はそのまま流れで宿の主人のお世話になる事に……これは宿屋「兎の宿」を中心に人々の日常を描いた物語。になる予定です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる