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第8話 星降る街へ
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「さて......これからどうしましょうか。」
「そういえばアーサーさんがダンジョンに行く途中、なんか街があるって言ってませんでした?」
俺の呟きにメガネ君が答える、俺はダンジョンに行く途中にした会話を思い出す。
3時間前
「お前らはオリオンという街を知っているか?」
「オリオンの街?」
アーサーからの唐突な質問、さっきまで無言だったのに........。
それより街がある事を知らなかった、ずっと森だけしかないと思っていた。
「やはり知らないか........。この森を北東に抜けると見えてくる高い城壁で囲まれた街だ。街と言っていいのか分からないほど壊れている箇所が多いがプレイヤーが多く集まっているぞ。」
そんな街があったのか..........。
「言ってたね、街があるって。」
するとサナさんが抱いているスララをスクイーズのように触りながら、話に入ってくる。スララがものすごく嫌そうな顔をしているな.......。
「じゃあそのオリオンの街?に行ってみようよ!プレイヤーが集まっているらしいし!スララはどう思う?」
スララは少し考えたあと、「ぷに!」と言って首を縦に振る。
行く事に賛成なようだ
「じゃあ決まりだね!早速準備だよ!メガネ君はマップで街のある場所を確認ね!」
「わっ分かりました..........。」
そういうとメガネ君はデバイスでマップを起動した、そういえばマップをあまり使っていない気がするな。ここに来て起動したのは......3回くらいかな?
「そうだ、今のうちにアーサーからもらったランク3のカードを確認しよう!」
俺はさっきアーサーから貰ったカードをズボンのポケットから取り出す。
「さて.......どんなカードかな?」
カードの絵を見てみる、そこに描かれていたのは大きなロボットの姿。
カードの下には謎の古代文字みたいなものではなく英語でこう書かれていた。
「YOU......GO?」
.............これだけじゃ何の能力か分からない。ファイヤだったら燃えている絵で分かりやすかったけど........そう考えていると2人が話かけてきた。
「そろそろ行くよリオ君!」
「ごめんサナさん!じゃあ行きましょうか!」
「マップを見てみたらここから思ったより近くでした.......夕方までに着きそうですよ。」
俺は立ち上がるとカードをポケットにしまう。
「それじゃ!街にレッツゴー!!」
「ゴー!!(メガネ君andリオ君)」
4日前 オリオンの街では........
「さてと.......これからどうしましょうか.........。」
1人の男が社長室のような場所で書くのをやめ椅子に寄っかかると自分の肩を叩き始めた。
トントン
誰かが部屋のドアを叩く
「お!誰か来たみたい.....はいどうぞ~お入りくださ~い」
「失礼します。」
すると入ってきたのは1人の猫耳の女性
「なーんだテンちゃんかー。休憩終わり?なんかお土産買ってきてくれた?」
「仕事に集中してください、貴方は一応うちの「ギルドマスター」なんですから.........。」
「ごめんって!でもうちのギルド、400人超えてんだよ?ヤバくない?」
「しかし、メンバーの約8割が戦闘向きじゃありませんよ。」
その質問に対して男性はニヤニヤしてそうな顔でこう答える。
「だから、この事業を開始したんでしょ?近くの農村と契約を結び、取れたての野菜を提供してもらい!(ちょっと離れてるけど)漁村の漁師さん達から新鮮な魚を買って........。」
「話が長くなりそうなので短縮してもらえます?」
テンはあくびをしながらソファーに座る。
「う......そしてうちのギルドのコックさん達が故郷の味を恋しがっているプレイヤーさん達やこの街に元々住んでいる人達に販売!」
「武器や素材を集めるのはどうするんですか?」
「それは残りの2割の人達がモンスターを狩ってきてくれるよ!手に入れたパール(この世界のお金の単位 円みたいな感じ)は狩猟チームの子達に任せてるよ。僕達が欲しいのは素材だからね。」
「400人もいると給料とか大変では?」
「だから会計を担当する部署があるから大丈夫、色んな部署があるよ......ていうかこの間タイムカード作った。」
そういうと男性はポケットから出したタイムカードを見せつける。
「いよいよ会社ですね.......。」
「ていうかテンはなんで僕にこんな事を聴いているの?秘書だから全部知ってるはずでしょ?」
「貴方がちゃんと覚えているかどうか確認しているんですよ。」
「ちょっと馬鹿にしてない?一応僕は社長的ポジションなんだよ!」
