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星空の誓い 編
第63話 貴方の希望
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「貴方が喋っているの?」
「そうだよ」
サファイアが不思議そうに首を傾げると同じように小さなファブニスも首を傾げる。その様子をイバラは見つめていた。
「どうやらあのラグル族が作った実験体のようね。他の個体とは分けられてるって事は結構気に入ってるみたい。」
「推測でしかありませんが私達が倒したファブニスの砕け散った細胞組織を元に作った可能性が高いですね。」
「クローン?細胞.......なるほどね~」
サファイアと小さなファブニスは見つめ合っていた。サファイアがファブニスの身体の方に視線を向けるとそこにはたくさんの傷がある。メスで切り裂かれたような傷ばかり最近できたものと思われるもあった。
「その傷痛みますか?」
「うん痛いよ.......でももう慣れたから気にしなくなってきた。」
「そうですか」
そう言うと彼女はファブニスが閉じ込められている子供部屋のドアの前に立つと剣を取り出しドアに向かって斬撃を放った。ドアは脆く簡単に崩れ落ちてしまう。
「ドアが簡単に壊れた。ファブニスちゃんが逃げ出す可能性を考えていない?いや逃げ出してもこ迷路みたいになってるこの施設から逃げ出すのは不可能と考えてのことね。」
「さぁ行きましょう。こんな場所にいても辛いだけです。」
サファイアは子供部屋に入るとファブニスに近づきファブニスの傷だらけの腕に触れる。
「ヒール....」
サファイアがそう唱えると彼女の持っていた剣の宝石部分が光だしファブニスの腕にある傷がどんどん治っていく。
「すごい!お姉ちゃんもしかして魔法使いなの?」
ファブニスは傷が治った腕を見て瞳をキラキラと輝かせながら喜ぶと床に落ちている一冊の本を指さした。タイトルは「星空の魔法使い」表紙に魔法使いの少女が杖を持って宝石のように輝く夜空を見上げる様子が描かれている。
「うっ...うんそうだよ」
「やっぱり!私魔法使いに会うのが夢だったんだ!でもねそういう事を言ったらあの眼鏡の人に怒られるの.......」
「じゃあこの施設から出ましょう。私が貴方の希望です」
サファイアはファブニスの手を握ると子供部屋から連れ出す。イバラはその様子を壁に寄っかかりながら微笑ましそうにただ見つめていた。
「さぁ行きましょう。彼に見つかる前に.......」
「それが遅いんだなー」
振り返るとあのラグル族の男がいた。ニコニコしながら彼女達を見ている。
「あれーーファブニスちゃん逃げちゃうのー?また傷をつけられたいのかなー?」
「ひっ!!」
ファブニスは怯えたような表情を見せるとサファイアの後ろに隠れる。
「じゃあそのサファイアちゃんに攻撃して気絶させてくれたら許してあげる。イバラちゃんも手伝って」
「断りますわ。私は貴方達の配下でもなんでもないんだから」
「ファブニスちゃんは僕の指示に従ってくれるよね?」
不気味な笑顔でファブニスに告げる。サファイアは怯えるファブニスの様子を見て彼を睨みつけた。
「でっ....できません.....私は貴方の言うことは聞きません!」
「残念....僕の言うこと聞けないんだったら死ねば?」
ガチャ
彼は白衣のポケットから拳銃を取り出しファブニスに銃口を向け引き金を引こうとしたその時だ。
「やめてください........」
「僕に命令するつもり?そんなの無理だよ」
「「その銃を捨てろ」」
サファイアの青い瞳が一瞬だったが赤色に染まる。次の瞬間にはラグル族の男は銃を床に投げ捨てていた。彼の手は触れている。イバラも驚いたような表情をするとすぐに切り替え彼女の肩をポンポンと叩いた。
「今のうちに逃げるわよ!」
