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流星祭 編
第16話 ついに集合!
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「オリオンの街に帰ってくる事ができたー!」
「サナさんまだ壁の前ですよー」
「お疲れさん、じゃあ俺はここで降りるか」
そういうとダルタンさんは馬車から荷物を持って下りてしまった。
「街の中まで行かないんですか?馬車のおじさんも送ってくれるって........。」
「いや大丈夫だ。少し街を見て周りたいんだ.....用もあるし。」
ダルタンさんはそのまま俺達に手を振りながら門の中へと1人で歩いて行ってしまう。ダルタンさんが街の中に入っていくと馬車の中でしていた懐かしい匂いが消えてしまった。
何の匂いだろ......暖かい布団?いやなんというか....そう「昭和」って感じの匂いだ。いや昭和がどんな匂いか知らないけど.....でもこんな感じなんだろう。
彼の背中を見て俺は思った。大きな背中......歴戦の勇者みたいだ、ボロボロのマントがいい味を出している。
「そろそろ街の中に入るぞー。」
おじさんは俺達にそういうと馬の手綱を引く。
「ひひーーん!」
パカパカパカ
馬はゆっくりと動き出す。疲れているのだろう。
あともう少しだ、あともう少しで街の中央に着く。
15分後
街の中央にある広場に馬車は止まった。噴水がちょうど噴き出す時間だったようで俺達が馬車から降りた途端に噴き出した。
「リオさん!」
誰かが俺を呼んでいる。振り返るとそこにいたのは黄昏の流星のメンバー達、俺に声をかけてきたのはジャンヌちゃんだ。
「ジャンヌちゃん?どうしたの?」
「ジャンヌで結構です!あの、うちのリーダー見てません?」
「帰っている予感がしたから探してるんだよ!」
すごいその予感当たってる........。
「ダルタンさんなら門の前で降りてどっか行っちゃったよ?」
「なっ.........ゾロ!ベガス!街中を探すよ!いなくなる前に!」
「分かった!」
「面倒くさいけど.....まぁいいか。」
ジャンヌちゃ......ジャンヌの指示が出ると2人は動き出す。もうこの子がリーダーでいいんじゃないのかと少し思った。
「やっと帰ってきたの.......今日こそは会議に出席してもらう!」
「あーいつもジャンヌちゃんが会議出てるもんね。」
「サナさん.....私の事ジャンヌちゃんって呼ばすにジャンヌって呼んでも大丈夫ですって.......。」
「私はジャンヌちゃんって呼びます!」
「............もういいです、それで結構です。」
あっジャンヌが折れた。サナさん強いなー。
「ジャン姉、もしかしたらあそこにいるかも.......。」
「キッド!ダルタンさんがどこにいるか分かるの?」
「前に見たことがあるんだ!着いてきて!」
俺達はキッド君の後を追う事になった。
ダルタンさんは用があるって言っていた。その用がある場所なのかな?
7分後
「ここだよ!」
「ここは..........。」
見たことがある場所......この大きな建物.....そうオリオン大図書館だ。
「ここの三階!」
大図書館に入るとすぐに階段をかけ上り三階を目指した。
なんで大図書館にダルタンさんがいるんだ。
「着いた三階......。」
「絵本コーナー?」
本棚に並んでいるのは全て絵本、ここでは子供達が本を読んでいる。
その中に1人だけ大人がいる。ダルタンさんだ。
「ダルタンさん!なにやってるんですか!」
「うん?よぉジャンヌ。元気にしてたか?」
「質問に答えてください!」
するとダルタンさんの元にたくさんの子供達が近づいてくる。
「ダルタンお兄さんだ!」
「帰ってきてたんだ!」
「読み聞かせして!」
「いいぞ!ちょうど新しい本を旅の途中に見つけてきたんだ。」
「わーい!」
読み聞かせが始まった途端、子供達は静かになり集中して聞きはじめた。
俺達はそれをただ見ることしかできなかった。
何が起こったか分からない。
「あれ?ダルタンさん帰ってきてたんですか?」
振り返るとそこにいたのは大図書館で働く女性がやってきた。
「知ってるんですか?」
「えーもちろん。なんせダルタンさんは旅から戻ると旅先で見つけてきた絵本をこうやって子供達に読み聞かせすると本を寄付してくれるんです。」
「そうなんですか.........。」
あの荷物の中には本が入っていたのか........。
そう思うと確かにダルタンさんあの荷物を大事そうに持っていた。
「うちの大図書館はほとんどがオリオンの街の歴史とかばっかりで他の街の事についての本が全くないんです。だから子供達は「他の街の歴史や地理」を全く知らない。」
「え?」
「もしかしたら大人達も知らない可能性もあるんです。そんな時ダルタンさんが遠くの街から本をもってきてくれたんです。」
そういうと彼女は本棚から一冊の本を取り出す。
「それがこの本「星を追う子」って本」
その本の表紙には子供達が綺麗な星空を見上げていた。
流星祭の本なのだろうか。
10分後
「よし今日はこれでおしまいだ。」
「楽しかったー!」
「また読み聞かせしてね。楽しみにしてる!」
子供達はそのまま帰ってしまった。とても楽しそうに階段を降りていく音がする。
「じゃあこの本は本棚に置いとくからな。終わったぞジャンヌ、で俺になんの用だ?」
「はっ!完全に忘れていました!ダルタンさん!今日こそは会議に出席してください!」
「いいよ」
みんな(即答!!)