「それじゃ社長は何してるんですか?」
「えーーーーーっと忙しいふりをしております。意外と暇です。」
「そんな暇な社長に山積みの書類の持ってきました。」
そういうと彼女はどこから持ってきたのか分からない書類の山を彼の机を上に「ドンッ!!!」という大きな音をわざとたてながら置く。この音には彼も少し驚いたようだ。
「急にこんなに仕事渡されても困るよ!これ絶対徹夜の量!テンちゃんも秘書なんだから手伝ってよ!」
「そう言われましても.....もぐもぐ。」
「あとなんでケーキ食ってるの?いつの間に持ってきた?」
「ここに来る途中、パティシエのショコラとシフォンが「2人に差し入れです~」って言いながらくれたんですよ。」
そう言いながらソファーに座ってケーキを食べている。
「あ~~シフォンちゃんとショコラちゃんね。中学生くらいなのにものすごくケーキ作るの上手だよね.......あれ?」
「どうしたんですか?」
「まさかだと思うけど.......2つとも食べようとしてない?」
彼の瞳に映ったのは食べ終わったケーキの皿ともう一つのケーキにフォークを刺そうとするテンの姿だった。
「............ぱく。もぐもぐ....う~~ん!最高!至福の時!」
「あ!食べた!!........ひどい!.........あ!」
「もぐもぐ......(この感じ.....また変な事を思いついたな.......)」
「いい事思いついた!」
彼はすぐ様、自分の机に座ると紙を引き出しから取り出し何かを書き始めた。
それをじーーーーーっと見つめるテン。
(いい事.....ではなく「変な事思いついた!」に言い直して欲しい。)
そう密かに考えるテンであった。
「テン!いいかい!この街にはたっくさん!のギルドがある!この街にはルールがない!まさに無謀地帯!」
「確かに何も知らない初心者達をギルドに無理やり入会させ、こき使うギルドがあると聞いたことがあります。」
「だからね!この街を拠点とするギルドのリーダーに集まってもらってこの街のルール......法律を決めるんだ!その呼びかけのビラを作ってる!」
「貴方にしては面白い考えですね.......でもそれに参加するギルドがあるのでしょうか?」
「きっといるさ!そういえばこの街にはどんなギルドがあるんだっけ?ちょっと言ってみて?」
「はぁーー(ため息)分かりました。代表的なものを挙げますね。まずは私たちのギルド「ファンタジーモール」この街で一番人数が多いギルドですが、そのほとんどが戦闘向きではありません。武器屋や飲食店などでプレイヤーを裏で支えております。」
「さすが、うちのギルド。夢は世界に轟く大企業!」
「はいはい.......続いて「ソード オブ ベルサイユ」こちらは2番目に人数が多く、うちとは違い戦闘が得意なプレイヤーがほとんどで......簡単に言えば騎士団ですね。」
「一度あそこのギルドマスターには会った事はあるが結構厳しい人だったなー。」
「続いて説明するのはギルド「紅桜」その名から想像できると思いますが、侍、妖術士、アサシンなどが多く......ソード オブ ベルサイユが洋の集まりならコッチは和の集まりです。」
「このギルドは知ってるよ、うちの和菓子店の常連さんや。」
「そして最後はギルド「黄昏の流星」少人数でありながら、1人1人の実力が凄まじくチームワークも最高......らしいですよ。ただしギルドマスターが時々いなくなるとか........。」
「面白そうだね.......今度行ってみようかな。うん!ありがとう!それじゃ、ビラをこの街中に配って貼って!集まってもらおう!そうだな.......場所は「オリオン大図書館」にしよう!」
「それはいいですが.......まずは仕事を終わらせてください。」
テンはソファーから立ち上がり、彼の机をバン!!と叩き、睨みつける。
「はい.......分かりました.....。」
そして今 オリオンの街、城壁前では.........。
上を見上げると少し空が暗くなっている。4時間くらいは歩いたかな?
森を抜けた先に高い城壁を見えてきてからは少し早歩きしてきた。
「ここがアーサーが言っていた街.......オリオン!」
「すごい......本当に街だ!」
ここにたくさんのプレイヤー達がいる、どんな人達に会えるか楽しみだ!!
おまけコーナー
キャラ紹介!
???(名前は次回のお楽しみ) 年齢は本人曰く「ひ・み・つ」らしい
「ファンタジーモール」のギルドマスターで少し背の大きい男性だぞ
明るい性格をしており、テンが言うには馬鹿らしい。
なんでこの人がギルドマスターをしているのか謎に思う人がギルドの1割はいる。顔だけがなんとロボットの姿のまま!?
そのため、最初は子供に怖がられるが性格のおかげで懐いてくれる。
戦闘はあまり行う事はなくデスクワークがほとんど
使用武器???
テン 21歳
彼の秘書をしている猫耳の女性(被り物ではなく頭から生えている)
社長の言動に振り回されており、ストレスが溜まりまくっている。
趣味は食べ歩きで美味しい物を食べる。
彼女がこれを言うのは本当に美味しい物を食べた時だけ
一応、ロボットの姿にもなれるが戦う事は滅多にない
武器は一応 杖を所持
「そういえばアーサーさんがダンジョンに行く途中、なんか街があるって言ってませんでした?」
俺の呟きにメガネ君が答える、俺はダンジョンに行く途中にした会話を思い出す。
3時間前
「お前らはオリオンという街を知っているか?」
「オリオンの街?」
アーサーからの唐突な質問、さっきまで無言だったのに........。
それより街がある事を知らなかった、ずっと森だけしかないと思っていた。
「やはり知らないか........。この森を北東に抜けると見えてくる高い城壁で囲まれた街だ。街と言っていいのか分からないほど壊れている箇所が多いがプレイヤーが多く集まっているぞ。」
そんな街があったのか..........。
「言ってたね、街があるって。」
するとサナさんが抱いているスララをスクイーズのように触りながら、話に入ってくる。スララがものすごく嫌そうな顔をしているな.......。
「じゃあそのオリオンの街?に行ってみようよ!プレイヤーが集まっているらしいし!スララはどう思う?」
スララは少し考えたあと、「ぷに!」と言って首を縦に振る。
行く事に賛成なようだ
「じゃあ決まりだね!早速準備だよ!メガネ君はマップで街のある場所を確認ね!」
「わっ分かりました..........。」
そういうとメガネ君はデバイスでマップを起動した、そういえばマップをあまり使っていない気がするな。ここに来て起動したのは......3回くらいかな?
「そうだ、今のうちにアーサーからもらったランク3のカードを確認しよう!」
俺はさっきアーサーから貰ったカードをズボンのポケットから取り出す。
「さて.......どんなカードかな?」
カードの絵を見てみる、そこに描かれていたのは大きなロボットの姿。
カードの下には謎の古代文字みたいなものではなく英語でこう書かれていた。
「YOU......GO?」
.............これだけじゃ何の能力か分からない。ファイヤだったら燃えている絵で分かりやすかったけど........そう考えていると2人が話かけてきた。
「そろそろ行くよリオ君!」
「ごめんサナさん!じゃあ行きましょうか!」
「マップを見てみたらここから思ったより近くでした.......夕方までに着きそうですよ。」
俺は立ち上がるとカードをポケットにしまう。
「それじゃ!街にレッツゴー!!」
「ゴー!!(メガネ君andリオ君)」
4日前 オリオンの街では........
「さてと.......これからどうしましょうか.........。」
1人の男が社長室のような場所で書くのをやめ椅子に寄っかかると自分の肩を叩き始めた。
トントン
誰かが部屋のドアを叩く
「お!誰か来たみたい.....はいどうぞ~お入りくださ~い」
「失礼します。」
すると入ってきたのは1人の猫耳の女性
「なーんだテンちゃんかー。休憩終わり?なんかお土産買ってきてくれた?」
「仕事に集中してください、貴方は一応うちの「ギルドマスター」なんですから.........。」
「ごめんって!でもうちのギルド、400人超えてんだよ?ヤバくない?」
「しかし、メンバーの約8割が戦闘向きじゃありませんよ。」
その質問に対して男性はニヤニヤしてそうな顔でこう答える。
「だから、この事業を開始したんでしょ?近くの農村と契約を結び、取れたての野菜を提供してもらい!(ちょっと離れてるけど)漁村の漁師さん達から新鮮な魚を買って........。」
「話が長くなりそうなので短縮してもらえます?」
テンはあくびをしながらソファーに座る。
「う......そしてうちのギルドのコックさん達が故郷の味を恋しがっているプレイヤーさん達やこの街に元々住んでいる人達に販売!」
「武器や素材を集めるのはどうするんですか?」
「それは残りの2割の人達がモンスターを狩ってきてくれるよ!手に入れたパール(この世界のお金の単位 円みたいな感じ)は狩猟チームの子達に任せてるよ。僕達が欲しいのは素材だからね。」
「400人もいると給料とか大変では?」
「だから会計を担当する部署があるから大丈夫、色んな部署があるよ......ていうかこの間タイムカード作った。」
そういうと男性はポケットから出したタイムカードを見せつける。
「いよいよ会社ですね.......。」
「ていうかテンはなんで僕にこんな事を聴いているの?秘書だから全部知ってるはずでしょ?」
「貴方がちゃんと覚えているかどうか確認しているんですよ。」
「ちょっと馬鹿にしてない?一応僕は社長的ポジションなんだよ!」
「それじゃ社長は何してるんですか?」
「えーーーーーっと忙しいふりをしております。意外と暇です。」
「そんな暇な社長に山積みの書類の持ってきました。」
そういうと彼女はどこから持ってきたのか分からない書類の山を彼の机を上に「ドンッ!!!」という大きな音をわざとたてながら置く。この音には彼も少し驚いたようだ。
「急にこんなに仕事渡されても困るよ!これ絶対徹夜の量!テンちゃんも秘書なんだから手伝ってよ!」
「そう言われましても.....もぐもぐ。」
「あとなんでケーキ食ってるの?いつの間に持ってきた?」
「ここに来る途中、パティシエのショコラとシフォンが「2人に差し入れです~」って言いながらくれたんですよ。」
そう言いながらソファーに座ってケーキを食べている。
「あ~~シフォンちゃんとショコラちゃんね。中学生くらいなのにものすごくケーキ作るの上手だよね.......あれ?」
「どうしたんですか?」
「まさかだと思うけど.......2つとも食べようとしてない?」
彼の瞳に映ったのは食べ終わったケーキの皿ともう一つのケーキにフォークを刺そうとするテンの姿だった。
「............ぱく。もぐもぐ....う~~ん!最高!至福の時!」
「あ!食べた!!........ひどい!.........あ!」
「もぐもぐ......(この感じ.....また変な事を思いついたな.......)」
「いい事思いついた!」
彼はすぐ様、自分の机に座ると紙を引き出しから取り出し何かを書き始めた。
それをじーーーーーっと見つめるテン。
(いい事.....ではなく「変な事思いついた!」に言い直して欲しい。)
そう密かに考えるテンであった。
「テン!いいかい!この街にはたっくさん!のギルドがある!この街にはルールがない!まさに無謀地帯!」
「確かに何も知らない初心者達をギルドに無理やり入会させ、こき使うギルドがあると聞いたことがあります。」
「だからね!この街を拠点とするギルドのリーダーに集まってもらってこの街のルール......法律を決めるんだ!その呼びかけのビラを作ってる!」
「貴方にしては面白い考えですね.......でもそれに参加するギルドがあるのでしょうか?」
「きっといるさ!そういえばこの街にはどんなギルドがあるんだっけ?ちょっと言ってみて?」
「はぁーー(ため息)分かりました。代表的なものを挙げますね。まずは私たちのギルド「ファンタジーモール」この街で一番人数が多いギルドですが、そのほとんどが戦闘向きではありません。武器屋や飲食店などでプレイヤーを裏で支えております。」
「さすが、うちのギルド。夢は世界に轟く大企業!」
「はいはい.......続いて「ソード オブ ベルサイユ」こちらは2番目に人数が多く、うちとは違い戦闘が得意なプレイヤーがほとんどで......簡単に言えば騎士団ですね。」
「一度あそこのギルドマスターには会った事はあるが結構厳しい人だったなー。」
「続いて説明するのはギルド「紅桜」その名から想像できると思いますが、侍、妖術士、アサシンなどが多く......ソード オブ ベルサイユが洋の集まりならコッチは和の集まりです。」
「このギルドは知ってるよ、うちの和菓子店の常連さんや。」
「そして最後はギルド「黄昏の流星」少人数でありながら、1人1人の実力が凄まじくチームワークも最高......らしいですよ。ただしギルドマスターが時々いなくなるとか........。」
「面白そうだね.......今度行ってみようかな。うん!ありがとう!それじゃ、ビラをこの街中に配って貼って!集まってもらおう!そうだな.......場所は「オリオン大図書館」にしよう!」
「それはいいですが.......まずは仕事を終わらせてください。」
テンはソファーから立ち上がり、彼の机をバン!!と叩き、睨みつける。
「はい.......分かりました.....。」
そして今 オリオンの街、城壁前では.........。
上を見上げると少し空が暗くなっている。4時間くらいは歩いたかな?
森を抜けた先に高い城壁を見えてきてからは少し早歩きしてきた。
「ここがアーサーが言っていた街.......オリオン!」
「すごい......本当に街だ!」
ここにたくさんのプレイヤー達がいる、どんな人達に会えるか楽しみだ!!
おまけコーナー
キャラ紹介!
???(名前は次回のお楽しみ) 年齢は本人曰く「ひ・み・つ」らしい
「ファンタジーモール」のギルドマスターで少し背の大きい男性だぞ
明るい性格をしており、テンが言うには馬鹿らしい。
なんでこの人がギルドマスターをしているのか謎に思う人がギルドの1割はいる。顔だけがなんとロボットの姿のまま!?
そのため、最初は子供に怖がられるが性格のおかげで懐いてくれる。
戦闘はあまり行う事はなくデスクワークがほとんど
使用武器???
テン 21歳
彼の秘書をしている猫耳の女性(被り物ではなく頭から生えている)
社長の言動に振り回されており、ストレスが溜まりまくっている。
趣味は食べ歩きで美味しい物を食べる。
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