「........はっ!...はっはい!いきましょう!」
「なっなんだこれ......腕に力が入らない。なんだよこれ!おい待て!」
イバラは扉を開けて3人で走り出す。扉を閉めるとウォーターと氷魔法アイスで扉を固定した。完全に固定したのを確認するとイバラについていく形で再び走り出す。
「貴方今疲れてるでしょ?」
「えっあっはい......疲労感を少し感じます」
「貴方の目.....赤くなってたわよ。あ、そこ左ね」
3人で廊下を左に曲がる。
「赤く.......」
「えぇこの世界に生まれつき赤い目の人間やエルフは存在しないの。カラーコンタクトとかは別よ。オレンジ色や薄い赤色とかはいるけど「完全な赤色の目」はいないわ。私は完全な赤い目を「運命眼」と呼んでいる」
「運命眼?」
「発動条件は分からないけど目が赤くなった時だけ目があった人になんでも命令することができる。でも命令した数だけ身体に疲労が蓄積されていくから気をつけてね。ほら、銃を捨てろの一言だけですごい距離を全力で走り続けた後みたいに足が重いでしょ?」
「..............なんで貴方はそれを知っているんですか?」
「さぁーなんででしょうねー私は物知りだからかなー今度一緒にデート行ってくれるんだったら教えてあげる。もうすぐ出口よ。」
イバラはそう言うと走るのをやめ大きな扉の前に立つ。サファイアとファブニス2人とも疲れている様子だ。イバラはその大きな扉をゆっくりと開く。
「私こう見えて力は強いのよ?」
扉がギーーーーーーっと音を立てて開かれる。扉が完全に開いた時一面の星空が広がっていた。どうやらここは森の中らしいサファイアが閉じ込められている間時間が過ぎて夜になった。でも森の周辺には灯りのようなものが灯っている。
「すごい綺麗.....これが星空!」
ファブニスは扉が完全に開いた瞬間に飛び出して青空をただ見つめていた。
「初めて見たんですね外の景色を........」
「良かったわね。これで貴方は自由よ」
「うん!お姉ちゃん達本当にありが......
バンッ!
森の中に響く銃声。次の瞬間ファブニスの胸から血が吹き出し地面に倒れてしまう。サファイアとイバラの頬にはファブニスの赤い血が飛び散った。倒れたファブニスを2人は見つめたあと同時に施設の扉の方を向いた。そこにはあのラグル族の男が笑いながら銃を握っている。
「あはははは!!!少し時間かかったけど僕は追いついたよ?僕は君みたいな失敗作はいらないからね。残念だー残念だなぁ~あのままあの部屋で僕の言う通りに生きていけばこんな事にならなかったのに~僕に作られた時点で希望なんてないのにさー」
「「.............」」
「お姉ちゃん達.......私ね....知ってたんだ。この場所から出れても私が外の世界で生きていけるわけないんだって....ゲホッ!でもね?外の景色を見ることができたから私幸.....せ.....ありがとう....お姉ちゃん達」
弱ったファブニスは口から赤い血をどんどん吐いていく。地面には血溜まりができつつあった。
「あぁー助けようとしても無駄だよ。あの弾丸はすぐ殺せるように僕が作った毒がたくさん塗ってあったからねーアハハハハハハハ!!」
「イバラ....同じ事を考えていますか?」
「えぇ、私達本当にお似合いね」
サファイアは武器を構えるとイバラから渡されたベルトを腰につける。
「「お前を殺す」」
薄暗い森の中2人の瞳が赤く輝く。サファイアはベルトの天面の大きなボタンを押す、すると地面から水色の魔法陣が現れそこから青い宝石でできた龍が飛び出して彼女を抱きしめる。
「チェンジ..........」
Out of control Out of control
wake up !クリスタルドラゴォォォオォン!!!
永遠の輝きをその手に...........
