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第23話 バトルロイヤル12 ティータイム
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戦場は凄まじい混乱に包まれていた。
グリフォンの翼が強風を巻き起こし、敵の一団を吹き飛ばしながら激しく戦っていたが、その最中、モカの姿が突然視界から消えた。鋭い目で辺りを見回しても、ヴィーナスであるモカはどこにもいない。
「モカ…どこだ!?」
グリフォンの焦りが胸を突く。周囲の喧騒、金属がぶつかる音、そして魔力の炸裂が耳をつんざく中、彼の焦燥感は増すばかりだった。冷たい風が戦場を切り裂くように吹き抜け、気がつけば目の前に広がる水域が完全に凍りついていた。
「まさか…!」
不安が胸を締めつける。モカの気配が消え、目の前に広がる凍りついた水面は、不吉な予兆だった。戦場の激しさの中で、モカが無防備な状態で捕らえられたのではないかという疑念が、グリフォンの心を乱す。
彼女はすでに、ドルチェの毒で気を失い、その姿は戦場の混沌に紛れていた。遠く離れた暗い場所、ドルチェの隠れ家で彼女は眠り続けている。
「まぁ♡お人形のように可愛いヴィーナス♡」と、ドルチェはその勝利を冷酷に楽しんでいた。
モカを蜘蛛の糸で操り、無力な彼女をドルチェ好みのフリルのついたロリータ服に着替えさせる。
ロリータ服は少女サイズの物で、モカの豊満な胸が主張している。今すぐにでもパチン!とブラウスのボタンがはち切れそうだ。
ドルチェはその様子を楽しむ様に、まるでドールハウスの中で遊ぶかのように彼女を弄び始めた。
「モカちゃあん、私とティーパーティしましょうね♡」
「……」
「さっきね、クッキーを食べたから紅茶が飲みたくなったのよ」
「……」
モカは完全に意識を失っている。
ドルチェは蜘蛛の糸でマリオネットのようにモカを操りティーパーティーを楽しむ。その時、モカの細い指に支えられていたティーカップが傾き、紅茶がこぼれ落ちる。
パシャッ
「あらっ、紅茶、溢しちゃったじゃない!悪い子」
バチンッ!
ドルチェはモカの頬を勢い良くビンタする。
眠るモカの頬が弾かれて髪が乱れる。パツン!勢いで胸元のボタンが飛んだ。モカの胸を包む緑色のブラジャーが露わになる。
モカの頬が赤くなり、ツーっと鼻血が虚しく垂れた。
「あら、嫌だわ。綺麗なお顔が台無しじゃない。そうだ、反対側の頬も叩けばもっと可愛くなるかしら♡」
バチン!
モカの瞼はかすかに動くが、意識は戻らない。彼女の無垢な顔には、薄い苦しみが刻まれていた。
外では命がけの戦いが繰り広げられている一方で、ドルチェはその戦場の悲劇を全く意に介さず、捕らえたモカを自らの手の中で完璧な人形として楽しんでいた。
モカの消失に気づいたグリフォンの焦りは頂点に達し、戦場の緊張感と重圧はますます高まっていく。
グリフォン「まじかよ…モカ!!モカーーー!!」
戦場で敵をなぎ払いながらグリフォンは決意する。
「必ずッ!必ず探しに行くからな!!!それまでどうか無事で居てくれ…」
グリフォンの胸を、氷のように冷たい不安が締めつけた。
「モカ…お前だけは、失えないんだ…」
グリフォンにとって、モカとの出会いは新しい人生の幕開けだった。それまで彼は、ただ目的もなく日々を過ごし、何を目指せばいいのかもわからなかった。
しかし、モカと出会った瞬間、彼の心は初めて揺さぶられた。彼女は美しかった。ただその容姿だけではなく、内側から輝く自信と他者を思いやる深い慈愛が、まるでヴィーナスそのものだった。周りの人々を愛し、温かく包み込むその姿に、グリフォンは次第に心を奪われていった。
そして何より、モカは自分を大切に思い、いつも気取らず自然体で接してくれる。彼が不安に沈む時も、優しい笑顔でそっと導いてくれるその姿に、グリフォンは胸が温かくなるのを感じた。そんなモカを、彼は心から愛し、守りたいと思うようになったのだった。
グリフォンの翼が強風を巻き起こし、敵の一団を吹き飛ばしながら激しく戦っていたが、その最中、モカの姿が突然視界から消えた。鋭い目で辺りを見回しても、ヴィーナスであるモカはどこにもいない。
「モカ…どこだ!?」
グリフォンの焦りが胸を突く。周囲の喧騒、金属がぶつかる音、そして魔力の炸裂が耳をつんざく中、彼の焦燥感は増すばかりだった。冷たい風が戦場を切り裂くように吹き抜け、気がつけば目の前に広がる水域が完全に凍りついていた。
「まさか…!」
不安が胸を締めつける。モカの気配が消え、目の前に広がる凍りついた水面は、不吉な予兆だった。戦場の激しさの中で、モカが無防備な状態で捕らえられたのではないかという疑念が、グリフォンの心を乱す。
彼女はすでに、ドルチェの毒で気を失い、その姿は戦場の混沌に紛れていた。遠く離れた暗い場所、ドルチェの隠れ家で彼女は眠り続けている。
「まぁ♡お人形のように可愛いヴィーナス♡」と、ドルチェはその勝利を冷酷に楽しんでいた。
モカを蜘蛛の糸で操り、無力な彼女をドルチェ好みのフリルのついたロリータ服に着替えさせる。
ロリータ服は少女サイズの物で、モカの豊満な胸が主張している。今すぐにでもパチン!とブラウスのボタンがはち切れそうだ。
ドルチェはその様子を楽しむ様に、まるでドールハウスの中で遊ぶかのように彼女を弄び始めた。
「モカちゃあん、私とティーパーティしましょうね♡」
「……」
「さっきね、クッキーを食べたから紅茶が飲みたくなったのよ」
「……」
モカは完全に意識を失っている。
ドルチェは蜘蛛の糸でマリオネットのようにモカを操りティーパーティーを楽しむ。その時、モカの細い指に支えられていたティーカップが傾き、紅茶がこぼれ落ちる。
パシャッ
「あらっ、紅茶、溢しちゃったじゃない!悪い子」
バチンッ!
ドルチェはモカの頬を勢い良くビンタする。
眠るモカの頬が弾かれて髪が乱れる。パツン!勢いで胸元のボタンが飛んだ。モカの胸を包む緑色のブラジャーが露わになる。
モカの頬が赤くなり、ツーっと鼻血が虚しく垂れた。
「あら、嫌だわ。綺麗なお顔が台無しじゃない。そうだ、反対側の頬も叩けばもっと可愛くなるかしら♡」
バチン!
モカの瞼はかすかに動くが、意識は戻らない。彼女の無垢な顔には、薄い苦しみが刻まれていた。
外では命がけの戦いが繰り広げられている一方で、ドルチェはその戦場の悲劇を全く意に介さず、捕らえたモカを自らの手の中で完璧な人形として楽しんでいた。
モカの消失に気づいたグリフォンの焦りは頂点に達し、戦場の緊張感と重圧はますます高まっていく。
グリフォン「まじかよ…モカ!!モカーーー!!」
戦場で敵をなぎ払いながらグリフォンは決意する。
「必ずッ!必ず探しに行くからな!!!それまでどうか無事で居てくれ…」
グリフォンの胸を、氷のように冷たい不安が締めつけた。
「モカ…お前だけは、失えないんだ…」
グリフォンにとって、モカとの出会いは新しい人生の幕開けだった。それまで彼は、ただ目的もなく日々を過ごし、何を目指せばいいのかもわからなかった。
しかし、モカと出会った瞬間、彼の心は初めて揺さぶられた。彼女は美しかった。ただその容姿だけではなく、内側から輝く自信と他者を思いやる深い慈愛が、まるでヴィーナスそのものだった。周りの人々を愛し、温かく包み込むその姿に、グリフォンは次第に心を奪われていった。
そして何より、モカは自分を大切に思い、いつも気取らず自然体で接してくれる。彼が不安に沈む時も、優しい笑顔でそっと導いてくれるその姿に、グリフォンは胸が温かくなるのを感じた。そんなモカを、彼は心から愛し、守りたいと思うようになったのだった。
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