もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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おまけ編

if もし初めてのメイドが琴音だったら⑩

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「それでは、お手伝いさせていただきますね」

 彩音は膝をついて、恭しく一礼する。フリル付きのカチューシャをつけた頭頂部が無防備にさらされる。髪が綺麗だとはわかっていたが、真上から見ると頭の形も綺麗なんだなと思った。人の頭の形の綺麗さとか、まともに考えたことなかったよ。
 そして、彩音は頭を上げると眼前にある俺のチンポを握った。彼女の白くて綺麗な指が、赤黒いチンポを握るという光景は背徳的なゾクゾク感があった。

「ふおお……」

 強制的に肺から息が漏れ出た。学園のアイドルにチンポを握られただけで、かなりの快感が全身に駆け巡った。

「ご主人様の……こんなにも硬くて、温かい……」

 彩音はといえば、俺のチンポを握りながらうっとりしていた。こんな姿、学園の連中は妄想の中でしか拝んだことはないだろう。男子なら学園のアイドルのエロい姿を妄想するよね?

「はっ、私ったら見惚れてばかりでご奉仕をおろそかにしてしまいました。申し訳ありません。気持ち良くなっていただけるように、ご主人様のオナニーをしっかりお手伝いしますね」

 そう言ってから、彩音は滑らかな動きでチンポをしごき始める。学園のアイドルはどこで「オナニー」という単語を覚えたんでしょうね?
 ここで現在の俺達の格好を説明する。俺は全裸、彩音はメイド服姿だ。以上、説明終わりっ。
 彩音が俺の着替えを手伝ってくれた。制服を脱がされたところで、フル勃起したことをアピールした。
 着替えのついでにオナニーを手伝ってくれるようなので、下着も脱いだ。汚さないようにとの配慮である。無闇にメイドの仕事を増やさない。我ながらご主人様の鑑である。
 そうして、今は彩音に手コキしてもらっているというわけだ。いや、どういうわけだよ! と、心の中だけでツッコミを入れる。冷静になろうとしたけど、やっぱり無理だったみたい。こうも上手いことエロい展開に持って行けるってのも、逆に怖いものだ。
 シュッ、シュッ、シュッ……。
 力加減も擦るスピードも申し分ない。さすがは学園のアイドル。パワー、スピード、どちらも兼ね備えている。

「はあぁぁぁぁ~……」

 おっさんが温泉に浸かった時みたいな声が漏れる。だって極楽なんだもん。
 彩音がしているのはただの手コキだ。とっくに童貞を卒業した俺からすれば、快感としては物足りない行為のはずだった。
 だがしかし、相手は学園のアイドルなのだ。俺だって、なんだかんだでずっと注目してきた女子である。
 思い入れがある対象として、それは琴音以上だ。まあ琴音は俺の初めての相手ではあるし、特別な存在という点では甲乙つけがたいのだが。

「んっ、んっ、んしょっ、あ……また大きくなった……。ヌルヌルしたお汁が……とても、いやらしい……」

 それでも、あの藤咲彩音が俺のチンポを握り、一所懸命にご奉仕してくれている。もうその事実だけで感度が百倍になってもおかしくなかった。
 我慢汁が出て来て、手コキされる度にヌチョヌチョとエッチな音が部屋に響く。彩音の息遣いも合わさり、かなり興奮させてくれた。

「あ、彩音ぇ……」

 イキそうなのを我慢し、尻穴に力を入れながらなんとか声を出した。
 俺に呼ばれた彩音の動きが止まる。こっちを見上げる目を見ただけでドキリとさせられる。上目遣いはやばいって……!

「く、口を使って、気持ち良くしてくれ……っ」

 なんとかそれだけ言い切ると、彩音は本当に嬉しそうな笑顔を浮かべた。

「はい!」

 あら、良いお返事。自分で命令してなんだが、喜ぶ要素が一つもないと思うんだけどね。
 彩音の視線が再びチンポへと向く。彼女の顔が段々とチンポへと近づくにつれて、俺の心臓の鼓動が速くなる。

「ん……ちゅっ……」

 学園のアイドルが愛おしそうに、俺のチンポの先端に口づけた。
 ……ん? あれ、今のキスだったのでは? チューだったのではっ!?
 じわじわと、あまりにもとんでもない事実を脳がゆっくり理解する。そして、理解した瞬間、快楽という電流が身体中に走った。

 ドピュドピュドビュドビュビュビュブビュビュビュルルルゥゥゥゥーーッ!!

 ただチンポの先端に唇が触れただけ。けれど、それがあの藤咲彩音がしたという事実だけで射精してしまった。
 俺の興奮を表現するかのように、大量の精液が勢いよく彩音の美貌を汚していく。学園で一番有名な顔が、俺の白濁液でデコレーションされた。
 恐れ多いことをしてしまった。そんな気持ちよりも優越感の方が強かった。それはもう比べものにならないくらいには気分良かった。

「あ……はぁ……。ご主人様の……これが、精液……なのですね……」

 俺の射精が終わり、彩音は呆然としていた。呆然というか、やっぱりうっとりしている感じなんだよな。
 精液を顔面で受け止めて、普通なら嫌悪感があるだろう。臭さで顔をしかめてもおかしくないってのに、彼女は次第に微笑みを見せた。

「あぁ…………」

 むしろ呆然としているのは俺の方だった。
 快楽を優先してしまい、すっかり忘れていた。彩音とのファーストキスを楽しみにしてたってのに、うっかりムスコに先を譲ってしまった。
 バカか俺は? バカだな、俺って奴は……。

「あむ……。んちゅ…ずずっ……」
「ふおぅっ!?」

 地味にショックを受けていると、急に股間に快感が走った。
 何事かと視線を下げてみれば、彩音が俺のチンポを咥えていた。

「あ、彩音!? な、何を……っ!?」

 困惑の声を漏らせば、彩音はチンポを咥えたまま上目遣いで俺を見る。精液を顔につけたままで、エロさが限界値を超えていた。

「ほほふひふぇはほ──」
「チンポを口に入れたまましゃべるんじゃねえっ!」

 何言ってるかわからねえ! ついでに言えば、その刺激で出そうになるのが男のプライド的に嫌なので待ってほしかった。
 彩音はズルズルと、ゆっくりした動作で俺のチンポから口を離した。滅茶苦茶気持ち良い上に、視覚的にもエロくてやばかった……。危うく早々と二度目の射精をさせられるところだった。

「男の人が射精したら、お掃除フェラするのが常識ですから。がんばって綺麗にさせていただきますね」
「……」

 それは、エロ漫画の常識かな? さすがに女子高生の常識とは思いたくなかった。
 あの品行方正な学園のアイドルが、そんな常識を持っているとは考えにくい。まあ十中八九、堂本が良からぬ教育をしたんだろう。
 藤咲彩音を恥ずかしがらせながら、そういうエロいことを教え込むってのもご主人様の楽しみだと思うんだけどな……。

「では、お掃除を続けさせていただきますね。はむっ……」
「ふおぉ~……」

 再びチンポが彩音の温かい口の中へと導かれた。出したばかりで敏感になっているせいで、ビクンッと大きく震えた。
 ……うん。エロい学園のアイドルもいいんじゃないかな。俺は幸せな気分でお掃除フェラを堪能するのであった。
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