青い宝石のドラゴンが砕け散って中から新しい姿に変身したサファイアが剣を構えていた。真っ黒なローブが夜風に吹かれる水色の瞳でラグル族の男を見つめている。ゆっくりと男に向かって歩き出す。
「暴れましょうね。サファイア....クリスタルドラゴン。」
「はい、もちろんです。」
「そうだよ」
サファイアが不思議そうに首を傾げると同じように小さなファブニスも首を傾げる。その様子をイバラは見つめていた。
「どうやらあのラグル族が作った実験体のようね。他の個体とは分けられてるって事は結構気に入ってるみたい。」
「推測でしかありませんが私達が倒したファブニスの砕け散った細胞組織を元に作った可能性が高いですね。」
「クローン?細胞.......なるほどね~」
サファイアと小さなファブニスは見つめ合っていた。サファイアがファブニスの身体の方に視線を向けるとそこにはたくさんの傷がある。メスで切り裂かれたような傷ばかり最近できたものと思われるもあった。
「その傷痛みますか?」
「うん痛いよ.......でももう慣れたから気にしなくなってきた。」
「そうですか」
そう言うと彼女はファブニスが閉じ込められている子供部屋のドアの前に立つと剣を取り出しドアに向かって斬撃を放った。ドアは脆く簡単に崩れ落ちてしまう。
「ドアが簡単に壊れた。ファブニスちゃんが逃げ出す可能性を考えていない?いや逃げ出してもこ迷路みたいになってるこの施設から逃げ出すのは不可能と考えてのことね。」
「さぁ行きましょう。こんな場所にいても辛いだけです。」
サファイアは子供部屋に入るとファブニスに近づきファブニスの傷だらけの腕に触れる。
「ヒール....」
サファイアがそう唱えると彼女の持っていた剣の宝石部分が光だしファブニスの腕にある傷がどんどん治っていく。
「すごい!お姉ちゃんもしかして魔法使いなの?」
ファブニスは傷が治った腕を見て瞳をキラキラと輝かせながら喜ぶと床に落ちている一冊の本を指さした。タイトルは「星空の魔法使い」表紙に魔法使いの少女が杖を持って宝石のように輝く夜空を見上げる様子が描かれている。
「うっ...うんそうだよ」
「やっぱり!私魔法使いに会うのが夢だったんだ!でもねそういう事を言ったらあの眼鏡の人に怒られるの.......」
「じゃあこの施設から出ましょう。私が貴方の希望です」
サファイアはファブニスの手を握ると子供部屋から連れ出す。イバラはその様子を壁に寄っかかりながら微笑ましそうにただ見つめていた。
「さぁ行きましょう。彼に見つかる前に.......」
「それが遅いんだなー」
振り返るとあのラグル族の男がいた。ニコニコしながら彼女達を見ている。
「あれーーファブニスちゃん逃げちゃうのー?また傷をつけられたいのかなー?」
「ひっ!!」
ファブニスは怯えたような表情を見せるとサファイアの後ろに隠れる。
「じゃあそのサファイアちゃんに攻撃して気絶させてくれたら許してあげる。イバラちゃんも手伝って」
「断りますわ。私は貴方達の配下でもなんでもないんだから」
「ファブニスちゃんは僕の指示に従ってくれるよね?」
不気味な笑顔でファブニスに告げる。サファイアは怯えるファブニスの様子を見て彼を睨みつけた。
「でっ....できません.....私は貴方の言うことは聞きません!」
「残念....僕の言うこと聞けないんだったら死ねば?」
ガチャ
彼は白衣のポケットから拳銃を取り出しファブニスに銃口を向け引き金を引こうとしたその時だ。
「やめてください........」
「僕に命令するつもり?そんなの無理だよ」
「「その銃を捨てろ」」
サファイアの青い瞳が一瞬だったが赤色に染まる。次の瞬間にはラグル族の男は銃を床に投げ捨てていた。彼の手は触れている。イバラも驚いたような表情をするとすぐに切り替え彼女の肩をポンポンと叩いた。
「今のうちに逃げるわよ!」
「........はっ!...はっはい!いきましょう!」
「なっなんだこれ......腕に力が入らない。なんだよこれ!おい待て!」
