67 / 95
灼熱の太陽 編
第51話 命燃やす(挿絵有り)
しおりを挟む
ジャッジメントの屋敷にて
タッタッタッタッタッ
ガタッ!
「ジャッジメント様!森の奥から村に向かって数十体のモンスターが現在進行中でございます!」
1人のエルフがジャッジメントの部屋の襖を開ける。
「そうか....予測より少し早いが大丈夫だろう......現状は?」
「オーロラ様とルミー様が率いる隊がただいま村への入り口で待機しております。」
「エレアは何をしている?」
ジャッジメントがエルフの少女に尋ねると少女は少し目線を逸らした後にこう言った。
「そっ......それが......朝から姿が........。」
「何?エレアには村に住むエルフ達の避難の誘導を任しているはずだぞ?.......まさか........!」
一方その頃エルフの村では
「こちらに避難してくださーい」
守人のエルフの女性達が村に住むエルフ達を誘導していた。みんな怯えた表情をしているがこの避難所は森の奥から最も遠い場所にある。
「すまないな....君達にも手伝わせてしまって。」
守人の人がそう言うが俺達は首を横に振った。
「いえ、大丈夫です!俺達も協力したいので!それじゃ他の人達も誘導していきますね!」
「あぁ頼んだぞ。」
俺達は避難所から離れ走り出した。
数十分後
すると木の下で会話する2人のエルフを見つけた。あの服装からして守人の人だろう。
「どうだエレア様は見つかったか?」
「いいや、どこにもいない.....もしかしたら1人で森の奥に?」
「まさか.......エレア様がそんな事するわけ......。」
エレアさんがいない?確かに朝から様子はおかしいとは少し思っていたけど.........。色んな不安が頭をよぎる。
「リオ君どうしたの?」
「あ......ちょっと気になる事があるのでここを任してもいいですか?」
「いいけど......」
俺は腰に付けているホルダーからカードを一枚取り出すと右腕につけられているデバイスにかざす。するとそこに赤い魔法陣が現れ、中からバイクが飛び出した。
エンジン!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!GOー!
赤いボディは勇気の証!
加速はいつもnon stop! 俺様のタイヤが火を吹くぜ!
暴走バイク!ディルバマッハ~!
ブルンブルン!
「俺様ディルバマッハー参上だぜ!!」
俺は魔法陣から現れたディルバにまたがるとハンドルを握る。
「ディルバ、森の中って進めるか?」
「俺様に通れない道なんてねぇぜ!」
「そうか....じゃあ行くぞ。」
ブルンブルン!
タイヤが回転を始め勢いよく前へと進む。砂ぼこりをたてて森へ向かってただ真っ直ぐ...真っ直ぐ......。
「リオ君!!」
「サナ、どうやら住民の避難は終わったらしいです。私達も村の入り口へ行ってモンスターの進行を食い止めに行きましょう。」
「........そうだね....私達も出来ることをしよう。」
森の奥に向かうにはあの入り口を通る必要がある。でも今はオーロラさん達とモンスター達が入り口の前で戦闘を繰り広げているはずだ。通るのは困難だろう.......。
「ディルバ....どうすればいいと思う?」
「はぁ?そんなの簡単だろう?俺様達には「アレ」がある。」
「アレ........あれか。」
もうすぐ森の入り口だ。ぼやけてはいるが黒い影がたくさん動いているのは見える。俺は周りを見渡した....何かないか........。
「おい、あれとか使えないか?右にあるやつ。」
ディルバが言う方角を見てみた。森の入り口には1メートルくらいの高さの壁がある。その壁に大きな板がかけてあった。簡単な「ジャンプ台」と言っていいだろう。
「あれを使うんだな!」
「あぁもっと加速するぜ!!」
どんどんスピードが速くなっているのを感じる。数秒後には入り口のすぐ近くまで来ていた。
「行くぞ!3、2、1!!!今だ!」
入り口の壁にかけられた板へと真っ直ぐ進む。
ブーーン!!!!!
