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流星祭 編
第25話 ディルバマッハー
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「なっ.....なんで空中に!」
「あの方の能力は......こんな事もできるんだ。」
「あのお方?誰だ......それは。」
「それは.......言えないなー」
そう言うとふわりふわりと歩いて行ってしまった。
「待て!斬撃だったら届くはず!」
俺はデバイスから技を選択する。そして炎を纏った剣をミラレナに向かって振り放つ!
ファイヤ!スラッシュ!
バーニングスラッシュ!!
「くらえェェ!!」
ズバ!!
炎の斬撃は真っ直ぐとミラレナのいる空中に向かって進んでいく。強い技だからHPをたくさん減らせるはず!
「ふーーーん。」
ミラレナは髪をいじりながら、つまらなそうな表情をすると斬撃が進む方向に向かって手を前に突き出す。
「水面鏡・反射......」
技の名前なのか?
突如ミラレナの前に大きな鏡が出現する、その鏡はとても綺麗に月の光や星の輝きを映していた。そして俺が放った斬撃はその鏡にぶつかると消えてしまう。
「そっそんな!!」
「元の場所へおかえり.......。」
ズバッ!!
すると俺が放って消えた斬撃が鏡の中から現れ、俺に目掛けて落下していく。
「おい!避けろ赤いの!」
「分かってるって!」
俺はなんとか避ける事ができたが地面に大きな亀裂が入ってしまった。
「避けたか........ちなみに、これが僕の本当の能力だよ。「空間移動」はあの方の能力だけど......僕は「鏡」のギガモンスターだからね。こうやって君達の攻撃を反射できるんだ。」
「技は自分へ帰ってくるのか.....。」
「うーん、でも1発だけだと避けられちゃうんだよな。反射したものは真っ直ぐにしか進めないし........。」
一方その頃
「メガネ君!」
「分かってますサナさん......なんて量の敵なんだ。」
僕達の目の前にはたくさんの影のような敵が街を徘徊していた。
「この量を二人だけで倒すのは無理そうですね......だったら。」
「どうするの?」
「これを使います。」
僕は腰についてあるホルダーからカードを一枚取り出す。緑色のカード.....ハンドさんから頂いた「ギルバ」のカードだ。
「使わせてもらうよ。」
僕はカードをデバイスにかざす。
The road to !the summit is !still steep、but open the road with a Deathsizer!!ロード!「斬刃デスサイザー」!
「この音はまさか!メガネ君も!」
音が鳴ると共に緑色の魔法陣が出現する。
「あれをくぐればいいんですね!」
僕は魔法陣に向かって走り出す!潜り抜けると僕の身体の左半身は緑色へと変わっていた。左手にはギルバが使っていた鎌が握られている。
「リオ君と同じ!メガネ君もパワーアップ!?いいなー!」
「行きますよサナさん!」
「え?あっうん!」
ギルバ.......僕に力を貸してくれ。僕は襲いかかる敵をどんどん切り裂いていく。右手に斧を持っているから腕が疲れてしまう......けど........大丈夫!まだ戦える!
「まだだぁ!!ハァーーー!!」
技を選択して技を放て!
アイス!クラッシュ!
ブリザードクラッシュ!!
冷気を帯びた斧を地面へと叩きつける、そこから氷が広がって敵の足を封じた。
「これで終わりじゃない!!」
再び技を選択する、持っていた斧を地面に刺したままにして鎌で攻撃を開始した。
ウィンド!スラッシュ!スラッシュ!
ハリケーンクロススラッシュ!!!
「くらえ!」
グォォォォオォォォォォォォォォ!!
僕が放った斬撃は竜巻を起こし、敵達はその竜巻にぶつかると身体を切り裂かれバラバラになって爆発して消えてしまった。
「メガネ君!すごい!」
パチパチパチ!
後ろでサナさんが手を振ってくれている。そんなすごい事はしていないんだけどな。これもギルバのカードの力だ。
その頃アーサー達は
「リーダー!ここにもシャドウ達が!しかもすごい数!」
「私たちで相手できるかなー。」
「俺に任せてよ!シャドウ達なんて簡単に.......ってなんかすごいデカイ奴とかもいるよ!」
街を侵食するほどのたくさんのミラレナが放ったシャドウ達がアーサー達を襲っていた。
「行くぞ!怯むな!連携して奴らを倒す!リオ達も戦っているんだ!」
ズバッ!ズバッ!
