71 / 166
71話
しおりを挟む
翌日から騎士団2部隊が僕たちのサポートについてくれることになった。なったのは良いのだけれど。
「何をしているんですか」
目の前にずらりと並んでいるのは、フル装備の騎士団の皆様。
「おふたりを完全サポートする準備です」
僕とミューは頭を抱えた。騎士団のフル装備。つまりはキンキラキンの金属鎧。フルプレートほどではないけれど何か動くたびにガチャガチャとやかましい金属音をまき散らす。それがこれだけ大人数でいたら、それは魔獣に襲い掛かってきてくださいというようなもの。僕もミューも大きなため息をついた。
「ルーカスさん、いや騎士団長を呼んでください」
ルーカスさんはすぐに来てくれた。
「ルーカスさん、騎士団の皆さんの装備はなんとかなりませんか」
「装備ですか。何かおかしなところがありますか」
どうやら分かっていないらしい。
「あんな金属鎧でガチャガチャやかましい音をさせて森に入ったら余計な魔獣を引き寄せてしまいます。音を出さない装備に変えさせてください」
「え」
「え、って。あ、そうか騎士団は襲われた時の対抗組織だからそこのあたりは周知されてないんですね」
「どういう事でしょうか」
「森の外でなら、あなた方の装備で問題ないのですけど。……」
僕が金属鎧を装備して森に入る危険性を説明すると、ルーカスさんはまっ青になり
「あ、ありがとうございます。うっかりと大変なことになるところでした」
「いえ、まあ余程までは僕とミューで対応できますけど、遠い位置で襲われると間に合わないこともありますので念のためです」
その後、装備を取り換えてきた騎士団の皆に魔獣の間引き方を説明し、森に入っていった。そこからは僕もミューも当然に無言で、時折ハンドサインと目線で打ち合わせをしつつターゲットとなる魔獣を探す。探知も展開しているけれどそれだけに頼るのは危険なので地道に痕跡を探しつつ森の中を探索する。いた。ミューと目を合わせ、さらにハンドサインで狙いを確認する。お互いにうなずき、剣を抜く。オリハルコンの剣は、金色に輝き、その存在を主張する。オリハルコンコートの剣とは明らかに異なる輝きに追従する騎士団も目を奪われているようだ。ターゲットにした魔獣に向かって僕とミューは駆ける。中位魔獣レッド・グリズリー5体の群れだ。僕とミューは左右に展開し群れを挟み撃ちにする。僕が1体目のレッドグリズリーを左手のハンド・アンド・ハーフソードで切り裂く。僕に群れの敵意が集まった瞬間ミューが右手の片手剣で2体目のレッドグリズリーの首を飛ばす。群れがパニックに陥ったのが分かる。それと同時に一旦僕に集まったレッドグリズリーの敵意が分散した。ミューが一旦距離を取ったのを確認して僕が3体目を肩口から袈裟切りに切り裂く。これで一気にレッドグリズリーの敵意が僕に向く。2体のレッドグリズリーが僕に向いたところで僕が左側、ミューが僕から見て右側のレッドグリズリーに切りかかる。今回は、さすがに腕でガードをしてきたけれど上位魔獣も切り裂く今の僕たちは、その腕ごと首を飛ばすことが出来た。レッドグリズリーがどれも立ち上がってこない事を確認して僕とミューは騎士団の元に戻る。
「あ、あのファイ殿」
「あ、ルーカスさん。なんですか」
「ぶしつけな質問よろしいでしょうか」
「魔獣の領域の森の中なので手短におねがいします」
「その、おふたりの持つ剣は、いったいなんなのでしょうか」
やはり騎士ともなれば変わった剣は気になるようで。一言答えたら質問が続くだろうと思われたので
「ん~、今日の狩りが終わったら話せる範囲でお話します」
「ぜ、絶対ですよ。お願いしますね」
「は、はい。話せる範囲でですよ」
ルーカスさんだけじゃなく周りの騎士団員の目も興味津々のようだ。レオポルトさんが忙しくなるかもしれない。それでも1日森の表層のそれもかなり浅い場所を回って魔獣を間引いた。
僕とミューは今騎士団団長のルーカスさんはじめ騎士団員に囲まれている。
