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流星祭 編
第22話 朝日が君を照らす
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「無事!クエストをクリアする事ができました!これも皆さまのおかげです(*≧∀≦*)」
ハンドさんは
夜が明け、俺たちの長い夜は終わった。朝日がこんなに安心するものだとは知らなかった。ふとズボンのポケットを触ってみる、入っているのは2枚のカード。「ゴウジンマル」と「ディルバ」のカードだ。
「まだ、少し暖かい.........。」
「どうしたのリオ君?」
「いえ、大丈夫ですよサナさん!それよりメガネ君はどこに行ったんですか?」
みんなが集まっているなか、メガネ君だけ姿がなかった。
「探し物があるってどこかへ行っちゃったよ?」
「そう......ですか。」
一方その頃 メガネ君は
「たぶん、この辺あると思うんだけど............。」
僕はただ1人、森の中を走っていた。あるものを探しているのだ。
僕の手には「あるもの」が握られている。
「!!!............あった。これだ!」
森の中にポツンっと置かれている一つの石の板。コケや汚れがついていない事から毎日丁寧に磨かれていた事が分かる。
そこには名前が一つだけ彫られている「ローズ・リノ」と...........。
「ギルバ.........貴方のしてきた事は許されない事かもしれません。でも少しだけ.....少しだけ同情しています。」
僕はそう言うと廃城から持ってきたペンとインクで文字を書く、石を彫る事なんてできませんからね。
石の板に「ギルバ・リノ」と書くともう片方の手で持っていたネックレスを石の下へ埋めた。
「さようなら..........。」
もう、みんな解散しているだろう。そう思って城の方へと走り出す。
急いで行かなきゃ、リオ先輩達を待たせてしまうかもしれないからだ。
「届けてくれて、ありがとうね.........。これで迎えに行ける。」
後ろから女性の声が聞こえた気がして振り返るもそこには誰もいなかった。
「え.........気のせい?」
暖かい風が吹いて僕の青い髪が少し揺れる。
「ここは一体どこだ?俺は確か......あの爪にやられて殺されたはず。」
どこまでも続く暗闇の中、ただ1人だけ。リビュエもゴウジンマルも....もちろん「彼女」もいなかった。
「そうか、ここがあの世か。」
そう思ったら笑いがこみ上げてきた。あの世に行けば彼女に会えると思っていたのが馬鹿らしくなったのだ。
「ここに来るのは初めてね。思っていた以上に暗いわ.......。」
この声は......聞き覚えがある懐かしい声。まさか!!
俺は勢いよく振り返る、そこにいたのは薄い金髪の........そう「ローズ」だ。
「ローズ.........どうしてここに!」
「ギルバ、貴方を迎えに来たのよ。はい、これ.......青髪のメガネを掛けた子が届けてくれたわ。」
そう言うとローズは俺の首に死ぬ時に落としたはずのネックレスをかけてくれた。青い髪?.......そうかアイツか。
「さぁ行くわよ。私が来たあの白い光の方へ行けば「みんな」が待っている。」
ローズが指を差す方向には白い光が揺らめいていた。とても眩しくて暖かい光だ。でも............
「ダメだ、俺はそこにはいけない。」
「どうして?」
「俺は........両親や妹達.....たくさんの人を殺してきた。だから君と同じ場所には行けない。」
ローズは少し考えた後にこう言った。
「分かったわ........だったら私ももう少しここにいる。」
「なっなんで..........。」
「ダメ?貴方がいる所だったらどこまでもついて行くわ。」
「...............ふっ......君らしいや。」
涙が溢れ落ちてくる、嬉しいという感情でいっぱいになる。
まるで黒く塗られた心が元の綺麗な心になるかのように........鎖から解放されたかのように.........