俺達は空中へと浮かんだ。俺はハンドルを持っていた左手を離しデバイスに触れる。
「おい!あれはなんだ!」
「らっライダー!?」
戦っているエルフ達が一瞬であるがこちらを見上げた。
「チェンジ!!」
俺はバイクに乗った状態で赤い魔法陣を潜る。
Heart is burning! The sword is dyed red! Acceleration is non-stop!
デュリオニックマッハー!!!ブルン!ブルン!
デュリオニックマッハーには飛行能力がある。これを使えば森の奥まで一っ飛びだ!!エレアさんを探さないと...........!!!
森の奥
「アハハハハ....そろそろ俺も村へ向かうか。」
ノワールはそう言うと剣を引きずりながら村の方へ歩き始める。
「そんな事はさせない............。」
彼の前に金髪の女性が立ちはだかった。彼女の名はエレア.......守人のリーダーでありリオの師である。
「お前か.......お前とは昔会った事があったな。」
「お前の目的はなんだ!!」
「俺はただ遊べればいいんだ........。」
彼女は鞘から剣を抜くと剣先を彼に向ける。彼女の表情は真剣そのものだ、彼女の覚悟が剣へと伝わり刀身が赤く燃えた。
「私は愛するこの森と人々を守る.....誰も犠牲になんてさせない...傷つけさせない!太陽が私達を照らしてくれると信じて!!」
「はははは...アッハハハハハ!!面白いぜ....お前の技は所詮俺の模造に過ぎない事を証明してやるぜ!」
ノワールは剣の剣先をエレアと同じように向ける。すると彼の剣の刀身に青い炎が灯された。
「ハァァアァァァァァ!!!」
ガキン!!
彼女が紅く燃える剣を大きく振るう。それをノワールは剣で受け止めた。紅き剣と漆黒の剣が擦れ合い激しく火花を散らす。
「紅き剣よ....我呼び声に応え、熱く燃やせ!厄災を全て焼き尽くそうぞ!!」
ボォォオォ!!
彼女の剣がさらに紅く燃える。青い炎を飲み込もうとしているように思える程に........。
「へぇ~すげぇじゃん。だったらこっちも........シュバルツ・ストライク!!」
彼は彼女の剣を弾くと青い炎の剣で何度も彼女を斬りつける。
ガキン!ガキン!ガキン!カキン!
「ウッ!!(なんだこの攻撃は......防ぐので精一杯だッ!!)」
「ほらどうしたぁ?反撃しねぇのかよぉ!!」
ズバッ!!
「ガッ......!!」
彼女の右腕に斬撃があたり、服がどんどん赤く滲んでいく。彼女の腕から血がポタポタと垂れ地面に落ちていった。熱い.....焼き斬られたという表現が正しいのだろうか。
「....................。」
痛くて熱い......一撃でこれほどの痛みがくるのか?エレアは戸惑っていた。希望が薄れていくのを感じる。
「もう帰ってもいいんだぞ?」
「絶対に諦めない........。」
「おいおい大丈夫か?」
敵に心配される事ほど辛いものはない。彼女の腕の切り傷からだんだん火傷が広がっていく。ノワールの能力の一つなのかもしれない。
右腕の震えが剣に伝わる。
「私は諦めない......誰も死なせない....守りたい.....。」
「お前それしか言わねぇよな?」
ノワールが彼女に近づいていく。
「ほら何か言ってみろよ」
「あ.......よ.....ほ.....せ」
彼女はボソボソと何か言っている。
「は?」
「紅き剣よ.....コイツを...「滅ぼせ」」
ズバァァァァァァァァァァアァァァァァァァァァア
それは一瞬のことだった。彼....ノワールの左手が宙を舞った。
ゴトッ
「..............。」
彼はただ自分の左腕の断面を眺めているだけだった。ジューーーという音がする。生々しい肉が焼ける匂いだ。
「この時を待っていた。お前が隙を見せて私に近づいてくる事を!!!」
彼女の剣は紅く強く熱く燃えている。彼女の目に再び炎が宿ったのだ。
「あぁ、何度でも言ってやるさ!!私は絶対に諦めないッ!例えこの命燃え尽きようと最期まで強く命を燃やす!!守りたい者達の為に!!」
おまけコーナー
イバラちゃん人間態のイラストでございます♪
頑張って描きました!