(本体であるモンスターを倒せばシャドウ達は消える.......任せたぞリオ。)
全員が連携して攻撃を再開するもシャドウの数は一向に消える気配がしない。アーサー以外のメンバー達にも疲れが見られ始めている。
「アーサーさーん無理ですってこの数!」
「ラック!弱音を吐くんじゃねぇ!」
「分かりましたよレオネルさん!うぅー」
(やはりこの数を数人で相手するのは無理か。だったら「コレ」を使うしか...........。)
アーサーは無言でホルダーから一枚のカードを取り出し見つめ始めた。金色のバラのツルで巻きつけられた大剣が描かれたカード。
「アーサーさんそのカードって.......ダメですよ~。危険なんですから。」
ヒマリはそう言うとカードをアーサーから奪いとる。
「おい、俺のカードを返せヒマリ。」
「私達はリーダーに無理をして欲しくないんですーこのカードを使わないって約束するなら返してあげますよー。」
「..........分かった。今は使わない。」
「素直でよろしい!」
ヒマリは笑顔でカードをアーサーに手渡すと戦いへ戻ってしまった。
(いずれ......このカードは使う事になる...........。)
その時カードに描かれた大剣が光った気がした。
そしてリオは
「クソッ!どんなに攻撃しても鏡で反射されてしまう!」
道を見てみると亀裂だらけだ。このままだと戦いが終わらない。
「君との戦い、つまんなくなってきちゃった。そろそろ人を拐いに行っていいかな?」
「ダメに決まってるだろ!」
「そういえば.......あの方が言っていたな。冒険者達は「名前を消されている」と.........。」
え?今なんて言った?コイツがさっきから言っている「あの方」って言うのは俺達が自分の名前や家族の名前を消されている事を知っているって事なのか?
「名前を思い出せないという理由で嘆いて自殺した冒険者もいたらしいな......。」
「え?」
「たかが名前を思い出せないだけなのに自殺するなんて......「人間って本当に弱い生き物」だよねーアハハハハ!」
ミラレナはそう言うと不気味な笑みを浮かべて笑い始める。
「笑うなよ..........。」
「うん?」
「笑うなって言ってるんだよッ!!お前に何が分かるんだよ.......今まで一緒に育ってきた妹や、育ててくれた父さんや母さん........チームとして努力してきた部活の仲間達の名前も!みんな思い出せないんだぞ!!」
「それがどうかしたの?」
不思議そうな顔で俺を見つめる。
どうしてそんな表情ができるのか分からない。剣を握りしめる力がどんどん強くなっていく。「怒り」だ...........。
「ミラレナ........お前は......この手で絶対倒す.......。」
「赤いの......いやリオ!お前の覚悟受け取った!」
ブルンブルン!
ディルバがバイク音を立て始める。
「ディルバ...........。」
「お前に問おう......お前の力は何のためにある?.......アイツを殺す為か?抑えられない怒りの為か?」
俺は少し黙りこむと一つの結論へと至った。ディルバの質問に対して首を横に振る。
「どれでもない!俺の力はこの街の人を守る為の力だ!笑顔を守るんだ!」
アイツの発言で少し見失っていた。戦う為の力じゃない守る為の力だ!
「いいぜ!俺様....ディルバ.....いやディルバマッハー様が相乗りしてやるよ!」
「ディルバ.......それってつまり!」
「乗るだけじゃ、つまんねぇ!お前の「鎧」になってやる!!」
ブルン!ブルン!ブルン!
ディルバマッハーのタイヤがどんどん加速していく。
おまけコーナー
裏話! 第22話でリオ達は昼食の準備をしていました。
いつもはメガネ君が食事を作っているのですが「考え事がある」という理由で部屋に引きこもり、代わりにその日は「サナさん」が料理しました!
実はサナさん料理は下手なのですが........メガネ君が書いてくれた「誰でも美味しいご飯が作れるレシピ」があるので作れるはずです!