午後5時40分 大図書館会議室
「やっと会う事ができましたね黄昏の流星のギルドマスター......。」
ついに全員集合で会議が始まった。ヴァルキル君がダルタンさんを睨んでいる。
「君達が確か......ファンタジーモールのハンド?マサムネ君にヴァルキル君。」
「その通りですよ!」
「僕はずっと聞きたかったんです。」
ヴァルキル君は立ち上がりダルタンのすぐそばまで近く。
まるでケンカを売るヤンキーのような目だ。
「うん?」
「なんで貴方がレベル70超えなのか.......僕だって毎日鍛錬を続けてきてレベル45だ。どうして.......。」
「旅をしてたら気づいたら70超えてた、それだけだ。」
(ダルタンさん!それでヴァルキル君が納得するわけ........。)
「なるほど。」
(納得したぁぁあぁぁぁあ!!)
ヴァルキル君は決して頭が良いわけではありませんでした。
「あのー話を戻しても良いかな。ヴァルキル君?」
申し訳そうにハンドさんが声を出す。
「いいですよハンドさん。」
「えーーじゃあ話戻します。僕達が会議を始めて2週間くらい経ちました。」
「そうですね、だいぶこの街もまとまりを持ち始めました。」
確かに言われてみればだいぶ秩序というかなんというか、そう平和になったって感じだ。
「そしてこのタイミングで始まった流星祭。どんなイベントなのか7月7日の当日にならないと分からない。」
「みんな楽しそうですけどね。街の人とか準備をしているのをよく見かけます。」
流星祭は確か本で見たことがある、確か希望のお祭りとかそんな感じだったような覚えがある。俺も少し楽しみにしている。
「という事で僕達も流星祭の手伝いを行います!!イエーーーイ!」
ハンドさんは立ち上がり黒板を用意すると何かを描き始めた。
「手伝いの他にも屋台とかやりたいんだけどみんなOK?」
「僕はいいですよ。」
「俺もいいぞ、祭は好きだ。」
「おっ俺も!手伝います!」
「それじゃ役割を決めていこうか!」
そして祭でのそれぞれの役割が決まった。
ファンタジーモール
役割 屋台のほとんどを担当
「僕達はやっぱり屋台でしょ!」
ソード オブ ベルサイユ
役割 祭の警備
「犯罪などがないよう見回りする事が僕達の仕事か。」
紅桜
役割 同じく警備
「僕達も頑張りますよ!」
黄昏の流星
役割 案内所
「ほんとは屋台がやりたかったんだがしょうがない。」
ジェネシス
役割 同じく案内所
「頑張りましょう!ダルタンさん!」
「これで役割が決まったね!これで今日の会議はおしまい.......と言いたいところなんだけど.....。」
「え?」
「実はみんなに頼み事があってね.........」
「頼み?」
ハンドさんが黒板に触れると、その黒板は反転しもう一つの面が現れた。
そこにはこう書かれている。
「超大型クエスト......幽霊城の攻略.......。」
このクエストをきっかけに俺達の物語が大きく動かし始める事をこの時の俺達は全く知らなかった。
「サナさんまだ壁の前ですよー」
「お疲れさん、じゃあ俺はここで降りるか」
そういうとダルタンさんは馬車から荷物を持って下りてしまった。
「街の中まで行かないんですか?馬車のおじさんも送ってくれるって........。」
「いや大丈夫だ。少し街を見て周りたいんだ.....用もあるし。」
ダルタンさんはそのまま俺達に手を振りながら門の中へと1人で歩いて行ってしまう。ダルタンさんが街の中に入っていくと馬車の中でしていた懐かしい匂いが消えてしまった。
何の匂いだろ......暖かい布団?いやなんというか....そう「昭和」って感じの匂いだ。いや昭和がどんな匂いか知らないけど.....でもこんな感じなんだろう。
彼の背中を見て俺は思った。大きな背中......歴戦の勇者みたいだ、ボロボロのマントがいい味を出している。
「そろそろ街の中に入るぞー。」
おじさんは俺達にそういうと馬の手綱を引く。
「ひひーーん!」
パカパカパカ
馬はゆっくりと動き出す。疲れているのだろう。
あともう少しだ、あともう少しで街の中央に着く。
15分後