タッタッタッタッタッ
ガタッ!
「ジャッジメント様!森の奥から村に向かって数十体のモンスターが現在進行中でございます!」
1人のエルフがジャッジメントの部屋の襖を開ける。
「そうか....予測より少し早いが大丈夫だろう......現状は?」
「オーロラ様とルミー様が率いる隊がただいま村への入り口で待機しております。」
「エレアは何をしている?」
ジャッジメントがエルフの少女に尋ねると少女は少し目線を逸らした後にこう言った。
「そっ......それが......朝から姿が........。」
「何?エレアには村に住むエルフ達の避難の誘導を任しているはずだぞ?.......まさか........!」
一方その頃エルフの村では
「こちらに避難してくださーい」
守人のエルフの女性達が村に住むエルフ達を誘導していた。みんな怯えた表情をしているがこの避難所は森の奥から最も遠い場所にある。
「すまないな....君達にも手伝わせてしまって。」
守人の人がそう言うが俺達は首を横に振った。
「いえ、大丈夫です!俺達も協力したいので!それじゃ他の人達も誘導していきますね!」
「あぁ頼んだぞ。」
俺達は避難所から離れ走り出した。
数十分後
すると木の下で会話する2人のエルフを見つけた。あの服装からして守人の人だろう。
「どうだエレア様は見つかったか?」
「いいや、どこにもいない.....もしかしたら1人で森の奥に?」
「まさか.......エレア様がそんな事するわけ......。」
エレアさんがいない?確かに朝から様子はおかしいとは少し思っていたけど.........。色んな不安が頭をよぎる。
「リオ君どうしたの?」
「あ......ちょっと気になる事があるのでここを任してもいいですか?」
「いいけど......」
俺は腰に付けているホルダーからカードを一枚取り出すと右腕につけられているデバイスにかざす。するとそこに赤い魔法陣が現れ、中からバイクが飛び出した。
エンジン!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!GOー!
赤いボディは勇気の証!
加速はいつもnon stop! 俺様のタイヤが火を吹くぜ!
暴走バイク!ディルバマッハ~!
ブルンブルン!
「俺様ディルバマッハー参上だぜ!!」
俺は魔法陣から現れたディルバにまたがるとハンドルを握る。
「ディルバ、森の中って進めるか?」
「俺様に通れない道なんてねぇぜ!」
「そうか....じゃあ行くぞ。」
ブルンブルン!
タイヤが回転を始め勢いよく前へと進む。砂ぼこりをたてて森へ向かってただ真っ直ぐ...真っ直ぐ......。
「リオ君!!」
「サナ、どうやら住民の避難は終わったらしいです。私達も村の入り口へ行ってモンスターの進行を食い止めに行きましょう。」
「........そうだね....私達も出来ることをしよう。」
森の奥に向かうにはあの入り口を通る必要がある。でも今はオーロラさん達とモンスター達が入り口の前で戦闘を繰り広げているはずだ。通るのは困難だろう.......。
「ディルバ....どうすればいいと思う?」
「はぁ?そんなの簡単だろう?俺様達には「アレ」がある。」
「アレ........あれか。」
もうすぐ森の入り口だ。ぼやけてはいるが黒い影がたくさん動いているのは見える。俺は周りを見渡した....何かないか........。
「おい、あれとか使えないか?右にあるやつ。」
ディルバが言う方角を見てみた。森の入り口には1メートルくらいの高さの壁がある。その壁に大きな板がかけてあった。簡単な「ジャンプ台」と言っていいだろう。
「あれを使うんだな!」
「あぁもっと加速するぜ!!」
どんどんスピードが速くなっているのを感じる。数秒後には入り口のすぐ近くまで来ていた。
「行くぞ!3、2、1!!!今だ!」
入り口の壁にかけられた板へと真っ直ぐ進む。
ブーーン!!!!!
俺達は空中へと浮かんだ。俺はハンドルを持っていた左手を離しデバイスに触れる。
「おい!あれはなんだ!」
「らっライダー!?」
戦っているエルフ達が一瞬であるがこちらを見上げた。
「チェンジ!!」
俺はバイクに乗った状態で赤い魔法陣を潜る。
Heart is burning! The sword is dyed red! Acceleration is non-stop!