昼食はチャーハンを作る予定でしたが1時間後、ファンタジーモールの中華料理店に出前を頼んだらしいです。
「あの方の能力は......こんな事もできるんだ。」
「あのお方?誰だ......それは。」
「それは.......言えないなー」
そう言うとふわりふわりと歩いて行ってしまった。
「待て!斬撃だったら届くはず!」
俺はデバイスから技を選択する。そして炎を纏った剣をミラレナに向かって振り放つ!
ファイヤ!スラッシュ!
バーニングスラッシュ!!
「くらえェェ!!」
ズバ!!
炎の斬撃は真っ直ぐとミラレナのいる空中に向かって進んでいく。強い技だからHPをたくさん減らせるはず!
「ふーーーん。」
ミラレナは髪をいじりながら、つまらなそうな表情をすると斬撃が進む方向に向かって手を前に突き出す。
「水面鏡・反射......」
技の名前なのか?
突如ミラレナの前に大きな鏡が出現する、その鏡はとても綺麗に月の光や星の輝きを映していた。そして俺が放った斬撃はその鏡にぶつかると消えてしまう。
「そっそんな!!」
「元の場所へおかえり.......。」
ズバッ!!
すると俺が放って消えた斬撃が鏡の中から現れ、俺に目掛けて落下していく。
「おい!避けろ赤いの!」
「分かってるって!」
俺はなんとか避ける事ができたが地面に大きな亀裂が入ってしまった。
「避けたか........ちなみに、これが僕の本当の能力だよ。「空間移動」はあの方の能力だけど......僕は「鏡」のギガモンスターだからね。こうやって君達の攻撃を反射できるんだ。」
「技は自分へ帰ってくるのか.....。」
「うーん、でも1発だけだと避けられちゃうんだよな。反射したものは真っ直ぐにしか進めないし........。」
一方その頃
「メガネ君!」
「分かってますサナさん......なんて量の敵なんだ。」
僕達の目の前にはたくさんの影のような敵が街を徘徊していた。
「この量を二人だけで倒すのは無理そうですね......だったら。」
「どうするの?」
「これを使います。」
僕は腰についてあるホルダーからカードを一枚取り出す。緑色のカード.....ハンドさんから頂いた「ギルバ」のカードだ。
「使わせてもらうよ。」
僕はカードをデバイスにかざす。
The road to !the summit is !still steep、but open the road with a Deathsizer!!ロード!「斬刃デスサイザー」!
「この音はまさか!メガネ君も!」
音が鳴ると共に緑色の魔法陣が出現する。
「あれをくぐればいいんですね!」
僕は魔法陣に向かって走り出す!潜り抜けると僕の身体の左半身は緑色へと変わっていた。左手にはギルバが使っていた鎌が握られている。
「リオ君と同じ!メガネ君もパワーアップ!?いいなー!」
「行きますよサナさん!」
「え?あっうん!」
ギルバ.......僕に力を貸してくれ。僕は襲いかかる敵をどんどん切り裂いていく。右手に斧を持っているから腕が疲れてしまう......けど........大丈夫!まだ戦える!
「まだだぁ!!ハァーーー!!」
技を選択して技を放て!
アイス!クラッシュ!
ブリザードクラッシュ!!
冷気を帯びた斧を地面へと叩きつける、そこから氷が広がって敵の足を封じた。
「これで終わりじゃない!!」
再び技を選択する、持っていた斧を地面に刺したままにして鎌で攻撃を開始した。
ウィンド!スラッシュ!スラッシュ!
ハリケーンクロススラッシュ!!!
「くらえ!」
グォォォォオォォォォォォォォォ!!
僕が放った斬撃は竜巻を起こし、敵達はその竜巻にぶつかると身体を切り裂かれバラバラになって爆発して消えてしまった。
「メガネ君!すごい!」
パチパチパチ!
後ろでサナさんが手を振ってくれている。そんなすごい事はしていないんだけどな。これもギルバのカードの力だ。
その頃アーサー達は
「リーダー!ここにもシャドウ達が!しかもすごい数!」
「私たちで相手できるかなー。」
「俺に任せてよ!シャドウ達なんて簡単に.......ってなんかすごいデカイ奴とかもいるよ!」
街を侵食するほどのたくさんのミラレナが放ったシャドウ達がアーサー達を襲っていた。
「行くぞ!怯むな!連携して奴らを倒す!リオ達も戦っているんだ!」
ズバッ!ズバッ!
(本体であるモンスターを倒せばシャドウ達は消える.......任せたぞリオ。)
全員が連携して攻撃を再開するもシャドウの数は一向に消える気配がしない。アーサー以外のメンバー達にも疲れが見られ始めている。
「アーサーさーん無理ですってこの数!」
「ラック!弱音を吐くんじゃねぇ!」
「分かりましたよレオネルさん!うぅー」
(やはりこの数を数人で相手するのは無理か。だったら「コレ」を使うしか...........。)
アーサーは無言でホルダーから一枚のカードを取り出し見つめ始めた。金色のバラのツルで巻きつけられた大剣が描かれたカード。
「アーサーさんそのカードって.......ダメですよ~。危険なんですから。」
ヒマリはそう言うとカードをアーサーから奪いとる。
「おい、俺のカードを返せヒマリ。」
「私達はリーダーに無理をして欲しくないんですーこのカードを使わないって約束するなら返してあげますよー。」
「..........分かった。今は使わない。」
「素直でよろしい!」
ヒマリは笑顔でカードをアーサーに手渡すと戦いへ戻ってしまった。
(いずれ......このカードは使う事になる...........。)
その時カードに描かれた大剣が光った気がした。
そしてリオは
「クソッ!どんなに攻撃しても鏡で反射されてしまう!」
道を見てみると亀裂だらけだ。このままだと戦いが終わらない。
「君との戦い、つまんなくなってきちゃった。そろそろ人を拐いに行っていいかな?」
「ダメに決まってるだろ!」
「そういえば.......あの方が言っていたな。冒険者達は「名前を消されている」と.........。」
え?今なんて言った?コイツがさっきから言っている「あの方」って言うのは俺達が自分の名前や家族の名前を消されている事を知っているって事なのか?
「名前を思い出せないという理由で嘆いて自殺した冒険者もいたらしいな......。」
「え?」
「たかが名前を思い出せないだけなのに自殺するなんて......「人間って本当に弱い生き物」だよねーアハハハハ!」
ミラレナはそう言うと不気味な笑みを浮かべて笑い始める。
「笑うなよ..........。」
「うん?」
「笑うなって言ってるんだよッ!!お前に何が分かるんだよ.......今まで一緒に育ってきた妹や、育ててくれた父さんや母さん........チームとして努力してきた部活の仲間達の名前も!みんな思い出せないんだぞ!!」
「それがどうかしたの?」
不思議そうな顔で俺を見つめる。
どうしてそんな表情ができるのか分からない。剣を握りしめる力がどんどん強くなっていく。「怒り」だ...........。
「ミラレナ........お前は......この手で絶対倒す.......。」
「赤いの......いやリオ!お前の覚悟受け取った!」
ブルンブルン!
ディルバがバイク音を立て始める。
「ディルバ...........。」
「お前に問おう......お前の力は何のためにある?.......アイツを殺す為か?抑えられない怒りの為か?」
俺は少し黙りこむと一つの結論へと至った。ディルバの質問に対して首を横に振る。
「どれでもない!俺の力はこの街の人を守る為の力だ!笑顔を守るんだ!」
アイツの発言で少し見失っていた。戦う為の力じゃない守る為の力だ!
「いいぜ!俺様....ディルバ.....いやディルバマッハー様が相乗りしてやるよ!」
「ディルバ.......それってつまり!」
「乗るだけじゃ、つまんねぇ!お前の「鎧」になってやる!!」
ブルン!ブルン!ブルン!
ディルバマッハーのタイヤがどんどん加速していく。
おまけコーナー
裏話! 第22話でリオ達は昼食の準備をしていました。
いつもはメガネ君が食事を作っているのですが「考え事がある」という理由で部屋に引きこもり、代わりにその日は「サナさん」が料理しました!
実はサナさん料理は下手なのですが........メガネ君が書いてくれた「誰でも美味しいご飯が作れるレシピ」があるので作れるはずです!
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