街の中央にある広場に馬車は止まった。噴水がちょうど噴き出す時間だったようで俺達が馬車から降りた途端に噴き出した。
「リオさん!」
誰かが俺を呼んでいる。振り返るとそこにいたのは黄昏の流星のメンバー達、俺に声をかけてきたのはジャンヌちゃんだ。
「ジャンヌちゃん?どうしたの?」
「ジャンヌで結構です!あの、うちのリーダー見てません?」
「帰っている予感がしたから探してるんだよ!」
すごいその予感当たってる........。
「ダルタンさんなら門の前で降りてどっか行っちゃったよ?」
「なっ.........ゾロ!ベガス!街中を探すよ!いなくなる前に!」
「分かった!」
「面倒くさいけど.....まぁいいか。」
ジャンヌちゃ......ジャンヌの指示が出ると2人は動き出す。もうこの子がリーダーでいいんじゃないのかと少し思った。
「やっと帰ってきたの.......今日こそは会議に出席してもらう!」
「あーいつもジャンヌちゃんが会議出てるもんね。」
「サナさん.....私の事ジャンヌちゃんって呼ばすにジャンヌって呼んでも大丈夫ですって.......。」
「私はジャンヌちゃんって呼びます!」
「............もういいです、それで結構です。」
あっジャンヌが折れた。サナさん強いなー。
「ジャン姉、もしかしたらあそこにいるかも.......。」
「キッド!ダルタンさんがどこにいるか分かるの?」
「前に見たことがあるんだ!着いてきて!」
俺達はキッド君の後を追う事になった。
ダルタンさんは用があるって言っていた。その用がある場所なのかな?
7分後
「ここだよ!」
「ここは..........。」
見たことがある場所......この大きな建物.....そうオリオン大図書館だ。
「ここの三階!」
大図書館に入るとすぐに階段をかけ上り三階を目指した。
なんで大図書館にダルタンさんがいるんだ。
「着いた三階......。」
「絵本コーナー?」
本棚に並んでいるのは全て絵本、ここでは子供達が本を読んでいる。
その中に1人だけ大人がいる。ダルタンさんだ。
「ダルタンさん!なにやってるんですか!」
「うん?よぉジャンヌ。元気にしてたか?」
「質問に答えてください!」
するとダルタンさんの元にたくさんの子供達が近づいてくる。
「ダルタンお兄さんだ!」
「帰ってきてたんだ!」
「読み聞かせして!」
「いいぞ!ちょうど新しい本を旅の途中に見つけてきたんだ。」
「わーい!」
読み聞かせが始まった途端、子供達は静かになり集中して聞きはじめた。
俺達はそれをただ見ることしかできなかった。
何が起こったか分からない。
「あれ?ダルタンさん帰ってきてたんですか?」
振り返るとそこにいたのは大図書館で働く女性がやってきた。
「知ってるんですか?」
「えーもちろん。なんせダルタンさんは旅から戻ると旅先で見つけてきた絵本をこうやって子供達に読み聞かせすると本を寄付してくれるんです。」
「そうなんですか.........。」
あの荷物の中には本が入っていたのか........。
そう思うと確かにダルタンさんあの荷物を大事そうに持っていた。
「うちの大図書館はほとんどがオリオンの街の歴史とかばっかりで他の街の事についての本が全くないんです。だから子供達は「他の街の歴史や地理」を全く知らない。」
「え?」
「もしかしたら大人達も知らない可能性もあるんです。そんな時ダルタンさんが遠くの街から本をもってきてくれたんです。」
そういうと彼女は本棚から一冊の本を取り出す。
「それがこの本「星を追う子」って本」
その本の表紙には子供達が綺麗な星空を見上げていた。
流星祭の本なのだろうか。
10分後
「よし今日はこれでおしまいだ。」
「楽しかったー!」
「また読み聞かせしてね。楽しみにしてる!」
子供達はそのまま帰ってしまった。とても楽しそうに階段を降りていく音がする。
「じゃあこの本は本棚に置いとくからな。終わったぞジャンヌ、で俺になんの用だ?」
「はっ!完全に忘れていました!ダルタンさん!今日こそは会議に出席してください!」
「いいよ」
みんな(即答!!)
午後5時40分 大図書館会議室
「やっと会う事ができましたね黄昏の流星のギルドマスター......。」
ついに全員集合で会議が始まった。ヴァルキル君がダルタンさんを睨んでいる。
「君達が確か......ファンタジーモールのハンド?マサムネ君にヴァルキル君。」
「その通りですよ!」
「僕はずっと聞きたかったんです。」
ヴァルキル君は立ち上がりダルタンのすぐそばまで近く。
まるでケンカを売るヤンキーのような目だ。
「うん?」
「なんで貴方がレベル70超えなのか.......僕だって毎日鍛錬を続けてきてレベル45だ。どうして.......。」
「旅をしてたら気づいたら70超えてた、それだけだ。」
(ダルタンさん!それでヴァルキル君が納得するわけ........。)
「なるほど。」
(納得したぁぁあぁぁぁあ!!)
ヴァルキル君は決して頭が良いわけではありませんでした。
「あのー話を戻しても良いかな。ヴァルキル君?」
申し訳そうにハンドさんが声を出す。
「いいですよハンドさん。」
「えーーじゃあ話戻します。僕達が会議を始めて2週間くらい経ちました。」
「そうですね、だいぶこの街もまとまりを持ち始めました。」
確かに言われてみればだいぶ秩序というかなんというか、そう平和になったって感じだ。
「そしてこのタイミングで始まった流星祭。どんなイベントなのか7月7日の当日にならないと分からない。」
「みんな楽しそうですけどね。街の人とか準備をしているのをよく見かけます。」
流星祭は確か本で見たことがある、確か希望のお祭りとかそんな感じだったような覚えがある。俺も少し楽しみにしている。
「という事で僕達も流星祭の手伝いを行います!!イエーーーイ!」
ハンドさんは立ち上がり黒板を用意すると何かを描き始めた。
「手伝いの他にも屋台とかやりたいんだけどみんなOK?」
「僕はいいですよ。」
「俺もいいぞ、祭は好きだ。」
「おっ俺も!手伝います!」
「それじゃ役割を決めていこうか!」
そして祭でのそれぞれの役割が決まった。
ファンタジーモール
役割 屋台のほとんどを担当
「僕達はやっぱり屋台でしょ!」
ソード オブ ベルサイユ
役割 祭の警備
「犯罪などがないよう見回りする事が僕達の仕事か。」
紅桜
役割 同じく警備
「僕達も頑張りますよ!」
黄昏の流星
役割 案内所
「ほんとは屋台がやりたかったんだがしょうがない。」
ジェネシス
役割 同じく案内所
「頑張りましょう!ダルタンさん!」
「これで役割が決まったね!これで今日の会議はおしまい.......と言いたいところなんだけど.....。」
「え?」
「実はみんなに頼み事があってね.........」
「頼み?」
ハンドさんが黒板に触れると、その黒板は反転しもう一つの面が現れた。
そこにはこう書かれている。
「超大型クエスト......幽霊城の攻略.......。」
このクエストをきっかけに俺達の物語が大きく動かし始める事をこの時の俺達は全く知らなかった。
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