「聞きたいというのはこの剣の事ですよね」
「そう、それ。金色に光る剣。これまで見たことないし、物凄く良さそうに見える。いったい何なのか教えてもらえないだろうか」
ルーカスさんが興奮で顔を真っ赤にして詰め寄ってくる。
「これはオリハルコンの剣です」
辺境伯領領都の鍛冶師が鍛えたものだと説明すると。
「持たせてもらることは出来ないだろうか。丁寧に扱うことは約束するので」
ルーカスさんの目が僕たちの剣から離れない。そこで、
「持つだけですよ」
とオリハルコンのブロードソードを鞘ごとテーブルに置いた。恐る恐る手を伸ばすルーカスさんが妙におかしい。けれど、本当におかしくなったのはルーカスさんが剣を握ってからだった。最初はやや不審な顔が徐々に驚愕に彩られていく。
「持ち上がらない」
それから入れ代わり立ち代わり騎士団員が持とうとするものの誰一人持ち上げることができない。念のためと試してみたミューの片手剣でさえピクリとも動かせる人がいなかった。不思議に思い僕とミューがお互いの剣を持ってみても別に異状なく普通に持つことができる。理由は分からないけれどオリハルコンの剣を持てるのは僕たちだけということが分かった。鍛冶師のレオポルトさんも持っていたので力ではない何かが影響しているのだろう。
その後12日の間、森での間引きを行っていると、いよいよ森の雰囲気が変わった。
「ルーカスさん、そろそろスタンピードが始まりそうです。森の中でスタンピードに遭遇すると収拾がつかなくなります。間引きはここまでにして森からでましょう」
結局のところスタンピードはこの森での従来のスタンピードの半分以下の規模に収まり周辺への被害も他の街へつながる街道の施設の1部や畑の1部に被害があった程度で大きな混乱もなく収束させることができた。
「何をしているんですか」
目の前にずらりと並んでいるのは、フル装備の騎士団の皆様。
「おふたりを完全サポートする準備です」
僕とミューは頭を抱えた。騎士団のフル装備。つまりはキンキラキンの金属鎧。フルプレートほどではないけれど何か動くたびにガチャガチャとやかましい金属音をまき散らす。それがこれだけ大人数でいたら、それは魔獣に襲い掛かってきてくださいというようなもの。僕もミューも大きなため息をついた。
「ルーカスさん、いや騎士団長を呼んでください」
ルーカスさんはすぐに来てくれた。
「ルーカスさん、騎士団の皆さんの装備はなんとかなりませんか」
「装備ですか。何かおかしなところがありますか」
どうやら分かっていないらしい。
「あんな金属鎧でガチャガチャやかましい音をさせて森に入ったら余計な魔獣を引き寄せてしまいます。音を出さない装備に変えさせてください」
「え」
「え、って。あ、そうか騎士団は襲われた時の対抗組織だからそこのあたりは周知されてないんですね」
「どういう事でしょうか」
「森の外でなら、あなた方の装備で問題ないのですけど。……」
僕が金属鎧を装備して森に入る危険性を説明すると、ルーカスさんはまっ青になり
「あ、ありがとうございます。うっかりと大変なことになるところでした」
「いえ、まあ余程までは僕とミューで対応できますけど、遠い位置で襲われると間に合わないこともありますので念のためです」
その後、装備を取り換えてきた騎士団の皆に魔獣の間引き方を説明し、森に入っていった。そこからは僕もミューも当然に無言で、時折ハンドサインと目線で打ち合わせをしつつターゲットとなる魔獣を探す。探知も展開しているけれどそれだけに頼るのは危険なので地道に痕跡を探しつつ森の中を探索する。いた。ミューと目を合わせ、さらにハンドサインで狙いを確認する。お互いにうなずき、剣を抜く。オリハルコンの剣は、金色に輝き、その存在を主張する。オリハルコンコートの剣とは明らかに異なる輝きに追従する騎士団も目を奪われているようだ。ターゲットにした魔獣に向かって僕とミューは駆ける。中位魔獣レッド・グリズリー5体の群れだ。