イバラは扉を開けて3人で走り出す。扉を閉めるとウォーターと氷魔法アイスで扉を固定した。完全に固定したのを確認するとイバラについていく形で再び走り出す。
「貴方今疲れてるでしょ?」
「えっあっはい......疲労感を少し感じます」
「貴方の目.....赤くなってたわよ。あ、そこ左ね」
3人で廊下を左に曲がる。
「赤く.......」
「えぇこの世界に生まれつき赤い目の人間やエルフは存在しないの。カラーコンタクトとかは別よ。オレンジ色や薄い赤色とかはいるけど「完全な赤色の目」はいないわ。私は完全な赤い目を「運命眼」と呼んでいる」
「運命眼?」
「発動条件は分からないけど目が赤くなった時だけ目があった人になんでも命令することができる。でも命令した数だけ身体に疲労が蓄積されていくから気をつけてね。ほら、銃を捨てろの一言だけですごい距離を全力で走り続けた後みたいに足が重いでしょ?」
「..............なんで貴方はそれを知っているんですか?」
「さぁーなんででしょうねー私は物知りだからかなー今度一緒にデート行ってくれるんだったら教えてあげる。もうすぐ出口よ。」
イバラはそう言うと走るのをやめ大きな扉の前に立つ。サファイアとファブニス2人とも疲れている様子だ。イバラはその大きな扉をゆっくりと開く。
「私こう見えて力は強いのよ?」
扉がギーーーーーーっと音を立てて開かれる。扉が完全に開いた時一面の星空が広がっていた。どうやらここは森の中らしいサファイアが閉じ込められている間時間が過ぎて夜になった。でも森の周辺には灯りのようなものが灯っている。
「すごい綺麗.....これが星空!」
ファブニスは扉が完全に開いた瞬間に飛び出して青空をただ見つめていた。
「初めて見たんですね外の景色を........」
「良かったわね。これで貴方は自由よ」
「うん!お姉ちゃん達本当にありが......
バンッ!
森の中に響く銃声。次の瞬間ファブニスの胸から血が吹き出し地面に倒れてしまう。サファイアとイバラの頬にはファブニスの赤い血が飛び散った。倒れたファブニスを2人は見つめたあと同時に施設の扉の方を向いた。そこにはあのラグル族の男が笑いながら銃を握っている。
「あはははは!!!少し時間かかったけど僕は追いついたよ?僕は君みたいな失敗作はいらないからね。残念だー残念だなぁ~あのままあの部屋で僕の言う通りに生きていけばこんな事にならなかったのに~僕に作られた時点で希望なんてないのにさー」
「「.............」」
「お姉ちゃん達.......私ね....知ってたんだ。この場所から出れても私が外の世界で生きていけるわけないんだって....ゲホッ!でもね?外の景色を見ることができたから私幸.....せ.....ありがとう....お姉ちゃん達」
弱ったファブニスは口から赤い血をどんどん吐いていく。地面には血溜まりができつつあった。
「あぁー助けようとしても無駄だよ。あの弾丸はすぐ殺せるように僕が作った毒がたくさん塗ってあったからねーアハハハハハハハ!!」
「イバラ....同じ事を考えていますか?」
「えぇ、私達本当にお似合いね」
サファイアは武器を構えるとイバラから渡されたベルトを腰につける。
「「お前を殺す」」
薄暗い森の中2人の瞳が赤く輝く。サファイアはベルトの天面の大きなボタンを押す、すると地面から水色の魔法陣が現れそこから青い宝石でできた龍が飛び出して彼女を抱きしめる。
「チェンジ..........」
Out of control Out of control
wake up !クリスタルドラゴォォォオォン!!!
永遠の輝きをその手に...........
青い宝石のドラゴンが砕け散って中から新しい姿に変身したサファイアが剣を構えていた。真っ黒なローブが夜風に吹かれる水色の瞳でラグル族の男を見つめている。ゆっくりと男に向かって歩き出す。
「暴れましょうね。サファイア....クリスタルドラゴン。」
「はい、もちろんです。」
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