「あら?ふふっ......それが貴方の本当の姿?」
「え?」
自分の手を見てみる、そこには化け物としての俺の手ではなく人間だった頃の懐かしい手があった。人間の姿に戻ったのだ。
「あぁ、ありがとう君のおかげだ。」
「これで少しお返しができたわね。」
ただ2人だけ........暗闇さえも怖くは感じなかった。ありがとう...........幸せってこういうのを言うんだな。
7月4日 正午12時 ジェネシスでは
トントン
誰かが俺達のギルドのドアをノックする。もうすぐ料理ができるって言うのに一体誰だろう?そう考えながらドアを開ける。
ガチャ
「はーーい誰ですかー?ってハンドさんとテンさん!?」
「お昼ご飯時にごめんね!はい、これ(^○^)」
ドアの前に立っていたハンドさんは箱を俺に渡す。
「これって?」
「こちらは今ファンタジーモールが作っている試作品のケーキでございます。」
「なんかあのクエストの時に迷惑かけちゃったみたいだからね(>_<)お詫びの気持ち!」
確かに渡された箱からは隙間から甘い匂いがしてくる。これは3時のおやつだな。
「そうだ!メガネ君を呼んできてくれるかい?」
「わっ分かりました!メガネ君!お客様だよ!!」
俺が言うと二階から降りてくる音がする、どうやら二階から聞こえたようだ。メガネ君がすぐにやってきた。
「なんですかリオせんぱ......あれ?ハンドさんとテンさん?」
「やぁ!メガネ君!君にはこれ!」
ハンドさんはメガネ君に会うとスーツのポケットからカードを一枚取り出して名刺交換のように渡す。
「こっこれって..........。」
緑色のカード......鎌が描かれていた。
「もっもらっていいんですか!(これはギルバのカード........)」
「あぁ、もちろんさ(^○^)」
「でも!ギルバはハンドさんが倒したから.........。」
「いや!なんでか分かんないけど君に渡した方が良い気がするんだ.......たぶん使う機会も少ないだろうし。」
俺は少し話について行けていない。ギルバって誰!?もしかしてメガネ君が言っていた「僕と似たカマキリのモンスター」の事かな?
「それじゃ!渡したし僕達はこれで!」
「あっあと、ポストに手紙が入っていましたよ。」
テンさんは俺に手紙を渡すと2人で帰っていってしまった。
メガネ君はカードを渡された後、無言ですぐに自分の部屋へ戻ってしまった。
「メガネ君!もうすぐ料理できるよ!........って行っちゃった。」
そういえばこの手紙、誰からのだろう?
差し出し人の名前を見てみる。
「これは.........ギルド「アヴァロン」......アーサー達だ!!」
俺はすぐに手紙の封筒を開け、内容を確認する。
内容はこうだ。
ギルド「ジェネシス」へ
お前達に頼みがある、すぐに俺達のいる「スピカの街」へ来て欲しい。
これはクエストだ。
詳しい事は街に着いたら教える
ギルド「アヴァロン」 リーダー アーサーより
「何があったって言うんだ........早くサナさんに伝えなきゃ!」
その夜 あの廃城では
1人の青髪の青年が杖を持って廃城の周りを歩いていた。
そう、ギルバをカマキリのモンスターへと変えたあの術師の青年だ。
「ふーーん、ここにいた3匹のギガモンスター.....死んじゃったんだ。」
仮面をつけていた青年は仮面を取り外し、笑みを浮かべる。
「まぁいっか。別に期待してたわけじゃないし......でも誰が倒したんだろ?プレイヤー達かな?」
独り言を言いながら森の中を歩き続ける。
「もう、ここに用はないかな......転移魔法「ワープ」」
青年がそう言うと杖から魔法陣が出現し青年はその中へと入っていった。
「次は......確か「スピカの街」かな。あそこにいる子は面白いんだよね.........なんせ僕の「能力」を分けてあげたんだから.......ね。」
魔法陣をくぐると彼の姿は消えていた。
おまけコーナー「裏話」
一つ目
廃城編でCグループとDグループは活躍をする事ができなかったのでソード オブ ベルサイユのウィルター達は少し反省しています。
ウィルター「活躍できなくてすみません..........。」
二つ目
ローズは死後ずーーーっと死者が暮らす世界を旅していました。