僕とミューは左右に展開し群れを挟み撃ちにする。僕が1体目のレッドグリズリーを左手のハンド・アンド・ハーフソードで切り裂く。僕に群れの敵意が集まった瞬間ミューが右手の片手剣で2体目のレッドグリズリーの首を飛ばす。群れがパニックに陥ったのが分かる。それと同時に一旦僕に集まったレッドグリズリーの敵意が分散した。ミューが一旦距離を取ったのを確認して僕が3体目を肩口から袈裟切りに切り裂く。これで一気にレッドグリズリーの敵意が僕に向く。2体のレッドグリズリーが僕に向いたところで僕が左側、ミューが僕から見て右側のレッドグリズリーに切りかかる。今回は、さすがに腕でガードをしてきたけれど上位魔獣も切り裂く今の僕たちは、その腕ごと首を飛ばすことが出来た。レッドグリズリーがどれも立ち上がってこない事を確認して僕とミューは騎士団の元に戻る。
「あ、あのファイ殿」
「あ、ルーカスさん。なんですか」
「ぶしつけな質問よろしいでしょうか」
「魔獣の領域の森の中なので手短におねがいします」
「その、おふたりの持つ剣は、いったいなんなのでしょうか」
やはり騎士ともなれば変わった剣は気になるようで。一言答えたら質問が続くだろうと思われたので
「ん~、今日の狩りが終わったら話せる範囲でお話します」
「ぜ、絶対ですよ。お願いしますね」
「は、はい。話せる範囲でですよ」
ルーカスさんだけじゃなく周りの騎士団員の目も興味津々のようだ。レオポルトさんが忙しくなるかもしれない。それでも1日森の表層のそれもかなり浅い場所を回って魔獣を間引いた。
僕とミューは今騎士団団長のルーカスさんはじめ騎士団員に囲まれている。
「聞きたいというのはこの剣の事ですよね」
「そう、それ。金色に光る剣。これまで見たことないし、物凄く良さそうに見える。いったい何なのか教えてもらえないだろうか」
ルーカスさんが興奮で顔を真っ赤にして詰め寄ってくる。
「これはオリハルコンの剣です」
辺境伯領領都の鍛冶師が鍛えたものだと説明すると。
「持たせてもらることは出来ないだろうか。丁寧に扱うことは約束するので」
ルーカスさんの目が僕たちの剣から離れない。そこで、
「持つだけですよ」
とオリハルコンのブロードソードを鞘ごとテーブルに置いた。恐る恐る手を伸ばすルーカスさんが妙におかしい。けれど、本当におかしくなったのはルーカスさんが剣を握ってからだった。最初はやや不審な顔が徐々に驚愕に彩られていく。
「持ち上がらない」
それから入れ代わり立ち代わり騎士団員が持とうとするものの誰一人持ち上げることができない。念のためと試してみたミューの片手剣でさえピクリとも動かせる人がいなかった。不思議に思い僕とミューがお互いの剣を持ってみても別に異状なく普通に持つことができる。理由は分からないけれどオリハルコンの剣を持てるのは僕たちだけということが分かった。鍛冶師のレオポルトさんも持っていたので力ではない何かが影響しているのだろう。
その後12日の間、森での間引きを行っていると、いよいよ森の雰囲気が変わった。
「ルーカスさん、そろそろスタンピードが始まりそうです。森の中でスタンピードに遭遇すると収拾がつかなくなります。間引きはここまでにして森からでましょう」
結局のところスタンピードはこの森での従来のスタンピードの半分以下の規模に収まり周辺への被害も他の街へつながる街道の施設の1部や畑の1部に被害があった程度で大きな混乱もなく収束させることができた。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
妻を寝取ったパーティーメンバーに刺殺された俺はもう死にたくない。〜二度目の俺。最悪から最高の人生へ〜
橋本 悠
ファンタジー
両親の死、いじめ、NTRなどありとあらゆる`最悪`を経験し、終いにはパーティーメンバーに刺殺された俺は、異世界転生に成功した……と思いきや。
もしかして……また俺かよ!!
人生の最悪を賭けた二周目の俺が始まる……ってもうあんな最悪見たくない!!!
さいっっっっこうの人生送ってやるよ!!
──────
こちらの作品はカクヨム様でも連載させていただいております。
先取り更新はカクヨム様でございます。是非こちらもよろしくお願いします!
もういらないと言われたので隣国で聖女やります。
ゆーぞー
ファンタジー
孤児院出身のアリスは5歳の時に天女様の加護があることがわかり、王都で聖女をしていた。
しかし国王が崩御したため、国外追放されてしまう。
しかし隣国で聖女をやることになり、アリスは幸せを掴んでいく。
勇者に恋人寝取られ、悪評付きでパーティーを追放された俺、燃えた実家の道具屋を世界一にして勇者共を見下す
大小判
ファンタジー
平民同然の男爵家嫡子にして魔道具職人のローランは、旅に不慣れな勇者と四人の聖女を支えるべく勇者パーティーに加入するが、いけ好かない勇者アレンに義妹である治癒の聖女は心を奪われ、恋人であり、魔術の聖女である幼馴染を寝取られてしまう。
その上、何の非もなくパーティーに貢献していたローランを追放するために、勇者たちによって役立たずで勇者の恋人を寝取る最低男の悪評を世間に流されてしまった。
地元以外の冒険者ギルドからの信頼を失い、怒りと失望、悲しみで頭の整理が追い付かず、抜け殻状態で帰郷した彼に更なる追い打ちとして、将来継ぐはずだった実家の道具屋が、爵位証明書と両親もろとも炎上。
失意のどん底に立たされたローランだったが、 両親の葬式の日に義妹と幼馴染が王都で呑気に勇者との結婚披露宴パレードなるものを開催していたと知って怒りが爆発。
「勇者パーティ―全員、俺に泣いて土下座するくらい成り上がってやる!!」
そんな決意を固めてから一年ちょっと。成人を迎えた日に希少な鉱物や植物が無限に湧き出る不思議な土地の権利書と、現在の魔道具製造技術を根底から覆す神秘の合成釜が父の遺産としてローランに継承されることとなる。
この二つを使って世界一の道具屋になってやると意気込むローラン。しかし、彼の自分自身も自覚していなかった能力と父の遺産は世界各地で目を付けられ、勇者に大国、魔王に女神と、ローランを引き込んだり排除したりする動きに巻き込まれる羽目に
これは世界一の道具屋を目指す青年が、爽快な生産チートで主に勇者とか聖女とかを嘲笑いながら邪魔する者を薙ぎ払い、栄光を掴む痛快な物語。
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
外れスキル「トレース」が、修行をしたら壊れ性能になった~あれもこれもコピーで成り上がる~
うみ
ファンタジー
港で荷物の上げ下ろしをしてささやかに暮らしていたウィレムは、大商会のぼんくら息子に絡まれていた少女を救ったことで仕事を干され、街から出るしか道が無くなる。
魔の森で一人サバイバル生活をしながら、レベルとスキル熟練度を上げたウィレムだったが、外れスキル「トレース」がとんでもないスキルに変貌したのだった。
どんな動作でも記憶し、実行できるように進化したトレーススキルは、他のスキルの必殺技でさえ記憶し実行することができてしまうのだ。
三年の月日が経ち、修行を終えたウィレムのレベルは熟練冒険者を凌ぐほどになっていた。
街に戻り冒険者として名声を稼ぎながら、彼は仕事を首にされてから決意していたことを実行に移す。
それは、自分を追い出した奴らを見返し、街一番まで成り上がる――ということだった。
※なろうにも投稿してます。
※間違えた話を投稿してしまいました!
現在修正中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる