もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ

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おまけ編

if もし初めてのメイドが琴音だったら⑦

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 琴音の真剣な表情。黙っていればかなりの美少女なんだよなと改めて思い知らされる。
 こんな美少女に至近距離で見つめられたら身体がガチガチになって何もできなくなる。というのは少し前の俺だったらって話。今は股間がガチガチになって臨戦態勢が整っていた。いつでもいけるぜ!

「どう、ですか?」

 前のめりになった俺を、琴音の不安げな顔が制した。

「どうしてそんなことを言うんだ?」

 藤咲彩音をメイドにする。それは琴音に伝えていたことだし、彼女自身了承してくれたことでもあった。
 なのに、なんで今更「お姉ちゃんに手を出さないで」とか言うのか。イマイチ琴音の考えがわからない。

「お姉ちゃん、身内びいき差し引いてもアイドル並みに可愛いじゃないですか」
「そうだな。そんじょそこらじゃお目にかかれないほど可愛いからな」
「お姉ちゃん、なんでもできる上に人気者じゃないですか」
「そうだな。勉強も運動もできて、男女問わず人気があるな」
「祐二様、絶対お姉ちゃんに夢中になっちゃうじゃないですか!」

 突然琴音が吼えた。感情が高ぶったのか俺の枕をバンバンと叩く。オイ、ご主人様の枕に何しやがんだ。
 しかし、琴音は本当に何が言いたいんだ? 可愛い女子に夢中になるのは男の性だろうに。

「んー?」

 わけがわからず首をかしげる俺に、琴音が詰め寄ってくる。

「祐二様はお姉ちゃんばっかり構うようになって……、いつしかあたしのことを忘れてしまうんです! そうなったら、この火照った身体をどう処理すればいいんですか。責任取ってくださいよ!」

 そうして「うわーん!」と泣き真似をする琴音が顔を両手で覆う。女優にはなれないと確信できる大根役者っぷりである。

「いや、そんなことしねえし」
「本当ですか? あたしのこと、忘れませんか?」
「忘れるわけねえだろ。俺の童貞は琴音に捧げたんだぜ? しかも初めて処女を相手にしたのも琴音だしな。いろんなプレイもしてきたし……もう一生忘れられない女になってるだろ」

 俺の言い分を聞いて、琴音はぼぼぼと顔を真っ赤にさせた。

「一生、忘れられない女ですか……」
「だな。琴音の裸は一生忘れないぜ。感触も声も、セックスの満たされた気持ちも忘れられない自信があるからな」
「そ、そうですか……そうなんですね……ふふっ」

 ぱっと笑顔になった琴音は「いやん、祐二様ったら」と嬉しそうに身体をくねらせる。なんともわかりやすい奴である。

「まあそんなわけだから安心しろ。琴音は俺のメイドである以上、絶対に捨てたりしねえから。逃げたいって言っても俺が許さないしな」

 琴音は笑顔のまま黙って頷いた。目だけは真剣で、なんだか切実さを感じさせる。

「はい、あたしも絶対に離れませんからね。末永くよろしくお願いします」
「うむ」

 ご主人様らしく頷き返してみせる。ご主人様らしく、ってのがまだよくわかってないけどな。

「よし、この話は終わりだ。せっかくだし、ご奉仕してくれよ。元々俺の性処理に来てくれたんだろ?」

 表情筋がだらしなく緩む。エロい顔してるんだろうなーと、鏡を見なくてもわかった。

「はい……祐二様にご奉仕、させていただきますね……」

 対する琴音はメスの顔をしていた。うん、エロいですね。男をその気にさせてくれる顔だよ。


  ※ ※ ※


 薄暗がりの室内。温かくて湿っぽい空気が流れていた。

「はぁんっ! あっ、あっ、あっ、ああっ! 祐二様すごいよぉ!」

 騎乗位で、自ら腰を振りながら喘いでいる琴音。明かりをつけていなくても、彼女のスレンダーな裸体がくっきりと浮かび上がっていた。
 寝る前だったからか、普段のツインテールではなく髪を下ろしている琴音。上下に動く度に長い髪が波打っていて、なんだか色っぽさが増していた。

「おふ……いいぞ琴音。その調子だ……」
「あっ、あっ、あっ、あんんっ! オチンチンが熱くて硬くて……あたしの内側がゴリゴリって削られちゃうっ」

 とか言っているが、動いているのは琴音ばかりである。俺は騎乗位で腰を振る彼女を眺めているだけだ。
 ただ寝ているだけでチンポが気持ち良くなっていく。楽して快感を得られるって、やっぱご主人様は最高だな。
 ゆっくり楽しみたいところだが、残念ながら明日は学校だ。あまり夜更かしするわけにもいかない。