それはギルバの人間だった頃の家族を探す為です。ギルバから聞いた数少ない情報を頼りに探していました。
そしてローズは家族を見つける事ができたのです。ローズは家族に「ギルバの事を許してほしい」と頼んでいました。家族や妹の旦那は「もちろん許す決まっている、それより自分達が謝りたい」と言っていました。
特にギルバの下の妹は涙を流しながら言っていました。
「自分のせいだ。」「あの時ひどい事を言ってしまった事を謝りたい」
ギルバが自分の罪を許す事ができたなら、きっと死者の世界で両親やローズと共に望んでいた平和な人生を送る事ができるのでしょう。
ハンドさんは
夜が明け、俺たちの長い夜は終わった。朝日がこんなに安心するものだとは知らなかった。ふとズボンのポケットを触ってみる、入っているのは2枚のカード。「ゴウジンマル」と「ディルバ」のカードだ。
「まだ、少し暖かい.........。」
「どうしたのリオ君?」
「いえ、大丈夫ですよサナさん!それよりメガネ君はどこに行ったんですか?」
みんなが集まっているなか、メガネ君だけ姿がなかった。
「探し物があるってどこかへ行っちゃったよ?」
「そう......ですか。」
一方その頃 メガネ君は
「たぶん、この辺あると思うんだけど............。」
僕はただ1人、森の中を走っていた。あるものを探しているのだ。
僕の手には「あるもの」が握られている。
「!!!............あった。これだ!」
森の中にポツンっと置かれている一つの石の板。コケや汚れがついていない事から毎日丁寧に磨かれていた事が分かる。
そこには名前が一つだけ彫られている「ローズ・リノ」と...........。
「ギルバ.........貴方のしてきた事は許されない事かもしれません。でも少しだけ.....少しだけ同情しています。」
僕はそう言うと廃城から持ってきたペンとインクで文字を書く、石を彫る事なんてできませんからね。
石の板に「ギルバ・リノ」と書くともう片方の手で持っていたネックレスを石の下へ埋めた。
「さようなら..........。」
もう、みんな解散しているだろう。そう思って城の方へと走り出す。
急いで行かなきゃ、リオ先輩達を待たせてしまうかもしれないからだ。
「届けてくれて、ありがとうね.........。これで迎えに行ける。」
後ろから女性の声が聞こえた気がして振り返るもそこには誰もいなかった。
「え.........気のせい?」
暖かい風が吹いて僕の青い髪が少し揺れる。
「ここは一体どこだ?俺は確か......あの爪にやられて殺されたはず。」
どこまでも続く暗闇の中、ただ1人だけ。リビュエもゴウジンマルも....もちろん「彼女」もいなかった。
「そうか、ここがあの世か。」
そう思ったら笑いがこみ上げてきた。あの世に行けば彼女に会えると思っていたのが馬鹿らしくなったのだ。
「ここに来るのは初めてね。思っていた以上に暗いわ.......。」
この声は......聞き覚えがある懐かしい声。まさか!!
俺は勢いよく振り返る、そこにいたのは薄い金髪の........そう「ローズ」だ。
「ローズ.........どうしてここに!」
「ギルバ、貴方を迎えに来たのよ。はい、これ.......青髪のメガネを掛けた子が届けてくれたわ。」
そう言うとローズは俺の首に死ぬ時に落としたはずのネックレスをかけてくれた。青い髪?.......そうかアイツか。
「さぁ行くわよ。私が来たあの白い光の方へ行けば「みんな」が待っている。」
ローズが指を差す方向には白い光が揺らめいていた。とても眩しくて暖かい光だ。でも............
「ダメだ、俺はそこにはいけない。」
「どうして?」
「俺は........両親や妹達.....たくさんの人を殺してきた。だから君と同じ場所には行けない。」
ローズは少し考えた後にこう言った。
「分かったわ........だったら私ももう少しここにいる。」
「なっなんで..........。」
「ダメ?貴方がいる所だったらどこまでもついて行くわ。」
「...............ふっ......君らしいや。」
涙が溢れ落ちてくる、嬉しいという感情でいっぱいになる。
まるで黒く塗られた心が元の綺麗な心になるかのように........鎖から解放されたかのように.........
「あら?ふふっ......それが貴方の本当の姿?」
「え?」
自分の手を見てみる、そこには化け物としての俺の手ではなく人間だった頃の懐かしい手があった。人間の姿に戻ったのだ。
「あぁ、ありがとう君のおかげだ。」
「これで少しお返しができたわね。」
ただ2人だけ........暗闇さえも怖くは感じなかった。ありがとう...........幸せってこういうのを言うんだな。
7月4日 正午12時 ジェネシスでは
トントン
誰かが俺達のギルドのドアをノックする。もうすぐ料理ができるって言うのに一体誰だろう?そう考えながらドアを開ける。
ガチャ
「はーーい誰ですかー?ってハンドさんとテンさん!?」
「お昼ご飯時にごめんね!はい、これ(^○^)」
ドアの前に立っていたハンドさんは箱を俺に渡す。
「これって?」
「こちらは今ファンタジーモールが作っている試作品のケーキでございます。」
「なんかあのクエストの時に迷惑かけちゃったみたいだからね(>_<)お詫びの気持ち!」
確かに渡された箱からは隙間から甘い匂いがしてくる。これは3時のおやつだな。
「そうだ!メガネ君を呼んできてくれるかい?」
「わっ分かりました!メガネ君!お客様だよ!!」
俺が言うと二階から降りてくる音がする、どうやら二階から聞こえたようだ。メガネ君がすぐにやってきた。
「なんですかリオせんぱ......あれ?ハンドさんとテンさん?」
「やぁ!メガネ君!君にはこれ!」
ハンドさんはメガネ君に会うとスーツのポケットからカードを一枚取り出して名刺交換のように渡す。
「こっこれって..........。」
緑色のカード......鎌が描かれていた。
「もっもらっていいんですか!(これはギルバのカード........)」
「あぁ、もちろんさ(^○^)」
「でも!ギルバはハンドさんが倒したから.........。」
「いや!なんでか分かんないけど君に渡した方が良い気がするんだ.......たぶん使う機会も少ないだろうし。」
俺は少し話について行けていない。ギルバって誰!?もしかしてメガネ君が言っていた「僕と似たカマキリのモンスター」の事かな?
「それじゃ!渡したし僕達はこれで!」
「あっあと、ポストに手紙が入っていましたよ。」
テンさんは俺に手紙を渡すと2人で帰っていってしまった。
メガネ君はカードを渡された後、無言ですぐに自分の部屋へ戻ってしまった。
「メガネ君!もうすぐ料理できるよ!........って行っちゃった。」
そういえばこの手紙、誰からのだろう?
差し出し人の名前を見てみる。
「これは.........ギルド「アヴァロン」......アーサー達だ!!」
俺はすぐに手紙の封筒を開け、内容を確認する。
内容はこうだ。
ギルド「ジェネシス」へ
お前達に頼みがある、すぐに俺達のいる「スピカの街」へ来て欲しい。
これはクエストだ。
詳しい事は街に着いたら教える
ギルド「アヴァロン」 リーダー アーサーより
「何があったって言うんだ........早くサナさんに伝えなきゃ!」
その夜 あの廃城では
1人の青髪の青年が杖を持って廃城の周りを歩いていた。
そう、ギルバをカマキリのモンスターへと変えたあの術師の青年だ。
「ふーーん、ここにいた3匹のギガモンスター.....死んじゃったんだ。」
仮面をつけていた青年は仮面を取り外し、笑みを浮かべる。
「まぁいっか。別に期待してたわけじゃないし......でも誰が倒したんだろ?プレイヤー達かな?」
独り言を言いながら森の中を歩き続ける。
「もう、ここに用はないかな......転移魔法「ワープ」」
青年がそう言うと杖から魔法陣が出現し青年はその中へと入っていった。
「次は......確か「スピカの街」かな。あそこにいる子は面白いんだよね.........なんせ僕の「能力」を分けてあげたんだから.......ね。」
魔法陣をくぐると彼の姿は消えていた。
おまけコーナー「裏話」
一つ目
廃城編でCグループとDグループは活躍をする事ができなかったのでソード オブ ベルサイユのウィルター達は少し反省しています。
ウィルター「活躍できなくてすみません..........。」
二つ目
ローズは死後ずーーーっと死者が暮らす世界を旅していました。
それはギルバの人間だった頃の家族を探す為です。ギルバから聞いた数少ない情報を頼りに探していました。
そしてローズは家族を見つける事ができたのです。ローズは家族に「ギルバの事を許してほしい」と頼んでいました。家族や妹の旦那は「もちろん許す決まっている、それより自分達が謝りたい」と言っていました。
特にギルバの下の妹は涙を流しながら言っていました。
「自分のせいだ。」「あの時ひどい事を言ってしまった事を謝りたい」
ギルバが自分の罪を許す事ができたなら、きっと死者の世界で両親やローズと共に望んでいた平和な人生を送る事ができるのでしょう。
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