デュリオニックマッハー!!!ブルン!ブルン!
デュリオニックマッハーには飛行能力がある。これを使えば森の奥まで一っ飛びだ!!エレアさんを探さないと...........!!!
森の奥
「アハハハハ....そろそろ俺も村へ向かうか。」
ノワールはそう言うと剣を引きずりながら村の方へ歩き始める。
「そんな事はさせない............。」
彼の前に金髪の女性が立ちはだかった。彼女の名はエレア.......守人のリーダーでありリオの師である。
「お前か.......お前とは昔会った事があったな。」
「お前の目的はなんだ!!」
「俺はただ遊べればいいんだ........。」
彼女は鞘から剣を抜くと剣先を彼に向ける。彼女の表情は真剣そのものだ、彼女の覚悟が剣へと伝わり刀身が赤く燃えた。
「私は愛するこの森と人々を守る.....誰も犠牲になんてさせない...傷つけさせない!太陽が私達を照らしてくれると信じて!!」
「はははは...アッハハハハハ!!面白いぜ....お前の技は所詮俺の模造に過ぎない事を証明してやるぜ!」
ノワールは剣の剣先をエレアと同じように向ける。すると彼の剣の刀身に青い炎が灯された。
「ハァァアァァァァァ!!!」
ガキン!!
彼女が紅く燃える剣を大きく振るう。それをノワールは剣で受け止めた。紅き剣と漆黒の剣が擦れ合い激しく火花を散らす。
「紅き剣よ....我呼び声に応え、熱く燃やせ!厄災を全て焼き尽くそうぞ!!」
ボォォオォ!!
彼女の剣がさらに紅く燃える。青い炎を飲み込もうとしているように思える程に........。
「へぇ~すげぇじゃん。だったらこっちも........シュバルツ・ストライク!!」
彼は彼女の剣を弾くと青い炎の剣で何度も彼女を斬りつける。
ガキン!ガキン!ガキン!カキン!
「ウッ!!(なんだこの攻撃は......防ぐので精一杯だッ!!)」
「ほらどうしたぁ?反撃しねぇのかよぉ!!」
ズバッ!!
「ガッ......!!」
彼女の右腕に斬撃があたり、服がどんどん赤く滲んでいく。彼女の腕から血がポタポタと垂れ地面に落ちていった。熱い.....焼き斬られたという表現が正しいのだろうか。
「....................。」
痛くて熱い......一撃でこれほどの痛みがくるのか?エレアは戸惑っていた。希望が薄れていくのを感じる。
「もう帰ってもいいんだぞ?」
「絶対に諦めない........。」
「おいおい大丈夫か?」
敵に心配される事ほど辛いものはない。彼女の腕の切り傷からだんだん火傷が広がっていく。ノワールの能力の一つなのかもしれない。
右腕の震えが剣に伝わる。
「私は諦めない......誰も死なせない....守りたい.....。」
「お前それしか言わねぇよな?」
ノワールが彼女に近づいていく。
「ほら何か言ってみろよ」
「あ.......よ.....ほ.....せ」
彼女はボソボソと何か言っている。
「は?」
「紅き剣よ.....コイツを...「滅ぼせ」」
ズバァァァァァァァァァァアァァァァァァァァァア
それは一瞬のことだった。彼....ノワールの左手が宙を舞った。
ゴトッ
「..............。」
彼はただ自分の左腕の断面を眺めているだけだった。ジューーーという音がする。生々しい肉が焼ける匂いだ。
「この時を待っていた。お前が隙を見せて私に近づいてくる事を!!!」
彼女の剣は紅く強く熱く燃えている。彼女の目に再び炎が宿ったのだ。
「あぁ、何度でも言ってやるさ!!私は絶対に諦めないッ!例えこの命燃え尽きようと最期まで強く命を燃やす!!守りたい者達の為に!!」
おまけコーナー
イバラちゃん人間態のイラストでございます♪
頑張って描きました!
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる