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おまけ編

after 音々ちゃんは女子高生④

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 本日は体育の授業があった。

「ちょっと、きついわ……」

 そんなわけで、当然の如く体操服に着替えたわけなのだが……。音々ちゃんがとんでもないことになっていた。
 吸水性に富んだ薄い布地が音々ちゃんの爆乳を隠せるはずがなかった。むしろ体操服が引っ張られて胸部の破壊力を鮮明に見せつける結果になってしまった。擬音で表現するとパッツンパッツンである。
 もちろんそれは下も変わらない。学園指定のブルマは音々ちゃんの大きな尻をさらに強調させるだけだった。
 尻肉がブルマからはみ出ていて肉感的な部位を激しく印象づける。音々ちゃんとブルマの相性はバッチリである。ビバ、ブルマ!
 スカートで隠されていた太ももが眩しい。音々ちゃんの体操服姿に思春期男子諸君が前屈みになってしまった。大半の男子が腹が痛いだけだと言い訳しているのが笑える。

「祐二くん、その、股間が……」

 音々ちゃんが頬を朱色に染めながらチラチラと俺の股間を見ていた。はい、もっこりしてますが何か?

「これは音々ちゃんが悪いんだよ」
「えぇー。わたくしのせいなの?」

 とか言いつつ嬉しそうだな。設定上だろうが、好きな人に性的に見られて悪くは思わないものらしい。

「お前ら整列しろ! だらだらするんじゃないぞ!」

 体育教師が声を張る。声が大きいが、元々の声がこんなもんなので別に怒っているわけじゃないのを知っている。
 体育教師はその肩書通り筋肉質である。しかも強面のスキンヘッドだ。本人にはとても言いにくいのだが、教師とは別の職種の人という印象を受ける。もしくはエロ漫画とかに登場する竿役。

「そうだそうだー。お前ら早く整列しろー」

 そんな野性味溢れる体育教師の横で、何か言っている奴がいた。

「男子も女子も交互に並べー。あっ、俺のペアは音々ちゃんだからそこんとこよろしくな」

 というかそれは俺だった。
 学園全体が洗脳下にある。せっかくのこの状況。自分達だけ隠れてエッチなことするのも勿体ないと考えた。
 体育館の真ん中にマットを敷いた。準備はこれだけでいいだろう。

「よーし! これから性教育を始めるぞー! 特別保健体育だ!」

 体育教師が間違いなく全員に聞こえる声量で言った。
 もちろん俺の差し金である。面倒な体育よりも性教育の方がみんないいだろう。ほら、保健体育も授業の一環だからさ。

「会田! よろしく頼むぞ!」
「へーい」

 体育教師が俺に譲るように後ろへと下がる。これにて先生の出番は終わりだ。
 男女交互に並んでいる。一応言っておくが、普段の体育は男女別である。女の体育教師は隅っこで見守っているよ。
 さて、洗脳フィールドはどこまで俺の都合のいいように働いてくれるかな。

「よし、まずは男子。全員パンツを脱げ」

 ざわっ、と戸惑いが広がる。何か言われる前に付け足した。

「これは性教育だからな。とても大切なことで、間違いがあってはいけない。だから俺が言ったことは素直に聞いて、その通りに行動するんだ。性教育では俺が絶対だ!」

 静寂。俺の言葉が浸透するのに時間はかかったが、男子共は言われた通りにパンツを脱いだ。
 俺の言動はエッチぃものだと認識されない。あくまで授業として必要なことだと言い聞かせてやればいい。

「前は隠すなよ。手は後ろにやっとけ。女子が見るんだからな」

 男子共は恥ずかしそうに股間をさらした。勃起している奴が多いのは音々ちゃんの体操着姿を目にしたからだろう。
 ふむふむ、けっこう大きさや形に違いがあるもんだな。一応言っとくが俺は自分以外のチンポにまったく興味はない。ただ、こういうのって比べたくなるもんだろ?
 観察した結果、俺が自信喪失するようなモノを持っている奴はいなかった。普段からメイド達を相手しているからな。鍛え方が違うんだよ、鍛え方が。

「「「…………っ」」」

 痛いほどの静寂。みんな沈黙しているってのに何かを訴えてきているのが伝わってくる。
 さて、堂本の言った通りならば、学園内で行われる俺とメイド達のエッチな行為は他人から一切認識されることはない。
 だがしかし、逆に言えば俺達以外の他人のエロ行為は認識される。
 だからこそ下半身を丸出しにした男子連中は恥ずかしがっているし、それを見ている女子連中も居たたまれない感じになっているのだ。
 それでも言う通りにしてくれるってことは、それだけ堂本の洗脳が強いのだろう。この調子ならいろいろできそうだな。

「女子はブラを外しておっぱいを見えるようにするんだ。ほら急いだ急いだ。早くしないと授業が終わっちゃうだろうが」

 躊躇いはあったが、授業なのだからちゃんとしないととでも思ってくれたのだろう。クラスの女子全員がブラを外し始める。なんかブラを外す姿っていいよね。

「あ、音々ちゃんはまだいいよ。俺の隣にいなさい」
「そ、そうなの?」

 あからさまにほっとする音々ちゃん。いくら認識されないとわかっていても、人前でおっぱいを出すのに抵抗があるようだ。良かった、ちゃんと羞恥心があるんだね。
 女子のみんなはブラを外して、体操服をまくっておっぱいを見せた。ふむ、チンポと同じで大きさと形に個性が表れていますな。
 順々に確認していく。俺にメイドがいなければクラスの女子を片っ端から襲っていたかもしれない。そう思う程度にはレベルが高いんだよなぁ。
 だがしかし、美少女偏差値の高いクラスでも、学園のアイドル一人に及ばないのだ。そうしてみると藤咲彩音の戦闘力の高さが際立つ。
 クラスの女子連中には悪いけど、色気と豊満さは音々ちゃんの足元にも及ばないね。まさに子供と大人くらいの差があるからな。
 男子共はチラチラと女子のおっぱいを盗み見ている。女子も気づいてはいるのだが、講師役の俺に逆らえないようだ。可哀そうに、ちょっと泣いちゃっている娘もいる。
 特別講師としてはここでやめるわけにはいかない。心を鬼にして授業を進める。

「男女ペアで互いを愛撫し合うんだ。愛撫はセックスの基本だ。基本をおろそかにする奴はセックスを失敗するぞ。ちゃんと真面目にやってみろ」

 全員が目を剥いたのには笑いそうになった。
 色めき立ったのは男子の方だ。鼻息荒くペアの女子に迫っていく。男は欲望に忠実だなぁ。

「こ、これは授業だからね。僕が悪いんじゃないんだ。祐二の言う通りにしないとほら……た、単位がもらえないからっ」

 なんか言い訳っぽいこと言っている井出が見えた気がした。寛大な俺は無視してあげることにする。
 男子共の手は女子のおっぱいに伸ばされた。
 男はみんなおっぱいが好き。それを証明するかのようにみんな夢中になっていた。気が早い奴は乳首にむしゃぶりついていた。愛撫の解釈はみんなそれぞれである。
 女子から悲鳴が上がる。中には喘ぎ声も含まれていた。男子が上手なのか女子が感じやすいだけなのかはわからんけど。

「ほらほらー。女子もやられっ放しになるなよ。愛撫はお互いがしなきゃならないんだからな。ペニスを触っておくのもいざ本番を迎えるためなんだぞ」

 今度は男子から呻き声が上がった。
 ペアの女子に丸出しにしていたチンポを掴まれたのだ。手でしごかれてそれぞれ反応を見せる。
 上手下手は確かにあるのだろう。力加減が強すぎるのか、歯を食いしばって苦痛の表情を浮かべる奴がいる。別の奴はおっぱいに触るのも忘れて手コキの快感に身を任せているのもいた。
 男子はおっぱいを愛撫し、女子はチンポを愛撫していた。これは経験の差なのか、中にはすでにマンコに触れている男子がいたし、パイズリしている女子もいた。

「ああぁああぁぁぁっ! 出ちゃう!」
「きゃあっ!? 顔にかけないでよ!!」

 男子の情けない声が響いた。
 早い奴はこの段階で射精してしまったようだ。まさか射精されるとは思ってもなかったのか、女子がぷりぷりと怒っていた。
 声の方を確認してみれば、パイズリされたためにそのまま女子の顔や胸に精液をかけてしまっていた。男目線で言わせてもらえれば、そりゃあパイズリした君が悪いと思うよ?
 その光景を目にしたのは他のクラスメイトも同じだ。
 ここで積極的になる奴と消極的になる奴で分かれた。主に男子と女子とで反応が二分されたのだ。

「痛っ! そんなにおっぱい吸わないで……痛いよ」
「ちょっと! 歯を立てないでよ!」
「やだぁっ! オチンチン太ももに擦りつけないでぇ……っ」

 自分も射精したい。そういった欲望が表れたのだろう。男子共の愛撫に力が入る。乱暴な行為に女子はたまったものではないだろう。

「ほら! もっと激しくチンポをしごいてくれよ!」
「お、お前もあんな風にパイズリしろって……!」
「こ、こんなに濡れてんならさ……もうチンポ挿入できるんじゃないか?」

 おっとまずいな。男子連中が欲望に流されて見境がなくなってきた。

「オラッ! 口開けろって! 授業なんだから射精させなきゃ終わらないんだぞ! 祐二は僕の友達なんだから言うこと聞くしかないんだよ!!」

 特に井出がひどい。俺は別にそこまでしろとは言った覚えないんだけどね。

「ストップ! みんなストーップ!」

 手をパン! と叩いて大声を出した。ちゃんと聞こえたようで、全員ピタリと静止する。

「誰が射精しろって言った? 俺はペアで愛撫し合えとしか言ってないぞー。今射精した奴は減点だからな。早漏は減点対象だから覚えておくように」

 男子から不満そうな声が上がる。俺は教え込むように「俺の発言がルールだ」と言った。不満の声は消えた。
 ダメなことはダメと言っておかないと暴走することもあるんだな。一つ勉強になった。

「よし、そこまで。愛撫をやめて離れていいぞ」

 ほとんどの女子はすぐにペアの男子から距離をとった。中には離れ難そうにしている娘もいた。それを突っ込むのは野暮というやつだろう。
 男子連中はほぼ全員名残惜しそうにしていた。これが初めてのエロ行為という奴もいただろう。まあ良い夢見られたからラッキーだったと思ってくれ。

「次は最も重要なセックスについて教えてやろう」

 野太い歓声が体育館を響かせた。男は欲望に素直である。

「音々ちゃん」
「へ? は、はいっ!?」

 ここで出番がくるとは考えていなかったのか、音々ちゃんは珍しくうろたえていた。
 そんな彼女を落ち着かせるために、俺はニッコリと笑いかけた。

「これから俺とセックス実習するよ」

 音々ちゃんは今日初めて顔を引きつらせた。ご主人様の俺じゃなかったら見逃していたほどの微かな変化だったな。
 さて、そういう顔をしたってことは、自分がどうなるか理解したようだな。俺はニチャーと笑うのを抑えられなかった。
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