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第276話 再会
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ローマの朝の柔らかな陽ざしの差し込むホテルのダブルベッドで愛翔がフッと目をさました。
愛翔の横には桜と楓が幸せそうな顔で寝息を立てている。愛翔はそっと2人の頬を撫ぜキスを落とすと2人を起こさないようそっとベッドから出ると2人の柔らかい丘にシーツを掛け自分は素肌にガウンを羽織りシャワールームに向かった。
愛翔がシャワールームから戻ると、桜と楓もガウンを羽織りにこやかに雑談をしていた。そして愛翔に気付くと両側からそっと身体を寄せる。
「愛翔おはよう」
「おはよう、愛翔。今日はいよいよスタジアムでセリエAに挑戦ね」
「ああ、2人のおかげで時差ボケの睡眠不足にもならずに済んだし、頑張るよ」
スタジアムのメインゲート前で愛翔たち3人はミケル・レガスを待っている。
そこにスタジアムから1人の男性が出てきた。フロンティーンのスーツを着こなしたその男性はにこやかに愛翔に声を掛けてきた。
「住吉愛翔さんですか」
「はい、そうですが、あなたは?」
「私、ローマ・ソチエタFCのスカウト部長でパスクアーレ・デ・ラブロックと言います。レガスさんからあなたを案内するように依頼されてきています」
「スカウト部長、ありがとうございます。あ、先に紹介します。こちら華押桜、私の妻です。そしてこちらが橘楓。彼女も私の妻ですので、そのようによろしくお願いします。そして私が、言われたように住吉愛翔です。アメリカと日本でプロを目指しサッカーをしてきています。アメリカでは15歳の時に1試合MLSでスポット参戦しました。日本ではスポット扱いでJリーグで1か月半プレーしました。こちらでも頑張りますのでよろしくお願いします」
「なるほど、まるっきりのバンビーニというわけでは無いと、まあレガスさんが紹介するのですからそれなりですか。いいでしょう。レガスさんに恥をかかせないよう頑張ってください。こちらです」
愛翔たちはロッカールームに案内され、そこでミケル・レガスとの再会を果たした。
「ミケルさん。お久しぶりです。約束通りここまで来ましたよ」
「愛翔、よく来た。Jでの活躍はネットで見たよ。事件についてもな。ステラスターFCは、つまらないことで貴重な戦力を手放したものだ。で、そちらのお嬢さんたちが例の災難にあった愛翔の恋人たちかい」
3人が頷くと
「日本では大変だったようだね。イタリアではそんな事で評判が下がるなんてことは無いから気にしなくていい。それよりも愛翔をしっかり愛してやりなさい。そして愛翔はそれに答えてあげるといい。もちろんサッカーでもしっかりアピールするのを忘れるなよ。じゃあ、スカウト部長。彼女たちを観覧席に案内してあげてくれ。愛翔はこっちだ」
「本来なら、下部チームで揉まれてもらうんだが、愛翔はすでにMLSとJで結果を出しているから、それは良いだろう」
そして愛翔が連れていかれたのはトップチームの練習エリアだった。
愛翔の横には桜と楓が幸せそうな顔で寝息を立てている。愛翔はそっと2人の頬を撫ぜキスを落とすと2人を起こさないようそっとベッドから出ると2人の柔らかい丘にシーツを掛け自分は素肌にガウンを羽織りシャワールームに向かった。
愛翔がシャワールームから戻ると、桜と楓もガウンを羽織りにこやかに雑談をしていた。そして愛翔に気付くと両側からそっと身体を寄せる。
「愛翔おはよう」
「おはよう、愛翔。今日はいよいよスタジアムでセリエAに挑戦ね」
「ああ、2人のおかげで時差ボケの睡眠不足にもならずに済んだし、頑張るよ」
スタジアムのメインゲート前で愛翔たち3人はミケル・レガスを待っている。
そこにスタジアムから1人の男性が出てきた。フロンティーンのスーツを着こなしたその男性はにこやかに愛翔に声を掛けてきた。
「住吉愛翔さんですか」
「はい、そうですが、あなたは?」
「私、ローマ・ソチエタFCのスカウト部長でパスクアーレ・デ・ラブロックと言います。レガスさんからあなたを案内するように依頼されてきています」
「スカウト部長、ありがとうございます。あ、先に紹介します。こちら華押桜、私の妻です。そしてこちらが橘楓。彼女も私の妻ですので、そのようによろしくお願いします。そして私が、言われたように住吉愛翔です。アメリカと日本でプロを目指しサッカーをしてきています。アメリカでは15歳の時に1試合MLSでスポット参戦しました。日本ではスポット扱いでJリーグで1か月半プレーしました。こちらでも頑張りますのでよろしくお願いします」
「なるほど、まるっきりのバンビーニというわけでは無いと、まあレガスさんが紹介するのですからそれなりですか。いいでしょう。レガスさんに恥をかかせないよう頑張ってください。こちらです」
愛翔たちはロッカールームに案内され、そこでミケル・レガスとの再会を果たした。
「ミケルさん。お久しぶりです。約束通りここまで来ましたよ」
「愛翔、よく来た。Jでの活躍はネットで見たよ。事件についてもな。ステラスターFCは、つまらないことで貴重な戦力を手放したものだ。で、そちらのお嬢さんたちが例の災難にあった愛翔の恋人たちかい」
3人が頷くと
「日本では大変だったようだね。イタリアではそんな事で評判が下がるなんてことは無いから気にしなくていい。それよりも愛翔をしっかり愛してやりなさい。そして愛翔はそれに答えてあげるといい。もちろんサッカーでもしっかりアピールするのを忘れるなよ。じゃあ、スカウト部長。彼女たちを観覧席に案内してあげてくれ。愛翔はこっちだ」
「本来なら、下部チームで揉まれてもらうんだが、愛翔はすでにMLSとJで結果を出しているから、それは良いだろう」
そして愛翔が連れていかれたのはトップチームの練習エリアだった。
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