「んああっ! んっ、んっ、ふにゃああっ! 祐二様にごつごつって突かれちゃってます! 子宮まで当たっちゃう! ひああっ!?」

 琴音の細い腰をがっと掴み、彼女の身体が浮き上がるくらい大きく突き上げる。いきなり動いたからか琴音が悲鳴じみた喘ぎ声を上げた。
 繋がった性器の間からグチュグチュと淫らな音が聞こえる。愛液が溢れてきたのがチンポを通してわかった。温かいものがチンポに絡みついていく。

「いいぞ、琴音のマンコの締めつけは最高だ! 俺が射精するまでそのまま締めつけてろよ」
「はいぃ! 祐二様のオチンチンぎゅってしますっ。たくさん精液出してください! あたしの中で気持ち良くなってぇーーっ!」

 ガンガンと乱暴に腰を突き上げた。両手に力を込めて、決して逃げられないように固定してやる。
 スベスベした肌触り。細い腰からは女の子らしい繊細さを感じさせる。乱暴に扱っては壊してしまいそうだ。
 そんな年下美少女を性のはけ口にする。さっき琴音本人が言ったことではあるが、美少女を性処理として思い通りに使うというシチュエーションに興奮せずにはいられない。
 股下から熱の塊が駆け上がってきた。気持ち良さに任せて、動物のように腰を叩きつける。

 ドピュドピュドピュドビュビュビュビュビュルルルルーーッ!

 なんの断りもなく、琴音の膣内に精液を発射した。まさに発射と呼べる勢いだった。
 射精の気持ち良さでビクビクと身体が震える。シンクロしたみたいに、琴音もビクビクと身体を震わせていた。

「ゆ、祐二様ぁ……。あぁ……あたしの中、いっぱい出されちゃってますぅ……」

 射精が終わると、琴音が糸の切れた人形のようにバタリと前のめりに倒れ込んできた。俺の胸に顔を押しつけながら、彼女はうわ言のように俺を呼ぶ。

「はぁ、はぁ、はぁ……よかったぞ琴音。めっちゃ気持ち良かった」

 俺の言葉に反応してか、琴音の膣内がぎゅぎゅっと締まった。尿道に残っていた精液がビュッと出たのを感じた。

「祐二様……祐二様ぁ……」
「なんだ?」
「お姉ちゃんとエッチしても、あたしのこと忘れないでくださいね? いつでも可愛がってもらえる準備はできてますから」

 琴音は汗ばんだ額を俺の胸にぐりぐりと押しつけた。まるで匂いをつけられているみたいだな。
 亜麻色の長い髪を撫でる。女子の髪って男子と全然違うよな、と思いながら感触を楽しんだ。
 自然に後輩美少女の頭を撫でているとか、俺も短い間に成長したものである。モテ男ってこんな気分なのか? 少なくとも、非モテ男子とはもう呼ばせないぜ。

「琴音は俺のメイドだからな。お前みたいな美少女メイド、飽きたり忘れたりなんかできるかよ。性欲処理したくなったらいつでも使ってやるからな」
「祐二様……」

 けっこうひどいこと言っちゃったなと思っていたのに、琴音はうっとりした顔を俺に向けていた。都合のいい世界はここにあった。
 イケメンは何を言っても許されると聞いたことがある。つまり俺はイケメンになったってことか! ……違うってわかってるけどな。そこんとこは勘違いしないように気をつけよう。
 せっかくなので、繋がったまま琴音といっしょに眠りにつくことにした。
 今日はなんとなく琴音に遠慮して藤咲さんに指一つ触れられなかったけど、明日こそは触るどころか、揉んだり摘まんだり撫でたり……いろいろやってやるのだ!

「明日っていうか、もう今日か」

 時計を確認すれば、とっくに日付が変わっていた。ていうか今すぐ寝ないと朝起きられなくなりそうな時間だ。早く寝ないと睡眠不足でまともにエロいこともできなくなる。
 いつの間にか寝息を立て始めた琴音を抱き枕に、俺は目を閉じた。なんだかひんやりとした空気が入ってきたように感じたけれど、睡魔に襲われては気にする余裕はなかった。
 琴音の柔らかい身体と女子特有の匂いに包まれる。この後、とても良い夢を見れた。
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